(記事の執筆者)この記事の執筆者は日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えているオンライン英語学習サービス、ハルヨン代表のはるじぇー @HAL_Jです。
本記事では商社や外資系企業の足切りとして示されることが多い、TOEIC700点レベルの英語力についてまとめました。
英語学習者の中には就活や転職活動のために、TOEIC700点以上の取得を一つの目標にしている人もいると思います。
ただし、TOEIC700点レベルの英語力では、就活や転職時に必ずしも評価されないという事実があります。
本文中でも詳しく説明しますが、TOEIC800点以上を獲得していないと他の候補者との差別化に繋がりづらいのです。

- 名前 チヒロさん
- 留学期間 18週間(約1,000時間の学習)
- TOEIC450点(L255点、R195点)→ TOEIC730点(L365点、R365点) ※280点アップ
写真のチヒロさんの学習カリキュラムはハルヨン代表の柴田 @HAL_J が作成しました。
この記事では「TOEIC700点の英語力」と「TOEIC700点に到達するための具体的な学習方法」を紹介した上で、TOEIC800点、さらにTOEIC860点(Aレベル)、TOEIC900点を取得するためにするべき学習方法について記していきます。
この記事を読んで、目標スコアの取得を目指してください。
この記事で書かれている教材・学習法を実際のレッスンで体験されたい方はリンク先ページにあるオンライン説明会/個別相談会の申し込みも検討下さい。
TOEIC700点の英語力はどのように評価されているのか
簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る
英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度を見てみると、TOEIC L&R試験の点数帯毎にどのような業務ができるのかがまとまっています。

(上記画像の右項目)TOEIC L&R試験の点数に応じた英語スキルは下記になります。
- TOEIC800点以上…通訳なしでの海外出張に一人で行ける、海外赴任できる
- TOEIC600-800点未満…簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る
- TOEIC600点未満…挨拶ができる
TOEIC700点の人達が所属するグループ(TOEIC600-800点未満)においては「簡単な業務連絡などが出来る」「取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る」が主な業務内容です。
一方、「通訳なしでの海外出張に1人でいける」「海外赴任できる」という能動的な仕事はTOEIC800点以上のグループが行っています。
TOEIC700点の場合、仕事として英語を使えるけれど、あくまで簡単な事務作業を担当している様子が推測出来ます。
英語を使ってより積極的に仕事をしたいのであれば、TOEIC800点以上の英語力が必要であることが分かります。
【大学生の場合】TOEIC700点がどのように評価されるのか
大学生がTOEIC L&R試験スコアを最も有効活用できるのは就職活動時です。
一般的に就職活動の際に履歴書に書いて評価される点数はTOEIC600点以上からと言われています。
目安になるのは「過去3年間の内定者受験者数推移と平均スコア※」です。
※TOEIC® Listening & Reading Test 公式データ・資料より

2019年度のデータ、内定者全員が強制的に受験させられることが多いIPテストのデータにおいても、平均547点という中級者水準の英語力が平均点となっています。
544点(2016年度)、539点(2017年度)、538点(2018年度)、547点(2019年度)と平均点が推移しています。
この点数帯だと内定者としては可も不可もなしです。
少なくとも他の同期達から頭1つ抜けられるTOEIC600点以上の得点が履歴書に書いて評価される点数です。
そしてTOEIC700点であれば、通常よりも頭2つ抜けて英語力が高いと評価されます。
人気企業ではTOEIC高得点は必要条件の1つでしかない
ただし、競争倍率が高い人気企業である商社や外資系企業においてはTOEIC800点が足切りラインになっていることも有ります。
この場合はTOEIC800点を獲得していることを前提に、その他の強みを提示していく必要が有ります。
就活時・転職時に周りと明確な差をつけたい大学生のみなさんは、できるだけ早いうちにTOEIC800点を取得し、英会話能力の向上させる、またその他のスキル獲得やインターンシップの業務経験などを積む必要がります。
【社会人の場合】TOEIC700点がどのように評価されるのか
社会人の場合、会社内での「異動・昇進・昇格」の際に、規定以上のTOEICスコアを求められることが多いと考えられます。

英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度においては、英語を使用する部署の中途採用においては53.8%がTOEIC LR試験の点数を要件・参考としており、求められるスコアは「620点」となっています。
そのため社会人にとっても、TOEIC700点あればこの要件・参考の条件を上回れます。
ただし、すでに述べたように、能動的に仕事を進めるにはこのTOEIC700点という実力では無理です。
英語力が現在の職場で必要とされているかどうか

「職場での英語の使用状況と現在の英語スキル」のアンケートの赤文字になっている3項目を見てみましょう。
ビジネスパーソンに自身の職場での英語の使用状況を尋ねたところ、現在は「英語は海外との取引がある部署だけで使われる」(33.9%)が最も多く、「社内で英語を使うことはない」(29.2%)が次点です。
しかし、3年後の見通しでは両項目ともに割合が減少、英語は海外との取引がある部署だけで使われる」33.9%⇒24.5%、「社内で英語を使うことはない」29.2%⇒18.0%となっており、英語の必要性は増す未来が予想されます。
また、「人材採用時、配属部署の決定や異動時に、一定の英語能力が求められる」が現在の17.8%から3年後には29.8%に増加。
このアンケート結果からは会社として英語を使用する割合が増えていくことが予想されます。
リストラ(首切り)対策のための英語力
「英語力の低さ」を理由に人員解雇を進める企業もあるため、そのために必死になってTOEIC800点を獲得する必要がある、という話も定期的に聞きます。
日本国内で業務が完結している企業であれば、今後もそういったことは起こりえませんが、「主な売上先が海外市場に依存している企業」や「外資系企業の日本法人(現地法人)」の場合は、一定以上の英語力があることが自身のキャリアにおけるリスクを減らすことに繋がります。
TOEIC700点では仕事が能動的に出来ないこと、また書類選考や配属において不利になる可能性が依然としてあるため、もうひと回り高い英語力であるTOEIC800点を目指すのがお勧めです。
英語力と年収は比例傾向に有り
そしてまた、英語力と年収は比例する傾向に有ります。つまり、TOEICの点数を上げれば収入も上がるということです。英語を学ぶことで業務の範囲が広がり、収入アップに直結するのであれば、英語は身につけた方が良いです。
私自身は製造業に勤めていた経験から、「担当する市場の大きさに収入は依存していくのだな」という実感が有ります。
つまり、「小さな国内市場だけを相手に商売する」のと「世界の市場を相手に商売する」ので、その「売上の大きさ」と「利益の大きさ」が2桁は違ってくるということです。
専門職・研究職の方の場合だと、参考資料を調べるとなると英語文献に必ずたどり着くという状況になってきているため、より切実な要望を聞きます。実際、ハルヨン受講生を見てみてもITエンジニアの方の受講が多いです。
また、経営者として社員の配属をした際に感じたこととしては、英語力が低い場合だと任せられる仕事がかなり限定されるため、配置が難しいということです。
英語が出来ないというだけで、特定の仕事を担当させられなくなるので、配属で不利になりたくない方は最低限英会話でやり取りできる英語力(TOEIC800点以上)を身につけることを目指しましょう。
TOEIC700点の4技能(聞く・読む・話す・書く)を分析
TOEIC L&R試験では英語の聴き取り能力を測る「Listeningパート」と英文読解能力を測る「Readingパート」に分かれています。
「Listeningパート350点+Readingパート350点=TOEIC700点」とした場合、TOEIC700点レベルの英語4技能(聞く・読む・話す・書く) がどのようなものか見ていきましょう。
(聴く力) TOEIC Listeningパート 350点の実力とは?
Listeningパートで350点を取得している人の場合は、聴き取った英語を日本語に訳すことなく、英語のままで理解できるようになります。
英語を英語のままで理解できている間は、少し早い会話やアナウンスの意味の概要も掴むことも可能です。
仕事で使用する英語に関しては、相手の話している内容も8割程度はわかる状態です。
しかし、そのように理解できるのは仕事場で頻繁に使用される会話や、自分の専門の分野に限った話です。
また、英語を聴き取るためには集中しなければならないレベルですので、会話の参加人数が増えるとついていけない場合も多いです。
一対一の会話など、分からないことを随時質問して確認できる環境であれば、相手の言っていることはほぼ理解できます。
しかし、Native English Speaker同士が話している自然な英会話の速度の中では、たまに知っている単語が聴き取れるくらいの状態で、全然英会話にはついていけません。
(読む力) TOEIC Readingパート 350点 の実力とは?
Readingパートで350点取得できている人は、英文法・英文読解の基礎を習得しているといえます。
その上で、不定詞、比較、現在分詞/過去分詞による修飾、分詞構文、仮定法過去/仮定法過去完了のwould/could/mightなどの丁寧表現の使い分けなど、難易度の高い英文法表現も時間をかければ、しっかりと理解できるだけの基礎力もあります。
しかし、それぞれの文法項目に対する理解がやや浅いため、限られた時間の中で正答を選ぶ際に正確性が下がってしまうことが見受けられます。
英文法・英文読解について十分に理解としていると言えるのはReading Partで少なくとも400点以上のスコアですので、もう少し深く英文法・英文読解について学ぶ必要が有ります。
実際に英文を読む際には背景知識がある分野であれば、辞書を調べつつ読み進めることができますが難易度が高い英文になると理解できません。文章の内容もある程度正確には理解できますが、100%理解は出来ません。
背景知識がない分野や自身の興味のない分野の文章に関しては、辞書を使いつつも理解できない箇所も散在し、英文読解にはかなりの労力を必要とします。
職場においては、社内の英語資料も読み解くことができ、業務に必要な内容も理解可能ですが、時折解釈にズレが生じる場合もあるので、英文を読む際には常に気を張る必要がある状態でしょう。
(話す力)TOEIC700点レベル…ほとんどの人たちは満足に話せない。
TOEIC700点レベルになると「話す経験や訓練の有無」でスピーキングにかなりのばらつきがあります。
700点台でも話す訓練を受け、十分に経験を積んできた人であれば、かなり流暢に英語を話せる人もいます。
その一方で、話す訓練を一切してこなかった人の場合、700点台のスコアを持っていてもほとんど全く話せません。いわゆる「TOEIC高得点だけど、英会話が全く出来ない人」のことです。
自己紹介すら満足に出来ないことも有ります。日本人の多くはこれに該当します。
最低限の基礎力はあるので、英会話の勉強をすれば文章単位で話せるだけの下地は有ります。
(書く力)TOEIC700点レベル… ほとんどの人たちは満足に書けない。
TOEIC LR試験では書く力は測られないため、英会話と同様に英作文も出来る人は稀です。
スピーキングに比べて時間をかけることのできるライティングでは、大きなミスなく文章を作れるようになります。
翻訳ツールを使って、時間をかけばそれなりに正確で複雑な文章を作成することが出来ます。
高度な内容を書こうとしなければ、英文の間違いも少ないです。
日常的な内容や仕事に関係することなど、背景知識が自身にある場合には、書いた英語によって誤解が生じることは稀になってきます。
これらの文章に関しては、時間もさほどかけずに書くことが可能です。
しかし、自分の不慣れな分野や、読み手と事前に共有されている情報がない状況で書いた文章においては、意味が通じないことがあります。
どのように表現したら良いのか分からず、独力では文章を完成できない、あるいは時間をかけないと書けない場合もあるでしょう。
TOEIC700点は日本人のトップ1割に入る英語力
TOEIC700点以上の人がどれだけの割合なのか、TOEIC LR試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を見てみましょう。

2019年のTOEIC LR試験・IPテストにおいて700点以上の点数を獲得した人の割合は約11-12%(1.3%+1.4%+2.1%+2.9%+3.8%=11.5%)の割合です。
TOEIC700点以上の人たちは受験者全体の上位1割に近い位置にいます。
TwitterなどのSNS上ではTOEIC700点というとそれほど大したことがない印象があります。
でも実際のところ、TOEIC700点を取れる受験者は日本人の上位1割に属するだけの非常に高い英語力がある人達であると言えます。
※このデータはIPテストのものです。TOEIC公開テストとIPテストではデータが異なりますが、内容がやや専門的なものになったため、下記の記事に別にまとめました。興味がある人だけ読み進めて下さい。

TOEIC700点レベルに到達するための必要な学習時間
これ以降でTOEIC LR試験700点、800点、900点に到達するための学習方法を紹介していきます。
が、その前にどれくらいの時間でTOEIC LR試験の点数を上げられるのかを見てみましょう。
【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】 |
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200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。 |
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。 |
400点から500点 ⇒ 250〜300時間 |
500点から600点 ⇒ 250〜300時間 |
600点から700点 ⇒ 250〜300時間 |
700点から800点 ⇒ 500〜600時間 |
800点から900点 ⇒ 500〜600時間 |
上記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要な時間です。
例えばTOEIC500点からだと500時間~600時間はかかることを想定して学習計画を立てましょう。
平均的な大学生の英語力より少し低いTOEIC400点からだと750時間~900時間がかかる見込みです。
なお、専門家の指導がなく独学で学習計画を立てた場合、だいたい迷走しますので、その場合にはここで書かれている時間の1.5~2倍はかかる可能性が有ります。
時間を無駄にしたくない方は、基礎力を確実に上げてくれる、Reading Part、英文法・英文読解に力を入れているTOEIC LR試験対策スクールを選ぶと良いでしょう。
TOEIC700点レベルに届く勉強法
TOEIC LR試験の分類では730点以上をBクラス、860点以上をAクラスとしているため、書店に並ぶ参考書でもTOEIC700点よりもTOEIC730点のものの方が多くなっています。

TOEIC700点まで到達すれば後はTOEIC800点まで間近であるため、ここではTOEIC LR試験で700点を目指し、さらにその先のTOEIC800点に到達するために必要となる学習方法と教材を紹介していきます。
ここで紹介する参考書はTOEIC LR試験で400点前後の方々が英語学習をする場合を想定してまとめました。TOEIC500点以上の方々は必要な箇所のみを確認下さい。
それぞれの参考書をやり込む際には、下記記事で紹介しているアプリ(Audipo, Repete Plus)を使用して、黙読・リスニング・音読・暗唱といった定着学習を行いましょう。

より詳しく英語学習方法について知りたい場合にはこの記事を執筆している柴田 @HAL_Jが提供している英語学習サービスのハルヨンの受講を検討ください。⇒ハルヨンのオンライン説明会/個別相談会お申込み
高校英文法の基礎固め参考書 共通教材
TOEIC800点以上のスコアを獲得するには、高校で学ぶ英文法をもれなく理解している必要があります。
現時点でReading Partが350点未満の方は高校英文法の理解漏れがある可能性が高いです。
そのため、再度高校英文法の範囲について通読しましょう。
お勧めの参考書は下記の3冊(+補助教材1冊)です。
中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版では一昔前に高校英語で学んだ範囲も含んでいます。
なんと仮定法過去もこの中3英語に含まれています。

高校英語で学ぶ内容を数多く含んでいるため、高校英語からの学び直しを考えている人も、この中3英語の参考書からやり直した方が良いと私は考えています。
他に難し目の項目としては、現在完了形、不定詞の応用、関係代名詞、使役動詞が本書では取り扱われています。
いま上げた分野についての自信がない方は中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版に取り組みましょう。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版
私が監修していた語学学校で本書、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を使って、多くの生徒が基礎固めを行った、十分な実績のある1冊です。

高校英文法を一通り学び直すのにお勧めの1冊は下記です。
薄めの参考書であるため、一通り確認するだけであれば、それほど時間は必要有りません。
Reading Partで350点未満の人向けの参考書です。R350点以上の人には不要です。
補助教材 Evergreen…辞書のように確認する参考書

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版は説明が簡易的なものであるため、より詳細に英文法について確認をしたい場合にはこのEvergreenを使用下さい。
TOEICテスト英文法プラチナ講義
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を一通り終えた後に着手すると良いのが、下記の易しめのTOEIC LR試験向け英文法書、TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義です。

本書の対象レベルはReading Part 175点~295点の方向けです。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版の内容を一通りこなしていれば、R175点相当に到達していますので、引き続き本書を使って学習を進めて下さい。
易しめですが、解説文を完全に理解するにはReading Part 400点以上の実力が必要ですので、中上級者が復習目的で一通り通読する使い方も悪くはない使い方です。
本書を通読することで、TOEIC LR試験で必要になる英文法の基礎事項を一通り学べます。
ここで紹介した2冊(+1冊)の使用方法の詳細については下記の記事を確認ください。

最重要の入門英文問題精講
TOEIC LR試験で600点、Reading Partで300点に到達出来ない人は英文法・英文読解についての知識が欠けていると言えます。
難易度が高い複雑な構造の英文が来たらお手上げという人にお勧めなのが、大学入試対策の参考書である入門英文問題精講 4訂版です。

TOEIC LR試験対策の参考書ではここまで高い水準で英文法・英文読解について学べる教材は有りません。
“最重要”とあえてタイトルに付けてまて、TOEIC LR試験対策の中にあえて大学入試参考書を紹介しています。
急がば回れになりますが、TOEIC LR試験の点数を伸ばせない人は本書に取り組みましょう。
本書はReading Part 350点未満の方々にお勧めの教材です。
また、将来英語の先生を目指している方は、TOEIC900点以上の上級者でも読んでおくべきです。自分が高得点を取れるのと、他の人に教えられる体系的な英文法の知識があることは別物ですので。
本書を読破することで、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版と TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義で学んだ内容をさらに発展させましょう。
入門英文問題精講 4訂版 の使用方法の詳細については下記にまとめました。

TOEIC900点、英検1級、TOEFL、IELTSを想定されている方向け 追加参考書
入門英文問題精講 4訂版を終わらせた後に品詞分解についてさらに学ぶための参考書2冊を紹介します。
ただし次に述べる2つのどちらかの条件に当てはまる人にのみお勧めします。
- TOEIC LR試験で860点、900点超えを狙う人
- TOEIC LR試験だけでなく、英検/TOEFL/IELTSの勉強のための基礎力を付けたい人
これから紹介する2冊はTOEIC800点で十分な人には不要な負荷が重い参考書ですので、上記条件に合致しない方は着手する必要は有りません。

大学入試レベルの24本の英文を読み込みながら、読解力・リスニング能力を高めます。
入門英文問題精講の姉妹編です。本書も難易度は高めですが、このレベルの英文を品詞分解しながら読めるようになれば、TOEIC LR試験の英文読解で困ることは有りません。
入門英文問題精講 4訂版を読み切った人であれば本書の内容を理解出来ます。

大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル]も英文読解を学ぶ参考書です。入門英文問題精講 4訂版よりも長めの英文で品詞分解について学べます。
これら2冊の詳細に関しては下記の記事を確認ください。

TOEIC試験で不動の基礎力を築く5冊の英単語本
ここから先はTOEIC LR試験の対策参考書を紹介していきます。
身近に英文法・英文読解に関する先生がいる場合は、これから紹介する参考書からいきなり着手していっても大丈夫です。そうでない場合は「先生がいない場合の教材 英単語・英文法・英文読解についての基礎固め」の教材から着手下さい。
TOEIC LR試験で730点、800点、860点を超えるに当たって必要になるのは何は無くとも英単語・語彙・ボキャブラリーです。
また、TOEIC LR試験対策にいきなりとりかかっても知らない英単語・英語表現が頻繁に登場する場合、試験対策どころではないです。
1行読んで2個も3個も知らない英単語が出てくる場合、すぐに挫折します。そのためまずは知っている英単語・英語表現の数を増やしましょう。その上で英文を正確に早く読む訓練(試験対策)をしましょう。
TOEIC600点未満向け 銀のフレーズ
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」がお勧めです。

TOEIC600点を目指す人向けの英単語帳ですので、初級者向けです。TOEIC600点以上の方は着手する必要は有りません。
英文の中で英単語を覚える 出る語句1800、STANDARD 1800
英語長文を読み込む中で、TOEIC LR試験に必須の英単語・英語表現を学びます。
ここで紹介している2冊をやりきれば、それだけでTOEIC800点に到達することすら可能です。

【ハンディ版】TOEIC L&Rテスト出る語句1800+[音声DL付]
TOEIC LR試験で必要になる英単語を一通り学びます。現時点でTOEIC LR試験で500点以上(Reading Part 250点以上)の人向け。
ストーリー展開があるため、記憶に残りやすい構成です。また、英会話の教材としても優れています。

TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2 (速読速聴・英単語シリーズ)
現時点でTOEIC LR試験で600~800点の人向け。全体的に公式問題集よりも難しめの記事ばかりです。
帯には「スコア500~700点を目指す方」向けと書かれていますが、600点未満の人が独学で取り組むには難易度が高めかと思います。
Reading Partの英文記事にもリスニング音源が付いているので聴き込んで下さい。
公式問題集と比べると、持ち運びがしやすい大きさですので、勉強を継続し易いです。
仕上げの金フレ、金のセンテンス
英語長文を読み込む中で覚えた英単語をさらに定着させるための復習用教材として、一覧性と網羅性に優れたTOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズは最適です。

これまで読み込んだ英語教材で学んだ英単語・英語表現に漏れがないか確認していきましょう。
フレーズ単位ではなく、1英文単位で復習できるTOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンスもお勧めです。

それぞれの英単語帳の使用方法
ここで紹介した5冊の英単語帳の使用方法の詳細については下記記事を確認下さい。
内容がとても長くなったため、別記事にまとめました。

TOEIC LR試験の参考書 英文法の確認・総仕上げ
Part5対策 TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック!シリーズ
TOEIC LR試験 Part5の英文法問題対策の参考書、Part5対策では老舗シリーズが千本ノックシリーズです。

(2021年6月発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略
Reading Partが300-400点の学習者向けの参考書です。
それ未満の英語力(R250~R350点)の方には新シリーズの1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 文法徹底攻略。がお勧めです。
千本ノックシリーズはTOEIC LR公式問題集よりも長めの例文が用いられており、解説も公式問題集より詳しい点が良いです。
学習順序としてはTOEIC公式本でPart6, Part7の長文問題に入る前に、英文法の不明点を無くすために取り組むのがお勧めです。
Part5の英文をきちんと品詞分解して読めるようになれば、残りのPart6、Part7の英文も問題なく読めるようになりますので、この順番がお勧めです。
千本ノックシリーズ 既刊一覧
千本ノックシリーズは毎年1冊新しいものが発売されているので、新しいものから順番に着手していきましょう。
そうすることで最新のTOEIC試験対策の傾向を知ることが出来ます。

(2021年6月発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略
「千本ノック」というタイトルですが、1冊に1,000題の問題が含まれているわけではありません。
そのため1冊だけではやり込みが不足するので、同じシリーズのものをもう1冊着手しましょう。最低2冊、出来れば3冊をこなしましょう。

(2020年5月発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 2 英語の筋トレで無理なくムダなく

(2018年発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! これなら続けられる英語の筋トレ
※【注意】次に紹介する炎の千本ノック! 文法徹底攻略と英文が半分近く(50英文)が重複しています。

2021年の7月に発売された1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 文法徹底攻略。
従来の千本ノックシリーズでさんざん言われていた「解説が不親切」「解説が初級者に優しくなく、上から目線」という点について強化された新しい試みの参考書です。
Reading Partが250点~350点の点数帯の方々にお勧めです。
千本ノックシリーズの使用方法の詳細について
長くなりましたので、下記の記事に独立させました。こちらを確認下さい。

TOEIC LR試験総仕上げ 公式問題集で模擬試験→本文を丸暗記
TOEIC公式本、TOEIC公式問題集と言われている「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」シリーズの有効活用方法を紹介します。
2022年3月時点で、公式問題集だけで8冊も出版されています。最新版は下記の紫表紙のものです。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8
公式問題集をどのように使用すれば良いのか。
模擬試験の点数の算出方法はどうなっているのか。
公式問題集を使いこなすために必要な英語力はどれくらいか。
公式問題集を終わらせるにはどれくらいの期間がかかるのか。
そういった一連の情報を下記記事にまとめましたので確認ください。また、Listening PartとReading PartのそれぞれのPart毎の攻略方法をまとめた記事も合わせて紹介します。
(公式問題集の全般的な使い方に関して)

(Listening Part、Reading PartのそれぞれのPartの対策について)


TOEIC600点から取り組みたい、TOEIC860点獲得後を見据えた学習
TOEIC LR試験はListening(英語を聴く力)とReading(英語を読む力)を測るための試験です。
そのため、TOEIC LR試験でいくら高得点を取っても、満点であるTOEIC990点を獲得しても、英会話や英作文は出来るようにはなりません。
実際、TOEIC900点の上級者でも、さらに言うとTOEIC990点を連発するTOEIC試験専門の先生でも、英会話が苦手な人はかなりの数がいます。
就職活動・転職活動においても、TOEIC LR試験の点数は実際は「英語がどれだけ出来ないかを測定するための指標」として使うことが多いです。
ですので「TOEIC860点(Aレベル)」という高得点で書類選考を突破しても、その後に控えている英語面接でまともにやり取りできない場合は当然採用されることは有りません。
ここからはListening(英語を聴く力)とReading(英語を読む力)だけでなく、Speaking(英語で話す力)とWriting(英語で書く力)を伸ばすための方法を記していきます。
自分自身で使うための英文法の学習
TOEIC LR試験で600点に到達したら取り組むべきなのが、自分自身で使うための英文法の学習です。
例えば、下記の英文法に関する質問は、TOEIC LR試験900点の人でも満足に答えられないことが多いものです。
(質問1)
未来形 willとbe going toのニュアンスの違いは何か。また be動詞 -ing の現在進行形で未来形を表すことがあるが、これはどういう場合か。
(質問2)
To smoke と Smoking、不定詞と動名詞でニュアンスはどのように異なるのか。
(質問3)
過去形、現在完了形、現在完了進行形、過去完了形、過去完了進行形。これらのニュアンスの違いは何か、どのように使い分けるべきか
(質問4)
助動詞 would, could might はどのような違いがあり、どのように使い分けるべきか。
いずれの質問も難易度はそれほど高くありません。
TOEIC LR試験のように受動的に試験問題を解くだけの試験であれば、これらの知識が不要です。そのためTOEIC LR試験対策に絞って英語学習をし、英会話経験がない人はこれらの質問には答えられないのではないでしょうか。
そして、実際こういった知識がなくても TOEIC900点すら取ることは可能です。しかしながら、こういった知識がないTOEIC800点、TOEIC900点の人たちがどういう人達かというと「TOEIC高得点だけれど、まともに英会話・英作文が出来ない人」です。
そういった使えないTOEIC高得点の人にならないために必要な「自分自身で使うための英文法の学習」に関して下記の記事にまとめました。
この学習方法はTOEIC LR試験対策とも相性が良いものですので、早い時期から取り組むのをお勧めします。

発音の学習…リスニング対策、そして英会話が出来るようになるために必須
独学であまり費用をかけずに発音について学ぶ場合は、TOEIC LR試験で600点を超えたあたりから英語の発音の学習も行いましょう。これ未満の英語力だと、英語を聞いた経験が少なすぎて、発音について学習をしてもあまり効果が有りません。独学の場合は中級者になってから発音について学び始めましょう。
資金的な余裕が有り、マンツーマンレッスンでの発音矯正レッスンの受講を検討している場合は、初級者の段階で一通り発音矯正レッスンを受講するのも悪く有りません。
マンツーマンレッスンによる発音矯正レッスン、独学での学び方、それぞれ順番に紹介していきます。
フィリピン人教師による発音矯正レッスン
独学で書籍や動画で発音についても学ぶことが出来ますが、マンツーマンレッスンで正しい音が発音できているかどうか確認された方が学習の効率は段違いに良いです。
マンツーマンの発音矯正レッスンに関しては格安オンライン英会話、フィリピン留学によりフィリピン人教師による発音矯正レッスンが注目されるようになりました。
「フィリピン人から英語の発音を学べるの?」という方もいるかと思いますので、ここで実際にどのように発音を学べるのかという動画を1つ紹介します。
下記は日本人の弱点として有名なLとRの識別に関してです。実際にできるかどうか挑戦してみてください。
Rの音は喉の奥で発音するため、若干こもっているのが特徴です。みなさんは区別できましたか。
「英文法」と並んで「発音」に関する知識も上級者になるためには必須であるため、ハルヨンでも発音矯正レッスンを提供しています。
発音の知識が欠如している場合、英会話だけでなく、英語の聞き取り(Listening)においても著しく不利になるため、実際は初級者のなるべく早い時期から発音について学ぶことを推奨しています。
ただ、当然ながらマンツーマンレッスンでは独学よりも当然お金がかかるので、資金面で余裕のある方の選択肢になります。発展途上国であるフィリピン人教師から学ぶ場合は割安の料金で学ぶことが出来ますが、それでも独学と比べると高いです。※ハルヨンの場合、発音について一通り学べる1回50分×40回のレッスンで約10万円の授業料
独学で発音について学ぶ場合
発音学習、最初に取り組むべきことは発音記号の学習からです。発音記号の学習には下記の英語耳がお勧めです。

日本音発音教材で最も有名なのが本書です。本書を読破することで発音記号について一通り学習出来ます。
独学で発音を学ぶのは限界がある。
しかしながら、発音の学習に関しては、書籍だけでの学習は難しいです。書籍を使った独学では適切に音の出し方を学習出来なかったり、あるいは何らかの誤った発音方法を身につけたりします。
発音の学習は、基本的に机に向かって行うListeningやReadingの学習とは異なり、どちらかと言えば歌唱や運動に近いです。そのため一通り書籍で学んだ後でも、マンツーマンレッスンで実際に自分が出来ているのかどうか確認をする必要が有ります。
ここで英語の発音が日本語とは異なることを実感してもらうために、まずは基本的な母音の違いを見てみましょう。
下記の動画は”曖昧母音” /ə/ と”back a ”/ɑ/の音を比較できる動画です。日本人学習者のLRといった子音だけなく、母音も苦手です。発音について学んだことがない方は、これら基本的な音から学びなおしましょう。
これらは英語発音における最も基礎的な発音の知識です。こういった知識がなくてもTOEIC800点、TOEIC900点まで到達することは可能です。しかし、発音についての知識が有る方が当然ながらListening Partの理解度は上がります。
そして、発音について学ばずにTOEIC高得点を取っても、発音に関する知識がないと「母音の区別はめちゃくちゃ」「子音の区別もめちゃくちゃ」となって、英会話において非常に苦労します。そのままでは英会話通じないことが多いです。
発音をこの段階から矯正するとなると、これまでに覚えた英単語を改めて暗記しなおす必要があるため、二度手間になります。最初から発音記号を見ながら暗記をすれば一度で済んだところが、もう一度「発音」に注目して覚え直す必要があるという二度手間です。膨大な時間を浪費することになります。
発音矯正レッスンはできるだけ早めに受講した方が良いです。そうでないと後から間違って覚えた発音を矯正するのがとても大変ですので。
L と R が日本人が出来ないことはよく知られていますが、日本人の場合だと b と v の違いも壊滅的に出来ないです。易しめの s と sh の違いも分かっている人は稀です。
繰り返しになりますが、発音矯正は独学が難しいです。そして、日本人に発音矯正レッスンを提供できるプロの教師の数も限られています。そのため発音について体系的に学べる教育サービスは日本ではまだほとんど全くありません。
現在ハルヨンではその数少ない日本人向けに特化した発音矯正レッスンを提供しています。※リンク先にレッスンの紹介が有ります。
ニュースで学ぶ「現代英語」…時事英語で息抜きをしながら、総合力を高める。
TOEIC LR試験で目標点を取るだけであれば、TOEIC LR試験の問題集をやり続けるのが最短距離ではあります。
しかし、「試験英語だけだと退屈だ」「試験英語だけでなく現実世界で実際に使われている英語も学びたい」「英会話対策もしたい」と考えている方には時事・ニュース英語で英語学習を併用して学習するのがお勧めです。
時事英語・ニュース英語を学ぶのに最もお勧めなのはNHKのニュースで学ぶ「現代英語」です。
ニュースで学ぶ「現代英語」の魅力は下記の3点になります。
- TOEIC LR試験対策として使える
- 英会話対策としてのニュース英語・時事英語
- 隙間時間に勉強しやすいのが一番の魅力
3つの魅力の詳細に関しては別記事を作成しましたので、そちらで確認ください。非常にお勧めなコンテンツであるため、力説していたらけっこうな分量になったので、下記のリンク先に別記事としてまとめました。

TOEIC800点に到達出来ない場合の追加教材
試験慣れをするのであれば、TOEIC公式問題集
TOEIC公式問題集を3冊、模擬試験を6回分やり込めば、大多数の人はTOEIC800点に到達します。人によっては900点まで到達出来ます。
ただ、試験慣れしていない場合だと、実力よりも低い点数になることがあります。この場合、試験慣れをするためにまだ着手していないTOEIC公式問題集での学習を行いましょう。模擬試験だけをひたすら受験するのであれば、公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4 と それ以前の公式問題集を解きまくりましょう。
Reading Partが伸びない場合はPart5対策
Reading Partが苦手な人にお勧めするのは追加のPart5対策。

Part5の問題演習が不足していると感じる場合には千本ノックシリーズに加えて、このでる1000に着手下さい。終わらせるのは非常に大変ですが、一冊やりきる頃には1問20秒以内でPart5問題を解けるようになっています。
語彙力、英単語・英語表現を増やすための副教材(スマートフォンアプリ対応教材)

学んだ英単語をさらに定着させるために語源本も使用しましょう。
使用方法としては最初から全部律儀に例文まで暗記しようとすると十中八九挫折するので(私自身挫折しました)、まずは一通り読み通すことを重視して、とにかく一度読破することを目指しましょう。
自分自身が見たこともない、TOEIC L&R試験におよそ出ないであろう英単語(公式問題集や金のセンテンスに出てこない英単語)は、TOEIC800点を目指す時点では全部無視しましょう。
TOEIC900点超えを狙うのであれば、全部覚えましょう。
なお、本書のリスニング音源は下記のスマートフォンアプリ、abceed上にあります。
下記はabceedのスクリーンショットです。

英単語の語源図鑑のリスニング音源はabceed上にしかないので、やり込む際にはabceedを併用下さい。
おわりに
今回の記事では、TOEIC700点を超えて、TOEIC800点、最高レベルであるAレベル(TOEIC860点)に到達するための学習方法やメリットについてまとめました。たくさんの英語参考書を紹介していることから分かるように、このレベルの英語力に到達するには、長時間の英語学習が欠かせません。
参考までに、TOEIC800点台に到達するまでの必要学習時間を掲載しておきます。
- 400点スタートの場合……約1,250時間~1,500時間の学習が必要
- 600点スタートの場合……約750時間~900時間の学習が必要
現時点でTOEIC600点の人が800点に到達するためには「750〜900時間」英語学習に時間を割く必要があります。1日3時間の勉強をしても8ヶ月~12ヶ月はかかります。仕事をしながらであれば、1年間は英語学習に時間を割く必要があると考えて下さい。
TOEIC L&R試験で600点から800点に到達するための必要条件は「長時間勉強すること」です。私自身もなかなか800点の壁を超えることができず、700点台で停滞していた時期がありました。でも、ある時期に集中して長時間の英語学習を行うことで、800点の壁を突破することができたのです。
「座学1時間、リスニング学習2時間」という移動時間を活用した英語学習を毎日行えるのであれば、現時点でTOEIC600点の人であれば、1年以内に800点に到達できることでしょう。時間をかければ必ずTOEIC LR試験で800点以上に到達できます。
この記事を書いた人
ハルヨン代表 柴田 @HAL_J
日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えて、
「TOEIC試験対策をいくらしても点数が伸びない初級者・中級者のための学習カリキュラム」
「Reading Part重視でTOEIC860点(A Level)に到達する。英会話・英作文も出来るようになる学習カリキュラム」
これら2つの学習カリキュラムを実現するレッスンをハルヨンでは提供しています。詳細はトップページをご確認下さい。
さらに詳しい情報に関して
この学習記事はハルヨンでのレッスンを土台にして作成しています。
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