【2026年度版】NHK「ニュースで学ぶ現代英語」の勉強法・難易度|TOEIC600点からおすすめ

ニュースで学ぶ「現代英語」はNHKがラジオ番組とウェブサイトで無料で配信している教材です。

スマートフォンがあればいつでもどこでも学べるお勧めのニュースで学ぶ「現代英語」。

英語と時事知識を学べる一石二鳥の有益さから、現在の天皇陛下(徳仁陛下)もニュースで学ぶ「現代英語」の前身である「ニュースで英会話」をご覧になって、英語と時事英語について学んでいました。

秋の園遊会に招かれてお目にかかった皇太子殿下(今の天皇陛下)が、「ニュースで英会話、見てますよ」と声をかけて下さり、「えっ、ご覧になっているのですか?」と驚いた私(鳥飼玖美子)に、「勉強になりますから」と答えて下さったこともありました。

迷える英語好きたちへ 第7章より ※ニュースで学ぶ「現代英語」に関わっている鳥飼久美子先生の文章です。

本記事では現在の天皇陛下も学ばれていたニュースで学ぶ「現代英語」の基本情報を紹介し、それに加えてその魅力を紹介しています。

(参考: この記事を書いている柴田は10年以上、ニュースで学ぶ「現代英語」の全ての記事を読み込んでいます。)

参考: 写真に残っていた2017年の教材、この頃は紙の教材が市販されていました。

ニュースで英語術 2017年
目次

英文の難易度:TOEIC600点以上、英検2級以上から独学可能

ニュースで学ぶ「現代英語」の難易度についてです。

NHKが推奨しているレベルより、実際のレベルは低めです。

NHKが推奨する、ニュースで学ぶ「現代英語」の難易度

  • CEFR:B2〜C1レベル
  • TOEIC LR試験:785点〜945点
  • 英検:準1級〜1級

ただし、実際はそこまで難しくありません。ニュースで読み上げられるのは口語英語(話し言葉)であるため、日々学習している学習者の視点では理解しやすい内容です。

実際の難易度

  • TOEIC 600点以上
  • 英検2級以上
  • 高校2年生レベルの英文法知識

これらが理解できれば読みこなせる文法項目:

  • 現在完了・現在完了進行形
  • 現在分詞、過去分詞、分詞構文による修飾
  • 助動詞の過去形(仮定法過去・控えめな提案や推測)

口語英語のメリット: 英字新聞と比べてずっとずっと易しい

ニュースで使われる英文は口語英語なので、文語英語(書き言葉の英語)と比べると非常に分かりやすく、聞き取りや読み取りがしやすいのが特徴です。

例えば、英字新聞のJapanTimesと比べると、ニュースで学ぶ「現代英語」は2段階は易しいという印象を受けます。

この参考書が理解できれば、ニュースで学ぶ「現代英語」は使いこなせる

大学入試向け参考書の名著、入門英文問題精講 4訂版と同じくらい、もしくは少し易しいくらいの難易度です。

下記の大学入試向けの英文と較べると、ニュースで学ぶ「現代英語」は易しく感じられます。

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発音の基礎知識がないと聴き取りは難しい

(ここに記す内容が全然理解できない方は後で紹介している発音の参考書、英語の発音をもう一度ひとつひとつわかりやすく。をやりきりましょう。)

話されている英語は生のネイティブ達の会話に近いものですので、発音では機能語(冠詞のthe、前置詞の to, at など)が一般的な参考書と違ってかなり省略されています。

また次に続く英単語と連結して発音されることも多いです。

現在完了形 has, have の場合、hの音が省略されてas, avとなっている、助動詞 will の省略形 ‘ll が聞こえにくい、といったことも有ります。

発音に関しては上記に記した「音の脱落」「音の連結」についての知識がないと聞き取れない箇所が出てくるでしょう。

※いま記した発音に関する記述が全部理解できない場合には、以下の参考書に取り組むのがお勧めです。

記事に関する背景知識がないと理解は難しい。

記事の英文はそれほど難しくありませんが、記事に関する背景知識がないと理解は難しいです。

日本語で普段からニュースを観ていない方は、英語が理解出来ても、取り扱っている中身が理解出来ないということです。

自覚のある方はまずはTV番組で良いので、一般教養を身につけられる下記の2つの番組を定期的に観るようにしましょう。

日本以外の諸外国の関係については、漫画だったら著名な政治家(麻生太郎)が紹介して話題となった下記がお勧めです。

2巻、紛争でしたら八田まで(2)の後半からはウクライナを扱っています。

2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻する以前に書かれたものですが、いま読めばウクライナという国について極めて高い解像度で理解することが出来ます。

ニュースで学ぶ「現代英語」の基本情報

NHKが海外向けに放送する「NHKワールド」、ここで実際に放送されたニュースが教材化されたものがニュースで英語術です。

NHKワールドで放送されてから、早いものでは約2週間後、通常は約3~4週間経ってから教材化されます。

時事ニュースの書籍教材では発売頻度が早いものでも、通常は3-4ヶ月の季刊出版です。そのため教材として手元に届く頃には内容が古くなっています。

書籍教材と比べると、ニュースで学ぶ「現代英語」がどれだけ最新の教材を扱っているかが分かります。

ニュースで学ぶ「現代英語」…放送日時・ストリーミング配信に関して

(チャンネル・放送日時)
NHK FM 毎週月曜~金曜 午後11時35分-11時50分

(らじるらじる)
ストリーミング配信のURL

2026年3月30日からの変更点

新規の記事は月曜・火曜・木曜の3日のみに。

水曜は復習回(すでに放送された1回分をアンコール放送)。

金曜はこれまで同様に、スピーキング練習の回

※上記日時は2026年3月30日に確認。最新情報はニュースで学ぶ「現代英語」で確認ください。

2026年3月30日 NHKラジオが3波から2波へ再編

NHKラジオの再編と共に、放送時間が朝から深夜へ。また、ラジオでの再放送が無くなりました。

アプリ「らじる★らじる」で聴けるので、再放送廃止は多くの人にとっては影響ないと判断されたのでしょう。

ニュースで学ぶ「現代英語」のおすすめ勉強法

ニュースで学ぶ「現代英語」は、ただ英文を読んで終わりにするのではなく、1つの記事を繰り返し読んで、聴いて、音読するという使い方がお勧めです。

特にTOEIC600点前後、英検2級程度の方は、最初から全ての記事に取り組む必要はありません。自分が興味を持てる記事を週に1〜2本選んで、1つの記事をしっかりやり込むところから始めてください。

1. 自分が興味を持てる記事を選ぶ

まずは、自分が「読んでみたい」と思える記事を選びましょう。

ニュースで学ぶ「現代英語」では、政治・経済・国際情勢・科学・文化など、さまざまなニュースが取り上げられています。

全ての記事を学習しようとすると負担が大きいため、最初は興味のある記事だけで構いません。

TOEIC LR試験の点数を上げることを優先している方は、企業、経済、観光、交通、商品・サービスなど、TOEIC LR試験と親和性が高そうなニュースを優先して選ぶのがお勧めです。

2. まず英文を読んで内容を理解する

記事を選んだら、最初に英文を読みます。

分からない英単語や英文があれば、意味や文法構造を確認して、英文を読めば内容を理解できる状態にしてください。

ニュースで学ぶ「現代英語」はリスニング教材としても優れていますが、読んでも理解できない英文を何度聴いても、効率よくリスニング力を伸ばすことはできません。

まずは英文をきちんと理解することが大切です。

また、英文そのものは理解できても、ニュースの背景知識がないために内容が分からない場合があります。

その場合には、同じニュースについて書かれた日本語の記事を先に数本読んでください。

背景知識を日本語で身につけてから英文に戻ると、かなり理解しやすくなります。

3. 英文を見ながらリスニング音声を繰り返し聴く

英文の内容を理解したら、次はリスニング音声を聴きます。

最初は英文を見ながら聴いて構いません。

「英文を読めば分かるのに、音声だけだと分からない」という箇所があれば、そこを繰り返し聴きます。

特に、音の連結や脱落、弱く発音される機能語などに注意してください。

ニュースで学ぶ「現代英語」は実際にNHK WORLD-JAPANで放送されたニュースが教材になっているため、参考書用にゆっくり、はっきり読み上げられた英語とは異なります。

読めば分かる英文を、聴いても分かる状態にすることを目標にしましょう。

4. 音声を真似して繰り返し音読する

聴き取れるようになった英文は、実際に声に出して音読します。

アナウンサーの発音、音のつながり、リズムなどをできるだけ真似しながら繰り返してください。

1回記事を読んで次の記事へ進むのではなく、同じ英文を何度も読んで、聴いて、音読する方が、そこで登場した英単語・英語表現を定着させやすいです。

英単語や英語表現によっては、覚えるまでに数十回、場合によっては100回以上触れる必要があります。

そのため、たくさんの記事に手を広げるよりも、自分が興味を持った記事を繰り返し学習することをお勧めします。

5. 隙間時間を使って繰り返し復習する

一度学習した記事は、通勤・通学中やちょっとした待ち時間などを使って繰り返し復習しましょう。

ニュースで学ぶ「現代英語」は1つの記事がそれほど長くないため、スマートフォンを使えば1〜2分の隙間時間でも1つの英文を復習できます。

私自身も2015年からこの教材を継続して使っていますが、スマートフォンで隙間時間に繰り返し学習できることが、長期間続けられている大きな理由です。

最初から毎週全ての記事をこなそうとする必要はありません。

TOEIC600点前後であれば、まずは週1〜2本。1つの記事を「読める」だけでなく「聴いて理解できる」ところまで繰り返す。

このくらいから始めて、英語力が上がるにつれて取り組む記事数を増やしていくのがお勧めです。

ニュースで学ぶ「現代英語」の4つの魅力

魅力1…TOEIC LR試験対策として使える

ニュースで学ぶ「現代英語」をTOEIC LR試験対策として使うのはお勧めです。

TOEIC LR試験の参考書の一番の問題点は内容がつまらなく、記憶に残りにくいことです。

TOEIC LR試験は知識・教養を問う試験ではなく、英語力だけを確認する試験です。そのため、英文は抽象的な内容ばかりです。

知識・教養が無くても解けるように”消毒”されている英文と設問ばかりであるため、通常のTOEIC LR試験教材は本当に記憶に残りにくいです。

皆さん自身も直近で読んだTOEIC LR試験参考書の英文がどういった内容だったのか思い出してみて下さい。

もしくはこれまでに読んだTOEIC参考書の英文で記憶・印象に残っていたものを思い出してみてください。

おそらく思った以上にこれまでに学んだ内容を思い出せなくて愕然とすることでしょう。

私自身、直近で取り組んだ記事の内容は思い出せますが、1ヶ月以上前の英文記事となるとほぼ何も思い出せないです。

ニュースで学ぶ「現代英語」であれば、下記写真のように強烈に記憶に残る題材を使って英語を学ぶので記憶に残りやすいです。

この写真に関する記事はスエズ運河で船が座礁した事件についてです。

210408 スエズ運河のコンテナ船 離礁に成功 PROBE INTO BLOCKAGE TO BEGIN SOON

最初の3行でTOEIC LR試験に頻出の英単語を見てみると、下記になります。

  • massive 巨大な
  • disrupt 混乱させる
  • supply chains 供給網
  • investigation 調査

当然ながらTOEIC試験のために創られた架空の内容のやり取りよりも、現実の印象的なニュース記事の方が記憶と結びつく度合いが強いです。

そのため、より記憶に定着しやすいニュースで学ぶ「現代英語」の記事をTOEIC L&R試験のために使用するのを私はお勧めしています。

補足 最初はTOEIC LR試験と親和性の高い記事のみ着手しましょう。

一点補足すると、ニュースで学ぶ「現代英語」の中にはTOEIC LR試験に全く登場しない英単語・英語表現ばかりの記事も有ります。

以下の画像はは2023年10月にイスラエルがガザ地区を爆撃し、死者が4,200人出ているという英文です。歴史の教科書に載るであろう歴史的な出来事ですが、こういった戦争に関わる英単語・英語表現はTOEIC L&R試験に出ることは決してありません。

231030 パレスチナ情勢 人道危機が深刻化 DIPLOMATS PUSH FOR HUMANITARIAN AID

興味がある記事であればもちろん読むべきですが、TOEIC LR試験の点数を早急に上げる必要がある場合には、TOEIC LR試験に関連がありそうな記事を選んで学習するのが良いです。

記事のタイトルからだいたいTOEIC LR試験との関連は推測出来ますので、記事の選別自体は簡単です。

私が作成しているレッスンノートでは1つ星★の記事がTOEIC LR試験と相性の良いものです。2つ★記事もビジネス関連のものはTOEIC LR試験と相性が良いです。

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魅力2:英会話対策としてのニュース英語・時事英語

TOEIC試験で目標点(800点、900点)を達成した後に重要になるのは、「英語で何を話すのか」「英語で何を話したいのか」です。

つまり、あなたが英語で話す内容こそが重要になってきます。

TOEIC LR試験は英語力の測定に特化した試験

すでに述べた通り、TOEIC LR試験は知識や教養を問う試験ではなく、英語力だけを確認する試験です。過度に“消毒”されているため、実際の会話や時事的な知識は問われません。

TOEICの創設者も、「TOEIC試験は本来、試験対策をして受けるものではない」と述べているように、あくまで英語力を測るための試験です。

TOEIC対策だけでは英会話は身につかない

TOEIC試験問題は英語力を測る試験として作られているため、内容が退屈で英会話の練習には不向きです。

TOEIC対策だけを続けていても、実際の英会話で使える表現や話題を必ずしも身につけることはできません。

相槌の打ち方などの基礎的な表現は学べても、会話のテーマや相手の感情を動かすための表現はほとんど増えません。

ニュース英語・時事英語で知識と表現力を増やす

TOEIC公式問題集を2〜3冊やり込むよりも、時事ニュースの英文記事を200〜300本読む方が、知識の幅と表現力は圧倒的に広がります。

TOEIC問題集だけでは、英会話の話題は増えません。なぜなら、TOEIC LR試験では一般教養や時事知識がほとんど問われないからです。

(以下の記事は中国の民主化を知る際に欠かせない1989年6月4日の天安門事件について)

250624 天安門事件から36年 CHINA KEEPS TIGHT LID ON TIANANMEN CRACKDOWN 36 YEARS ON

200本の記事を読めば、200の話題について詳しくなります。

時事ニュースであれば、雑談のネタが200-300本学べます。

2022年の話題であれば、新型コロナウイルスの話題ですが、TOEIC L&R試験対策のみしていると、コロナについて話すことは出来なかったです。

コロナ関連では「ワクチンを接種した、テレワークが継続している、三密回避、検査で陰性になった」など基本表現を英語で知っていないと話せません。

これらの英語表現は2020年3月以降、英語ニュースでは飽きるくらいに繰り返し登場しています。

具体例をもう1つ挙げると、2022年2月にロシア軍がウクライナを侵略して4年が経っています。それに関連した英語くらいは最低限英語学習者としては学んでおくべきです。

2025年の話題ではインバウンド観光、外国人観光客に関する話題が多いです。

250522 コンビニ 外国人観光客向けに英語表記 JAPANESE CONVENIENCE STORES CATER TO FOREIGN VISITORS

「TOEIC800点を取ったのですが、英語で話す内容が思い浮かびません」

私は過去にフィリピン留学の語学学校でTOEIC LR試験対策に特化した学習カリキュラムを作成していました。

そこで何があったのかというと、「TOEIC800点を取ったのですが、英語で話す内容が思い浮かびません」という悩みを抱える留学生達がたびたび相談に来たことです。

TOEIC LR試験対策の参考書を集中的に読み込むことで目標点に到達しても、話す話題がそもそもなければせっかく学んで身に付けた英語知識を使う機会が有りません。

例えばあなたがアメリカ人と話す時、TOEIC試験の話題をするでしょうか。そんな話題は当然しませんし、相手もそんなよく分からない外国人のための試験の話をされても困るだけですよね。

英語学習は試験対策のためにするものでは有りません。

資格試験の学習を終えた後に、あなたが誰と何について話したいのか、それを常に意識するためにも、ニュースで学ぶ「現代英語」で新たな知識を学ぶべきです。

「この世からTOEICが消えたらいいと思う。」

ぼくがある人の英語力を知ろうと思ったら、その人と話、その人が書いたものを読むでしょう。

論文や本を読んでもらってその感想を聞いたり、あるいはシアター教育で英語劇をやるのもいいかもしれません。

ある人のTOEICスコアには全く興味がありません。 この世からTOEICが消えたらいいと思う。

茂木健一郎さんが感じている苛立ちの一部は私も共感します。

TOEICが消えたら良いとまでは思いませんが、TOEIC860点以上(Aレベル)の水準に到達したら、その時点でTOEICは卒業するのを私もお勧めしています。

TOEIC600点を超えたくらいから、試験対策のための学習だけでなく、現実世界で使われている英語に触れていくようにすべきです。

TOEIC LR試験をいつまで経っても卒業できずに、TOEIC990点満点を目指すのは英語学習者として本末転倒です。

TOEIC900点、TOEIC990点満点を目指す学習をするよりは、ニュースで学ぶ「現代英語」のような教材を使用しながら、英語で新しい知識を学ぶ内容重視アプローチ(content-based approach)に切り替えて、その上で英会話・英作文の学習に取り組んだ方が良いです。

魅力3…隙間時間に勉強しやすいのが一番の魅力

すでに紹介したように、スマートフォンを使ってニュースで学ぶ「現代英語」の英文を読み込むことが出来ます。

ニュースで学ぶ「現代英語」はスマートフォンを使って、ちょっとした隙間時間に学習がしやすい点が本当に良いです。

スマートフォンのトップページにブックマークアイコンを設置しましょう

スマートフォンのトップページにニュースで学ぶ「現代英語」のブックマークアイコン(ショートカットキー)を作成しておけば、瞬時にウェブサイトにアクセス出来ます。

立ち上げるアプリはChrome(もしくはSafariなど)で良いので、他のどんな学習アプリよりも最速で学習したい英文記事に辿り着けます。

abceedやスタディサプリといった英語学習アプリが近年注目されていますが、それすらをも圧倒的な使い勝手の良さでニュースで学ぶ「現代英語」は上回っています。

NHK語学のアプリでもニュースで学ぶ「現代英語」のコンテンツは有るのですが、反応が遅いし使いにくいので私はウェブ記事の方を見るようにしています。

魅力4…リスニング音声が良い。プロのアナウンサー達の声が良い

NHK WORLD-JAPANで実際に放送されていたニュースが学習用に加工されたものがニュースで英語術であるため、ニュースで英語術の音声はプロのアナウンサーが読み上げたものです。

最初から耳で聴くことを想定して作成された原稿をプロのアナウンサーが読み上げてくれているので、リスニング教材としては極めて優れています。とても聞き取りやすいです。

日本語のビジネス書を読み上げたオーディオブックだと「書かれた文章を読み上げている」ので、「書籍によってはかなり聞き取りにくい箇所がある」し、「音声読み上げも冗長になりがち」という欠点が有ります。NHK WORLD-JAPANのニュースでは当然こういった欠点が有りません。

また実際のニュースなので、時々言い淀んでいる箇所に出くわすことがあるくらいです。人工的な試験英語ではなく、現実の英語にとても近いと言えます。

Raja Pradhanさん

印象的なアナウンサーを1人挙げると、Raja Pradhanさん。

彼が話す英語は初めて登場した時には特徴的な早口の英語に面食らいましたが、2年位彼の英語を聴き続けているうちにかなり聴き取れるようになってきました。

Kawasaki RIkaさん

Kasawaki Rikaさんは日本語のNHKのニュース7でも頻繁に見かけるため、日本語と英語のニュースでバイリンガルで対応していてすごいな見かけるたびに思っています。※ニュースに登場するAnchors & Reportersの方々の経歴などはこちらのページで確認出来ます。※2026年にページを見たら、すでにNHKを退局されたようです。

他にもNHKのアナウンサーに加えて、バイデン大統領やジョンソン首相、イーロン・マスクなどの有名人、また一般のアメリカ人やイギリス人が登場することも有ります。これらの英語はより一般の人たちが話す英語に近いものです。

参考書の英語は明瞭すぎる

TOEIC試験対策の参考書も含めて学習参考書に付属しているリスニング音声は不自然なものが多いです。

もちろんこちらもプロの声優の方が読み上げているのですが、はっきりと明瞭すぎる音声で読み上げられているという点が現実の英会話とは異なります。

あとは感情を込めずに淡々と読み上げられている英語音声も有り、そちらは聴いていると眠くなってきます。

こういった参考書のリスニング音声は初級者や初中級者の方々が英語という言語に慣れるためには良いです。

しかし、TOEIC600点以上の中級者以上の方々は参考書のために作られた英語だけでなく、現実世界で使われている英語のリスニングを始めるべきです。

ニュースで学ぶ「現代英語」は読み上げられている英文の原文も確認できますので、中級者が最初に取り組む現実の英語としてかなりお勧めです。

オンライン英会話各社のニュース記事はAI音声

DMM英会話、ネイティブキャンプといった大手オンライン英会話サービスが提供しているニュース記事教材のリスニング音声は”AI生成音声”です。

AI生成音声を聴いてみると「ニュースのような文面であれば、不自然さはほぼない」ことが分かります。

ただ、それでもやはり音声が平坦すぎるので、AIが読んだと分かるものです。NHKニュースでも日本語のAI生成音声が使われていますが、ああいう感じの音声です。

そして、教材として何度も何度も聴き込む価値があるのは、以下になります。

プロのアナウンサーの音声 (NHK World) >>>>> 参考書のリスニング音声 >>>>>>>> AI生成音声

AI生成音声に関しては、現時点ではオンライン英会話各社があからさまにコストカットを狙っているのが透けてみえる点もマイナスです。教材作成に関わるものでケチらないでほしい。

プロのアナウンサーが読み上げている音声教材がある中で、あえてAI生成音声を使って学習する意義や価値は今のところほぼないかと思います。

英語と時事知識が学べて一石二鳥。天皇陛下も学ばれていた教材

英語を使って新しい知識を学んでいく内容重視アプローチ(content-based approach)

英語と時事知識を学べる一石二鳥の有益さから、現在の天皇陛下(徳仁陛下)もニュースで学ぶ「現代英語」の前身である「ニュースで英会話」をご覧になって、英語と時事英語について学んでいました。

ニュースで学ぶ「現代英語」のように、英語を使って新しい知識を学んでいくことを内容重視アプローチ(content-based approach)と言います。

私自身(鳥飼玖美子)は、この番組(ニュースで学ぶ「現代英語」)を「内容重視アプローチ(content-based approach)」だと解釈していました。外国語をスキルとして学ぼうとするから使えるようにならない、内容を学ぶために外国語を学習することで却って成果があがる、とする指導法です。

迷える英語好きたちへ 第7章より

補足 CBA(Content-Based Approach)はCLIL(Content and Language Integrated Learning)「内容言語統合型学習」とも言われています

英会話で話題がない人に特にお勧め

外国人と英会話をする際に、TOEIC LR試験、英検、IELTS試験やTOEFL試験などの資格試験についての話をすることはないです。

英会話の話題はこういった英語試験に関する話題ではなく、実際の現実世界で起きていることを話します。

2026年春であればアメリカとイスラエルがイランに戦争を仕掛けた話題が取り上げられていました。

260323 アメリカとイスラエル イランを攻撃 U.S., ISRAEL INTENSIFY IRAN STRIKES FOLLOWING KHAMENEI’S DEATH

ベネズエラに続いて、キューバにもアメリカが圧力をかけているのも同じく取り上げられていました。

260304 米圧力でキューバが航空機への燃料供給停止 CUBA UNABLE TO REFUEL FLIGHTS DUE TO U.S. PRESSURE ON OIL

トランプ大統領のドンロー主義に関連した2本の記事でした。なお、このドンロー主義についても2026年の他のニュース記事で解説が有りました。

こういった話題について英語で話せるようになるために、ニュースで学ぶ「現代英語」はお勧めです。

これまでにも日本以外の話題ではイスラエルのガザ地区侵攻、ロシアのウクライナ侵攻、中国の不動産バブルの崩壊とそれに伴う経済の減速、台湾海峡問題(台湾で新しく選ばれた総統)、2025年はトランプ大統領の2期目の関税政策(tariff)、AIの劇的な進歩。

こういった話題が国籍を超えて通じる話題になります。このような一般的な話題をニュースで学ぶ「現代英語」で学んでおくと、雑談の話題を広げやすいです。

リスニング音源の確保に関して

リスニング音源の確保に関して補足します。

  1. らじるらじるの聴き逃し放送 ニュースで学ぶ「現代英語」
  2. NHK語学アプリ 個別英文の読み上げ

1のらじるらじるの放送は1週間で無くなります。無くなる前に、ニュースの生音声を録音しておくようにしましょう。

2は年度が変わると消されるようです。英文毎にリスニング音源は分割されているので、こちらは録音しにくいです。

ニュースで学ぶ「現代英語」のリスニング音源を独自に作成

私はウォークマンのダイレクト録音を使って、番組後半の英文に通しで読まれる箇所のみをシンクロ録音しています。

(私が使用している機種)ソニー ウォークマン Aシリーズ 16GB NW-A55

少し面倒ではありますが、ひとたび音源さえ作ってしまえば、下記のようにAndroidの画面分割+Audipoを使用して、どこでも気軽に、隙間時間に時事英語が学べる教材になります。

Audipoの「区間再生」と「再生速度変更」の機能で1英文毎に深く定着学習を行うことが出来ます。

区間再生やAudipoについては本当にお勧めですので別記事で詳細を紹介しています。

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おわりに 「英語”を”学ぶ」から「英語”で”学ぶ」へ

知識・教養を問わないTOEIC L&R試験と異なり、ニュースで学ぶ「現代英語」は英文自体の内容が面白い英文です。

時事問題について詳しくなり、英会話の話題も増えるのでお勧めです。

最後に、本文中でレッスンノートを紹介したように、ニュースで学ぶ「現代英語」はオンラインレッスンのハルヨン/フィリピン留学の語学学校バックワイズのレッスンでも使用しているので、この教材を使って英語を学びたい方はハルヨン、もしくはバックワイズの受講を検討下さい。

(おまけの補足)2025年までにされた変更点(改悪された点)

ニュースで学ぶ「現代英語」のウェブサイトは2024年からなぜか段々と使いにくいものに改悪されています。

ここはマニアックなおまけの内容なので、興味がある方だけ読み進めてください。

改悪1. 個別記事にアクセスするのがとても面倒になった。

お目当ての記事にたどり着くのが面倒になりました。

(改悪後)
トップページ→過去のエピソード→個別記事→続きを読む

(これまで)
トップページ→個別記事

改悪2. 英文毎に聞けるリスニング音声がアプリで1週間後に聴けるようになる

アプリで個別の例文を読み上げる音声機能が、記事が公開されてから1週間後にやっと聴けるようになります。

初日から聴けるようにしてほしいところです。らじるらじるの放送が聴けなくなって、はじめて聴けるようになる機能です。変な制約をつけないでほしいです。

(英文の読み上げ) 英文の後ろにある「スピーカー」マークを押すと音声が再生されます。記事公開の1週間後にスピーカーは現れます。

フランシスコ教皇葬儀 25万人がお別れ POPE FRANCIS MOURNED IN FUNERAL MASS

改悪3. ニュースの動画がなくなった。※アプリ内でも削除

ウェブ記事からニュース動画が無くなりました。動画がないため記事の内容を理解するのが困難になりました。

2025年度からはこれまでアプリの中で見られたニュース動画も無くなりました。

ニュース映像を見たいとなると自分で検索する必要が有ります。

(2024年度まではアプリ内でニュース動画を観ることが出来ました。)

スマートフォンでアプリを表示しています。

改悪4. 新規記事が1週間で5本から4本になった

2025年度から金曜日の放送が英会話能力を向上させるためのレッスンとなったため、1週間あたりの新規記事の本数が1本減って4本になりました。

金曜日の放送は”復習回”のような位置づけであるため、私としては物足りないです。

何度か金曜日の放送は聴きましたが、復習は自分で出来るので、すぐに金曜日の放送は聴かなくなりました。

改悪5:記事の内容が1ヶ月で削除されるようになった

2025年10月から、放送日から1ヶ月後には記事の内容が削除されるようになりました。これまでは1年間保存されていたため、学習者にとっては大きな改悪です。

学習の際に復習したい記事は、忘れずに自分で保存しておくことをおすすめします。

改悪6:英文の解説が激減した

2025年の記事から個別英文の解説がものすごく短くなりました。これでは生成AI(Chat GPT, Geminiなど)に英文の解説をさせた方がマシなのでは?というくらいに解説が最低限のものになってしまいました。

改悪7:新規記事がわずか3本/週に

2026年4月から新規の記事が1週間でわずか3本になりました。2024年までは1週間に5本だったのに……

本数が減って、そして休む週もこれまで通り。さすがに物足りなくなったので、英語絵本を私は読むようになりました。

ただ、人間万事塞翁が馬、英語絵本の方がニュースで学ぶ「現代英語」よりも面白いことが分かったので、英語絵本の読書を優先するようになってしましたが。

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ウェブサイトが改悪された背景事情

ウェブサイトの改悪には放送法の改正が関わっているようです。

今月閣議決定された放送法改正案では、NHKに義務付けられるインターネット関連業務は、放送番組と密接な関連があるものに限定されており、無関係なコンテンツは原則として配信しないとされていることから、今回の特設ページの終了は将来の放送法改正を見据えた動きとみられる。

NHKが運営するネット上の特設ページ、続々と運営終了。放送法改正を見据えた動きか

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バックワイズが目指しているのは、「フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校」です。

他校のように英会話レッスンばかりをする留学ではありません。英文法・英文読解・発音・リスニングなどの基礎学習と英会話を組み合わせ、1日に長時間の英語学習に取り組みます。

実際に、TOEIC595点→830点、620点→800点、250点→585点など、大幅にスコアを伸ばした留学生もいます。

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この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

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