TOEIC Reading Part、Part毎の攻略方法 – Part5, Part6, Part7の全てを網羅

※この記事の執筆者はハルヨン代表のはるじぇーです。

この記事ではTOEIC LR試験のListening Partよりもはるかに難しい、Reading Partの攻略法について紹介します。

Listening Partの点数がReading Partの点数よりもだいぶん高くなっている学習者、「L300点 R200点 ⇒TOEIC500点」のような学習者を主に想定して記事にしました。

今回の記事で紹介するのはReading Part問題、Part5, Part6, Part7の各パートの攻略方法についてです。

目次

TOEIC LR試験はReading Partの方が難易度が高い

3ヶ月でTOEIC LR試験 200点アップ!は可能か

3ヶ月でTOEIC200点アップは可能です。ただし、それは下記のような点数配分でのみ可能です。

(3ヶ月の試験対策前) L 250点、R 350点 = TOEIC600点
(3ヶ月の試験対策後) L 450点、R 350点 = TOEIC800点 ※ Listening Partが200点アップ!

短期間でTOEIC LR試験の点数を200点上げようとする場合、すでに英文法・英文読解に関して十分な基礎力が有る人が、Listening Partの点数に絞って対策をすれば、それは可能です。

これは英文法・英文読解の基礎力が有る人にとっては、Listening Part対策が簡単であるためです。

一方、英文法・英文読解の基礎力が低い人が同じスクールで3ヶ月対策した場合はどうなるでしょうか。

(3ヶ月の試験対策前) L 380点、R 220点 = TOEIC600点
(3ヶ月の試験対策後) L 380点、R 270点 = TOEIC650点 ※Reading Partが50点アップ!

Reading Partを3ヶ月で200点上げることは普通出来ません。

なぜならReading Partの方がListening Partよりもはるかに難易度が高いためです。

残念ながら、TOEIC LR試験のReading Part対策は時間がかなりかかるものですので、腰を据えて長期戦で、この記事で紹介している学習法に取り組んでいって下さい。

逆を言えば、英文法・英文読解の知識が十分で有り、かつTOEIC LR試験対策をしていない人であれば、Listening Partを中心としたTOEIC試験対策をすることで、短期間で大幅な点数アップが可能です。

この属性に当てはまるのは「大学入試対策で英語科目をすごく頑張ったけれど、TOEIC試験対策はしたことがない」という方々です。

そのようなすでにReading Partの点数が高く、Listening Part試験対策に興味の有る方は下記のListening Part対策の記事を参考にして下さい。

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Listening Partの得点は「Reading Part+100点狙い」までがせいぜい

Listening Partの点数の方がかなり高くなっている人向けのアドバイスとして、Listening Partの点数がReading Partの点数よりもだいぶん高くなっている学習者、「L300点 R200点 ⇒TOEIC500点」のような学習者は、それ以上にTOEIC LR試験の点数を伸ばす場合には、英文法・英文読解に力を入れる必要があるということです。

TOEIC LR試験でいえば、Listening Partの点数はReading Partの+100点までが伸ばしやすいです。具体的には、TOEIC800点(L450, R 350 ※R+100点)の点数配分のように。

それ以上の点数を目指す場合、Reading Partの点数を伸ばさずにListening Partの点数を伸ばすとなると、かなり効率が悪いです。そのため、Listening Partの点数がReading Partの点数よりも100点以上上回っている場合には、Reading Partの点数を伸ばすようにしましょう。

過去に見た学習者では、「長年英語に囲まれていた帰国子女」や「長期の語学留学をしている学生」であれば、TOEIC700点(L450, R250 ※R+200点)というように、R+100点を上回るスコアを取っている事例も有りました。

ただし日本ではそこまで英語漬けの環境にはなりませんし、学習の効率も悪いので、Listening Partの得点は「Reading Part+100点狙い」までにしておくのが良いです。

TOEIC リーディング問題 Part5「英文法・短文穴埋め問題」のポイント

TOEICのリーディングセクションはPart5からPart7の全100問を75分間で解きます。

リーディングセクションの最初にあるPart5は30問から構成され、英文法の知識を問う、短文の穴埋め問題となっています。

文章中の空欄に入る最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶという形式です。

Part5は下記画像のような問題です。下記の問題を20秒で解けるくらいの実力があれば、TOEIC Reading Partの問題を最後まで終えることが出来ます。

これくらいに速いペースで解いていかないと、Part7の問題を最後まで終わらせることが出来ません。

1問あたりの解答時間は目安として20-30秒。Part5の30問を10~15分を目安に解き終えるようにしましょう。

Part5では1分以上考えても分からない問題は飛ばすか、一番適切だと思うものを直感でマークして次の問題に進んでしまいましょう。

Part5では悩みすぎないことがポイントです。

文法と語彙の力が試されているので、そもそもの知識がなければ解けません。

Part5問題のパターンは2つ「語彙問題」と「品詞問題」

Part5では問題のパターンは「語彙問題」と「品詞問題」、大きくこの2つに分けられます。

適切な英単語、英語表現を選択するのが「語彙問題」と言われるものです。語彙問題は基本的に全ての英文を読んで、適切な選択肢を選ぶ必要が有ります。

似たような英単語・英語表現が選択肢に並ぶのは「品詞問題」です。こちらは空欄括弧の前後だけで解けることが多いです。速ければ10秒以内に解ける問題も有ります。

Part5の設問は「語彙問題」「品詞問題」 のこの2つに分類されます。

全文を読む必要が有る「語彙問題」の例

下の問題は典型的な文脈に依存する、つまり問題文をしっかり読まなくては解けない語彙問題です。

26. The Epsilon 3000 camera allows beginning photographers to enjoy professional-quality equipment, as it is ___ sophisticated yet inexpensive.

(A) gradually (B) technologically (C) annually (D) productively

ー引用:『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』p.92より

「sophisticated (形容詞)洗練された」を4つの選択肢にある「どの副詞で修飾するか」が問われています。4つの選択肢が全て -ly で終わる典型的な副詞の英単語ばかりですね。

このように適切な意味の語句を選ぶ問題は文章全体を読まないと答えられないものが大半です。

10秒以内に解ける「品詞問題」の例

114. Yakubu Logistics will expand the warehouse loading area in preparation for an ___ in shipping activity.

(A) increased (B) increase (C) increases (D) increasingly

ー引用:『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』p.91より

回答にはincreaseの派生語が並んでいます。こういう問題が品詞問題に該当します。

そして、上記の問題は空欄前後、“for an ___ in” の部分だけを見て解答することも可能です。

「冠詞 an の後に、かつ前置詞 in の前にはどのような品詞を配置できるのか」、この問いに回答できる知識があれば、この問題は5秒以内に解くことが出来ます。

品詞や英文法を意識することでこのような「品詞問題」は全文を読まなくても、設問の一部だけを見て解答が出来ます。

Part5 30問を10分以内に終わらせるようになるには、このような「品詞問題」をどれだけ短時間で解けるかにかかっています。

冒頭で紹介したPart5の問題も、選択肢が original の派生語ばかりですので、「品詞問題」に分類されます。

こちらの問題は難易度が高めなので、20秒くらい回答するのに必要かもしれません。

Part5対策の参考書

英文法・英文読解に関する知識がすでに十分ある人、もしくは英文法・英文読解の先生がいる人であれば、Part5向けのTOEIC試験対策の参考書を2-3冊終える(300問~500問を解く)。これだけで十分です。

英文法・英文読解の知識が不足していて、かつ先生もいない独学の場合は、浅く薄い理解になりがちですので、この2-3倍の量は最低こなすようにしましょう。6冊(600問~1000問)は終わらせましょう。

上記の分量をやり込めば、「品詞問題」は10秒以内に解けるようになります。

将棋のプロ棋士が最善手を数秒で直感的に思い浮かぶように、TOEIC LR試験に熟達している人も答えを数秒で導けるようになります。

Part5対策の参考書は下記の記事中にて紹介しているので、そちらを確認下さい。

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TOEIC リーディング問題 Part6「長い文章の穴埋め問題」のポイント

Part6は4つのまとまりのある文章からそれぞれ4問ずつ出題されるため全16問。

やや長い文章の穴埋め問題。文章中の空欄に入るものとして最も適切な解答を4つの選択肢から選びます。

Part6の解答時間は目安として1問30秒程度です。4問で2分。2分で1つの英文を読み終えるようにしましょう。

Part6では「全体を素早く読みながら、設問前後の箇所は精読する」というメリハリをつけた読み方が推奨されています。基本的な解法テクニックはPart5とPart6は類似しています。

Part6の独自問題、適切な意味の英文を選択する問題

一部異なる箇所として、Part6では「適切な意味の英文を選択する問題」が有ります。こちらはPart5にはなかった問題で、前後の文章、文章全体を読んで、適切な文章を挿入する必要が有ります。

下記の問題だと設問144が適切な意味の英文を選択する問題です。

「適切な意味の英文を選択する問題」の解法を述べると、最初から意味を把握するように素早く正確に読んでいて、かつ空欄前後の英文を熟読すれば解けます。

「全体を素早く読みながら、設問前後の箇所は精読する」というのが王道の回答方法です。

Part5と類似、適切な意味の英単語を選択する問題

Part6にはPart5と同形式の問題が出題されます。

下記は全文を読む必要が有る「語彙問題」の類似です。

以下の設問132を解くためには上の2箇所のマーカーが引かれた部分を読む必要があります。

The Fern Community Center is an entirely volunteer-run organization serving the Fern Lake community. (131) known among locals as “the Fern,” our center offers high-quality after-school care for local children of working parents. We also (132) educational programs for all ages in our buildings on Quentin Street. (133)

In addition, the community center offers several (134) events throughout the
year. The largest and most famous is our annual Fern Fair. All residents are invited to join us on April 12 this year on the Broad Street Pier to enjoy the area’s best food, crafts, and musical performances while savoring the cool spring breeze.

−引用:『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』p.93より

設問132. (A) participate (B) claim (C) enroll (D) host

ー引用:『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』p.93より

下線マーカーされている最初の英文、“our center offers high-quality after-school care for….”(私たちのセンターは高品質の放課後のケアを提供しています)。

この英文の後に次の英文、“We also ___ educational programs for …”(私たちは…に向けた教育プログラムも___ しています)が続いています。

2つの文章は“also”で繋がれているので、共通する意味の語句が続くと予想されます。We (主語) と educational programs (目的語)があるので、これはSVOの構文ですので、適切な意味の動詞を選ぶ問題です。

設問132の4つの選択肢は全て動詞ですね。なお (A) participate は自動詞であり、目的語を必要としないものであるため、最初から除外することが出来ます。

そして“high-quality after-school care”と“educational programs”どちらも“our center”が提供しているものと考えることができます。そのため、空欄部には“offer”と同義語の英単語が入ると考えることができます。

132. (A) participate (B) claim (C) enroll (D) host

ー引用:『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』p.93より

そこまで考えた上で選択肢を見てみると、(D)に「host(〜を主催する)」がありますね。このhostは「offer(〜を提供する)」の言い換え表現だと分かります。

他の選択肢も念のために見てみましょう。(B) claim ~を要求・主張する、(C) enroll ~を登録する。これらは意味から判断すると不適切です。よって正解は (D)に「host(〜を主催する)」になります。

TOEIC LR試験の選択肢にはこのような言い換え表現が頻繁に登場します。逆に、本文の英文がそのまま設問に流用されていることは少ないです。

このように設問前後の文章を熟読することで、確信を持って正解にたどり着けます。

Part6対策の参考書

Part5対策をしていれば、自然とそれがPart6対策にもなるため、Part6単体の試験対策書は稀です。

Part5対策の参考書をやり込み、その上で最後は試験慣れの対策をする公式問題集に着手しましょう。

公式問題集の効果的な使用法については下記の記事内容を確認下さい。

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TOEIC リーディング問題 Part7「長文読解」のポイント

最後のPart7は長文読解形式の全54問。

メール、広告、新聞記事などのまとまりのある文章に対して2〜4問が出題されるので、4つの選択肢から最も適切な解答を選択します。

文章量が増えるため、高い読解力が求められるのが特徴です。

下記画像はPart7の最後、設問196-200のトリプルパッセージ問題です。2時間のTOEIC試験の最後にこの分量の英文を約5分で読み通して、5つの設問に答える必要が有ります。

※上記画像はハルヨンのTOEIC860点突破クラスで使用したレッスンノートです。

TOEIC800点を超えたくらいからReading Partを最後まで終えられる人が出てきますが、通常は回答シートの最後1行、2行を塗り絵※する人の方が多いです。※時間が足りなくて、選択肢bを全て塗る行為。

ただ、TOEIC900点を超える人であっても、Reading Partの点数が低めの人は最後まで設問が終わらないことは珍しく有りません。

このようにReading PartはListening Partに比べてかなり難易度が高くなっています。

まずは知っている英単語・英語表現を増やす。

Part7では大量の英文を読み込む必要が有ります。脳が非常に疲れる作業をする必要が有ります。

この負担を減らすためにまずすべきことは、TOEIC LR試験に登場する英単語・英語表現に慣れることです。

そもそもの語彙力が足りない人(現時点でTOEIC800点未満の学習者)は、まず語彙力を増やすようにしましょう。

試験テクニックを有効に活用する前提条件は必須英単語を知っていることです。

また、十分な語彙力をすでに備えている場合は、TOEIC試験対策が無対策でもTOEIC800点を超えることが可能です。

大学入試時に難関校の英文を読んでいた受験生であれば、無対策でもTOEIC600点、700点を超えられます。

語彙力を増やすためにお勧めの参考書は下記の記事で紹介しています。

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長文問題では情報処理能力が求められる

Part7について特筆したいのが、英文を正確に読めるだけでの語彙力・英文の力に加えて、情報処理能力が求められるということです。

「英文を最初から丁寧に1つずつ読んだ上で、設問を確認する」という解き方では、Part7は最後まで終わらせることは出来ません。

大量の情報を短時間に処理するために、下記の2つの能力(試験テクニック)が代表的なものです。

  • 英文全体を概観して、問題の全体図を把握する(スキミング)
  • 全体図と設問を把握した際に、必要だと思われる情報を脳内に保管していく(リテンション)
  • 必要な情報を効率的に探し出す(スキャニング)

このスキミング、リテンション、スキャニングの3つの能力は現実の仕事でも必要になる能力です。

専門用語が出てきて分かりにくなっていますので、Part7問題の解き方と一緒に再度説明します。

  1. Part7の英文の構成を確認する (スキミング)
  2. 最初に2-3問の設問を読む (スキャニングの準備)
  3. 1と2で把握した情報、特に設問に書かれているキーフレーズを頭に留める (リテンション)
  4. 本文を読み進める。設問に関わる箇所を探し出す。見つけたらその箇所を熟読して、問題を問いていく(スキャニング)

(4の補足)
Part7の長文問題の設問はほぼ、文章の最初の方の内容から後半の内容へと順番に設問が用意されています。
ですから、それぞれの設問に関係ある部分を読み終わったら、その都度対応している設問に答える、という回答方法が有効です。
こうすることで、一度に処理する情報の量を格段に減らすことができます。

スキミング、リテンション、スキャニングの具体例

スキミング、リテンション、スキャニングについてさらに深堀りしましょう。

TOEIC LR試験のPart7対策テクニック(スキミング、リテンション、スキャニング)は現実の仕事で使えるテクニックです。

メール処理を例に考えてみましょう。毎日数十通と来ているメールを漫然と最初から全部読んで、それから1つずつ対応しているようではメール処理だけで1日が終わってしまいます。

効率的にメール処理をするためにはどうすれば良いのかというと、下記の手順になります。

  1. 「全体をザッと見て、重要度の高いメールを見つける(スキミング)」。
  2. 「重要度の高いメールを確認した際に判明した、仕事の課題を脳内に留めておく(スキャニングの準備)(リテンション)
  3. 「対応すべきメールの中にある必要な情報を探し出して、それに対して返信する(スキャニング)

このようにTOEIC LR試験のPart7対策は、現実の仕事を効率的に進めるためのテクニックと共通するテクニックなのです。

余談 Reading Partの点数で事務処理能力が分かる

TOEIC800点の人が2人いて、どちらの人の方が事務処理が潜在的に高いでしょうか。

  • (A) Listening 470点、Reading 330点
  • (B) Listening 375点、Reading 425点

やや極端な点数配分にしました。

事務作業が得意な人は、言わなくても分かるかと思いますが、(B)の人になります。

私(柴田 @HAL_J)は語学学校を経営していますが、これまで複数の社員の事務作業能力を確認してきましたが、Reading Partの点数が高い社員は事務作業が出来ることが多いです。(B)の人に仕事を任せる場合、安心感が有ります。

逆に、Listening Partの点数がReading Partの点数よりも極端に高くなっている人は、事務作業で抜けがあることが多いです。(A)の人に仕事を任せる場合、確認が必須です。

迅速でミスの少ない事務作業を期待する場合には、TOEIC LR試験の合計点数だけでなく、Listening PartとReading Partの点数配分にも目を配るのがお勧めです。

間違い探し型問題、TF問題、森の問題について

スキャニングに関連して「間違い探し型」の問題に注意しましょう。

「間違い探し型」問題は「True or False問題」、TF問題とも言ったります。

TF問題とは、以下のような「設問の選択肢の中から文章に含まれていない情報を見つける問題」のことです。

下記の4つの選択肢の中で、1つだけ本文に含まれていない情報があるのです。

178. What is NOT mentioned about Aswebo Toys?

(A) It sells products made by hand.
(B) It operates internationally.
(C) It will introduce a new electronic toy next year.
(D) It is a growing company.

ー引用:『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』別冊『解答・解説』p.109より

TF問題は全体を読んでからでないと解けない問題ですので、難易度が高い問題です。

このように全体を読んでから出ないと解けない問題は「森の問題」と言ったりもします。一方、問題の一部箇所だけ読めば解ける問題は「木の問題」と言います。

語学スクールによっては「このような難問(TF問題、森の問題)はTOEIC800点未満の人は飛ばして良い」と助言するところもあるようです。

ただ、TOEIC LR試験はそれほど難易度の高い設問は無いので、TF問題・森の問題も飛ばさずに問いていくべきと私は考えています。

こういった問題が解けるくらいに深く英文を読む習慣をつけることで、結果的に高度な英文読解・英文処理の能力が身につけられますので。

ダブルパッセージ・トリプルパッセージは25分で終わらせる

Part7の大きな特徴として、設問に対する問題文の文章の数が1つとは限らないということが挙げられます。

文章が1つであればシングルパッセージ、2つであればダブルパッセージ、3つであればトリプルパッセージと呼びます。

1つの長文によって構成された問題文(シングルパッセージ)には「はじめの方に出題されている問題文は、文章も短く簡単で、最後の方に出題されている文章は長く難しい」という傾向があります。

シングルパッセージの最後の英文

シングルパッセージの最後の英文はこの長さで、4つの設問が含まれています。易しくはないです。

そのシングルパッセージが終わった後、脳みそが疲れている状態でダブル・トリプルパッセージの問題を解く必要が有ります。

ダブルパッセージは2つ(5問×2=20問)、トリプルパッセージは3つ(5問×3=15問)。
このラスボスを倒すために最低25分(5分×5つ)は確保しましょう。

ダブルパッセージとトリプルパッセージでは「文章が3つあるトリプルパッセージの方が難しい」と思うかもしれません。

でも、実は「設問自体はダブルパッセージの方が難しい」ことが多いです。

ダブルパッセージ設問は2つの文章の複数箇所を見比べないと解けないことが有ります。

下記のダブルパッセージ問題では、視線を上下に繰り返し移動しないと正解できない問題ばかりでした。

ダブルパッセージ2つ目。難易度がとても高い。

一方、トリプルパッセージに関しては個々の英文がそこまで長くないためか、問題としてはあまり難しくないことが多いです。

下記のトリプルパッセージ問題は、読む英文の量は多いですが、設問自体はそれほど複雑なものでは有りません。

トリプルパッセージ1つ目。あまり難易度は高くない。

Part7で最後まで行き着かない学習者が多いので、これらダブル・トリプルパッセージの対策はしていない人が多いです。

ただ、これらの問題も座学で公式問題集を問いていけば、そこまで難しい問題ではないと分かりますので、これら問題も避けることなく取り組んでいきましょう。

Parrt7対策 まとめ
1. 公式問題集にある模擬試験4~8回分※、Reading Partをやり込み、必須の英単語・英語表現を覚える。試験問題に慣れる。
2. 毎月TOEIC LR試験を受験して試験慣れする

※補足 必要な模擬試験の回数について
ちゃんとした先生がいて、英文法・英文読解についての理解漏れが無い場合には、4回分の模擬試験でTOEIC800点到達は可能です。
英文法・英文読解の理解が浅く、先生もいない場合は数をこなす必要があるので、8回分の模擬試験に取り組みましょう。

途中で紹介したいろいろと書き込んでいる学習ノートはハルヨンのTOEIC860点突破クラスで使用したレッスンノートです。

根気が必要なReading Part対策のサポートを受けたい方はハルヨンの受講を検討下さい。

さらに詳しい情報に関して

この学習記事はハルヨンでのレッスンを土台にして作成しています。

ハルヨンについてより詳しく知りたい方・受講を希望する方は下記のボタンからオンライン説明会/個別相談会へお申し込み下さい。

この記事を書いた人

ハルヨン代表 柴田 @HAL_J

日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えて、

「TOEIC試験対策をいくらしても点数が伸びない初級者・中級者のための学習カリキュラム」

「Reading Part重視でTOEIC860点(A Level)に到達する。英会話・英作文も出来るようになる学習カリキュラム」

これら2つの学習カリキュラムを実現するレッスンをハルヨンでは提供しています。詳細はトップページをご確認下さい。

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この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

ツイッターは相互フォローの方針でやっているので、お気軽にフォロー下さい。

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