Audipo…英語のリスニング学習で必ず使用するべき「区間再生」「再生速度の変更」

目次

「大量のインプット学習」が英語学習には必須。

英語を読んで、聞けて、話して、書けるようになるためには「大量のインプット学習」が必要です。

ここでいう「大量のインプット学習」とは黙読・リスニング・音読・暗唱の学習を指しています。ハルヨンではこれらの学習をまとめて定着学習と呼んでいます。

「英語を母語とする人々が読む英文」をそのまま聞いて意味をスラスラと理解できるようになるためにはどれくらいの学習量が必要でしょうか。5回や10回、その英文を繰り返し聴くだけでは全然足りません。

最低限の目安として「黙読(精読)10回、リスニング20回、音読10回、暗唱5回」を2周する必要があります

つまり、最低限こなすべき回数は「1英文あたり、黙読20回、リスニング40回、音読20回、暗唱10回」となります

ただし、この回数はあくまで目安の回数です。

自分にとって易しめの英文であれば、回数は少なくて済みますし、逆に難しめの英文であれば、さらに多くの回数をこなす必要が有ります。

ここまで同じ英文を反復学習した経験がある人は、日本の学校教育でしか学んだことをない人達だとほとんどいません。

1つの英文を自分のものにするためには、これくらいの反復学習は必須です。

日本人の大多数が英語を苦手としているのは、結局この「大量のインプット学習」を行っていないからです。逆に英語を第2言語として問題なく使いこなしている人たちは、この「大量のインプット学習」を行ってきた人たちです。

そして、この大量のインプット学習のために欠かせないのがスマートフォンアプリのAudipoになります。

Audipoのアイコン

このAudipoを活用し、歩いている時間、家事をしている時間など細切れの時間に繰り返し英文を聴き込みましょう。

現代に二宮金次郎がいれば、このAudipoは必ず使用して、歩きながら英語の勉強をしているはずです。

二宮金次郎像

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スマホ学習の必須機能 1.区間再生

最初にAudipoで使用できるようになる必要があるのは区間再生の機能です。

区間再生を使わないとどうなるでしょうか。高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版の教材を使って説明します。

下記の2ページを対象とする音源はのオーディオファイルで「1分44秒」の長さです。この 「1分44秒」 の長さの中で下記の画像にある10の英文が読み上げられています。

また、「1分44秒」の中には不要な英文番号も読み上げも含まれています。この英文読み上げは繰り返し聴き込む場合に、不要な部分です。

そのためこの冗長さを無くすためにAudipoを使用し、「1分44秒」の長さを1英文毎、「5-6秒前後」に分割します。

下記画像の赤丸で囲んだ箇所で1英文となり、この1英文の長さは6秒前後になります。

そして赤丸で囲んだ箇所だけを再生すると設問(2)の英文 “Ken and Mike are good friends. They have known each other since childhood.” のみが繰り返し再生されます。

このようにリスニング音源ファイルを分割する(区間再生の設定をする)ことによって、聞くべき箇所だけを集中し、効率的に繰り返し聞くことが出来ます。

不要な空白部分、番号の読み上げ部分を聴く必要が無くなるため、無駄を部分を大幅にカット出来ます。

Audipoの区間再生機能を使用することで、リスニング学習の効率を大幅に上げられるのです。

区間再生で英会話が出来るようになる。

Audipoを使用することで、聴くべき箇所だけを聴けるようになって学習効率が上がるだけではありません。

1つの英文だけを繰り返し、20回から40回聞くことで、英文を丸暗記することが、英文を暗唱することがはるかに簡単になるのです。

英文を丸暗記するとどのような良いことがあるかというと、実際の英会話において丸暗記した英文をそのまま使用することが出来るようになるのです。

つまり、区間再生機能を使って英文を聴き込めば、英会話の能力も上げることが出来るのです

区間再生を使わない場合、英会話は出来るようにならない。

区間再生を知らない頃の私は1分を超える長さのリスニング音源を繰り返し聴いていました。

しかし、これでは英文の数が多すぎて暗唱することまで来ませんでした。

暗唱が出来ないということは英会話で使える表現がほとんど増えないということです。

もちろんリスニング能力は上がりますが、英会話能力を高められないのであれば、非効率的な学習であると言えます。

けれど、区間再生機能を使用し、1英文単位で聴き込むにしてからは暗唱も出来るようになりました。

現在はスマートフォンのアプリ、Audipoを使用していましたが、もともとはSONYのウォークマンを使用して区間再生を行っていました。

鈴木みそ先生の漫画。ハルヨン代表の柴田も登場しています。

上記画像中で紹介されている機能はAudipoで全て再現可能です。

6秒間で聴ける1英文があれば、2分(120秒)あれば20回もリスニングをすることが出来ます(下記の写真の赤丸部分で約6秒です)。

「覚えるべき英文を連続して20回聴く」という学習法をやってみれば分かりますが、学習の密度が非常に濃いです。頭の中が英語漬けになります。

そして20回も聞いていれば、たいていの英文は暗唱出来るようになります。

20回で足りない場合でも40回、60回と聞き続ければ必ず暗唱できるようになります。

また、1英文ずつのリスニング学習は極めて学習効率が高く、この学習法を導入したことで、私は英文を頭の中に定着させる時間を半分以下に一気に縮めることが出来ました。

朝の座学時に区間再生のタグ付をしましょう。

画像の中に「黄色▽」と「白○」が合体した印がいくつもありますが、これは手動で設定する必要があるものです。

朝の座学の時間に、参考書を開いて英文を見ながらこの設定を行いましょう。何も見ずに設定するのは非効率的ですので、英文を見ながらの設定がお勧めです。

Android版であれば、音の高低が分かるバーがあります。iPhone版にはこれは存在しません。

AudipoはAndroid版が圧倒的に良いと言っている理由の一つがこの音程バーの有無に有ります。

スマホ学習の必須機能 2.再生速度の変更

区間再生と同じく必須の機能が、再生速度の変更です。

リスニング音源の再生速度を落とせば、より聞き取りやすく、かつ音読学習しやすくなります。

中上級者の場合では、シャドーイングもしやすくなります。

画像右下の紫丸部分に注目してください。この写真の音源では私は0.85倍※にして音源を聴いています。

写真右下の 紫丸箇所で再生速度を調整できます。再生速度を落とすことでリスニング学習・音読学習がやりやすくなります。※ハルヨンではこの学習法を「スローリスニング」と名付けています。

特にTOEIC LR試験など、リスニング音源で音声が速く、そのままだと聞き取るのが困難な音源で有効です。

下記はTOEICテスト出る語句1800+の音源のAudipoになります。

右下の赤丸部分をみると、「0.75x」になっていることが分かります。この教材の音源は速めに読み上げられているものであるため、通常よりもかなり遅めの0.75倍に設定しています。

TOEIC LR試験のListening Partに関しては、0.75倍速でまずは知らない表現を確実に習得して、その後に1倍速に戻して試験対策をするのが良いです。

このようにAudipoをつかった「リスニング音源の区間再生×再生速度の変更(スローリスニング)」の組み合わせで学習を行えば、「大量のインプット学習」を非常に効果的に行うことが出来ます。

再生速度の変更設定に関する補足

再生速度を0.90倍未満の倍率にすると、リスニング音源が割れて聴き取りにくくなる恐れがあります。

そのため、「速度/音程設定」から「音声品質 声に特化」の設定を必ず行うようにしましょう。

設定の方法に関しては、下記の画像2枚を確認下さい。

「速度/音程設定」をする場合、上記画像の右下赤丸部分をタップしてください。
画像下部赤丸部分を「音声品質 声に特化」にしてください。

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Audipoの使用方法に習熟する。

アプリのAudipoを効果的に使用しているかどうかで定着学習の効率が2倍から5倍は変わってきます。

【重要】Audipoには必ず課金して下さい

料金は年額で約600円※のサブスク料金です。※私はすでに課金しているため、現時点の料金が確認出来ませんでした。これくらいの料金だったはず。

英語学習を真剣にする場合であれば、全く問題にならない金額ですので速やかに課金しましょう。

下記が有料版の機能です。ループ回数の制限、スリープ機能などは必須機能です。

Audipoを使用する端末に関して

金銭面で余裕があるのであれば、Android版スマートフォンの購入+Android版Audipoの使用もお勧めします。iPhone版のAudipoは最低限の機能しかなく、Android版と比べるととても劣っています。

(2022年5月時点)下記のXiomiの端末(Xiaomi Redmi Note 11)が2万円ちょっとで買えるのでお勧めです。

Android×Audipoの組み合わせは、2万円以上の価値が有ります。iPhone版Audipoとは次元の異なる使いやすさです。

Xiaomi Redmi Note 11

金銭面に余裕があるのであれば、GoogleのPixelシリーズやSamsungのギャラクシーシリーズなどの最新の端末がお勧めです。

iPhone利用者向け Repete Plus

新規にAndroid端末を購入したくないiPhoneユーザーに朗報です。

2022年5月時点においてはAudipoと同等の機能を備えたアプリ(Repete Plus)がありました。

iPhone利用者は下記のRepete PlusをAudipoの代わりに使用下さい。

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画面サイズは6インチ以上がお勧め

Andoroidの画面分割機能を使用すれば、英文とその解説を見ながら、リスニング学習が出来ます。

audipoの画面分割機能

片手だけで「英文の確認」と「リスニング音源の操作」まで出来るので、是非使いこなしたい機能です。

上記の画像は上部1/2にニュースで学ぶ「現代英語」のウェブサイトをChromeで表示し、下部1/2にAudipoを表示させているものです。

一度この画面分割の便利さを知ってしまうともうそれ無しでは過ごせないです。

(2020年5月のアップデート)お気に入りの再生速度の設定、ボタンの編集

2020年5月、AudipoのAndroid版がアップデートされてさらに便利になりました。「ボタンを編集」で出来ることが増えました。

特筆すべきは再生速度のお気に入り登録が出来るようになったことです。青丸の箇所に「よく使う再生速度」を私はまとめました。

左上の赤丸箇所に区間再生の設定関連のボタンを集めました。

みなさんも自分で使いやすいように「ボタンを編集」を行って下さい。

(2022年4月のアップデート)不要な特定区間のスキップ

2022年4月のアップデートで、不要な区間の再生を飛ばす機能が追加されました。

iPhone向けRepete Plusにはすでに備わっていた機能で、Audipoにも追加してほしいと切望していた機能ですので、「神アップデート!」とAudipo利用者の私達は喜びました。

大学入試向け、高校入試向け参考書で特に有効

下記画像だと、赤丸で囲んだ範囲を飛ばすことが出来ます。

赤丸箇所が飛ばされる範囲

使用しているリスニング音源は中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版です。

大学入試向け参考書は特に不要な箇所(冒頭の説明、英文番号の読み上げなど)が多いので、リスニング音源には不要な箇所が多いです。

また、上記画像下部にある黄色丸で囲んだボタンを使用することによって、「(選択した)現在の範囲の有効/無効を切り替え」が行なえます。

ボタン一つで再生有無の切り替えができるのでとても便利です。

TOEIC LR試験公式問題集でもかなり有効

もう一つ範囲指定の設定を行った画像を見てみましょう。

使用した教材は公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6です。

下記画像の横になったバーの暗くなった範囲がスキップされる範囲です。明るい青の箇所のみが再生されます。

この問題はReading Part7のチャット問題で、逐一「人名」と「時刻」が読み上げられるため、非常に聴きにくい音源ファイルです。

でも、Audipoの範囲指定の新機能を使用すれば、下記のように不要な箇所を飛ばすことが出来ます。

Reading Part7の音源

TOEIC LR試験の公式問題集はもともと試験として使用されるために作成されたものであるため、そのままだと使いにくい箇所が多いです。

でもAudipoを使用することで、かなり使い勝手の良い教材へと変えることが出来ます。

本当に素晴らしいです、このAudipoの新機能は。

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【補足】「大量のインプット」はどこまでやればいいのでしょうか。

この質問に対する回答としては、定着学習を一通り終えた後、つまり「1英文あたり、黙読20回、リスニング40回、音読20回、暗唱10回」を終えた後に、リスニングと暗唱の試験を行いましょう。

(リスニングの試験) 区間再生をせずにリスニング音源を通しで、かつ1倍速で流します。

そして英文を見ていない状態で、英文を理解出来ればOKです(英文を頭の中に再現できればOK)。

(暗唱の試験) リスニングの試験で聞いた英文をそのまま暗唱できるかどうかを確認します。こちらは1英文単位でも良いですが、理想的な状態は最初から最後まで通しで英文を暗唱できることです。

1倍速のリスニング音源を聴いてもイマイチ英文の内容が頭に入ってきていない場合には、再度「1英文あたり、黙読20回、リスニング40回、音読20回、暗唱5回」を繰り返しましょう。

Audipo 上級者向け機能 部分ループ回数を制限する、メディアボタンの有効化

本気で英語力を上げたいのであれば、この2つの機能まで使いこなしてほしいです。

なお、これらはAndroid版限定の機能になります。

部分ループ回数を制限する

スマートフォンを触れない移動時間(歩いている時間など)に5-10回毎に1英文ずつ順番に聴き続ける。

「1/5」となっている上部の赤丸部分が部分ループ回数になります。5回繰り返した後に次の区間に進みます。

また、右下赤丸の部分を「リストをリピート」にしておくとどんどんと次のオーディオファイルに移っていくため、歩きながら・作業をしながらリスニング学習をする際にとても便利です。

メディアボタンの有効化

イヤホンを使ってAudipoを操作できるようにします。有線/無線のどちらのイヤホンでも操作出来ます。

イヤホンをダブルタップすることで、次の区間へと進めます。リスニング学習に不要だと感じた箇所をスキップ出来ます。

逆に聞き逃した、再度聞きたい場合には、トリプルタップすることで、前の区間に移動出来ます。

この操作は下記の設定で出来るようになります。

設定の「リモコン設定」の項目に「メディアボタンの有効化」があるので、それが有効になっているのか確認しましょう。

次に「メディアボタン(前/後)のふるまい」が「前後のマークへ移動」になっているか確認ください。

最後に「ダブル/トリプルクリックののふるまい」が「前後のマークへ移動」になっているか確認ください。

最後に…たくさんのインプットと少しのアウトプット

第2言語習得 (SLA:Second Language Acquisition)で提示されている、最も基本的な学習方法は『大量のインプットと少しのアウトプット』※というものです。

※白井恭弘. (2012). 英語教師のための第二言語習得論入門

このインプットに関して補足すると、「赤ちゃんが言語を学ぶように、とにかく英語を聞き続けろ」というものではなく、「話されている英文内容が理解出来る状態になった上で、自らの中に英文を定着させるために、英語を聴き続ける」というものです。

ただ闇雲にリスニング学習をするのではなく、Audipoと「区間を区切り」、また「理解可能な速度に調整」しながらリスニング学習を行って下さい。

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この記事を書いた人

ハルヨン代表 柴田 @HAL_J

日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えて、

「TOEIC試験対策をいくらしても点数が伸びない初級者・中級者のための学習カリキュラム」

「Reading Part重視でTOEIC860点(A Level)に到達する。英会話・英作文も出来るようになる学習カリキュラム」

これら2つの学習カリキュラムを実現するレッスンをハルヨンでは提供しています。詳細はトップページをご確認下さい。

さらに詳しい情報に関して

この学習記事はハルヨンでのレッスンを土台にして作成しています。

ハルヨンについてより詳しく知りたい方・受講を希望する方は下記のボタンからオンライン説明会/個別相談会へお申し込み下さい。

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この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

ツイッターは相互フォローの方針でやっているので、お気軽にフォロー下さい。

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