TOEICの点数・スコアごとの英語力の目安、メリット、できること

英語学習者の皆さん、こんにちは。

1年におよそ10回開催されるTOEIC試験、皆さんはどのような目的で受験をされていますか?

TOEICでは、その時点の英語力が明示的な数字として残るため、日々の学習の習熟度や、就職・転職活動での利用、社内での昇進などを目指して学習される方が多いのではないでしょうか。

しかし、目標の点数を獲得できれば良いですが、常に目標点数が獲得できるわけではありません。
なぜならTOEIC試験のスコア向上には英語学習はもちろんですが、自分の英語力を知ることが非常に重要だからです。

ただ点数を見るだけでは、TOEICを初めて受験された方や、英語初心者の方はTOEICスコアを見ても自分のレベルをうまく把握できないこともあると思います。

そこで本記事では、目標に向かって英語学習をされる皆さんに向けて、目標スコア別の必要学習時間、そのスコア保持者ができること、就職・転職活動での評価を紹介します。

TOEICの結果を見て、目標に満たなかったからとやみくもに勉強するのではなく、まずは自分にどのくらいの英語力があるかを理解して、目標により到達のしやすい学習計画を立てていきましょう。

この記事では、TOEICの各点数レベルごとの英語力と、実生活でどんなことに活かせるのかをまとめました。

みなさんの英語学習の目安としてみてください。

英語力の目安|TOEIC スコア 250点以下

TOEICスコアが250点以下であるならば、中学校で習う文法事項や語彙が身についていないということ。

英会話では相手にゆっくり話してもらっても、なかなか理解できないでしょう。現在の英語力がこのゾーンなら、中学レベルから英語学習をやり直す必要があります。

基礎固めとしてTOEIC Bridge Testを受験して、慣れてからTOEIC L&Rを受験するのもおすすめです。

英語力の目安|TOEIC スコア 300点から450点

TOEIC 300点台はTOEIC 200点台と同じく、中学英語が身についていないレベル。

英語学習が習慣化していない人が大部分を占めます。

そしてTOEIC 400点台は中高英語を70%ほど覚えているも曖昧で、リスニング慣れしていない層が当てはまる英語力です。

総合的に言うとTOEIC400点とは、個々人の程度の差こそあれ、実用面(読む、書く、話す)において最低限のことしかできない人が多いと考えられます。

TOEIC400点とは実用面のスタートラインに立ってさえもいないのです。
そのため、TOEIC300点台の方が450点を獲得するためには、約600時間の学習が必要となります。
英語学習初級者の方は、基礎の定着に多くの時間を必要とします。
まずは、学習習慣を身につけることを意識して学習を行うと良いでしょう。

知識的な面でも中高英語の基礎が完全ではないので、「読む」では英語看板、センター試験レベルの長文、簡単なビジネスメールやチャット文や英語の漫画程度が限界ではないかと思います。

「聞く」も、簡単な英会話や国内バスの英語音声案内が辛うじて理解できる程度だと考えられます。
「話す」に関しても同じです。

会話慣れしている人は簡単な日常会話であれば可能ですが、複雑な内容を伝える事は困難しいでしょう。

天気や今の気持ち、「どこに何があるか」などシンプルな伝達が可能なレベルだと考えられます。

 

英語力の目安|TOEIC スコア 500点から700点

TOEIC 500点は一定の英語学習を行った人が簡単に確実に到達する英語力水準です。

ですからTOEIC500点台を抜ける事で、実用的な英語の世界が見え始めるのではないでしょうか。
2018年度の新入社員の平均点が489点でしたから、500点は新入社員の平均点スコアと考えて良いでしょう。

参考:新入社員 TOEIC L&R 最新データ 2018年度

500点前後が取れるようになってやっと、初歩的な日常会話や自己紹介ができるようになってきます。

また、600点を超えればワーキングホリデーなどで海外生活を送るにあたっての基礎ができている状態といえるでしょう。
また、履歴書に書ける最低ラインが600点と言われています。

TOEIC500点台から700点を目指す場合は、約500時間の学習が必要です。

英語の基礎を理解することができた500点台の方は、苦手な文法、曖昧な箇所を深掘りして学習することが重要になります。

英語力の目安|TOEIC スコア 730点から900点

TOEIC 730点以上はTOEIC上級レベルと言えます。

外資系企業の足切り基準がTOEIC 700点以上と言われていますから、不慣れな文脈の中では間違いや理解できない内容の英語があるにしろ、日常業務に関してはある程度余裕を持ってこなすことができるレベルです。

とは言ってもこれはスタートラインに過ぎないので、英語力を強みとして転職活動をする場合は800点以上、英語のネイティブスピーカーと互角にやり取りをするには900点以上の英語力が前提になります。

また、900点以上の英語力は英語を不自由なく使いこなせるための必要条件をすでにクリアしている状態。

800点レベルと900点レベルの英語力を分かつのは「英文法の習熟度合い」「英文読解(品詞分解)とリスニングの精度」そして「TOEIC試験にどれだけ慣れているか・スピードと正確さ」です。

そのため、TOEIC700点台から900点を目指す場合に必要な学習時間は、約1,000時間です。

 

参考記事

※TOEIC L&R試験スコアと英語力との関係の、大まかな目安を表にまとめました。
参考にしてみてください。

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最低限必要なTOEICの点数 可能なこと 備考
TOEIC 500点 初歩的な日常会話や自己紹介 少しずつ会話が可能になりますので、英語学習自体も楽しくなってくる段階です。

裏を返せばTOEIC 500点以下の場合、道を尋ねたり簡単な挨拶程度の会話をするのにも困ります。

500点以下の人の場合は英語を見ること自体がかなり苦痛です

TOEIC 600点 ・ワーキングホリデー・海外就職(アジア就職)・海外旅行(世界一周など) ワーキングホリデーに行く人が最低限取得しておきたい点数です。

・海外就職をする上で望ましい水準は800点以上ですが、最低限の水準は600点です。

600点以下だとコミュニケーションが上手くいきません。
また、履歴書に書ける最低レベルの点数です。600点以下は履歴書に点数を書かない方が無難です。

・自己紹介以外の会話ができるために必要な最低限の水準ですので、海外旅行や世界一周旅行を楽しむために必要な水準です。
TOEIC 700点 外資系企業の足切り水準 外資系企業で働きたい人は最低限TOEIC 700点はないと履歴書の段階で落とされることがあります。
TOEIC 800点 就職活動で武器として使える 転職活動で英語を自分の強みとして積極的に利用できる点数です。

また、友好的交渉であればネイティブと行なうことも可能な水準です。
TOEIC 900点 アメリカなどで仕事をする上での最低水準 ネイティブと互角に英語でやり取りをする上で最低限必要な水準です。

目安としてのTOEIC スコア|スピーキング対策

ここまでTOEIC L&R スコアとそれに準ずる英語力を紹介してきましたが、そのスコアが英語力の絶対的な指標というわけではありません。

一定のインプットを終え、英語の知識がある程度(TOEIC L&R 700点を目安に)定着したら、スピーキング対策にも力を入れましょう。

TOEIC L&Rのスコアが順調に伸びているからと言ってスピーキング力も比例して伸びているとは限りません。
高スコアを保持していれば高いスピーキング力を期待されるでしょう。

スピーキング対策を何もしていなければ英語で話したいときに思ったように話せず、困ってしまうかもしれません。
海外留学や出張、国際部門での勤務などを考えている人は特に力を入れましょう。