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ハルヨン式 TOEIC200点からの大人の英語学び直し~中学英語やり直し組の学習戦略~

この記事ではTOEIC200点レベルから抜け出す方法も解説します。

TOEIC200点台から学び直しをされたYutaさん

名前 : Yutaさん
学習時間 : 約1,350時間
開始時の英語力 : 中学生レベル TOEIC295点(L205 :R95) 
TOEIC750点(L375 : R375) 455点UP! ※東大生の平均点相当

最初にTOEIC200点がTOEIC受験者の中でどれくらいの割合なのか。

また、TOEIC200点がどれくらいの英語力かについて紹介します。

その後にYutaさんのようにTOEIC200点から学ぶ直す場合の学習方法を紹介しています。

最初に1つ前向きな話をすると、現時点で英語力が低い学習者であっても、自発的にこの記事のような学習方法をまとめている記事を読もうとしているだけで、他の学習者をリードしていると言えます。

この記事ではTOEIC200点からの学び直しのノウハウをまとめていますので、最後まで通読下さい。

本記事を執筆している柴田 @HAL_J が提供している中学英語から学び直せるレッスンに興味がある方はハルヨンの無料オンライン説明会にて相談下さい。

目次

TOEIC200点台以下は受験者の4人に1人

TOEIC200点台以下の人達がどれだけの割合なのか、TOEIC LR試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を見てみましょう。

2019年のTOEIC LR試験・IPテストにおいて295点以下の点数を獲得した人の割合は約25%(10.3%+8.1%+5.4%+1.5%+0.1%+0.02*2=25.44%)の割合です。

このIPテストだと受験者の約4人に1人がTOEIC200点台以下(TOEIC295点以下)です。

TOEIC LR試験はそもそも受けていない人たちも日本には多くいるので、実際のところは日本人の半分近くはTOEIC200点以下ではないかと推測されます。

※このデータはIPテストのものです。TOEIC公開テストとIPテストではデータが異なりますが、内容がやや専門的なものになったため、下記の記事に別にまとめました。興味がある人だけ読み進めて下さい。

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TOEIC200点レベルの英語力…英語学習以前

まずは筆記試験の基本テクニック、”塗り絵”をマスターすべし

TOEIC LR試験は4択の試験であるため、問題を見ずに全て 「b」の答えにマークした場合、250点~350点の得点になります。

TOEIC250点未満ということは問題を見ずに「塗り絵」した点数よりも低い点数ということになります。

この学習者の方が該当しますが、TOEIC250点未満の点数というのは、分からなくても回答用紙のマークシートを「塗り絵をする」という4択問題の試験の基本的な受験テクニックも知らない、英語学習以前に基本的な勉強方法すら知らない状態であると言えます。

まずは塗り絵のテクニックを覚えて、TOEIC250点を確実に取りましょう。

(補足)TOEIC350点未満、TOEIC400点未満の英語力は正確には測定出来ない。

TOEIC LR試験は本来スコア400点から800点までの点数帯の英語力を正確に測れる試験です。

そして特にTOEIC350点未満の点数に関しては、正確に測定出来ていません。

仮に回答の選択肢を全て「b」に選んだ場合(塗り絵をした場合)でも、時には偶然にTOEIC345点に到達することも有ります。

そのため、TOEIC400点未満の場合、正確な英語力をTOEIC LR試験では測定できません。

TOEIC400点未満でより正確な英語力を測定するとなると、TOEIC LR試験よりも易しいTOEIC Bridge試験の受験が必要になります。

ただ、こちらのTOEIC Bridge試験はあまり人気がない試験で、参考書も少ないので通常は中学生向け、高校生向けの学習参考書で英語を学び直す方が良いです。

英検やその他試験ではどのくらいのレベルになるか

TOEIC200点台の方々は、中1英語も理解があやふやな方が多いので、日本人に馴染みのある英検の一番下のレベル(英検5級)であっても、落ちる可能性が高いです。

中学1年生レベルだと、be動詞と一般動詞を疑問文で適切に区別することも難しいかもしれません。

中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中学英語の知識漏れがあって、英語自体にもアレルギーを持っている人が多いのがTOEIC200点台です。

このレベルだとTOEICや英検の受験は難しいので、通常は英検やTOEIC LR試験の受験は中学英文法、高校英文法を終えた段階で始めて受験することをお勧めしています。

その他難関試験、TOEFL iBT試験、IELTS試験などの試験はTOEIC600点以上、もしくは英検2級取得後に勉強を開始するのがお勧めです。

TOEIC200点台…勉強はどこから手を付ければ良いか

現在の英語力がTOEIC295点以下である場合、そもそも机に座って勉強する習慣を習得するところから始める必要が有ります。

日本語の文章自体も読むのが苦手な方も多いです。

そのためTOEIC試験をがんばろうと決めている方は、最初の1歩としてこのウェブ記事を一通り通読してみてください。

何度も読めば(最低3回の通読を推奨します)、英語学習とはどういうものか、TOEIC試験とはどういうものなのか、TOEIC試験で良い点数を取るために何をする必要があるのかについて理解出来ます。

英語学習以前に、まずは「英語学習とはいったいどういうものか」ということを日本語で理解することから学習を始めましょう。

ここで英語学習の全体図をだいたいでも良いので把握しておけば、英語学習を挫折する割合は大きく減らせます。

英語学習の目標をどこに設定するか。

英語学習を本当に最初から頑張る場合、最初から「TOEIC800点を2年で獲得して、英語で仕事をする!」「2年で海外の大学院に合格する!」といった高すぎる目標を掲げるのは止めておいた方が無難です。

達成可能な現実的な3段階の目標をまとめました。

目標1 中学英語を一通り学び直す

中学英語を学び直せば、英語や英語学習へのアレルギーがなくなります。

これまで英語を見た瞬間に読み飛ばしていた人でも、読み飛ばすことがなくなります。

最初の目標としては中3英語までの学び直しを設定するのがお勧めです。

英会話スクールを受講するにしても、最低限中学英語を学び直してから開始すれば挫折する割合は大きく減らせます。

中学1年生レベルから英語学習をやり直した場合、2-3ヶ月でこの目標(中学英語を一通り学び直す)に到達出来ます。

目標2 高校英語までを一通り学び終える

高校英語まで一通り習得していれば、平均的な日本人よりかなり英語が出来ると言えます。

出来ることとして、25分のマンツーマンの英会話レッスンを日本語を使わずに英語だけで最後までやり遂げることが挙げられます。

海外旅行に行った際にも、最低限のやり取りを英語で出来るようになります。

英語学習が楽しくなってくるのはこの「目標2 高校英語までを一通り学び終える」に到達してからです。

中学1年生レベルから英語学習をやり直した場合、6-10ヶ月でこの目標に到達出来ます。

※本気で詰め込み学習が出来る人だともう少しこの期間は短くすることが出来ます。

目標3 TOEIC600点を獲得する

履歴書に書いて英語力が評価されるのがTOEIC600点です。そして、英語を使って仕事が出来るのもこのTOEIC600点からです。

TOEIC600点あれば、英会話レッスンでも文章単位で英語を話せるようになります。

そのため、語学留学やワーキングホリデーに行く前に到達しておきたいのがこのTOEIC600点です。

目標2に到達した人で、英語を使って仕事をしたい方や海外に行ってみたい方はこの目標3まで学習を続けましょう。

中学1年生レベルから英語学習をやり直した場合、1年から1年半でこの目標に到達出来ます。

目標3 TOEIC600点に到達したら出来ること

英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度を見てみると、TOEIC L&R試験の点数帯毎にどのような業務ができるのかがまとまっています。

(上記画像の右項目)TOEIC L&R試験の点数に応じた英語スキルは下記になります。

  • TOEIC800点以上…通訳なしでの海外出張に一人で行ける、海外赴任できる
  • TOEIC600-800点未満…簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る
  • TOEIC600点未満…挨拶ができる

TOEIC600点未満だと「挨拶が出来る」が主に出来ることですので、英語を使って仕事をするのは難しいと分かります。

でも、目標3であるTOEIC600点に到達すれば、灰色の線のグループ(TOEIC600-800点未満)になり「簡単な業務連絡などが出来る」「取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る」が主な業務内容となります。

英語を使って仕事をしたい方は、このTOEIC600点を目指して学習を進めて下さい。

TOEIC200点(中学1年生レベル)から英語学習をやり直した場合、1年から1年半でこの目標に到達出来ます。

※学習期間は人によって個人差が大きいので、詳細はハルヨンの無料オンライン説明会にてご相談下さい。

ハルヨン式 TOEIC200点から学び直すための中学英文法参考書

ここからは具体的にどの参考書を使えば良いのかを紹介します。

最初に中学英文法のやり直す参考書から必要な参考書を紹介します。

ここで紹介する英語参考書はTOEIC200点~350点から英語学習を開始することを想定して作成しました。

高校英文法からの学習でも良いと考えている人でも、「中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版」の項目については必ず確認下さい。

教材は上から順番に着手していって下さい。そして教材の紹介の後に、具体的な学習法を紹介しています。

どこから学び直せば良いのか?

中学英語を学び直す場合、どこから学び直すと良いでしょうか。

英文法の参考書は書店でパラパラと立ち読みして、自分が理解出来る学年の1つ下の学年のものからやり直すのがお勧めです。

中2英語がちょうど良いなと思った人は、中1英語がやり直すと英語学習で挫折する割合が減ります。

特に最初に紹介する「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズは、英語が苦手な中学生のために書かれた参考書ですので、学び直す際に最初に取り組む参考書としてお勧めです。

中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中1英語でひっかかりそうなところでは、下記の “Can I ~ ?” と “Can you ~ ?”の使い分けです。

この2つの使い分けは英会話で最重要の表現です。海外に放り出された場合、最初に学んでおく必要がある表現です。内容が理解できているか確認ください。

中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 許可と依頼

理解が怪しい場合は中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版から復習されるのがお勧めです。

中1英語なのであまり難しい項目はありませんが、be動詞と一般動詞の区別、否定文・疑問文の作り方、まちがえやすい複数形・過去形の不規則動詞、これら項目の理解があやふやな場合は、中1英語からの復習がお勧めです。

いま英文法の用語を羅列しましたが、こういった用語にアレルギー反応が出た方も本書から学び直されるのがお勧めです。

中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中2英語から徐々に難しくなります。中2英語には高校英語で学ぶ分野も含まれています。

未来形、助動詞、不定詞・動名詞、比較、受け身、現在完了形が中2英語で扱う範囲です。

この中でかならず抑えておく必要があるのは不定詞です。副詞的用法、名詞的用法、形容詞的用法。これら不定詞の3つの用法が全て完全に理解出来ている必要が有ります。

中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 不定詞の形容詞的用法

不定詞は高校英語でも重要分野として登場します。理解が怪しい方は中2英語から復習しましょう。

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版では一昔前に高校英語で学んだ範囲も含んでいます。

なんと仮定法過去もこの中3英語に含まれています。

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 仮定法過去

高校英語で学ぶ内容を数多く含んでいるため、高校英語からの学び直しを考えている人も、この中3英語の参考書からやり直した方が良いと私は考えています。

少なくともこの記事を読んでいる人は全員本書、中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版に取り組みましょう。

他に難し目の項目としては、現在完了形、不定詞の応用、関係代名詞、使役動詞が本書では取り扱われています。

これら教材に関しての説明が長くなったので、使用方法や注意点について別記事にまとめています。リンク先の下記記事を確認下さい。

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TOEIC200点から学び直すための英単語帳

ひとつひとつ分かりやすくシリーズで中学英文法を一通り学んだら、次は必須英単語の学習です。

例文で覚える中学英単語・熟語1800…必須英単語を一通り薄く広く学ぶ

例文で覚える中学英単語・熟語1800

短い英文の中に効率的に英単語を詰め込んでいる有名参考書であるDUO 3.0と同形式の英単語帳です。本書で必須英単語をまずは一通り学習しましょう。

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版までの学習を終えている場合には、例文も問題なく読めるはずです。

例文で覚える中学英単語・熟語1800 サンプル英文 Level.2

なお、本書は完全にマスターするまで読み込む必要はありません。2-3周をできるだけ早く周回して、薄く広くで良いので必須英単語を一通りインプットしましょう。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3…長文読解の中で英単語・英語表現を学ぶ

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)

長文の中で英単語・英語表現を学んでいきます。Part1 中学英語には下記のような英文が80記事有ります。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) Part1 中学英語

これまでに「ひとつひとつ分かりやすくシリーズ」と「例文で覚える中学英単語・熟語1800」で学んだ内容を、本書を読み込むことで定着させていきましょう。

80記事を最低2周はするようにしてください。そして、どれくらい本書をやり込めば良いのかについての詳細は後述します。

英会話の表現も多く含まれているので、Part1の中学英語は後ほど勉強する英会話対策にもお勧めです。

Basic2400 Part1の学習が終わった時点で、再度例文で覚える中学英単語・熟語1800に着手し、一通り英単語・英語表現の暗記漏れがないか確認ください。

この段階では例文で覚える中学英単語・熟語1800は暗記漏れがないかを確認するために使用下さい。

時間的な余裕がある人は速読英単語中学版も

速読英単語 中学版 改訂版
速読英単語 中学版 改訂版

時間的な余裕がある人は、速読英単語 中学版 改訂版にも着手下さい。

Basic2400と比べるとより長文読解の内容になっていますが、本書も読み込むことで基礎力をさらに高めることが出来ます。

ここで紹介した3冊の英単語帳の使用方法の詳細に関しては長くなりましたので、下記の記事にまとめました。こちらの記事も確認下さい。

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高校英語の学び直し

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版

私が監修していた語学学校で本書、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を使って、多くの生徒が基礎固めを行った、十分な実績のある1冊です。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版

高校英文法を一通り学び直すのにお勧めの1冊は下記です。

これまでに紹介している教材を使って中1-中3までの英文法を学び直しているのであれば、通読するのにはそれほど時間は必要有りません。

補助教材 Evergreen…辞書のように確認する参考書

総合英語 Evergreen

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版は説明が簡易的なものであるため、より詳細に英文法について確認をしたい場合にはこのEvergreenを使用下さい。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3…Part2 高校英語の基礎を確立する

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)

Part1 中学英語に続いて、次はPart2の62記事を読み込むことで、高校英語で学ぶ英単語・英語表現を習得します。

Part2は高校1年生~高校2年生で学ぶ英文読解と同じくらいの難易度の英文です。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) Part2

こういった英文記事を含むPart2の62記事をやり込めば、学習者によってはTOEIC450点からTOEIC500点に到達することも可能です。

もしここまでに紹介した教材をやり込めば「目標2 高校英語までを一通り学び直す」まで到達出来ます。

ハルヨン式 TOEIC200点から学び直すための英語学習方法

TOEIC LR試験で200点を突破するための学習法です。すでに上記紹介した英語参考書をここで紹介する学習法を元にやり込んでいって下さい。

この勉強方法は、この記事を書いているはるじぇー @HAL_J が運営している、英語学習サービス、ハルヨンの受講者向けの学習方法をブログ記事向けに加工したものになります。

座学学習と移動時間・隙間時間を活用した定着学習の方法を分けて紹介します。

座学学習で行うべきこと

手順1. 英文の日本語訳を読む、英単語の意味を日本語で確認する。

その他、日本語の解説を読み込む。言葉の意味や概念が理解できない場合はGoogle画像検索も行いましょう。例)glance at チラッと見る

手順2. 英文を精読し、品詞分解を行う。

注意点としては、TOEIC L&R試験のReading Partで350点を超えるあたりから自信を持って品詞分解が出来るようになってくる。それまでは漠然と理解しているような感覚が続きます。

手順3. 英文の自分事化を行う。

1記事毎に1英文、もしくは10英文を読む毎に1英文を選ぶ。自分自身が将来使ってみたい英文・英語表現を選び抜く。手順4以降でこの英文だけは丸暗記する。※イラストを書く、グーグル画像検索を行うとなお良い。

手順4. Audipoを使用し、リスニング音源を1英文毎(5秒前後)で区切る。

AudipoはAndroid版の方が圧倒的に良い。以下、区間再生設定を終えたAndroid版Audipoの画面。

定着学習で行うべきこと

座学学習にて準備をした後は、次は参考書の中に登場する英文を徹底的に読み込んで、聴き込んでいきます。目安の回数は「1英文あたり、黙読10回、リスニング20回、音読10回」。これを2周です。

すなわち「1英文あたり、黙読20回、リスニング40回、音読20回」もの回数をやり込む必要が有ります。それぞれの参考書は1-3回通読するだけではなく、その参考書に記載されている英文を全て徹底的に読み込み・聴き込み、暗記していきます。

さらに詳しい学習方法については下記の記事を読み進めて下さい。

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勉強法の紹介はここまでで、残りはTOEIC200点が日本社会でどういう意味を持っているのかという話になります。

TOEIC200点レベル(英語の谷底)に落ちた人達へ

初級者は早めに有料サービスに課金しましょう

最初に断っておくと、現在すでに20歳以上でTOEIC200点台の方、そして英語が今後出来るようになりたい方は早めに語学学校や英語の家庭教師に課金することを強くお勧めします

すでに成人済みの初級者が今後独学でそれなりのレベル、仕事で使える水準(英検2級、TOEIC600点)に到達するのは極めて難しいためです。

また、実は英語上級者の人達もほぼ全員かなりの金額を課金しています。ネット上で有名な英語アカウントもほぼ全員が該当しています。この記事を書いている私もNew York滞在のために300万円近く使いました。

時間を買う、という考えから課金するのは悪くない考えだと私は思います。別に課金は悪いことでは有りません。

ここで気をつけてほしいのは、自分自身に課金している事実を隠して、「あなたもやれば出来る」と言っている英語アカウントです。それを言うあなたは数百万円を親や親族から課金されていたのに。

通常課金せずに膨大な英語力を高めるには、本当に膨大な時間が必要です。そういう人達は修行僧みたいに勉強しています。ずっと英語学習をしていて、会話も英語学習の話しかしていないので、そういう人は見ればすぐに分かります。

なお、この記事の内容を完全に理解して実践できる方であれば、独学でも英語は出来るようになると思います。ただし、独学の場合だと課金した場合と比べて時間はかかりますが。特に初心者の方は時間がかかります。

そのため、私は初級者が独学で英語を学び直すのは合理的な選択ではないと考えています。数多くの初級者を見てきた経験からそう言い切ります。

本記事の内容を参考に、英語学習について最低限の方向性を学び、信頼できる語学学校・家庭教師を探して下さい。

この記事を書いている私 @HAL_J から学びたいという場合には、オンライン説明会/個別相談会はリンク先のページからお申し込み下さい。そこで模擬レッスンが受講可能です。

レッスン内容・各クラスの紹介 と ハルヨンの受講料金 の詳細を知りたい方はそれぞれのリンク先ページをご確認下さい。

では少し長い前置きをここで終えて、本題に入ります。

最低限半年は英語学習を続けましょう

TOEIC200点台の方が英語学習をやり直す場合、最初からやり直します。つまり、中学1年生レベルから順番に学び直していきます。

中学英文法、高校英文法の習得を3ヶ月~6ヶ月を目安に行います。本当に英語に関する知識がゼロの方で、学習の習慣が全くない方であれば、6ヶ月~12ヶ月を想定されるのが良いです。

下記記事で高校英文法を学び直す際の小テストを紹介します。高校英文法の基礎を固めるためには、ここに掲載されている小テストをやりきって、約500の英文を全て暗唱する必要が有ります。一朝一夕に英語が出来るようにならないのは、これで分かりますよね。

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TOEIC200点の初級者英語学習で成果を出すためには、最低6ヶ月は勉強を継続する必要が有ります。まずは半年間、地道に英語学習を続ける必要があることを胸に刻んでください。

教わる先生は日本人教師、外国人教師どっちがお勧めか

時々英語力ゼロで海外に語学留学やワーキングホリデーに行かれる方がおりますが、そういう方でも最低限日本で高校英文法まで習得することを強く強くお勧めしています。英語力ゼロでいきなり海外に行った場合、ほぼ100%英語力を高めることが出来ないためです。

なぜそうなるのかというと、英語で英語を学んでも意味が理解できないからです。下記の画像を見てみて下さい。中学英文法ですが、おそらくこの記事を読んでいる初級者は十中八九理解出来ないです。

上記は動名詞と不定詞についてです。

英語で英文法を学ぶのは非常に非効率的、かつ初級者にはほぼ不可能な話なので、語学留学やワーキングホリデーを考えている人であっても、日本にいる間に最低限高校英文法までの学習を終わらせましょう。

初級者は最初は日本で勉強しましょう。日本人の教師から学びましょう。英語しか学べない先生と初級者がレッスンをするとこうなります。

外国人教師から英語で英文法を学ぶのは、英語初級者には決してお勧め出来ないことです。彼らは日本人の英語初級者の人たちの気持ちが理解できません。また理解できても英語で説明することになるので、その英語を初級者の人たちは理解することが出来ません。

よほど日本語がうまい外国人教師なら良いのでしょうけど、そういう外国人教師はとても稀な存在なので見つけるのが大変です。逆に日本人の英語教師であればすぐに見つかるので、やはりそういう意味でも日本人の英語の先生から教わるのが良いです。

そのため、TOEIC200点台の人は、英文法・英文読解を専門的に教えている”日本人”の英語教師に教わるのが良いです。

まとめると、TOEIC200点台の学習者は日本人の英語の先生を必ず選ぶべきです。その上のレベルに関しても、TOEIC LR試験で800点(Reading Part 400点以上)に到達するまでは日本人教師がお勧め。それ以上の上級の勉強がしたい場合には、英語を母語とする先生がお勧めです。

英語力、英語学習意欲による日本社会の分断

最後にTOEIC200点が日本社会でどういう意味を持つのかについての社会論についても記します。

実は日本の大多数を占める人たちの英語力は「TOEIC200点台」である可能性が高いと私自身は考えています。

厳密に言うと「TOEIC LR試験 200点の世界」と「それ以外の世界」で日本は分かれていると言えるかもしれません。

江戸時代の識字率(文盲)による情報分断と同じ事が現代の日本では起きています。

このTOEIC200点の世界から抜け出す事は英語だけではなくて、学習習慣、情報リテラシー、所属するコミュニティーの全てが変わるキッカケになると考えています。

TOEIC200点レベルは、中学1年生が学ぶ英語すら全く覚えていない状態と言えるでしょう。

笑ってしまうかもしれませんが。TOEIC200点レベルは、TOEIC LR試験で全ての選択肢を「b」と選んでも(この試験テクニックを「塗り絵」と言います)、確率でTOEIC250点前後の特典が取得できます。

そして、少しでも英語学習をしていていくつかの問題で正解が分かれば、TOEIC300点になります。

しかし、日本人の多数派の英語力こそ、この中1英語すら崩壊したTOEIC200点レベルだと私は考えています。つまり日本人の大多数は、頭の中に英語の知識がスッカラカン状態なのです。

「そんなことはないだろう?」と思っているあなたは、都市部に住んでいたり、ホワイトカラーの職場で勤めていたりするのではないでしょうか。

ここに大きな落とし穴があります。英語の谷底TOEIC200点の問題は、日本国内の文化資本格差の問題に繋がる話です。

日本人の大半はTOEIC200点レベル?

日本人の大半は中1英語も覚えていません。つまりTOEIC200点台です。

TOEIC200点の人に試しに英会話をしてもらった場合、どうなるでしょうか。

次々と英単語は発することが出来ますが、それは記憶の中に微かに残る単語を繋げているだけです。英文として意味を成していません。これは中一レベルの英文法・単語も疎かな状態と言えるでしょう。

TOEIC公式データによると、TOEIC LR試験の公開試験・受験者の日本人平均点は500点中盤です。また大学生平均は400点台後半と、流石にTOEIC200点より遥かに高いスコアとなっています。

この公開されたデータだけ見ると、日本人も英語力が底上げされてきたんだなと思うかもしれません。

ですが、自分からTOEIC LR試験を休日の半日を費やして受験しているような学習意欲の高い人達、あるいはTOEIC IP試験を全員強制で受験させる一定レベル以上の大学・会社に所属している学生達を母数とした平均点です。

平均点TOEIC500点は極端な集団といえるでしょう。公式データの平均や、最頻値は、本当の日本人の英語力を表していないのです。

大多数の日本人は、高校、大学受験が終わると「英語学習」から離れてしまいます。

学校を卒業した後にも英語学習を継続し、TOEIC LR試験を受験したり、英会話学校に通っているような勤勉な層は、実はごく一部なのです。

むしろ、10年以上英語学習から離れて、中1レベルの文法、単語も完全に忘れている人達(TOEIC200点レベル)こそ、日本人の英語力のボリューム層だと確信しています。

一定レベル以上の大学やホワイトカラーの職場、また都市部で生活していると「英語が苦手」と言っても、片言で英会話が出来たり、英語の勉強をやり直していたりする人達が当たり前のようにいますよね。でもこれが特別なのです。

こういう環境が「普通」だと思っていたら大違いなのです。60歳以上の高齢者で、英語を少しでも覚えている人がどれくらいいるのか想像できますか。

地方都市で、土木建設、介護、サービス業などをしている人で、英語学習を続けている方は、とても珍しいでしょう。英語を必要としている仕事についていたり、英語学習のプレッシャーを少しでも感じられる環境にいる人達は、恵まれているのです。

マイルドヤンキーの英語力(TOEIC200点レベルの異世界)

地方都市に限らず(地元)で、キャリアアップや進学とも無縁に、家庭、仲間的なコミュニティーで牧歌的に生きる人達を、博報堂の原田曜平氏は「マイルドヤンキー」と命名しました。

私はそれも良い生き方だと思いますし、この命名自体が失礼なものだとも感じます。でも同時に「上手いネーミングだな」とも感じるのです。

友人のリハビリ職の人から聞いたのですが、ある高齢者施設で、外国人大学生のボランティア研修を受け入れました。アメリカ、イタリア、韓国などからそれぞれボランティア学生が来ていました。

彼らは母国語こそバラバラですが、英語で一定のコミュニケーションは可能です。

英語が出来る方(これも大学生)が通訳として引率して、彼らと高齢者、職員との会話を通訳していました。

帽子を探す海外ボランティア、hatが言えない日本人施設スタッフ

施設でのボランティア研修も終わりに近づいてきた日の事、不思議な光景がありました。

真夏だった事もあり、施設外に高齢者を散歩させる為に、熱中症予防の帽子を被らせる必要がありました。

帽子の場所を、別のフロアにあるスタッフに聞いている海外ボランティアの学生達、だけど「帽子」という単語が伝わらないので、施設スタッフもあたふたするばかりです。

施設スタッフは10人近く集まってきましたが、誰もわかりません。身振り手振りで何とか、最後は伝わりましたが、沢山の大人達が、中一レベルの単語すら理解できない光景は痛々しいものだったそうです。

介護・福祉に関わる人達の本質的に求められている能力は英語ではありません。ですが英語を完全に不要と割り切る生き方で、損をしている事は多いのではないでしょうか。

これから人不足により介護・福祉分野でも海外人材の受け入れ、活用は急務です。英語が話せる事で将来は外国人人材のマネジメントなどキャリアアップの道があるかもしれません。

結局の所、現代における英語学習を完全に諦める。割りきって捨てる。という生き方は、ホワイトカラーや知的労働でのキャリアアップを諦める生き方。と言っても過言ではないでしょう。

まだまだ若い皆さん、これからスキルアップ、キャリアパスを磨いていきたい人達が、最初からこの生き方を選ぶのは損だと思うのです。

英語の前に、母国語(日本語)で理解できるかどうか。

TOEIC200点レベルの人達は、中学、高校と受験勉強をした経験が無かった。また現在の生活でも英語に限らず、何かを勉強する習慣の無い人達が大多数です。

さきほどの「帽子」の例のように、英語を勉強する必要の無い職場で働いている方も多いでしょう。だからまずは、自ら机に向かって勉強する習慣を身につけなければなりません。日常生活の中に、常に勉強が習慣として存在している事。これを当たり前にしなければならないのです。

また、母語である日本語の水準が低い場合もまま見られます。例えば、TOEIC公式本に出て来る下記のような言葉をスラスラと読めて、そして使いこなせるようでないとTOEIC試験の点数を上げるのは難易度が高いです。

小売企業、貴社、弊社、財務、労務、一環、異議、協賛、年度、予算案、議事録、会合、締結、合併、併用、普及促進、購読、持続可能性、自律制御。

これらはいずれもTOEIC公式本の日本語訳に記載があった語彙です。これらを日本語で最低限使いこなせるようでないと、TOEIC LR試験の勉強をしてもなかなか点数は上がりません。

現時点でTOEIC200点水準の人が独学でTOEIC600点の基準に到達するのは非常な困難を伴います。もし本当に英語が出来るようになりたいのであれば、記事冒頭で言いましたが、早めに有料サービスに課金するのをお勧めします。

独学での学習はほぼ不可能であるため、語学学校のレッスンを受けたり、また専門の家庭教師をつける必要が有ります。そうでないと、英語を仕事として使用することが出来る水準、TOEIC LR試験600点に到達するのは無理でしょう。

その上で、基本的な英単語と英文法の学習、場合によっては日本語で分からない語彙を増やしつつ、そして英語学習習慣を確立しながら勉強を行う必要が有ります。

この記事を書いた人

はるじぇー @HAL_J

中学英語、高校英文法から大人が学び直せるサービス、オンライン英語学校のハルヨンを運営中。詳細はトップページ現在開講しているコース料金のそれぞれのページをご確認下さい。

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はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

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