(記事の執筆者)この記事の執筆者は日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えているオンライン英語学習サービス、ハルヨン代表のはるじぇー @HAL_Jです。
この記事ではTOEIC LR試験の最高レベル(Aレベル)である860点について紹介しています。

「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションが出来る」とTOEIC公式では紹介されているTOEIC860点(Aレベル)ですが、その実力はいったいどの程度のものなのか。
また、TOEIC860点に到達するための学習法・教材を紹介しています。
この記事では、下記の3点についてまとめました。
- TOEIC L&R試験で860点を取得する利点
- TOEIC860点がどれくらいの英語力なのか
- TOEIC860点に到達するための勉強方法
この記事を読むことにより、TOEIC860点レベルの英語力に対するイメージが明確になり、モチベーションの向上に繋げて下さい。
この記事で書かれている教材・学習法を実際のレッスンで体験されたい方はリンク先ページにあるオンライン説明会/個別相談会の申し込みも検討下さい。
TOEIC860点を取得するとどのような利点・メリットがあるのか
「通訳なしでの海外出張に一人で行ける」「海外赴任できる」
英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度を見てみると、TOEIC L&R試験の点数帯毎にどのような業務ができるのかがまとまっています。

(上記画像の右項目)TOEIC L&R試験の点数に応じた英語スキルは下記になります。
- TOEIC800点以上…通訳なしでの海外出張に一人で行ける、海外赴任できる
- TOEIC600-800点未満…簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る
- TOEIC600点未満…挨拶ができる
TOEIC800点以上の人達においては「通訳なしでの海外出張に一人で行ける」「海外赴任できる」が主な業務内容です。TOEIC860点はこのグループに所属します。
そして、企業が「TOEIC860点」という資格に注目して従業員を雇用する場合には、こういった業務がこなせることを期待しています。
ただし、上記の図表では「英語で行われる会議で議論できる」に関してはTOEIC800点以上でもまだまだ不十分であることが分かります。
英語で議論が出来るようになるには、TOEIC LR試験対策に加えて、英会話の訓練が必要です。
【大学生の場合】 TOEIC860点がどのように評価されるのか
大学生にとって最もTOEIC L&R試験スコアを有効活用できるのは就職活動時です。
一般的に就職活動の際に履歴書に書いて評価される点数はTOEIC600点以上からと言われています。
目安になるのは「過去3年間の内定者受験者数推移と平均スコア※」です。
※TOEIC® Listening & Reading Test 公式データ・資料より

2019年度のデータ、内定者全員が強制的に受験させられることが多いIPテストのデータにおいても、平均547点という中級者水準の英語力が平均点となっています。
544点(2016年度)、539点(2017年度)、538点(2018年度)、547点(2019年度)と平均点が推移しています。
この点数帯だと内定者としては可も不可もなしです。
少なくとも他の同期達から頭1つ抜けられるTOEIC600点以上の得点が履歴書に書いて評価される点数です。
そして、TOEIC600点を上回るTOEIC860点を就活前の大学生が取得していれば、採用する企業から見てもその学生は平均を大きく上回る英語力を備えた魅力的な学生であると言えます。
東京大学の文系の大学院生のTOEIC平均点が800点台前半ですので、TOEIC860点はそれを上回るスコアです。
「語学力は七難を隠す」と就職活動では言われるように、学校名・学歴面で不利な学生でも、「TOEIC900点という極めて秀でた一芸」を持っているということで、学歴フィルターを掻い潜れる可能性が高いです。
書類選考ではTOEIC900点が有利になる?
よほどTOEIC LR試験にこだわりがある企業を除いて、TOEIC860点もTOEIC900点も採用担当者からしたら同じです。
TOEIC860点以上の候補者同士の比較となると、TOEIC LR試験のスコア以外の要素が検討されます。
一例を挙げると、面接で十分な英会話能力があるかどうかを見られたりします。
TOEIC LR試験で800点を超えた段階からは、英会話能力などTOEIC LR試験以外の勉強をして、結果的にTOEIC860点、TOEIC900点に到達するという学習方針が有効です。
人気企業ではTOEIC高得点は必要条件の1つでしかない
競争倍率が高い人気企業である商社や外資系企業においてはTOEIC800点が足切りラインになっていることも有ります。
この場合はTOEIC800点を獲得していることを前提に、その他の強みを提示していく必要が有ります。
TOEIC860点を獲得していたからといって、それだけで内定が取れるわけでは有りません。他の学生もTOEIC800点以上という資格を保持していますので。
就活時・転職時に周りと明確な差をつけたい大学生のみなさんは、できるだけ早いうちにTOEIC800点を取得し、英会話能力の向上させる、またその他のスキル獲得やインターンシップの業務経験などを積む必要があります。
【社会人の場合】 TOEIC860点がどのように評価されるのか
社会人の場合、会社内での「異動・昇進・昇格」の際に、規定以上のTOEICスコアを求められることが多いと考えられます。

英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度においては、英語を使用する部署の中途採用においては53.8%がTOEIC LR試験の点数を要件・参考としており、求められるスコアは「620点」となっています。
そのため社会人にとっても、TOEIC860点は自身の能力をアピールする上での武器になり得るのです。
TOEIC860点の資格があれば、少なくとも書類選考の段階で、英語力を理由に落とされることは有りません。
英語力が現在の職場で必要とされているかどうか

「職場での英語の使用状況と現在の英語スキル」のアンケートの赤文字になっている3項目を見てみましょう。
ビジネスパーソンに自身の職場での英語の使用状況を尋ねたところ、現在は「英語は海外との取引がある部署だけで使われる」(33.9%)が最も多く、「社内で英語を使うことはない」(29.2%)が次点です。
しかし、3年後の見通しでは両項目ともに割合が減少、英語は海外との取引がある部署だけで使われる」33.9%⇒24.5%、「社内で英語を使うことはない」29.2%⇒18.0%となっており、英語の必要性は増す未来が予想されます。
また、「人材採用時、配属部署の決定や異動時に、一定の英語能力が求められる」が現在の17.8%から3年後には29.8%に増加。
このアンケート結果からは会社として英語を使用する割合が増えていくことが予想されます。
リストラ(首切り)対策のための英語力
「英語力の低さ」を理由に人員解雇を進める企業もあるため、TOEIC800点以上の点数を解雇を避けるために獲得する必要がある、という話も定期的に聞きます。
日本国内で業務が完結している企業であれば、今後もそういったことは起こりえませんが、「主な売上先が海外市場に依存している企業」や「外資系企業の日本法人(現地法人)」の場合は、一定以上の英語力があることが自身のキャリアにおけるリスクを減らすことに繋がります。
2021年には内資製薬会社や外資IT系企業でTOEIC850点を必須とする企業が出てきました。
また、それまではTOEIC730点で良かった大手商社も800点にその基準を上げました。
英語学習を継続し、常にTOEIC860点を取れるようにしておくのが無難な選択です。
英語力を求められる企業・職務においてはより高い英語力を示す必要性が今後も継続して出てくることが予想されます。
英語力と年収は比例傾向に有り
そしてまた、英語力と年収は比例する傾向に有ります。つまり、TOEICの点数を上げれば収入も上がるということです。英語を学ぶことで業務の範囲が広がり、収入アップに直結するのであれば、英語は身につけた方が良いです。
私自身は製造業に勤めていた経験から、「担当する市場の大きさに収入は依存していくのだな」という実感が有ります。
つまり、「小さな国内市場だけを相手に商売する」のと「世界の市場を相手に商売する」ので、その「売上の大きさ」と「利益の大きさ」が2桁は違ってくるということです。
専門職・研究職の方の場合だと、参考資料を調べるとなると英語文献に必ずたどり着くという状況になってきているため、より切実な要望を聞きます。実際、ハルヨン受講生を見てみてもITエンジニアの方の受講が多いです。
また、経営者として社員の配属をした際に感じたこととしては、英語力が低い場合だと任せられる仕事がかなり限定されるため、配置が難しいということです。
英語が出来ないというだけで、特定の仕事を担当させられなくなるので、配属で不利になりたくない方は最低限英会話でやり取りできる英語力(TOEIC800点以上)を身につけることを目指しましょう。
TOEIC860点の4技能(聞く・読む・話す・書く)を分析
TOEICは英語の聴き取り能力を測る「Listeningパート(L part)」と英文読解能力を測る「Readingパート(R part)」に分かれています。
「Listeningパート430点+Readingパート430点=TOEIC860点」とした場合、TOEIC860点レベルの英語力は以下のようになります。
(聴く力) TOEIC Listeningパート 430点の実力とは?
Listeningパートで430点を取得している人の場合は、英語を日本語に訳すことなく、英語のままで理解することが可能なレベルです。
L430点の人たちは英語を英語のままで理解出来ます。TOEIC LR試験でも回答を自信を持って選べます。
R430点という基礎力があるのであれば、今後いくつかある苦手な話題について対策をすれば、Listening Part 450~480点もそれほど時間をかけずに到達可能です。TOEIC900点に到達するのも時間の問題です。
職場でNative English Speakerの同僚がゆっくりと、かつ馴染みのある分野(仕事)について話してくれれば、議論に参加できるレベルです。
英語で話す練習をしたことがない人はなかなか話に入るのは難しいですが、話している内容は自分がよく知っている分野であれば理解することはできます。
職場以外の日常的な場面においては、「一対一の会話」で「相手がゆっくりと言葉を選んで話してくれる」のであれば聴き取れます。※かなり多くの前提条件をつけました。
ただし、「自分がよく知らない守備範囲外の分野」「砕けた表現」「早口」のいずれかの要素が加味されると、英会話は理解出来なくなります。
こういった日常会話に関してはTOEIC LR試験対策ではなく、その他の対策が必要です。
TOEIC Listening PartのPart3を例に挙げると、自分が苦手な馴染みのない場面・分野の英会話が来ると、全然聞き取れずにその問題が終わってしまいます。
私はNew York留学当時、自分の生活に全く関係のない「空港」に関する場面の英語がすごく苦手でした。
一方、毎週のように訪れる美術館・博物館に関する英会話は難なく聞き取れました。
ただ、たとえ苦手な場面であっても、これまでにTOEIC試験を受けた経験が豊富な人の場合には、消去法によって選択肢の中から正解を探し出せるかもしれません。
しかしながら、 「消去法」 は集中力をかなり使う作業ですので、「TOEIC高得点を狙う場合にはなるべくしない方が良いです。
(読む力) TOEIC Readingパート 430点 の実力とは?
Readingパートで430点取得できている人は、英文法・英文読解の基礎を習得しているといえます。
その上で、不定詞、比較、現在分詞/過去分詞による修飾、分詞構文による情報の付け足し、仮定法過去/仮定法過去完了のwould/could/mightなどの丁寧表現の使い分けなど、難易度の高い英文法表現も理解できるだけの基礎力もあります。
そのためReadingパートに出題される問題を、正確かつ速いスピードで解くことが可能です。
TOEIC LR試験対策をさらに時間をかけてすれば、Reading Partで満点も狙うことは可能です。
職場においては、社内の英語資料を読み解くことができ、業務に必要な文章を読んで理解できるレベルです。
業務に関連する内容であれば、インターネットから必要な情報を英語で入手することもできるでしょう。
Reading partの点数が430点以上ある人の場合、さらに英語力を伸ばすのに必要になるのはどれだけたくさんの英文を今後読み込んでいくか、という勉強時間の話になります。
R430点もあれば十分な基礎力が有ります。私は多くの英語学習者を見てきましたが、Reading Partの点数が高い方にはしっかりとした安定感を感じます。「この人達は今後も着実に英語力を伸ばしていくな」と接する度に思います。
Reading Partで430点あれば、英検1級・TOEFL・IELTSなどのさらに難易度が高い試験でもそれほど時間をかけずに対応できます。
(話す力・書く力)TOEIC860点レベル…ほとんどの人たちは満足に話せない、書けない。
TOEIC860点レベルになると「話す経験や訓練の有無」でスピーキング・ライティングにかなりのばらつきがあります。
TOEIC L&R試験はListeningとReadingの試験であるため、TOEIC860点と言っても「英語で話す訓練」 「英語で書く訓練」 を受けたことがない人であれば、当然全くぜんぜん話せませんし、書けません。
TOEIC860点からさらにTOEIC LR試験対策を続けて、TOEIC900点、TOEIC950点、TOEIC990点(満点)と学習を続けていっても決して話せるようにはなりません。
TOEIC L&R試験対策に加えて、英語で話す訓練・レッスンを受けてはじめて、英語で話したり、英語で書いたりすることが出来るようになります。
聴く・読むが出来る人は話す・書くの上達が速い
ただし、現時点でまったく英語が話せない人でも、TOEIC860点を取れるだけの基礎力があるのであれば、1〜3ヶ月も話すための練習をすれば、最低限の英会話はできるようになります。
TOEIC600点の人が同じように英語を話せるようになるには、3~6ヶ月の期間は必要です。LRの基礎力が低い場合は、英会話・英作文の習得により長い時間が必要です。
TOEIC LR試験で受動的な英語力(聞く・読む)を高めておけば、後々発信型の英語力(話す・書く)を身につけることは簡単です。
英会話がうまくなりたいのであれば、TOEIC800点の基礎力が必要。
英語を話す速さに関しても、TOEIC600点台の人の場合、「かなり反応が遅い」「文章を組み立てるのが遅い」という印象を受けます。
一方TOEIC800点以上の人であれば、違和感を感じさせない速さで英語を話せるようになります。
アメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリスなど、英語を第一言語にする国への語学留学を考えている方に「TOEIC LR試験で800点以上になってから語学留学するのがおすすめ」といっているのは、この「反応が遅い」状態を脱するだけの基礎力を身に付けてから留学した方が、学習効率が良いと考えているためです。
TOEIC860点ある人であれば、英会話対策もさほど難しくなく行えます。
そして、TOEIC860点に到達できる向学心のある人であれば、話し相手が使った表現、目についた英語表現で使えるものがあれば、逐一自分の中に必要な表現を取り込んでいけます。
英会話や英文の中で新しい英語表現に接したならば、忘れずにメモを取り、すぐに自分自身の血肉にしてさらなる高みを目指しましょう。あなたはすでにその水準に到達していますので。
TOEIC860点以上は受験者のトップ1%に所属
TOEIC公開テスト 2020年は通常とは異なる傾向
TOEIC LR試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を見てみましょう。
なお、データに関しては2020年は新型コロナウイルスの影響により、感染防止対策のためTOEIC試験の受験回数が制限され、また受験が「抽選制」になりました。
そのため2020年のデータは2019年までのデータとはかなり異なる傾向を見せています。
2020年は特殊な年であったため、最初に2020年と2019年のデータを比較しながらデータを分析していきます。

2020年のTOEIC LR試験・公開テストにおいて860点以上の点数を獲得した人の割合は約10%の割合です。
受験者の10人に1人がTOEIC860点以上です。

2019年のTOEIC LR試験・公開テストにおいて860点以上の点数を獲得した人の割合は約7.8%の割合です。
受験者の約14人に1人がTOEIC860点以上です。
公開試験の受験者数は2020年(55万人)、2019年(83万人)であるため、2020年の受験者数は2019年と比べて34%減っています。
この2020年(55万人) の方々はワクチン接種が始まっていない2020年のコロナ禍下においてさえもTOEIC受験をする人達です。そのため2020年のデータは例年よりも一回り高い点数となっています。
2020年は新型コロナウイルスの影響で特殊な年であったため、データもまた特殊です。そのため参考にすべきは2019年のデータになります。
この記事でも2020年のデータではなく、2019年のデータを使って分析をしています。
公開テストとIPテスト(団体テスト)の違い
2019年には公開試験の受験者の6人に1人はTOEIC800点以上です。
意外と800点以上の人達が多いと思われたかと思いますが、この公開テストは「休日に」「自発的に」「数千円する有料の」TOEIC LR試験を受けている勤勉な受験者達なので、点数は高めになる傾向が有ります。
一方、TOEICを自発的に受験していない人達が含まれている企業や学校が団体で受験するテスト(IPテスト)ではどうなっているのか見てみましょう。

2019年のTOEIC LR試験・IPテストにおいて860点以上の点数を獲得した人の割合は約2.7%の割合です。
このIPテストだと約40人に1人が860点以上です。こちらの数字の方が日本人全体の割合と近いものになっています。
TOEIC LR試験・公開テストでの割合は7.8%の割合だったので、3倍近くの差が有ります。
自発的にTOEIC LR試験(公開テスト)を受験している方々の英語力の高さに驚かされます。
TOEIC860点レベルに到達するための必要な学習時間
これ以降でTOEIC LR試験800点、860点、900点に到達するための学習方法を紹介していきます。
が、その前にどれくらいの時間でTOEIC LR試験の点数を上げられるのかを見てみましょう。
【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】 |
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200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。 |
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。 |
400点から500点 ⇒ 250〜300時間 |
500点から600点 ⇒ 250〜300時間 |
600点から700点 ⇒ 250〜300時間 |
700点から800点 ⇒ 500〜600時間 |
800点から900点 ⇒ 500〜600時間 |
上記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要な時間です。
そのため、TOEIC500点からだと1,500時間~1,800時間はかかることを想定して学習計画を立てましょう。1日3時間の学習を続けた場合でも1年半~2年の月日が必要です。
TOEIC600点からだと1,250時間~1,500時間です。こちらも1年~1年半は必要です。
このように長時間の学習時間が必要であるため、TOEIC860点(Aレベル)到達の人達は希少性が有るのです。
なお、専門家の指導がなく独学で学習計画を立てた場合、だいたい迷走しますので、その場合にはここで書かれている時間の1.5~2倍はかかる可能性が有ります。
時間を無駄にしたくない方は、基礎力を確実に上げてくれる、Reading Part、英文法・英文読解に力を入れているTOEIC LR試験対策スクールを選ぶと良いでしょう。
TOEIC860点を目指す勉強方法・教材
ここから、TOEIC L&R試験で800点、860点、そしてTOEIC900点を目指すために必要となる学習方法と教材を紹介していきます。
ここで紹介する参考書はTOEIC LR試験で400点前後の方々が英語学習をする場合を想定してまとめました。TOEIC500点以上の方々は必要な箇所のみを確認下さい。
それぞれの参考書をやり込む際には、下記記事で紹介しているアプリ(Audipo, Repete Plus)を使用して、黙読・リスニング・音読・暗唱といった定着学習を行いましょう。
より詳しく英語学習方法について知りたい場合にはこの記事を執筆している柴田 @HAL_Jが提供している英語学習サービスのハルヨンの受講を検討ください。⇒ハルヨンのオンライン説明会/個別相談会お申込み

高校英文法の基礎固め参考書 共通教材
TOEIC800点台を獲得するには、高校で学ぶ英文法をもれなく理解している必要があります。
現時点でReading Partが350点未満の方は高校英文法の理解漏れがある可能性が高いです。
そのため、再度高校英文法の範囲について通読しましょう。
お勧めの参考書は下記の2冊(+補助教材1冊)です。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版
私が監修していた語学学校で本書、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を使って、多くの生徒が基礎固めを行った、十分な実績のある1冊です。

高校英文法を一通り学び直すのにお勧めの1冊は下記です。
薄めの参考書であるため、一通り確認するだけであれば、それほど時間は必要有りません。
Reading Partで350点未満の人向けの参考書です。
補助教材 Evergreen…辞書のように確認する参考書

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版は説明が簡易的なものであるため、より詳細に英文法について確認をしたい場合にはこのEvergreenを使用下さい。
TOEICテスト英文法プラチナ講義
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を一通り終えた後に着手すると良いのが、下記の易しめのTOEIC LR試験向け英文法書、TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義です。

本書の対象レベルはReading Part 175点~295点の方向けです。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版の内容を一通りこなしていれば、R175点相当に到達していますので、引き続き本書を使って学習を進めて下さい。
本書を通読することで、TOEIC LR試験で必要になる英文法の基礎事項を一通り学べます。
ここで紹介した2冊(+1冊)の使用方法の詳細については下記の記事を確認ください。

最重要の入門英文問題精講
TOEIC LR試験で600点、Reading Partで300点に到達出来ない人は英文法・英文読解についての知識が欠けていると言えます。
また、少し難易度が高い複雑な構造の英文が来たらお手上げという人にお勧めなのが、大学入試対策の参考書である入門英文問題精講 4訂版です。

TOEIC LR試験対策の参考書ではここまで高い水準で英文法・英文読解について学べる教材は有りません。
“最重要”とあえてタイトルに付けてまて、TOEIC LR試験対策の中にあえて大学入試参考書を紹介しています。
急がば回れになりますが、TOEIC LR試験の点数を伸ばせない人は本書に取り組みましょう。
本書はReading Part 350点未満の方々にお勧めの教材です。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版 と TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義 で学んだ内容をさらに発展させましょう。
入門英文問題精講 4訂版 の使用方法の詳細については下記にまとめました。

TOEIC900点、英検1級、TOEFL、IELTSを想定されている方向け 追加参考書
入門英文問題精講 4訂版を終わらせた後に品詞分解についてさらに学ぶための参考書2冊を紹介します。
ただし次に述べる2つのどちらかの条件に当てはまる人にのみお勧めします。
- TOEIC LR試験で860点、900点超えを狙う人
- TOEIC LR試験だけでなく、英検/TOEFL/IELTSの勉強のための基礎力を付けたい人
これから紹介する2冊はTOEIC800点で十分な人には不要な負荷が重い参考書ですので、上記条件に合致しない方は着手する必要は有りません。

大学入試レベルの24本の英文を読み込みながら、読解力・リスニング能力を高めます。
入門英文問題精講の姉妹編です。本書も難易度は高めですが、このレベルの英文を品詞分解しながら読めるようになれば、TOEIC LR試験の英文読解で困ることは有りません。
入門英文問題精講 4訂版を読み切った人であれば本書の内容を理解出来ます。

大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル]も英文読解を学ぶ参考書です。入門英文問題精講 4訂版よりも長めの英文で品詞分解について学べます。
これら2冊の詳細に関しては下記の記事を確認ください。

TOEIC試験で不動の基礎力を築く5冊の英単語本
ここから先はTOEIC LR試験の対策参考書を紹介していきます。
身近に英文法・英文読解に関する先生がいる場合は、これから紹介する参考書からいきなり着手していっても大丈夫です。そうでない場合は「先生がいない場合の教材 英単語・英文法・英文読解についての基礎固め」の教材から着手下さい。
TOEIC LR試験で730点、860点、900点を超えるに当たって必要になるのは何は無くとも英単語・語彙・ボキャブラリーです。
また、TOEIC LR試験対策にいきなりとりかかっても知らない英単語・英語表現が頻繁に登場する場合、試験対策どころではないです。
1行読んで2個も3個も知らない英単語が出てくる場合、すぐに挫折します。そのためまずは知っている英単語・英語表現の数を増やしましょう。その上で英文を正確に早く読む訓練(試験対策)をしましょう。
TOEIC600点未満向け 必須英単語を一通り学ぶ
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」がお勧めです。

TOEIC600点を目指す人向けの英単語帳ですので、初級者向けです。
不動の基礎力を身につけられる2冊
英語長文を読み込む中で、TOEIC LR試験に必須の英単語・英語表現を学びます。
ここで紹介している2冊をやりきれば、それだけでTOEIC800点に到達することすら可能です。

【ハンディ版】TOEIC L&Rテスト出る語句1800+[音声DL付]
TOEIC LR試験で必要になる英単語を一通り学びます。
現時点でTOEIC LR試験で500点以上(Reading Part 250点以上)の人向け。

TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2 (速読速聴・英単語シリーズ)
現時点でTOEIC LR試験で600~800点の人向け。全体的に公式問題集よりも難しめです。
帯には「スコア500~700…を目指す方」向けと書かれていますが、600点未満の人が独学で取り組むには難易度が高めかと思います。
Reading Partの英文記事にもリスニング音源が付いているので聴き込んで下さい。
漏れを無くす仕上げの2冊
英語長文を読み込む中で覚えた英単語をさらに定着させるための復習用教材として、一覧性と網羅性に優れたTOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズは最適です。

これまで読み込んだ英語教材で学んだ英単語・英語表現に漏れがないか確認していきましょう。
フレーズ単位ではなく、1英文単位で復習できるTOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンスもお勧めです。

それぞれの英単語帳の使用方法
ここで紹介した5冊の英単語帳の使用方法の詳細については下記記事を確認下さい。
内容がとても長くなったため、別記事にまとめました。

TOEIC LR試験の参考書 英文法の確認・総仕上げ
Part5対策 TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック!シリーズ
TOEIC LR試験 Part5の英文法問題対策の参考書、Part5対策では老舗シリーズが千本ノックシリーズです。

(2021年6月発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略
Reading Partが300-400点の学習者向けの参考書です。
それ未満の英語力(R250~R350点)の方には新シリーズの1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 文法徹底攻略。がお勧めです。
千本ノックシリーズはTOEIC LR公式問題集よりも長めの例文が用いられており、解説も公式問題集より詳しい点が良いです。
学習順序としてはTOEIC公式本でPart6, Part7の長文問題に入る前に、英文法の不明点を無くすために取り組むのがお勧めです。
Part5の英文をきちんと品詞分解して読めるようになれば、残りのPart6、Part7の英文も問題なく読めるようになりますので、この順番がお勧めです。
千本ノックシリーズ 既刊一覧
千本ノックシリーズは毎年1冊新しいものが発売されているので、新しいものから順番に着手していきましょう。
そうすることで最新のTOEIC試験対策の傾向を知ることが出来ます。

(2021年6月発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略
「千本ノック」というタイトルですが、1冊に1,000題の問題が含まれているわけではありません。
そのため1冊だけではやり込みが不足するので、同じシリーズのものをもう1冊着手しましょう。最低2冊、出来れば3冊をこなしましょう。

(2020年5月発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 2 英語の筋トレで無理なくムダなく

(2018年発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! これなら続けられる英語の筋トレ
※【注意】次に紹介する炎の千本ノック! 文法徹底攻略と英文が半分近く(50英文)が重複しています。

2021年の7月に発売された1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 文法徹底攻略。
従来の千本ノックシリーズでさんざん言われていた「解説が不親切」「解説が初級者に優しくなく、上から目線」という点について強化された新しい試みの参考書です。
Reading Partが250点~350点の点数帯の方々にお勧めです。
千本ノックシリーズの使用方法の詳細について
長くなりましたので、下記の記事に独立させました。こちらを確認下さい。

TOEIC LR試験総仕上げ 公式問題集で模擬試験→本文を丸暗記
TOEIC公式本、TOEIC公式問題集と言われている「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」シリーズの有効活用方法を紹介します。
2021年12月時点で、公式問題集だけで8冊も出版されています。最新版は下記の紫表紙のものです。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8
公式問題集をどのように使用すれば良いのか。
模擬試験の点数の算出方法はどうなっているのか。
公式問題集を使いこなすために必要な英語力はどれくらいか。
公式問題集を終わらせるにはどれくらいの期間がかかるのか。
そういった一連の情報を下記記事にまとめましたので確認ください。また、Listening PartとReading PartのそれぞれのPart毎の攻略方法をまとめた記事も合わせて紹介します。
(公式問題集の全般的な使い方に関して)

(Listening Part、Reading PartのそれぞれのPartの対策について)


TOEIC600点から取り組みたい、TOEIC860点獲得後を見据えた学習
TOEIC LR試験はListening(英語を聴く力)とReading(英語を読む力)を測るための試験です。
そのため、TOEIC LR試験でいくら高得点を取っても、満点であるTOEIC990点を獲得しても、英会話や英作文は出来るようにはなりません。
実際、TOEIC900点の上級者でも、さらに言うとTOEIC990点を連発するTOEIC試験専門の先生でも、英会話が苦手な人はかなりの数がいます。
就職活動・転職活動においても、TOEIC LR試験の点数は実際は「英語がどれだけ出来ないかを測定するための指標」として使うことが多いです。
ですので「TOEIC860点(Aレベル)」という高得点で書類選考を突破しても、その後に控えている英語面接でまともにやり取りできない場合は当然採用されることは有りません。
ここからはListening(英語を聴く力)とReading(英語を読む力)だけでなく、Speaking(英語で話す力)とWriting(英語で書く力)を伸ばすための方法を記していきます。
自分自身で使うための英文法の学習
TOEIC LR試験で600点に到達したら取り組むべきなのが、自分自身で使うための英文法の学習です。
例えば、下記の英文法に関する質問は、TOEIC LR試験900点の人でも満足に答えられないことが多いものです。
(質問1)
未来形 willとbe going toのニュアンスの違いは何か。また be動詞 -ing の現在進行形で未来形を表すことがあるが、これはどういう場合か。
(質問2)
To smoke と Smoking、不定詞と動名詞でニュアンスはどのように異なるのか。
(質問3)
過去形、現在完了形、現在完了進行形、過去完了形、過去完了進行形。これらのニュアンスの違いは何か、どのように使い分けるべきか
(質問4)
助動詞 would, could might はどのような違いがあり、どのように使い分けるべきか。
いずれの質問も難易度はそれほど高くありません。
TOEIC LR試験のように受動的に試験問題を解くだけの試験であれば、これらの知識が不要です。そのためTOEIC LR試験対策に絞って英語学習をし、英会話経験がない人はこれらの質問には答えられないのではないでしょうか。
そして、実際こういった知識がなくても TOEIC900点すら取ることは可能です。しかしながら、こういった知識がないTOEIC800点、TOEIC900点の人たちがどういう人達かというと「TOEIC高得点だけれど、まともに英会話・英作文が出来ない人」です。
そういった使えないTOEIC高得点の人にならないために必要な「自分自身で使うための英文法の学習」に関して下記の記事にまとめました。
この学習方法はTOEIC LR試験対策とも相性が良いものですので、早い時期から取り組むのをお勧めします。

発音の学習…リスニング対策、そして英会話が出来るようになるために必須
独学であまり費用をかけずに発音について学ぶ場合は、TOEIC LR試験で600点を超えたあたりから英語の発音の学習も行いましょう。これ未満の英語力だと、英語を聞いた経験が少なすぎて、発音について学習をしてもあまり効果が有りません。独学の場合は中級者になってから発音について学び始めましょう。
資金的な余裕が有り、マンツーマンレッスンでの発音矯正レッスンの受講を検討している場合は、初級者の段階で一通り発音矯正レッスンを受講するのも悪く有りません。
マンツーマンレッスンによる発音矯正レッスン、独学での学び方、それぞれ順番に紹介していきます。
フィリピン人教師による発音矯正レッスン
独学で書籍や動画で発音についても学ぶことが出来ますが、マンツーマンレッスンで正しい音が発音できているかどうか確認された方が学習の効率は段違いに良いです。
マンツーマンの発音矯正レッスンに関しては格安オンライン英会話、フィリピン留学によりフィリピン人教師による発音矯正レッスンが注目されるようになりました。
「フィリピン人から英語の発音を学べるの?」という方もいるかと思いますので、ここで実際にどのように発音を学べるのかという動画を1つ紹介します。
下記は日本人の弱点として有名なLとRの識別に関してです。実際にできるかどうか挑戦してみてください。
Rの音は喉の奥で発音するため、若干こもっているのが特徴です。みなさんは区別できましたか。
「英文法」と並んで「発音」に関する知識も上級者になるためには必須であるため、ハルヨンでも発音矯正レッスンを提供しています。
発音の知識が欠如している場合、英会話だけでなく、英語の聞き取り(Listening)においても著しく不利になるため、実際は初級者のなるべく早い時期から発音について学ぶことを推奨しています。
ただ、当然ながらマンツーマンレッスンでは独学よりも当然お金がかかるので、資金面で余裕のある方の選択肢になります。発展途上国であるフィリピン人教師から学ぶ場合は割安の料金で学ぶことが出来ますが、それでも独学と比べると高いです。※ハルヨンの場合、発音について一通り学べる1回50分×40回のレッスンで約10万円の授業料
独学で発音について学ぶ場合
発音学習、最初に取り組むべきことは発音記号の学習からです。発音記号の学習には下記の英語耳がお勧めです。

日本音発音教材で最も有名なのが本書です。本書を読破することで発音記号について一通り学習出来ます。
独学で発音を学ぶのは限界がある。
しかしながら、発音の学習に関しては、書籍だけでの学習は難しいです。書籍を使った独学では適切に音の出し方を学習出来なかったり、あるいは何らかの誤った発音方法を身につけたりします。
発音の学習は、基本的に机に向かって行うListeningやReadingの学習とは異なり、どちらかと言えば歌唱や運動に近いです。そのため一通り書籍で学んだ後でも、マンツーマンレッスンで実際に自分が出来ているのかどうか確認をする必要が有ります。
ここで英語の発音が日本語とは異なることを実感してもらうために、まずは基本的な母音の違いを見てみましょう。
下記の動画は”曖昧母音” /ə/ と”back a ”/ɑ/の音を比較できる動画です。日本人学習者のLRといった子音だけなく、母音も苦手です。発音について学んだことがない方は、これら基本的な音から学びなおしましょう。
これらは英語発音における最も基礎的な発音の知識です。こういった知識がなくてもTOEIC800点、TOEIC900点まで到達することは可能です。しかし、発音についての知識が有る方が当然ながらListening Partの理解度は上がります。
そして、発音について学ばずにTOEIC高得点を取っても、発音に関する知識がないと「母音の区別はめちゃくちゃ」「子音の区別もめちゃくちゃ」となって、英会話において非常に苦労します。そのままでは英会話通じないことが多いです。
発音をこの段階から矯正するとなると、これまでに覚えた英単語を改めて暗記しなおす必要があるため、二度手間になります。最初から発音記号を見ながら暗記をすれば一度で済んだところが、もう一度「発音」に注目して覚え直す必要があるという二度手間です。膨大な時間を浪費することになります。
発音矯正レッスンはできるだけ早めに受講した方が良いです。そうでないと後から間違って覚えた発音を矯正するのがとても大変ですので。
L と R が日本人が出来ないことはよく知られていますが、日本人の場合だと b と v の違いも壊滅的に出来ないです。易しめの s と sh の違いも分かっている人は稀です。
繰り返しになりますが、発音矯正は独学が難しいです。そして、日本人に発音矯正レッスンを提供できるプロの教師の数も限られています。そのため発音について体系的に学べる教育サービスは日本ではまだほとんど全くありません。
現在ハルヨンではその数少ない日本人向けに特化した発音矯正レッスンを提供しています。※リンク先にレッスンの紹介が有ります。
ニュース英語術…時事英語で息抜きをしながら、総合力を高める。
TOEIC LR試験で目標点を取るだけであれば、TOEIC LR試験の問題集をやり続けるのが最短距離ではあります。
しかし、「試験英語だけだと退屈だ」「試験英語だけでなく現実世界で実際に使われている英語も学びたい」「英会話対策もしたい」と考えている方には時事・ニュース英語で英語学習を併用して学習するのがお勧めです。
時事英語・ニュース英語を学ぶのに最もお勧めなのはニュースで英語術です。
ニュースで英語術の魅力は下記の3点になります。
- TOEIC LR試験対策として使える
- 英会話対策としてのニュース英語・時事英語
- 隙間時間に勉強しやすいのが一番の魅力
3つの魅力の詳細に関しては別記事を作成しましたので、そちらで確認ください。非常にお勧めなコンテンツであるため、力説していたらけっこうな分量になったので、下記のリンク先に別記事としてまとめました。

TOEIC800点に到達出来ない場合の追加教材
試験慣れをするのであれば、TOEIC公式問題集
TOEIC公式問題集を3冊、模擬試験を6回分やり込めば、大多数の人はTOEIC800点に到達します。人によっては900点まで到達出来ます。
ただ、試験慣れしていない場合だと、実力よりも低い点数になることがあります。この場合、試験慣れをするためにまだ着手していないTOEIC公式問題集での学習を行いましょう。模擬試験だけをひたすら受験するのであれば、公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4 と それ以前の公式問題集を解きまくりましょう。
Reading Partが伸びない場合はPart5対策
Reading Partが苦手な人にお勧めするのは追加のPart5対策。

Part5の問題演習が不足していると感じる場合には千本ノックシリーズに加えて、このでる1000に着手下さい。終わらせるのは非常に大変ですが、一冊やりきる頃には1問20秒以内でPart5問題を解けるようになっています。
語彙力、英単語・英語表現を増やすための副教材(スマートフォンアプリ対応教材)

学んだ英単語をさらに定着させるために語源本も使用しましょう。
使用方法としては最初から全部律儀に例文まで暗記しようとすると十中八九挫折するので(私自身挫折しました)、まずは一通り読み通すことを重視して、とにかく一度読破することを目指しましょう。
自分自身が見たこともない、TOEIC L&R試験におよそ出ないであろう英単語(公式問題集や金のセンテンスに出てこない英単語)は、TOEIC800点を目指す時点では全部無視しましょう。
TOEIC900点超えを狙うのであれば、全部覚えましょう。
なお、本書のリスニング音源は下記のスマートフォンアプリ、abceed上にあります。
下記はabceedのスクリーンショットです。

英単語の語源図鑑のリスニング音源はabceed上にしかないので、やり込む際にはabceedを併用下さい。
この記事を書いた人
ハルヨン代表 柴田 @HAL_J
日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えて、
「TOEIC試験対策をいくらしても点数が伸びない初級者・中級者のための学習カリキュラム」
「Reading Part重視でTOEIC860点(A Level)に到達する。英会話・英作文も出来るようになる学習カリキュラム」
これら2つの学習カリキュラムを実現するレッスンをハルヨンでは提供しています。詳細はトップページをご確認下さい。
さらに詳しい情報に関して
この学習記事はハルヨンでのレッスンを土台にして作成しています。
ハルヨンについてより詳しく知りたい方・受講を希望する方は下記のボタンからオンライン説明会/個別相談会へお申し込み下さい。
