ハルヨン式 TOEIC400点レベルの英語力解説、TOEIC400点からの英語学習方法

英語学習者の中には、就職・転職活動で英語力の評価を目指す方も多いと思います。

しかし、大学生もしくは社会人になりしばらく英語学習から離れていた方や、英語が得意でない方が初めて受験をすると、TOEIC400点程度の結果になることも多いです。

これは英語の基礎を忘れていたり、理解しきれていないことが原因であり、決して皆さんの英語力が低いわけではありません。 なぜなら、大学のIPテストや大学院試験で必要に迫られ、無対策でTOEICを受けると「TOEIC400点台」という結果が出ることがあるからです。 それを裏付けるように、過去に広島大学を中心に中堅国公立大学が公開している平均スコアは400点台後半となっています。 つまり現状、本来するべき英語学習ができていない、または対策する内容を間違えている可能性があるのです。 それでは、どのように勉強するのが良いのでしょうか?

そこで、この記事ではTOEIC400点レベルの英語力の特徴と、TOEIC400点から脱出するための最短勉強法を解説します。

この勉強法を学ぶことで、TOEIC400点レベルの方でも、英語の基礎を効率的に身につけことができるようになるでしょう。

初めはTOEIC400点という結果をみて「えっ、これだけしか取れないの?」と自信を失うかもしれませんが、心配ご無用です。

初受験(ほぼ無対策)でTOEIC400点台を取得できた方は、確実に+150〜300点は伸びます。この記事で学習法を学べば、その後の学習も楽になるはずです。

就職・転職活動で英語力の評価を狙うのであれば、最低でも600点以上は必要になります。 700点以上があれば志望先にもよりますが、有利に評価されると行っても良いでしょう。 つまり、TOEICで高得点を獲得しておくことは就職市場において非常に役に立ちます。

本記事を参考に、まずはTOEIC400点の英語力を自身で把握し、さらに高い点数を取れるような正しい学習方法を身につけましょう。

目次

初受験でTOEIC400点以上は大学生の平均超え?

TOEIC400点台と聞くと「低い」という印象を持つのではないでしょうか?

2018年10月に行われた第234回TOEIC試験の平均点は599.5点と、TOEIC400点台よりも遥かに高いスコアとなっています。

2018年10月度のTOEIC試験の平均点は、599.5点

出典 平均スコア・スコア分布 詳細 (第234回)

平均スコア・スコア分布 詳細 (第234回)

直近の新入社員の平均取得スコアを見ても、500点台に近い点数となっています。

新入社員と内定者、それぞれの平均スコア

出典 2018年度 新入社員 TOEIC ® Listening & Reading 最新データ」より

2018年度 新入社員 TOEIC ® Listening & Reading 最新データ」より

大学卒業を控えた内定者に至っては、500点台中盤とさらに高いスコアを獲得しています。

TOEIC400点だと世間的には、恥ずかしいレベルと考えてしまうかもしれません。

しかし、データの示すTOEIC受験者層の平均は「何度も受験している人達の平均データ」です。

つまり「自主的」にTOEICを何度も受験している人達の平均データなのです。 基礎英語力の鍛錬はもちろんのこと、TOEIC特有の時間配分、単語、回答ポイントなどを十分に抑えて受験している人達が平均点を釣り上げているのです。

では、TOEIC用の対策をしなかった人達がTOEICを初めて受けた場合はどうなるのでしょうか。 中学・高校で学んだ英語を忘れ去るほど、英語から離れている場合、200点台~300点台という目も当てられない点数になるかもしれません。

中高で受験勉強をして基礎英語を抑えた人だと、もう少し点数は上がります。 長く英語学習から離れていて、TOEICを受験した場合400点台~500点台の点数になることもあります。

つまり、TOEIC400点台というのは、中学・高校英語は70%ほど理解しているが、曖昧であり、英語を聴くことに慣れていない層が当てはまる英語力と言えるでしょう。

TOEIC400点レベルの英語力(読む、聞く、話す)

残念ながら、TOEIC400点レベルの英語力(読む、聞く、話す)は、大したモノではありません。

TOEIC400点とは、総合的に言うと個々人の程度の差こそあれ、実用面(読む、書く、話す)において、最低限のことはできると考えられます。 ただ実際のところを言えば、TOEIC400点とは実用面のスタートラインに立ててすらいないのです。

知識面でも中学・高校英語の基礎が完全ではないので、「読む」に関してではセンター試験レベルの長文、簡単な英文の広告文程度が限界です。 ごく簡単なビジネスメールやチャット文などを読むことなら可能かもしれません。

ただ、洋書で英語のまま小説を読んだり、ニュース記事を円滑に読むことはできません。 事前知識がかなりある内容だった場合でも、推測し続けて文章を読み解いていく必要があります。

「聞く」に関しては人それぞれです。 短期のホームステイなどから帰ったばかりの高校生などであれば、基礎英語が乏しくても、耳が英語の音に慣れているのでlisteningパートのスコアで稼ぐことができます。 一方、受験英語の知識がある人だとreadingパートのスコアが高めで、listeningパートのスコアが低い構成となります。

ただ、listenigパートがやや得意でも、ListeningとReading合わせて400点です。 「聞く」も大したレベルではありません。 簡単な英会話や国内バスの英語音声案内が辛うじて理解できる程度だと考えられます。

「話す」に関しても同じです。 会話慣れしている人は、日常会話は可能ですが、少し複雑な内容を伝えることは困難です。 そもそも相手が話している英語を満足に聞き取れないので、会話はすぐに詰まってしまいます。

その日の天気や、今の気持ち、どこにモノがある、など、シンプルな伝達が辛うじて可能なレベルだと考えられます。 ただ、英会話が全く出来ない日本人からすると、これでも「すごい! 英語ができるんだ!」と感心されることはあります。

TOEIC400点レベルから、就職・転職・欧米圏への留学に有利な高得点を目指す勉強法

TOEIC初級者(400点台)の人達が、初心者を抜け出すためには何点を目指せばよいのでしょうか? 現在すでに400点を取れている人の場合は、最低限の基礎を理解しています。 そのためか、どのレベルの参考書に取り組めば良いのか迷う人が多いです。

TOEIC400点台であれば、試験の問題が一問も分からないということはないでしょう。 ですが、それでも試験自体は大部分が分からず、手応えが全くないこともあるのではないでしょうか?

このような段階で実践的な問題集に手をつけても、上滑りの知識が増えるだけで英語力の大きな向上は望めません。 ですので、最初はやや簡単に思えるかもしれませんが、高校英文法の基礎的な復習から始めて、しっかりとその後にも使える英語力の基礎を固めましょう。

高校英文法の復習によって、英語力の基礎を固めましょう。

これまで私が見てきた中で英語力が伸び悩んだ生徒で圧倒的に多いのは、『英文法の理解が曖昧。それにも関わらずTOEIC試験の問題演習を繰り返していた』という生徒です。

この失敗例を繰り返さないように、一見遠回りですが、最初に高校で学ぶ英文法の理解漏れを無くしましょう。 そうすることで、その後の学習を円滑に進めることが可能です。

具体的には、関係代名詞・関係副詞、節と句の違い、仮定法現在・仮定法過去、現在分詞・過去分詞、分詞構文、倒置表現などがよくある理解漏れの項目です。 これら項目に関する知識は大丈夫でしょうか?

その上で、最初に目指す点数に関しては、TOEICの平均得点を上回り、英語を使って業務ができる最低限の水準である600点を設定するのがおすすめです。

TOEIC600点を取得できるだけの英語の基礎力を身につけると、その後の就職・転職活動での評価、ワーキングホリデー、語学留学などが非常に有利になります。

なぜなら、TOEIC600点とは基礎的な英語力を備えた状態であるため、留学生活であれば初心者の方より圧倒的に充実した日々を送ることができますし、学力の伸びも早いからです。

また、TOEICの運営団体であるETSが「上場企業を対象に行った2013年の調査」によると、日本の約7割の企業が採用時にTOEICの点数を参考にしていると回答しています。

上場企業における英語活用実態調査」報告書より

2013年時点で約7割の企業が採用時に「TOEICスコアを参考にしている」と回答。

引用元 「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書

「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書

2013年時点の「新入社員と中途社員に期待するTOEICスコア」は、それぞれ以下の通りです。

  • 新卒社員……565点
  • 中途採用……710点

中途採用者へ期待するスコアは、2011年の600点から110点も高くなっています。

このことから、就職活動で英語力の評価を目指している方は、最低限である600点のスコアを獲得することは非常に有利なのが分かります。

一方、TOEIC600点に満たないようであれば、英語の基礎理解が不足しているため、ワーキングホリデーや欧米圏への留学で効果を得られず、聴くにしろ、話すにしろ伸び代が減少します。 また、就職・転職活動では英語力がないと評価される可能性があるため、履歴書などには書かない方が良いかもしれません。

だからこそ、TOEIC400点台の方はいかに600点台まで自身の英語力を高めるかが重要になってきます。

本記事の冒頭でも書きましたが、TOEIC400点台の方の中には、TOEIC対策をせずに受けた大学生など、TOEICの形式に慣れていないが故に400点台の点数に落ち着く方も多くいます。 そのような方はもう少し高い点数を狙えるだけの基礎力は持っている場合が多いので、それほど時間がかからずに600点台まで到達する方も多いです。

一方、200点台、300点台という中学英語すら怪しい段階から400点台へと上がってきた方は、600点台へと上がるためにさらに英文法の基礎力を蓄える必要があるので、少し時間がかかるでしょう。 より具体的な点数配分でいうと (Listening250点、Reading 150点)というように、Readingの点数が低い方の場合は、基本的な英文法知識が曖昧であることが推測されます。 受験勉強をそれなりに頑張った人達と比べて英語力は伸びにくい傾向かもしれません。

ハルヨン式 TOEIC400点を目指すための英語参考書…中学英文法の復習

最初にTOEIC400点を目指すための学習参考書を紹介します。

すでにTOEIC400点以上の方はこの項目は読み飛ばして下さい。

中学英文法・中学英文読解の参考書

最初に中学英文法のやり直す参考書から必要な参考書を紹介していきます。

ここで紹介する英語参考書はTOEIC200点~350点から英語学習を開始することを想定して作成しました。

高校英文法からの学習でも良いと考えている人でも、「中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版」の項目については必ず確認下さい。

教材は上から順番に着手していって下さい。そして教材の紹介の後に、具体的な学習法を紹介しています。

どこから学び直せば良いのか?

中学英語を学び直す場合、どこから学び直すと良いでしょうか。

英文法の参考書は書店でパラパラと立ち読みして、自分が理解出来る学年の1つ下の学年のものからやり直すのがお勧めです。

中2英語がちょうど良いなと思った人は、中1英語がやり直すのが挫折する割合が減ります。

特に最初に紹介する「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズは、英語が苦手な中学生のために書かれた参考書ですので、学び直す際に最初に取り組む参考書としてお勧めです。

中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中1英語でひっかかりそうなところでは、下記の “Can I ~ ?” と “Can you ~ ?”の使い分けができるか確認ください。

中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 許可と依頼

理解が怪しい場合は中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版から復習されるのがお勧めです。

中1英語なのであまり難しい項目はありませんが、be動詞と一般動詞の区別、否定文・疑問文の作り方、まちがえやすい複数形・過去形の不規則動詞、これら項目の理解があやふやな場合は、中1英語からの復習がお勧めです。

そしていま英文法の用語を羅列しましたが、こういった用語にアレルギー反応が出た方も本書から学び直されるのがお勧めです。

中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中2英語から徐々に難しくなります。中2英語には高校英語で学ぶ分野も含まれています。

未来形、助動詞、不定詞・動名詞、比較、受け身、現在完了形が中2英語で扱う範囲です。

この中でかならず抑えておく必要があるのは不定詞です。副詞的用法、名詞的用法、形容詞的用法。これら不定詞の3つの用法が全て完全に理解出来ている必要が有ります。

中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 不定詞の形容詞的用法

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版では一昔前に高校英語で学んだ範囲も含んでいます。

なんと仮定法もこの中3英語に含まれています。

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 仮定法過去

高校英語で学ぶ内容を数多く含んでいるため、高校英語からの学び直しを考えている人も、この中3英語の参考書からやり直した方が良いと私は考えています。

少なくともこの記事を読んでいる人は全員本書、中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版に取り組みましょう。

他に難し目の項目としては、現在完了形、不定詞の応用、関係代名詞、使役動詞が本書では取り扱われています。

ここまでで中学英文法の学び直しの参考書紹介は終わりです。まずはこれら3冊を通読することで、英文法の理解漏れを無くします。

TOEIC400点を目指す英単語帳

ひとつひとつ分かりやすくシリーズで中学英文法を一通り学んだら、次は必須英単語の学習です。

例文で覚える中学英単語・熟語1800…必須英単語を一通り薄く広く学ぶ

例文で覚える中学英単語・熟語1800

短い英文の中に効率的に英単語を詰め込んでいる有名参考書であるDUO 3.0と同形式の英単語帳です。本書で必須英単語をまずは一通り学習しましょう。

中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版までの学習を終えている場合には、例文も問題なく読めるはずです。

例文で覚える中学英単語・熟語1800 サンプル英文 Level.2

なお、本書は完全にマスターするまで読み込む必要はありません。2-3周をできるだけ早く周回して、薄く広くで良いので必須英単語を一通りインプットしましょう。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3…長文読解の中で英単語・英語表現を学ぶ

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)

長文の中で英単語・英語表現を学んでいきます。Part1 中学英語には下記のような英文が80記事有ります。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)

これまでに「ひとつひとつ分かりやすくシリーズ」と「例文で覚える中学英単語・熟語1800」で学んだ内容を、本書を読み込むことで定着させていきましょう。

80記事を最低2周はするようにしてください。そして、どれくらい本書をやり込めば良いのかについての詳細は後述します。

英会話の表現も多く含まれているので、Part1の中学英語は後ほど勉強する英会話対策にもお勧めです。

そして、Basic2400での学習が終わった時点で、再度例文で覚える中学英単語・熟語1800に着手し、一通り英単語・英語表現の暗記漏れがないか確認ください。

時間的な余裕がある人は速読英単語中学版も

速読英単語 中学版 改訂版
速読英単語 中学版 改訂版

時間的な余裕がある人は、速読英単語 中学版 改訂版にも着手下さい。

Basic2400と比べるとより長文読解の内容になっていますが、本書も読み込むことで基礎力をさらに高めることが出来ます。

中学英文法だけなら2ヶ月で終わらせられる

最初に紹介した「ひとつひとつ分かりやすくシリーズ」の英文法だけであれば、学び直しは2-3ヶ月で終わらせることが出来ます。

その後に紹介した英単語本も含めると学習期間は6ヶ月は必要になります。

ただ、ここまで紹介した6冊を全て終わらせた場合には、TOEICで350点は突破できる英語力に到達しています。

そして、高校英語の学習でも躓くことなく、短期間に学び直すことが出来ます。

TOEIC400点で最初にすべきこと…高校英文法の学び直し

TOEIC400点以上の方はここから読み始めて下さい。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版

私が監修していた語学学校で本書、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を使って、多くの生徒が基礎固めを行った、十分な実績のある1冊です。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版

高校英文法を一通り学び直すのにお勧めの1冊は下記です。

本書の理解が怪しい場合には、中学英語の項目で紹介している教材を使って中1-中3までの英文法で学び直して下さい。

補助教材 Evergreen…辞書のように確認する参考書

総合英語 Evergreen

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版は説明が簡易的なものであるため、より詳細に英文法について確認をしたい場合にはこのEvergreenを使用下さい。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3…Part2 高校英語の基礎を確立する

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)

Part2の62記事を読み込むことで、高校英語で学ぶ英単語・英語表現を習得します。

Part2は高校1年生~高校2年生で学ぶ英文読解と同じくらいの難易度の英文です。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) Part2

こういった英文記事を含むPart2の62記事をやり込めば、学習者によってはTOEIC450点からTOEIC500点に到達することも可能です。

最重要の入門英文問題精講

TOEIC LR試験で600点、Reading Partで300点に到達出来ない人は英文法・英文読解についての知識が欠けていると言えます。

難易度が高い複雑な構造の英文が来たらお手上げという人にお勧めなのが、大学入試対策の参考書である入門英文問題精講 4訂版です。

入門英文問題精講 4訂版

TOEIC LR試験対策の参考書ではここまで高い水準で英文法・英文読解について学べる教材は有りません。

“最重要”とあえてタイトルに付けてまて、TOEIC LR試験対策の中にあえて大学入試参考書を紹介しています。

急がば回れになりますが、TOEIC LR試験の点数を伸ばせない人は本書に取り組みましょう。

本書はReading Part 350点未満の方々にお勧めの教材です。

また、将来英語の先生を目指している方は、TOEIC900点以上の上級者でも読んでおくべきです。自分が高得点を取れるのと、他の人に教えられる体系的な英文法の知識があることは別物ですので。

本書を読破することで、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義で学んだ内容をさらに発展させましょう。

入門英文問題精講 4訂版 の使用方法の詳細については下記にまとめました。

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TOEIC900点、英検1級、TOEFL、IELTSを想定されている方向け 追加参考書

入門英文問題精講 4訂版を終わらせた後に品詞分解についてさらに学ぶための参考書2冊を紹介します。

ただし次に述べる2つのどちらかの条件に当てはまる人にのみお勧めします。

  • TOEIC LR試験で860点、900点超えを狙う人
  • TOEIC LR試験だけでなく、英検/TOEFL/IELTSの勉強のための基礎力を付けたい人

これから紹介する2冊はTOEIC800点で十分な人には不要な負荷が重い参考書ですので、上記条件に合致しない方は着手する必要は有りません。

入門英語長文問題精講 3訂版

大学入試レベルの24本の英文を読み込みながら、読解力・リスニング能力を高めます。

入門英文問題精講の姉妹編です。本書も難易度は高めですが、このレベルの英文を品詞分解しながら読めるようになれば、TOEIC LR試験の英文読解で困ることは有りません。

入門英文問題精講 4訂版を読み切った人であれば本書の内容を理解出来ます。

大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル]

大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル]も英文読解を学ぶ参考書です。入門英文問題精講 4訂版よりも長めの英文で品詞分解について学べます。

これら2冊の詳細に関しては下記の記事を確認ください。

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TOEIC試験で不動の基礎力を築く5冊の英単語本

ここから先はTOEIC LR試験の対策参考書を紹介していきます。

身近に英文法・英文読解に関する先生がいる場合は、これから紹介する参考書からいきなり着手していっても大丈夫です。そうでない場合は「先生がいない場合の教材 英単語・英文法・英文読解についての基礎固め」の教材から着手下さい。

TOEIC LR試験で730点、800点、860点を超えるに当たって必要になるのは何は無くとも英単語・語彙・ボキャブラリーです。

また、TOEIC LR試験対策にいきなりとりかかっても知らない英単語・英語表現が頻繁に登場する場合、試験対策どころではないです。

1行読んで2個も3個も知らない英単語が出てくる場合、すぐに挫折します。そのためまずは知っている英単語・英語表現の数を増やしましょう。その上で英文を正確に早く読む訓練(試験対策)をしましょう。

TOEIC600点未満向け 銀のフレーズ

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」がお勧めです。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ

TOEIC600点を目指す人向けの英単語帳ですので、初級者向けです。TOEIC600点以上の方は着手する必要は有りません。

英文の中で英単語を覚える 出る語句1800、STANDARD 1800

英語長文を読み込む中で、TOEIC LR試験に必須の英単語・英語表現を学びます。

ここで紹介している2冊をやりきれば、それだけでTOEIC800点に到達することすら可能です。

【ハンディ版】TOEIC L&Rテスト出る語句1800+[音声DL付]

【ハンディ版】TOEIC L&Rテスト出る語句1800+[音声DL付]

TOEIC LR試験で必要になる英単語を一通り学びます。現時点でTOEIC LR試験で500点以上(Reading Part 250点以上)の人向け。

ストーリー展開があるため、記憶に残りやすい構成です。また、英会話の教材としても優れています。

聴・英単語シリーズ)

TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2 (速読速聴・英単語シリーズ)

現時点でTOEIC LR試験で600~800点の人向け。全体的に公式問題集よりも難しめの記事ばかりです。

帯には「スコア500~700点を目指す方」向けと書かれていますが、600点未満の人が独学で取り組むには難易度が高めかと思います。

Reading Partの英文記事にもリスニング音源が付いているので聴き込んで下さい。

公式問題集と比べると、持ち運びがしやすい大きさですので、勉強を継続し易いです。

仕上げの金フレ、金のセンテンス

英語長文を読み込む中で覚えた英単語をさらに定着させるための復習用教材として、一覧性と網羅性に優れたTOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズは最適です。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

これまで読み込んだ英語教材で学んだ英単語・英語表現に漏れがないか確認していきましょう。

フレーズ単位ではなく、1英文単位で復習できるTOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンスもお勧めです。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス

それぞれの英単語帳の使用方法

ここで紹介した5冊の英単語帳の使用方法の詳細については下記記事を確認下さい。

内容がとても長くなったため、別記事にまとめました。

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TOEIC LR試験の参考書 英文法の確認・総仕上げ

Part5対策 TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック!シリーズ

TOEIC LR試験 Part5の英文法問題対策の参考書、Part5対策では老舗シリーズが千本ノックシリーズです。

1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略

(2021年6月発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略

Reading Partが300-400点の学習者向けの参考書です。

それ未満の英語力(R250~R350点)の方には新シリーズの1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 文法徹底攻略。がお勧めです。

千本ノックシリーズはTOEIC LR公式問題集よりも長めの例文が用いられており、解説も公式問題集より詳しい点が良いです。

学習順序としてはTOEIC公式本でPart6, Part7の長文問題に入る前に、英文法の不明点を無くすために取り組むのがお勧めです。

Part5の英文をきちんと品詞分解して読めるようになれば、残りのPart6、Part7の英文も問題なく読めるようになりますので、この順番がお勧めです。

千本ノックシリーズ 既刊一覧

千本ノックシリーズは毎年1冊新しいものが発売されているので、新しいものから順番に着手していきましょう。

そうすることで最新のTOEIC試験対策の傾向を知ることが出来ます。

1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略

(2021年6月発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略

「千本ノック」というタイトルですが、1冊に1,000題の問題が含まれているわけではありません。

そのため1冊だけではやり込みが不足するので、同じシリーズのものをもう1冊着手しましょう。最低2冊、出来れば3冊をこなしましょう。

1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 2 英語の筋トレで無理なくムダなく

(2020年5月発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 2 英語の筋トレで無理なくムダなく

1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! これなら続けられる英語の筋トレ

(2018年発売)1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! これなら続けられる英語の筋トレ

※【注意】次に紹介する炎の千本ノック! 文法徹底攻略と英文が半分近く(50英文)が重複しています。

1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 文法徹底攻略

2021年の7月に発売された1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 文法徹底攻略

従来の千本ノックシリーズでさんざん言われていた「解説が不親切」「解説が初級者に優しくなく、上から目線」という点について強化された新しい試みの参考書です。

Reading Partが250点~350点の点数帯の方々にお勧めです。

千本ノックシリーズの使用方法の詳細について

長くなりましたので、下記の記事に独立させました。こちらを確認下さい。

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TOEIC LR試験総仕上げ 公式問題集で模擬試験→本文を丸暗記

TOEIC公式本、TOEIC公式問題集と言われている「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」シリーズの有効活用方法を紹介します。

2022年3月時点で、公式問題集だけで8冊も出版されています。最新版は下記の紫表紙のものです。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8

公式問題集をどのように使用すれば良いのか。

模擬試験の点数の算出方法はどうなっているのか。

公式問題集を使いこなすために必要な英語力はどれくらいか。

公式問題集を終わらせるにはどれくらいの期間がかかるのか。

そういった一連の情報を下記記事にまとめましたので確認ください。また、Listening PartとReading PartのそれぞれのPart毎の攻略方法をまとめた記事も合わせて紹介します。

(公式問題集の全般的な使い方に関して)

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ハルヨン式 TOEIC400点から学び直すための英語学習方法

TOEIC LR試験で400点台からやり直すための英語学習法です。すでに上記紹介した英語参考書をここで紹介する学習法を元にやり込んでいって下さい。

この勉強方法は、この記事を書いているはるじぇー @HAL_J が運営している、英語学習サービス、ハルヨンの受講者向けの学習方法をブログ記事向けに加工したものになります。

座学学習と移動時間・隙間時間を活用した定着学習の方法を分けて紹介します。

座学学習で行うべきこと

手順1. 英文の日本語訳を読む、英単語の意味を日本語で確認する。

その他、日本語の解説を読み込む。言葉の意味や概念が理解できない場合はGoogle画像検索も行いましょう。例)glance at チラッと見る

手順2. 英文を精読し、品詞分解を行う。

注意点としては、TOEIC L&R試験のReading Partで350点を超えるあたりから自信を持って品詞分解が出来るようになってくる。それまでは漠然と理解しているような感覚が続きます。

手順3. 英文の自分事化を行う。

1記事毎に1英文、もしくは10英文を読む毎に1英文を選ぶ。自分自身が将来使ってみたい英文・英語表現を選び抜く。手順4以降でこの英文だけは丸暗記する。※イラストを書く、グーグル画像検索を行うとなお良い。

手順4. Audipoを使用し、リスニング音源を1英文毎(5秒前後)で区切る。

AudipoはAndroid版の方が圧倒的に良い。以下、区間再生設定を終えたAndroid版Audipoの画面。

定着学習で行うべきこと

座学学習にて準備をした後は、次は参考書の中に登場する英文を徹底的に読み込んで、聴き込んでいきます。目安の回数は「1英文あたり、黙読10回、リスニング20回、音読10回」。これを2周です。

すなわち「1英文あたり、黙読20回、リスニング40回、音読20回」もの回数をやり込む必要が有ります。それぞれの参考書は1-3回通読するだけではなく、その参考書に記載されている英文を全て徹底的に読み込み・聴き込み、暗記していきます。

さらに詳しい学習方法については下記の記事を読み進めて下さい。

ハルヨン受講者向け TOEIC LR試験で600点未満の方々向け 座学・定着学習マニュアル

TOEIC400点レベルの人達に向けたカリキュラム作成案

私がTOEIC400点レベルを目指す生徒向け学習カリキュラムを作成する際に意識することは、その生徒の英語学習の根幹を成していく基礎力を漏れなく身につけてもらうことです。 具体的にはまずは高校生レベルの英文法を習得してもらいます。

この記事の筆者 @HAL_J こと、柴田はすべての生徒に対して、まずは高校英文法の理解を再度確認してもらいます。 その後に、英文読解・リスニング学習の参考書に取り組んで、学んだ英文法を定着させて、英単語の語彙を増やしていきます。 そして、ほとんど全ての生徒にTOEIC LR試験の参考書を指定します。 理由はいろいろありますが、一番の理由は「TOEIC LR試験向け参考書が一番よくできている」からです。

そして、TOEIC参考書を使用して『学んだ英文法を定着させ』て、『英単語の語彙を増やして』いきます。

学習の中心となるのは『品詞分解による英文法の定着』『音読』です。 英語学習において両輪を担うこれら2つの勉強法ですが、この両者は同時に取り組むことでより学習効果を高めることができます。

品詞分解を行うことで、文法知識の精度を高めます。 そして、品詞分解をした英文を音読することで英語という言語自体に対する理解を深めましょう。 最初は短くて易しめの文章から取り組みますが、徐々に長く難しい英文に取り組んでいきます。

この学習の過程で蓄積されていく基礎的な英語に関する知識こそが、「英語を話す」ために必要な基礎知識になります。 基礎知識のインプット無くして英語を話せるようになりません。 英語を話せるようになるためにも、まずは英文を品詞分解し、その上で英文を音読していきましょう。

最後に一言

本格的に英語を学習し始める、あるいは久しぶりに英語に触れるという方も多いTOEIC400点台ですが、自力で効率的な方法で語学を学習するのは難しいものです。 短期間で成果を出したいというのであれば、家庭教師なり語学学校を活用するのがおすすめです。

この記事を書いた人

はるじぇー @HAL_J

中学英語、高校英文法から大人が学び直せるサービス、オンライン英語学校のハルヨンを運営中。詳細はトップページ現在開講しているコース料金のそれぞれのページをご確認下さい。

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この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

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