TOEIC400点からの英語学習やり直し戦略 / お勧めの参考書、英語学習方法、TOEIC400点の立ち位置を紹介。

(記事の執筆者)この記事の執筆者は「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」フィリピン留学の語学学校バックワイズの共同代表、そして大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨン代表のはるじぇー @HAL_Jです。

語学学校バックワイズ

英語学習者の中には、就職・転職活動で英語力の評価を目指す方も多いと思います。

しかし、大学生もしくは社会人になりしばらく英語学習から離れていた方や、英語が得意でない方が初めて受験をすると、TOEIC400点程度の結果になることも多いです。

これは英語の基礎を忘れていたり、理解しきれていないことが原因であり、決して皆さんの英語力が低いわけではありません。

なぜなら大学のTOEIC IPテストや大学院試験で必要に迫られ、無対策でTOEICを受けると「TOEIC400点台」という結果が出ることがあるからです。

それを裏付けるように、過去に広島大学を中心に中堅国公立大学が公開している平均スコアは400点台後半となっています。

つまり現状で本来するべき英語学習ができていない、または対策する内容を間違えている可能性があるのです。

それでは、どのように勉強するのが良いのでしょうか。

そこでこの記事ではTOEIC400点レベルの英語力の特徴と、TOEIC400点から脱出するための最短勉強法を解説します。

この勉強法を学ぶことで、TOEIC400点レベルの方でも英語の基礎を効率的に身につけことができるようになるでしょう。

初めはTOEIC400点という結果をみて「えっ、これだけしか取れないの?」と自信を失うかもしれませんが、心配ご無用です。

初受験(ほぼ無対策)でTOEIC400点台を取得できた方は、確実に+150〜300点は伸びます。この記事で学習法を学べば、その後の学習も楽になるはずです。

就職・転職活動で英語力の評価を狙うのであれば、最低でもTOEIC600点以上は必要になります。

TOEIC700点以上があれば志望先にもよりますが、有利に評価されると行っても良いでしょう。 つまり、TOEICで高得点を獲得しておくことは就職市場において非常に役に立ちます。

本記事を参考に、まずはTOEIC400点の英語力を自身で把握し、さらに高い点数を取れるような正しい学習方法を身につけましょう。

目次

TOEIC400点は日本人のTOEIC受験者で最も割合が多い

最初にTOEIC400点の方の立ち位置を見てみましょう。

TOEIC400点以上の人がどれだけの割合なのか、TOEIC LR試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を見てみましょう。

2019年のTOEIC LR試験・IPテストにおいて500点以上の点数を獲得した人の割合は約63%(1.3%+1.4%+2.1%+2.9%+3.8%+5.0%+6.5%+8.1%+9.6%+10.8%+11.6=63.1%)の割合です。

TOEIC400点はIPテストにおいては最も割合が多い点数帯(11.6%)ではありますが、全受験者の平均よりも低い点数となります。

TwitterなどのSNS上ではTOEIC400点というとそれほど大したことがない印象があります。

でも実際のところ、TOEIC400点を取れる受験者は少なくとも中学で学ぶ英語を習得しており、高校1年~2年生程度の英語力をすでに備えているため英語力は決して低いとは言えません

TOEIC LR試験を受験していない人達のことを考えると、むしろ日本人の中では英語がかなり出来る人達であると言えます。

※このデータはIPテストのものです。TOEIC公開テストとIPテストではデータが異なりますが、内容がやや専門的なものになったため、下記の記事に別にまとめました。興味がある人だけ読み進めて下さい。

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TOEIC400点で出来ること / どのように評価されているのか

挨拶が出来る、簡単な業務連絡などが出来る

英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度を見てみると、TOEIC L&R試験の点数帯毎にどのような業務ができるのかがまとまっています。

(上記画像の右項目)TOEIC L&R試験の点数に応じた英語スキルは下記になります。

  • TOEIC800点以上…通訳なしでの海外出張に一人で行ける、海外赴任できる
  • TOEIC600-800点未満…簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る
  • TOEIC600点未満…挨拶ができる、簡単な業務連絡などが出来る

TOEIC400点の人達が所属するグループ(TOEIC600点未満)においては「挨拶が出来る」「簡単な業務連絡などが出来る」が主な業務内容です。

TOEIC400点レベルの人が英語業務に関わる例を挙げると、下記のようなメールのやり取りが想定されます。

  • すでに定型文が作成されている英文メールに日程・数値・品目を入力する。
  • 相手の返信を理解するために翻訳ソフトを使用する必要がある。

まだまだ英語を使って業務を行うには厳しいです。

英語を使ってより積極的に仕事をしたいのであれば、少なくとも次のレベルであるTOEIC600点以上の英語力が必要であることが分かります。

【大学生の場合】TOEIC400点がどのように評価されるのか

大学生がTOEIC L&R試験スコアを最も有効活用できるのは就職活動時です。

一般的に就職活動の際に履歴書に書いて評価される点数はTOEIC600点以上からと言われています。

目安になるのは「過去3年間の内定者受験者数推移と平均スコア※」です。

TOEIC® Listening & Reading Test 公式データ・資料より

2019年度のデータ、内定者全員が強制的に受験させられることが多いIPテストのデータにおいても、平均547点という中級者水準の英語力が平均点となっています。

544点(2016年度)、539点(2017年度)、538点(2018年度)、547点(2019年度)と平均点が推移しています。

この点数帯だと内定者としては可も不可もなしです。

TOEIC400点ですと、まだ内定者の平均を大きく下回るため、就職活動でも英語力が足を引っ張る恐れが有ります。

英語力で足を引っ張りたくない方は最初の目標として「TOEIC600点」を設定し、それを目標にしましょう。

【社会人の場合】TOEIC400点がどのように評価されるのか

社会人の場合、会社内での「異動・昇進・昇格」の際に、規定以上のTOEICスコアを求められることが多いと考えられます。

英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度においては、英語を使用する部署の中途採用においては53.8%がTOEIC LR試験の点数を要件・参考としており、求められるスコアは「620点」となっています。

そのため社会人にとっても、英語を使った業務を希望するのであれば、TOEIC400点では必要要件に到達していないと言えます。

TOEIC400点の人達を仕事で英語を使う部署にあえて配属する上司は稀でしょう。実際のところ、少なくともTOEIC600点がなければ英語で業務を行うのは厳しいです。

英語力が現在の職場で必要とされているかどうか

「職場での英語の使用状況と現在の英語スキル」のアンケートの赤文字になっている3項目を見てみましょう。

ビジネスパーソンに自身の職場での英語の使用状況を尋ねたところ、現在は「英語は海外との取引がある部署だけで使われる」(33.9%)が最も多く、「社内で英語を使うことはない」(29.2%)が次点です。

しかし、3年後の見通しでは両項目ともに割合が減少、英語は海外との取引がある部署だけで使われる」33.9%⇒24.5%、「社内で英語を使うことはない」29.2%⇒18.0%となっており、英語の必要性は増す未来が予想されます。

また、「人材採用時、配属部署の決定や異動時に、一定の英語能力が求められる」が現在の17.8%から3年後には29.8%に増加。

このアンケート結果からは会社として英語を使用する割合が増えていくことが予想されます。

TOEIC400点からTOEIC600点に到達までに必要な学習時間

【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】
200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。
400点から500点 ⇒ 250〜300時間
500点から600点 ⇒ 250〜300時間
600点から700点 ⇒ 250〜300時間
700点から800点 ⇒ 500〜600時間
800点から900点 ⇒ 500〜600時間

上記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要な時間です。

現時点でTOEIC400点以上の人がTOEIC600点に到達するのに必要な時間は500時間~600時間です。

1日3時間の学習をした場合、半年~8ヶ月は必要です。

高校1年生~高校2年生の水準の英語力(TOEIC400点)から大学生の平均点以上の英語力に到達することになるので、やはりそれなりに時間はかかります。

注意: 専門家の指導がないと余分に時間がかかる恐れが有ります。

学習時間に関して1つ注意する必要が有ります。

専門家の指導がなく独学で学習計画を立てた場合、だいたい迷走しますので、その場合にはここで書かれている時間の1.5~2倍はかかる可能性が有ります。

回り道をしたくない方、時間を無駄にしたくない方は早めに専門家の指導を受けられた方が良いです。

現時点でTOEIC400点未満の人が独学でTOEIC600点に到達するのは難易度がそれなりに高いことです。そのため、このレベルに該当する方々は早めに英語学習サービスに課金することをお勧めします。

フィリピン留学を利用すれば、3ヶ月~6ヶ月でTOEIC500点に到達可能

>現時点でTOEIC400点以上の人がTOEIC600点に到達するのに必要な時間は500時間~600時間です。

>1日3時間の学習をした場合、半年~8ヶ月は必要です。

1日10時間の英語学習が可能なフィリピン留学であれば、この期間を2ヶ月~4ヶ月に縮めることが可能です。

早急にTOEIC500点に到達する必要がある。また、ワーキングホリデーなどで最低限の基礎力を身に付けたい場合には、短期的に集中学習が出来るフィリピン留学も選択肢に入れてみましょう。

この記事を書いている柴田 @HAL_Jがこれまで受け持ってきた生徒の方々ではやはり1日10時間集中的に学習できるフィリピン留学をして、この勉強量を一気にこなす人達が多かったです。

(参考記事) フィリピン留学・セブ島留学・お勧め留学事例…大学生の夏休み・春休みの留学

中学英語からのやり直し、TOEIC345点以下の人はより多くの時間がかかる可能性有り

中学英語・高校英語が満足に身についていない可能性が高いTOEIC345点以下の方々だとさらに時間がかかる可能性が有ります。

TOEIC LR試験はTOEIC400点~900点の点数帯であれば、それなりに正確な英語力を測定できます。しかし400点未満の英語力だと測定が困難です。

TOEIC345点以下の方で、本気で英語力を上げたいと考えている場合には早めに専門家に相談されることをお勧めします。

TOEIC400点を目指す / TOEIC400点からの英語参考書

ここから英語学習方法・おすすめの英語参考書を紹介していきます。

英語学習では必ず「区間再生」「速度調整」が出来るアプリを使用しましょう。

最初に必ず使ってほしいアプリを紹介します。

それぞれの参考書をやり込む際には、下記記事で紹介しているアプリ(Audipo, Repete Plus)を使用して、黙読・リスニング・音読・暗唱といった定着学習を行いましょう。

より詳しく英語学習方法について知りたい場合にはこの記事を執筆している柴田 @HAL_Jが提供しているフィリピン留学の語学学校バックワイズ、もしくは大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンの受講を検討ください。

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英文法を学び直し、英会話の基礎学習に最適な中学英文法の参考書

中学英文法のやり直す参考書から必要な参考書を紹介していきます。

ここで紹介する英語参考書はTOEIC200~350点から英語学習を開始することを想定して作成しました。

お勧めはこの3冊です。

中1英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版
中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版
中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

高校英文法から学び直そうかと思っている人にも、中2英語(中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版)からの学び直しを私はお勧めしています。

それは「英会話の表現を学べる」「高校英文法の基礎固めに最適」という2つの理由からです。

これら3冊(あるいは2冊)の英文法参考書を終わらせることで中学英文法について一通り学ぶ事ができます。

それに加えて重要なことなので繰り返しますが、「英会話の表現を学べる」「高校英文法の基礎固めに最適」という2つの理由から、これらは初級者から初中級者(TOEIC500点未満)の学習者が着手すべきものです。

これら参考書の紹介・使用方法の詳細については下記記事にまとめましたので、こちらをご覧下さい。

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英単語・英文読解・リスニング学習で中学英語を仕上げていく

中学英文法の内容を一通り学び直した学習者が次に取り組むべきは、英単語・英文読解・リスニング学習の学習です。

一通り身につけた英文法の知識を補強するために、追加の参考書でたくさんの英文を読み込み、聴き込むことで定着させていきます。

「同じ英語表現を異なる文脈で7回遭遇してはじめてその英語表現が使えるようになる」と言われていることを実践する必要が有るのです。

英単語・英文読解・リスニング学習の学習にお勧めの参考書は下記の2冊です。

(英単語帳) 例文で覚える中学英単語・熟語1800

例文で覚える中学英単語・熟語1800


例文で覚える中学英単語・熟語1800の本文は下記画像です。

このいわゆる単語帳タイプのメリットは「一覧性の高さ」と「掲載されている英単語数の多さ」です。短期間に必須英単語・英語表現を学ぶことが出来ます。

(英文の中で覚えていく) 速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)

もう1つのお勧めの参考書は、速読英単語に代表される英語を「英文の中で実際に英文を読み込みながら覚えていく」というものです。

下記は速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) Part1、中学英語の長文です。 


速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) Part1

それぞれタイプが異なる2種類の英単語帳を使用するのかに関しての詳細説明が長くなりましたので、下記の記事に独立させました。そちらを御覧ください。

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高校英文法の基礎固め参考書 共通教材

中学英語が終わったら、次は高校英語です。

TOEIC600点以上の中級者、TOEIC800点以上の上級者になるためには、高校で学ぶ英文法をもれなく理解している必要があります。

中学英語と同様に高校英語の学習を進めていきましょう。

お勧めの参考書は下記の2冊です。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版

私が監修している語学学校バックワイズオンラインレッスンのハルヨンで本書、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を使って、多くの生徒が基礎固めを行った、十分な実績のある1冊です。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版

高校英文法を一通り学び直すのにお勧めの1冊は下記です。

中学英文法から学び直している場合だと、1日2時間くらいの学習であれば、3~6ヶ月の期間で本書で一通りの学習を終わらせることが出来ます。

本書で必要な知識を一通り学べますが、中学英文法の参考書と同様に、英単語・英文読解・リスニング学習の学習で学んだ知識を補強していく必要が有ります。

また、英単語・英文読解・リスニング学習と並行して3周は目を通すべき教材です。

TOEICテスト英文法プラチナ講義

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を一通り終えた後に着手すると良いのが、下記の易しめのTOEIC LR試験向け英文法書、TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義です。

TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義

本書の対象レベルはReading Part 175点~295点の方向けです。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版の内容を一通りこなしていれば、R175点相当に到達していますので、引き続き本書を使って学習を進めて下さい。

易しめですが、解説文を完全に理解するにはReading Part 400点以上の実力が必要ですので、中上級者が復習目的で一通り通読する使い方も悪くはない使い方です。

本書を通読することで、TOEIC LR試験で必要になる英文法の基礎事項を一通り学べます。

ここで紹介した2冊の使用方法の詳細については下記の記事を確認ください。

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最重要の入門英文問題精講

TOEIC LR試験で600点、Reading Partで300点に到達出来ない人は英文法・英文読解についての知識が欠けていると言えます。

少し難易度が高い複雑な構造の英文が来たらお手上げという人にお勧めなのが、大学入試対策の参考書である入門英文問題精講 4訂版です。

入門英文問題精講 4訂版

TOEIC LR試験対策の参考書ではここまで高い水準で英文法・英文読解について学べる教材は有りません。

“最重要”とあえてタイトルに付けてまて、TOEIC LR試験対策の中にあえて大学入試参考書を紹介しています。

急がば回れになりますが、TOEIC LR試験の点数を伸ばせない人は本書に取り組みましょう。

本書はReading Part 350点未満の方々にお勧めの教材です。

高校英文法を ひとつひとつわかりやすく。 と  TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義  で学んだ内容をさらに発展させましょう。

入門英文問題精講 4訂版 の使用方法の詳細については下記にまとめました。

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TOEIC600点に到達するための3つの英単語帳

ここから先はTOEIC LR試験の対策参考書を紹介していきます。

ただ、まだ直接的な試験対策の参考書には着手しません。基礎を固めるための参考書に着手します。

最初からTOEIC LR試験の問題演習(試験の過去問)にいきなりとりかかっても、知らない英単語・英語表現が頻繁に登場するので、試験対策どころではないです。

1行読んで2個も3個も知らない英単語が出てくる場合、すぐに挫折します。

そのためまずは知っている英単語・英語表現の数を増やしましょう。そして、その上で英文を正確に早く読む訓練(試験対策)をしましょう。

TOEIC600点未満向け 銀のフレーズ

最初に語彙力が不足している学習者には「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」をお勧めします。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ

TOEIC600点を目指す人向けの英単語帳ですので、初級者向けです。TOEIC600点以上の方は着手する必要は有りません。

「薄く広くを繰り返す」学習法で、1日最低100英単語のペースでの学習を続けて、3周は通しで読みましょう。

英文の中で英単語を覚える…TOEIC L&Rテスト出る語句1800+

英語長文を読み込む中で、TOEIC LR試験に必須の英単語・英語表現を学びます。

ここで紹介する英文の中で英単語を覚える2冊をやりきれば、それだけでTOEIC800点に到達することすら可能です。

【ハンディ版】TOEIC L&Rテスト出る語句1800+[音声DL付]

TOEIC LR試験で必要になる英単語を一通り学びます。

現時点でTOEIC LR試験で500点以上(Reading Part 250点以上)の人向け。

ストーリー展開があるため、記憶に残りやすい構成です。また、英会話の教材としても優れています。

それぞれの英単語帳の使用方法

ここで紹介した2冊の英単語帳、あと紹介していない1冊の英単語帳の使用方法の詳細については下記記事を確認下さい。

内容がとても長くなったため、別記事にまとめました。

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(舞台裏)TOEIC400点レベルの人達に向けたカリキュラム作成で考えていること

私がTOEIC400点レベルを目指す生徒向け学習カリキュラムを作成する際に意識することは、その生徒の英語学習の根幹を成していく基礎力を漏れなく身につけてもらうことです。

具体的にはまずは高校生レベルの英文法を習得してもらいます。

この記事の筆者 @HAL_J こと、柴田はすべての生徒に対して、まずは高校英文法の理解を再度確認してもらいます。

その後に英文読解・リスニング学習の参考書に取り組んで、学んだ英文法を定着させて、英単語の語彙を増やしていきます。

そして、ほとんど全ての生徒にTOEIC LR試験の参考書を指定します。 理由はいろいろありますが、一番の理由は「TOEIC LR試験向け参考書が一番よくできている」からです。

TOEIC参考書を使用して『学んだ英文法を定着させ』て、『英単語の語彙を増やして』いきます。

学習の中心となるのは『品詞分解による英文法の定着』『音読』です。 英語学習において両輪を担うこれら2つの勉強法ですが、この両者は同時に取り組むことでより学習効果を高めることができます。

品詞分解を行うことで、文法知識の精度を高めます。

そして、品詞分解をした英文を音読することで英語という言語自体に対する理解を深めましょう。 最初は短くて易しめの文章から取り組みますが、徐々に長く難しい英文に取り組んでいきます。

この学習の過程で蓄積されていく基礎的な英語に関する知識こそが、「英語を話す」ために必要な基礎知識になります。 基礎知識のインプット無くして英語を話せるようになりません。

英語を話せるようになるためにも、まずは英文を品詞分解し、その上で英文を音読していきましょう。

(説明会申込み) 語学学校バックワイズ・オンラインレッスンのハルヨン

「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」を方針とするフィリピン留学・語学学校バックワイズではこの記事で紹介している教材を使って英語力を短期間で劇的に向上させることが出来ます。

語学学校バックワイズでのフィリピン留学についてより詳細を知りたい場合には、下の画像のリンク先記事よりバックワイズ・オンライン説明会にお申し込み下さい。

フィリピン留学の学習カリキュラムを留学せずに日本で受講したい場合には、大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンのオンライン説明会にお申し込み下さい。

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この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

ツイッターは相互フォローの方針でやっているので、お気軽にフォロー下さい。

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