Welcome to ハルヨン   Click to listen highlighted text! Welcome to ハルヨン

TOEIC860点の英語力のレベルと勉強方法とは。就職・転職活動での評価は。

(最初に・記事の執筆者に関して)この記事の執筆者は日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えているオンライン英語学習サービス、ハルヨン代表のはるじぇー @HAL_Jです。 この記事ではTOEIC 860点レベルの英語力の特徴と、その水準に届くための勉強法を詳しく解説します。
目次

TOEIC 860点レベルの英語力とは

TOEIC 860点相当の英語力は、語彙・文法・構文を正確に把握しており、その知識を駆使し流暢に使いこなすことができる水準。TOEIC試験を実施するIIBC、国際ビジネスコミュニケーション協会の定めるTOEIC Aレベル(最高レベル)にあたり、「Non-nativeとして十分なコミュニケーションができる」とされています。 企業の国際部門で活躍するビジネスパーソンに期待するスコアが655〜855点と言われていますから、TOEIC 860点を取得していれば国際部門でも自信を持って働くことができるでしょう。 TOEIC 860点は、ハイレベルな英語力を示す指標として企業が採用や昇進、海外赴任の際の要件にしているのはもちろんのこと、多くの大学や日本を代表する団体・省庁なども業務遂行に必要な英語力としてTOEIC 860点を挙げています。 国立大学では埼玉大学が、TOEIC 730点以上を保持している学生には英語2単位、そして860点以上を保持している学生には4単位を認定しています。 また、JICAは「英語で実務遂行が可能」な英語力としてTOEIC 860点以上を総合職・社会人採用の募集要項に指定しています。同様に外務省も、社会人採用など即戦力としての人材を採用する際にTOEIC 860点レベルの英語力を求めています。国際協力や国際関係に関わる日本を代表する大きな組織がTOEIC 860点以上の英語力を求めていることからも、その英語力の高さがわかります。 ※TOEIC L&R試験スコアと英語力との関係の、大まかな目安を表にまとめました。参考にしてみてください。
最低限必要なTOEICの点数 可能なこと 備考
TOEIC 500点 初歩的な日常会話や自己紹介 少しずつ会話が可能になりますので、英語学習自体も楽しくなってくる段階です。裏を返せばTOEIC 500点以下の場合、道を尋ねたり簡単な挨拶程度の会話をするのにも困ります。500点以下の人の場合は英語を見ること自体がかなり苦痛です
TOEIC 600点 ・ワーキングホリデー・海外就職(アジア就職)・海外旅行(世界一周など) ワーキングホリデーに行く人が最低限取得しておきたい点数です。 ・海外就職をする上で望ましい水準は800点以上ですが、最低限の水準は600点です。600点以下だとコミュニケーションが上手くいきません。また、日本で履歴書に書ける最低レベルの点数です。600点以下は履歴書に点数を書かない方が無難です。 ・自己紹介以外の会話ができるために必要な最低限の水準ですので、海外旅行や世界一周旅行を楽しむために必要な水準です。
TOEIC 700点 外資系企業の足切り水準 外資系企業で働きたい人は最低限TOEIC 700点はないと履歴書の段階で落とされることがあります。
TOEIC 800点 就職活動で武器として使える 転職活動で英語を自分の強みとして積極的に利用できる点数です。また、友好的交渉であればネイティブと行なうことも可能な水準です。
TOEIC 900点 アメリカなどで仕事をする上での最低水準 ネイティブと互角に英語でやり取りをする上で最低限必要な水準です。
参考

TOEIC860点レベルを目指す勉強方法・教材

TOEIC L&R試験で860点を目指すために必要となる学習方法と教材を紹介していきます。 ここで紹介する参考書はTOEIC LR試験で500点前後の方々が英語学習をする場合を想定してまとめました。TOEIC600点-TOEIC730点の方々は必要な箇所のみを確認下さい。 それぞれの参考書のやり込み方については下記リンク先の記事内容をか確認下さい。 https://hal4.jp/u600-learning-manual/ ※すでにReading Partで300点以上有る方の場合は、記事の内容を踏まえて、自分なりにやりやすい学習方法を確立下さい。

高校英文法の基礎固め参考書 共通教材

TOEIC800点台を獲得するには、高校で学ぶ英文法をもれなく理解している必要があります。 現時点でReading Partが350点未満の方は高校英文法の理解漏れがある可能性が高いです。そのため、再度高校英文法の範囲について通読しましょう。 なお、Reading Partの点数が300点~345点の方の場合だとほとんどの内容を理解出来ているため軽めに通読して、自分が特に苦手な分野にのみ重点的に着手下さい。そして、現時点でReading Partが350点以上の方には不要な教材です。 高校英文法を ひとつひとつわかりやすく。 高校英文法について一通り学びます。 注意点としては本書だけでは2-3周しても、書かれている英文法について完璧に理解出来るわけではないということです。本書で基礎知識を身につけて、その上で後ほど紹介する多読用の参考書を読み込んでいくことで、本書で学んだ高校英文法の知識が定着します。そのため、本書だけを仮に7周しても英文法の知識の定着は出来ないです。 そして、ハルヨンのレッスンを通じて分かったのは、5文型の理解、受動態、現在分詞・過去分詞の扱い、分詞構文、仮定法の使い分け、こういった箇所で躓いている人達が多いということです。特にここで書いた項目については理解しながら読み進めるようにして下さい。 1つ例を挙げます。下記は苦手な人が多い「分詞」に関するページです。分詞とは名詞を説明する形容詞で有り、現在分詞と過去分詞はそれぞれ形容詞です。いま書いた基本的な内容がすぐに理解出来ていない場合、分詞について理解出来ていないので、高校英文法を ひとつひとつわかりやすく。を熟読下さい。 そして、この分詞に関する基本的な知識があれば、第5文型 SVOCと分詞の知識を組み合わせた下記の3英文が理解出来ます。 現時点でここまでの内容を理解出来ない場合は高校英文法に関する知識が不足していることを意味しますので、本書を通読する必要が有ります。 そして本書を2-3周したら、英文読解・リスニングの学習に移って下さい。

補足 英文法で理解出来ない時に辞書のように確認する参考書

総合英語 Evergreen 分厚い参考書ですので、辞書のように分からないことがあればその都度確認しながら使用下さい。 高校英文法をひとつひとつわかりやすくは説明が簡易的なものであるため、より詳細に英文法について確認をしたい場合にEvergreenを使用下さい。

TOEIC試験で必要になる英文法に慣れる プラチナ講義

高校英文法をひとつひとつわかりやすくを一通り終えた後に着手すると良いのが、下記の易しめのTOEIC LR試験向け英文法書です。 TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義 本書の対象レベルはReading Part 175点~250点の方向けです。高校英文法をひとつひとつわかりやすくの内容を一通りこなしていれば、R175点相当に到達していますので、引き続き本書を使って学習を進めて下さい。 本書を通読することで、TOEIC LR試験で必要になる英文法の基礎事項を一通り学べます。また、TOEIC LR試験 Part5の問題にも慣れることが出来ます。 下記の画像は「助動詞+受動態」+熟語表現を使用したものです。高校英文法の知識があれば理解出来るはずです。 ※英文記事の書き込みはハルヨンの高校英文法上級/TOEIC550点突破クラスで使用したものです。 次に紹介するのは仮定法過去完了、そしてその倒置表現です。こちらも高校英文法の知識があれば理解出来ます。 本書を使用して学んだ高校英文法の知識がTOEIC LR試験でどのように使われるのかに慣れていきましょう。また、高校英文法をひとつひとつわかりやすくで学んだ内容を別の参考書を使用することで、さらに定着させていきましょう。

TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義 使用上の注意

各章末(Chapter1~Chapter6)にまとまっている、かつリスニング音源があるプラチナセンテンスを全て暗記するくらいに読み込み、聴き込みましょう。 ただし、Chapter7の英単語を暗記するためのプラチナセンテンスの使用はお勧めしません。Chapter7のように1英文ずつ暗記するのは記憶への定着が悪く、学習効率が悪いです。そのため、後述する英文の中で英単語・英語表現を暗記できる【ハンディ版】TOEIC L&Rテスト出る語句1800+[音声DL付] TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2 (速読速聴・英単語シリーズ)、これら参考書の方が学習効率が良いです。 また、章末チェックにあるTOEIC LR試験の模擬試験問題はなぜか音源が付いていないので、やり込む必要は有りません。なぜリスニング音源をつけなかったのか理解に苦しみます。 これらの手抜きはプラチナ講義のマイナス点なので、次回のバージョンでは改善されることを期待します。

先生がいない場合の教材 英単語・英文法・英文読解についての基礎固め

ここから先の学習では、「英文法・英文読解に関して教えてくれる先生がいる場合」と「そういった先生がいない場合」で着手する参考書が変わってきます。 後者の先生がいる場合だと実はいきなりTOEIC LR試験対策に入ることが出来ます。しかし、そういった先生が身近にいない場合だと、非効率的では有りますが、大学受験用の参考書をそれなりの量をこなしてからでないとTOEIC LR試験向けの参考書は理解出来ません。 最初に先生がいない場合に着手するのがお勧めの参考書を紹介します。

高校英文法を定着させる 速読速聴・英単語Daily1500 ver.3

速読速聴・英単語Daily1500 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) 高校英文法を ひとつひとつわかりやすく。で学んだ英文法・英語構文を定着させるために、本書を読み込みましょう。合計で142記事とかなりの分量ですが、タイトルにあるように日常会話で必要な英単語を学べます。そして、本書を読み込めば英検2級、またはTOEIC LR試験で500点まで到達出来ます。 本書の注意点としては「解説はあまり丁寧ではない」のと、「日本語訳は意訳されているものが多い」という点です。そのため読破には高校英文法を ひとつひとつわかりやすく。を読み込んでいる事が必須です。 本書に取り組む際も本当は英文法・英文読解の先生がいる方が実は望ましいです。下記で具体的な例を1つ見てみましょう。 5~6行目にかけての英文、any similar products the natural health industry has to offerが独学で理解できれば良いのですが、解説が無いので「関係代名詞which・目的格の省略」+「不定詞の形容詞的用法」についての知識が無ければ完全には理解出来ない英文です。 ※英文記事の書き込みはハルヨンの高校英文法上級/TOEIC550点突破クラスで使用したものです。 身近に先生がいない場合は分からない箇所は出てきますが、英文の理解度が8割に到達すれば良いくらいに割り切って、本書の142記事を2周しましょう。 そして、合間合間に高校英文法を ひとつひとつわかりやすく。で理解が曖昧な英文法についての知識を深めて定着させていきましょう。 独学でもさらに上のレベルに到達することは可能ですが、専門家の下で学ぶよりも時間が余分にかかりますし、失敗の確率も上がります。 ハルヨンのレッスンで本書を使用していますが、解説が必要だなと思われる箇所に解説が無いため、独学は厳しいだろうと感じています。高校の英語の授業を真面目に聞いていた人であれば、なんとかなるかもしれませんが…。 大人になってから英文法・英文読解を学ぶなおす場合、失敗の確率を下げるためにもどこかの英文法・英文読解を重点的に学ぶことが出来る英語学習塾で学ぶことを検討された方が良いなと、実際にハルヨンで英語学習をやり直している方々と接していて日々感じています。

最重要の入門英文問題精講

入門英文問題精講 4訂版 高校英文法を ひとつひとつわかりやすく。 と 速読速聴・英単語Daily1500 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) で学んだ内容をさらに発展させましょう。 下記にサンプル英文を掲載します。 サピエンス全史、ユヴァル・ノア・ハラリの話になります。英文自体の難易度は実はそれほど高くないですが、書かれている内容が難しめです。 解説がとても充実しているため、独学で英文法・英文読解を学び直す学習は本書を読み切ることが必須です。本書は短めの英文に対して非常に長い日本語の解説文が付いています。 本書は負荷がかなり重い教材ですので、1日3-5記事を目標に学習を行って下さい。最初は1記事読むのに30分以上かかるかもしれません。また、1回読んだだけでは完全にしっくりと来ないことが多いので、最低3回は通読することを目標に読み込んでください。 この教材は難易度が高めであるため、初回の読み通し時には完全には理解し、習得できない場合も有ります。そのため、都度都度復習をする必要が有ります。2ヶ月毎に英文を全て通読するのがお勧めです。そして、通読時に不明点があれば、再度日本語の解説を読み込んでください。

入門英文問題精講 学習上の注意点

下記に入門英文問題精講 4訂版の学習法、注意点まとめました。 ◆注意点1. よく分からない、定着していない状態でどんどんと進めない。 入門英文問題精講の説明を1-2回だけ読んで、まだ十分理解していない状態でどんどんと進んでいくのは駄目。 TOEIC LR試験のReading Part 225点未満の人の場合だと、日本語の説明文を少なくとも3回以上読むのがお勧め。 時間はかかっても1つ1つ理解できる水準まで到達してから先に進むようにする。 なお、説明文・英文の読み込みは チャンク単位、入門英文であれば「説明の番号単位」「部分訳」を個別に理解していくようにする。 理解できているかどうかの確認としては、自分で先生になったつもりでレッスンをしてみて、言語化がうまく出来ない場合は、理解があやふや。この場合、さらに追加で読み込む必要が有ります。 ◆注意点2. 発音が不明な見慣れない英単語は必ずネットで検索して発音の確認を行う。 発音チェックにはWeblioとGoogleの併用がお勧めです。 例えば、本文に登場するRelativityの場合。 ここに書いた学習手順はこれ以降の参考書でも有効ですので、これら注意点を留意下さい。

英文法を理解していないと超えられないTOEIC600点の壁

入門英文問題精講 4訂版の内容を理解出来ないとTOEIC800点の壁はおろかTOEIC600点の壁を超えられません。難易度が高めの教材ですが、頑張って下さい。 私が関わっていた語学学校サウスピーク(移転前アドレス souspeak.com )では、英文法の知識が足りなかったのと、そしてそもそも日本語である母語の水準があまり高くないため、参考書に書かれている英文法の解説を読破できなかったために、このTOEIC600点の壁を超えられなかった方々が多数いました。 長期の語学留学(フィリピン留学)して英文をたくさん音読・リスニングしているけれど、いつまでも600点を超えられずに終わっていた方々。こういう方々に足りなかったのは、英文法の知識を身につけた上で、英文を論理的に読む訓練でした。 仮にTOEIC600点を超えても、Reading Part 300点を超えていない場合だとそこで打ち止めです。L 350 R 250 でTOEIC600点を超えた場合、これ以上の伸びは厳しいです。 そしてその先に立ちはだかるのはTOEIC700点の壁、Reading Part 350点の壁です。こちらも英文法・英文読解の知識がないと当然ながら超えられないです。

英文法に関する理解の速さ・理解の深さは日本語の水準に左右される

この入門英文問題精講から母語の水準、国語力(日本語力)が問われてきます。言い換えると、日本語で文章を読むのが苦手な人はこれ以降の英語学習も大変になってくるということです。 また、一般常識も問われます。普段日本語で本を読まない、新聞レベルの活字本を読まない人にはこれ以降の学習が厳しくなります。自覚のある方はまずはTV番組で良いので、一般教養を身につけられる下記の2つの番組を定期的に観るようにしましょう。 そして改めて後述しますが、TOEIC LR試験で目標点を獲得した後に問われるのは「英語の知識」だけではなく、自分がどれだけ「共有できる有益な知識」を持っているかが問われます。そのため、今のうちから「母語の水準」や「仕事に関連する専門知識」を高めるようにしましょう。 そして、実際、日本語で文章を読むのが苦手だったり、一般教養的な知識が極端に欠如している場合、TOEIC800点を超えるのはきわめて難しいです。こういう学習者の場合、仮にTOEIC800点に到達しても、L470 R 330のように極端に偏った点数になり、800点に到達してもそれ以上の点数を伸ばせないです。 話を戻すと、入門英文問題精講 4訂版の内容を完全に理解できれば、あとは英文を読む量を増やしていけば、TOEIC800点に到達出来ます。

先生がいない場合の教材(英単語・英文読解) 続き

入門英文問題精講、Daily1500の後には入門英語長文問題精講

入門英語長文問題精講 3訂版 大学入試レベルの24本の英文を読み込みながら、読解力・リスニング能力を高めます。 入門英文問題精講の姉妹編です。本書も難易度は高めですが、このレベルの英文を品詞分解しながら読めるようになれば、TOEIC LR試験の英文読解で困ることは有りません。 速読速聴・英単語Daily1500 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)入門英文問題精講 4訂版を読み切った人であれば本書の内容を理解出来ます。 入門英語長文問題精講の英文サンプルを下記に示します。このレベルの英文を問題なく読めなければ、TOEIC800点には到達出来ません。 比較級 ※最初の英文、関係代名詞 ※which, thatと色が変わっている箇所 分詞構文が使われる英文 ※2行目後半から これらは高校2年生~高校3年生の水準の英文です。まずはこの水準の英文を問題なく読めるように、品詞分解・英文法の基礎固めを行いましょう。

さらに英文読解について理解を深めるためのポラリス

大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル] こちらも英文読解を学ぶ参考書です。入門英文問題精講 4訂版よりも長めの英文で品詞分解について学べます。 英文の難易度は下記になります。TOEIC LR試験にはあまり登場しないですが、大学受験で知っておくべき英単語が登場しています。 日本人でTOEIC800点に到達した方々の大半は大学受験時にこのレベルの教材を読破し、読み込んでいます。このレベルの英単語は読めないと、仮にTOEIC LR試験で800点に到達しても苦労します。

難関大学を狙う受験生向けの大学受験参考書

ここまでが身近に先生がいない場合の教材を紹介しました。特に3冊は独学で学ぶ人達に向けて作成された教材であるように思えます。
  1. 入門英文問題精講 4訂版
  2. 入門英語長文問題精講 3訂版
  3. 大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル]
これらは難関大学を狙う受験生向けの大学受験参考書であるため、なかなかやり遂げるのは大変な3冊です。 が、この3冊で英文法・英文読解の知識を身につけた後であれば、TOEIC LR試験の参考書で困ることは無いでしょう。あとは勉強時間を積み重ねていけば、TOEIC800点以上、Reading Part 400点以上も十分に可能です。

先生がいる場合の教材 TOEIC試験で不動の基礎力を築く2冊の英単語本

ここから先はTOEIC LR試験の対策参考書を紹介していきます。 身近に英文法・英文読解に関する先生がいる場合は、これから紹介する参考書からいきなり着手していっても大丈夫です。そうでない場合は「先生がいない場合の教材 英単語・英文法・英文読解についての基礎固め」の教材から着手下さい。 TOEIC LR試験で730点、800点を超えるに当たって必要になるのは何は無くとも英単語・語彙・ボキャブラリーです。 また、TOEIC LR試験対策にいきなりとりかかっても知らない英単語・英語表現が頻繁に登場する場合、試験対策どころではないです。まずは知っている英単語・英語表現の数を増やし、英文を正確に読む訓練をしましょう。

TOEIC L&Rテスト出る語句1800+ 物語を楽しめる英単語帳

【ハンディ版】TOEIC L&Rテスト出る語句1800+[音声DL付] TOEIC LR試験で必要になる英単語を一通り学びます。現時点でTOEIC LR試験で600点未満の人向け。これまでに紹介してきた高校英文法・大学受験参考書を読み切っていれば、問題なく読み進められます。 ただし、入門英語長文問題精講とポラリスが大学受験用であるため、出る語句1800とは使用されている英単語がかなり異なります。そのため出る語句1800に登場するビジネス英語・日常英会話に慣れる必要が有ります。そして、本書で使われている英語表現に慣れることがTOEIC LR試験対策です。 下記英文の例です。3行目、It means a lot to me. という表現は Thank you を言い換えた表現になります。本書ではたびたび感謝する際に登場するため、出る語句1800の通読を読み終えた頃には馴染みの表現になります。 もう1つ英文の例です。下から2行目 If she hadn’t proposed the idea, none of this would have happened. この英文は仮定法過去完了です。そして、本書では仮定法過去完了の解説はなにも有りませんので、本書を読み進めるには高校英文法の知識は必須になります。 すでに紹介している高校英文法・大学受験参考書を読み切っているのであれば、この英文も問題なく読めることでしょう。 ※英文記事の書き込みはハルヨンの高校英文法上級/TOEIC550点突破クラスで使用したものです。 そして、本書をお勧めする最大の理由が、物語が連続していて内容が他のTOEIC参考書と比べて面白いことです。通常のTOEIC LR試験参考書とは異なり、登場人物が固定されていて、かつ物語が展開しているため、興味を持って読み進めることが出来ます。 短めの記事が250本。1日5本のペースで進めれば、2ヶ月弱で終わります。ただ、それだけだと定着していないので、最低2周は回すようにしましょう。 やり込み次第ですが、【ハンディ版】TOEIC L&Rテスト出る語句1800+[音声DL付]だけで過去にはTOEIC730点以上に到達した生徒さんも担当したことが有ります。 本書はTOEIC LR試験だけでなく海外ドラマに登場する表現が多いです。 I’ll see what I can do (なんとかやってみるよ)、など。本書は英会話の教材としても優れているので、TOEIC800点をすでに取得している上級者にもお勧めです。 私自身もAndroidの画面分割機能とAudipoを下記のように使って、空き時間に英文を読んでいます。※Audipoについてはこちらの記事を確認下さい。

TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2 Reading Partが特に良い

TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2 (速読速聴・英単語シリーズ) 現時点でTOEIC LR試験で700点未満の人向け。Reading Partの英文記事にもリスニング音源が付いているので聴き込んで下さい。 Z会の速読速聴シリーズ。記事数が124本と終わらせるのはとても大変です。1日3記事進めても1ヶ月半です。ただ、後半のReading Partが難易度高めですので、最低2周しないと定着しません。 TOEIC公式問題集との比較になりますが、STANDARD 1800の方が覚えるべき英単語の密度が高いです。そのため公式問題集よりも難し目の印象を受けるかと思います。 下の画像はListening Part 4に対応している英文です。 ※下の画像2枚への書き込みはハルヨンのTOEIC800点突破クラスで使用したものです。 そして、Reading Partに対応しているのはChapter4でこれだけで57本の英文記事が有りますので、終わらせるのには時間がかかります。 下記のようなReading Part対策記事が57本含まれています。 Reading Partにもリスニング音源は当然付いていますので、英文を暗唱できるくらいまで聴き込みましょう。公式問題集と比べると小型で持ち運びしやすいので、ボロボロになるまで読み込んで下さい。

TOEIC試験対策はそれなりに時間がかかります。

以上の2冊の英単語帳をTOEIC LR試験対策の基礎力育成として取り組んで下さい。 TOEIC LR試験で小手先の対策をすれば50点から100点は上がります。特にListening Partは小手先の対策で伸びます。しかし、すぐに伸び悩みます。特にReading Partが伸び悩みます。 結局のところ、どれだけ多くの英単語・英語表現を知っているのか、どれだけ多くの英文を読み込んで聴き込んできたのかにTOEIC LR試験の点数は左右されます。 この2冊をやり込めばそれだけで人によってはTOEIC800点に到達できます。もし到達出来なくてもこの後に紹介する試験対策を本に着手すれば必ずTOEIC800点を突破できます。ここで紹介した2冊をやりきって、確固たる基礎力を確立してください。 ちなみに仕事をしながら英語学習をしている人の場合だと、この2冊をやりきるだけで1年近くかかるかもしれません。それくらいの分量が有ります。

TOEIC LR試験の参考書 英文法の確認・総仕上げ

Part5対策 TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! シリーズ

本格的にTOEIC公式本に入る前に、英文法の理解度を確認するためにPart5対策を行います。Part5の英文をきちんと品詞分解して読めるようになれば、残りのPart6、Part7の英文も問題なく読めるようになります。 具体的には、下記の英文を20秒以内に読めて、問題を解けるようになる必要が有ります。 複合関係副詞を選択する問題です。 この問題も大学入試レベルの知識があれば、特に問題なく解けるものです。 以下、解説を書き込んだ画像になります。※下の画像への書き込みはハルヨンのTOEIC800点突破クラスで使用したものです。 ()括弧の後ろに続く文章が完全なものであるため、 you are looking for an adventure. に欠けている要素が無いため、正解は (D) のwhenever (~する時はいつも。複合関係副詞)になります。 なお、(B)の複合関係代名詞であるwhoever (~する人は誰であれ)は後ろに続く文章の主語が欠けていないと選択出来ません。 この関係副詞と関係代名詞のどちらかを選ばなければならないかに関しても、大学入試レベルの知識があれば簡単な問題になります。いま紹介した英文は下記の参考書のものです。 1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 2 英語の筋トレで無理なくムダなく 千本ノックシリーズはPart5対策本ですが、書かれている英文は本番試験の英文よりも長くなっています。本書の問題をTOEIC試験本番を意識して、1問20秒でまずは章ごとに解いていきましょう。 また、1冊だけではやり込みが不足するので、同じシリーズのものをもう1冊着手しましょう。 1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! これなら続けられる英語の筋トレ

TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! シリーズの使い方について

以下、詳細な千本ノックの活用方法になります。 学習手順1. 制限時間を意識しながら問題を解く。 重要な注意点を挙げると、本書はPart5の問題集ですが、解きっぱなしで終わってはいけません。それでは書籍に出ている英文に2~3回しか触れられません。 まずは問題集として本書を解きましょう。本番の試験を想定して、1問20秒以内に解くことを意識して下さい。TOEIC700点前後の人でも「20秒以内」はかなり厳しいですが、最終的には「20秒以内」で解けるようになる必要があります。そうでないとReading Part最後のPart7まで問題を解き終えることが出来ませんので。 また1問毎に問題を解いて回答を確認するのではなく、TOEIC試験本番を想定して、1章毎、30問前後をまとめて解くのがお勧めです。 学習手順2. 答え合わせをする。問題をどうして間違えたのかを分析する。 解けなかった問題は必ず解説を読み、どうして解けなかったかを、しっかりと理解しましょう。そして問題を下記の4通りのどれか分類しましょう。 [aside type=”boader”] (4つの区分け) 区分け1. 正解になる道筋を論理的に理解しており、実際に正解に出来た。 区分け2. 正解になる道筋を論理的に説明できないが、正解した。 区分け3. 正解になる道筋を論理的に理解していたが、不正解を選んでしまった。 区分け4. 正解になる道筋を理解しておらず、不正解を選んでしまった。[/aside] この4分類で特に重視して取り組むべきは 「区分け2」と「区分け3」です。この2つの分類を確実に得点源に出来るように、解説を読み込みましょう。 「区分け4」はその後に着手しましょう。「区分け1」に関しても全く取り組む必要がないわけではなく、より早く確実に解けるようになるためにやり込む必要があります。 結局は全ての問題に取り組む必要がありますが、自分がどうして間違えたのかを上記4つの分類で分けて、不正解の原因を理解しましょう。 例えば下記の問題であれば、4つの前置詞から適切な前置詞を1つ選択し、かつ他の3つの前置詞がなぜ選ぶことが出来ないのかまで解説できるようになるまで読み込む必要が有ります。 この問題では for, by, at の使い分けを問われており、ここで回答者を引っかけようとしています。 正解は1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! これなら続けられる英語の筋トレで確認ください。 なお、千本ノックシリーズの解説はそれほど丁寧ではないため、初級者があの解説を読むと「上から目線」「説明不足」という感想を抱く人が多いようです。ただし、TOEIC600点以上(Reading Part300点以上)の中級者以上は問題なく理解できる解説ですので、理解できない場合は英文法に関する理解が不足していると自覚して、英文法の学習に戻って下さい。 学習手順3. 英文を暗記・暗唱する TOEIC Part5問題集は解いて理解して終わりではありません。解いて終わらせる人が大多数であることを知って、私はかなり驚かされました。千本ノックシリーズの音源はaudiobook.jpからダウンロード出来るので、書籍内にある案内に従ってダウンロードしましょう。 ダウンロードしたリスニング音源を使用して定着学習を行って下さい。 定着学習における目安の回数は「1英文あたり、黙読10回、リスニング20回、音読10回、暗唱5回」。これを2周です。すなわち「1英文あたり、黙読20回、リスニング40回、音読20回、暗唱10回」もの回数をやり込む必要が有ります。 定着学習のさらなる詳細に関しては下記の記事内容を確認下さい。 https://hal4.jp/u600-learning-manual/ Part5を1問20秒以内で解けるようになるには「問題のパターンを瞬時に理解し、考える前に”自動的に”頭の中で解けるようになる」ことが必要です。将棋の棋士が盤面を見た瞬間に最適解が頭の中で浮かぶように、TOEIC受験者もPart5の問題を見た瞬間にこれが正解だと”直感”で理解できるようになる必要があるのです。 これが出来るようになるためには、1つの英文に100回以上触れる必要が有ります。なお、瞬発力が求められるのはListening Partでも同じで、特にPart2が該当します。そして、瞬時に自動的に理解できるようなってはじめて英会話も出来るようになります。 完全な余談ですが、「1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! これなら続けられる英語の筋トレ」の最初に公開されたリスニング音源はなんと「1ファイルで1時間半の長さ。300近い英文をまとめて1ファイルで読み上げる構成」になっていました。これでは全く英語学習に使用出来ないため、私自身がすぐに中村澄子先生にクレームを入れました。その後、旧版の仕様と同様に1英文毎に音源の分割がなされました。 しかし、こういう音源ファイルであるにも関わらずアマゾンのレビューでは5つ星投稿がすでに多数されていたので、「多くの学習者は問題を解いて終わりで、英文の暗記作業まで着手しないのだな」と思いました。そういう勉強法だからいつまで経ってもTOEIC800点、900点に到達出来ないのですが…。 閑話休題。千本ノックシリーズは当面は2冊やり込んで、英文法の学習を仕上げて下さい。

TOEIC LR試験総仕上げ 公式問題集を丸暗記

英単語のインプット学習、英文法の仕上げが終わったら、次は公式問題集を使っての問題演習です。 公式問題集の5以降で、Reading Partのリスニング音源が付属するようなりました。そのためReading Partのリスニング音源がついていない問題集1-4は最初に選ばない方が良いです。 2021年末時点では、新しく出版された公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7から順番に遡って着手されるのがお勧めです。 公式問題集を最低限使いこなすのに必要な英語力は「Reading Part 300点以上」、つまり英文法・英文読解の基礎力をすでに備えている人達です。それ未満の方はより解説が詳しい参考書(すでに記事中で紹介した参考書)で基礎力を固めた方が良いです。 基礎力が低い方、また英語の参考書の使い方が分からない学習者が公式問題集に取り組むとだいたいが「模擬試験を1-2回解いて終わり」という使い方しか出来ませんので。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6 →公式問題集6に関しては、ハルヨンで復習用の小テストを作成しています。 https://hal4.jp/toeic-official6/ 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5

TOEIC公式問題集の使用方法

最初に1回分の試験を2時間、本番同様に時間を測って模擬試験を受験して下さい。 試験が終わったら答え合わせです。そして、その後にこれまでの教材と同様に、Listening PartとReading Partの読み込みを行います。 千本ノックと同様に、「区分け2」「区分け3」にまずは着手し、それに加えて「区分け4」にも着手ください。 [aside type=”boader”] (4つの区分け) 区分け1. 正解になる道筋を論理的に理解しており、実際に正解に出来た。 区分け2. 正解になる道筋を論理的に説明できないが、正解した。 区分け3. 正解になる道筋を論理的に理解していたが、不正解を選んでしまった。 区分け4. 正解になる道筋を理解しておらず、不正解を選んでしまった。[/aside] 試験テクニック以前に、英単語・英語表現を知らずに問題が解けなかった、という理由が多く占める人は全ての英文で黙読・リスニング・音読の学習を徹底的に行って下さい。 2021年10月時点、この4冊の公式問題集にReading Partのリスニング音声が付属しています。Reading PartもListening Partと同様に、リスニング音源を聴き込んで下さい。 なお、学習法はすでに紹介した下記の記事内容を確認下さい。 https://hal4.jp/u600-learning-manual/

TOEIC公式問題集を終えるのに必要な期間・学習時間について

公式問題集2冊の模擬試験4回分を全てやり込むには早くて6ヶ月、仕事をしている社会人であれば1年以上かかります。模擬試験を解くだけであれば、1-2週間で終わりますが、読み込む・聴き込むとなるとこれくらい長い期間がかかります。 地道に英語学習を続けて、4回分の模擬試験を丸暗記して下さい。4回分の模擬試験のやりこみが終わった時点で、TOEIC800点に到達する人も出てきます。 突破していない場合には、英語学習法のやり方が悪い可能性が高いので、再度これまでに着手した教材を一通りやり直しましょう。もしくは公式問題集を1冊追加して、さらに2回分の模擬試験を読み込み、聴き込んでください。

TOEIC600点から取り組みたい、TOEIC860点獲得後を見据えた学習

TOEIC LR試験はListening(英語を聴く力)とReading(英語を読む力)を測るための試験です。そのため、TOEIC LR試験でいくら高得点を取っても、満点であるTOEIC990点を獲得しても、英会話や英作文は出来るようにはなりません。 実際、TOEIC900点の上級者でも、さらに言うとTOEIC990点を連発するTOEIC試験専門の先生でも、英会話が苦手な人は実はかなりの数がいます。 就職活動・転職活動においても、TOEIC LR試験の点数は実際は「英語がどれだけ出来ないかを測定するための指標」として使うことが多いです。ですので「TOEIC860点(Aレベル)」という高得点で書類選考を突破しても、その後に控えている英語面接でまともにやり取りできない場合は当然採用されることは有りません。 ここからはListening(英語を聴く力)とReading(英語を読む力)だけでなく、Speaking(英語で話す力)とWriting(英語で書く力)を伸ばすための方法を記していきます。

発音の学習…リスニング対策、そして英会話が出来るようになるために必須

独学であまり費用をかけずに発音について学ぶ場合は、TOEIC LR試験で600点を超えたあたりから英語の発音の学習も行いましょう。これ未満の英語力だと、英語を聞いた経験が少なすぎて、発音について学習をしてもあまり効果が有りません。独学の場合は中級者になってから発音について学び始めましょう。 資金的な余裕が有り、マンツーマンレッスンでの発音矯正レッスンの受講を検討している場合は、初級者の段階で一通り発音矯正レッスンを受講するのも悪く有りません。 マンツーマンレッスンによる発音矯正レッスン、独学での学び方、それぞれ順番に紹介していきます。

フィリピン人教師による発音矯正レッスン

独学で書籍や動画で発音についても学ぶことが出来ますが、マンツーマンレッスンで正しい音が発音できているかどうか確認された方が学習の効率は段違いに良いです。 マンツーマンの発音矯正レッスンに関しては格安オンライン英会話、フィリピン留学によりフィリピン人教師による発音矯正レッスンが注目されるようになりました。 「フィリピン人から英語の発音を学べるの?」という方もいるかと思いますので、ここで実際にどのように発音を学べるのかという動画を1つ紹介します。 下記は日本人の弱点として有名なLとRの識別に関してです。実際にできるかどうか挑戦してみてください。
よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

ツイッターは相互フォローの方針でやっているので、お気軽にフォロー下さい。

目次
閉じる
Click to listen highlighted text!