この記事ではTOEIC LR試験の最高レベル(Aレベル)である860点について紹介しています。
「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションが出来る」とTOEIC公式では紹介されているTOEIC860点(Aレベル)ですが、その実力はいったいどの程度のものなのか。
また、TOEIC860点に到達するための学習法とおすすめの教材を紹介しています。
この記事では、下記の3点についてまとめました。
- TOEIC L&R試験で860点を取得する利点
- TOEIC860点がどれくらいの英語力なのか
- TOEIC860点に到達するための勉強方法
この記事を読むことにより、TOEIC860点レベルの英語力に対するイメージが明確になり、モチベーションの向上に繋げて下さい。
名前: Takaharuさん
職業/年齢: 20代、転職活動中
留学期間: 14週間(約800時間の学習)
開始時の英語力: TOEIC510点(L260: R250)⇒TOEIC880点(L435 :R445) ※370点アップ!
写真のタカハルさんの学習カリキュラムは本記事を執筆している柴田 @HAL_J が作成しました。
本記事ではこの学習カリキュラムを最新の2023年版にしたものを紹介しています。
※この記事で書かれている内容は「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」フィリピン留学の語学学校バックワイズ、そして大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンでの指導経験を元に執筆しています。
TOEIC860点以上は受験者のトップ3%以内に所属
TOEIC860点以上の人がどれだけの割合なのか、TOEIC LR試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を見てみましょう。
2019年のTOEIC LR試験・IPテストにおいて850点以上の点数を獲得した人の割合は約2.7%(=1.3%+1.4%)の割合です。
このIPテストだと約40人に1人が860点以上です。
書類選考での足切りがほぼ無くなるTOEIC860点は日本人受験者のトップ3%に所属する英語力です。
TOEIC860点はTOEIC LR試験で最高レベル(Aレベル)ですので、納得の英語力の高さです。
※このデータはIPテストのものです。TOEIC公開テストとIPテストではデータが異なりますが、内容がやや専門的なものになったため、下記の記事に別にまとめました。興味がある人だけ読み進めて下さい。
TOEIC860点を取得するとどのような利点・メリットがあるのか
「通訳なしでの海外出張に一人で行ける」「海外赴任できる」
英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度を見てみると、TOEIC L&R試験の点数帯毎にどのような業務ができるのかがまとまっています。
(上記画像の右項目)TOEIC L&R試験の点数に応じた英語スキルは下記になります。
- TOEIC800点以上…通訳なしでの海外出張に一人で行ける、海外赴任できる
- TOEIC600-800点未満…簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る
- TOEIC600点未満…挨拶ができる
TOEIC800点以上の人達においては「通訳なしでの海外出張に一人で行ける」「海外赴任できる」が主な業務内容です。TOEIC860点はこのグループに所属します。
企業が「TOEIC860点」という資格に注目して従業員を雇用する場合には、こういった業務がこなせることを期待しています。
ただし、上記の図表では「英語で行われる会議で議論できる」に関してはTOEIC800点以上でもまだまだ不十分であることが分かります。
英語で議論が出来るようになるには、TOEIC LR試験対策に加えて、英会話の訓練が必要です。
筆者の実感としては会議に参加するためには、TOEIC860点に加えて、TOEIC SW試験(Speaking & Writing Tests)でも最低8割以上(320点以上)を獲得していないと、まともな英語表現を使ってのやり取りは厳しいと思います。
【大学生の場合】 TOEIC860点がどのように評価されるのか
大学生にとって最もTOEIC L&R試験スコアを有効活用できるのは就職活動時です。
一般的に就職活動の際に履歴書に書いて評価される点数はTOEIC600点以上からと言われています。
目安になるのは「過去3年間の内定者受験者数推移と平均スコア※」です。
※TOEIC® Listening & Reading Test 公式データ・資料より
2019年度のデータ、内定者全員が強制的に受験させられることが多いIPテストのデータにおいても、平均547点という中級者水準の英語力が平均点となっています。
544点(2016年度)、539点(2017年度)、538点(2018年度)、547点(2019年度)と平均点が推移しています。
この点数帯だと内定者としては可も不可もなしです。
少なくとも他の同期達から頭1つ抜けられるTOEIC600点以上の得点が履歴書に書いて評価される点数です。
そして、TOEIC600点を上回るTOEIC860点を就活前の大学生が取得していれば、採用する企業から見てもその学生は平均を大きく上回る英語力を備えた魅力的な学生であると言えます。
東京大学の文系の大学院生のTOEIC平均点が800点台前半ですので、TOEIC860点はそれを上回るスコアです。
(改訂版 確実内定 就職活動が面白いほどうまくいくで言及されているように「語学力は七難を隠す」です。
学校名・学歴面で不利な学生でも、「TOEIC860点(Aレベル)という極めて秀でた一芸」を持っているということで、学歴フィルターを掻い潜れる可能性が高いです。
人気企業ではTOEIC高得点は必要条件の1つでしかない
競争倍率が高い人気企業である商社や外資系企業においてはTOEIC800点が足切りラインになっていることも有ります。
この場合はTOEIC800点を獲得していることを前提に、その他の強みを提示していく必要が有ります。
TOEIC860点を獲得していたからといって、それだけで内定が取れるわけでは有りません。
他の学生もTOEIC800点以上という資格を保持していますので。
就活時・転職時に周りと明確な差をつけたい大学生のみなさんは、できるだけ早いうちにTOEIC800点を取得し、英会話能力の向上させる、またその他のスキル獲得やインターンシップの業務経験などを積む必要があります。
書類選考ではTOEIC900点以上が有利になる?
よほどTOEIC LR試験にこだわりがある企業以外では、TOEIC860点もTOEIC900点も採用担当者からしたら同じです。
普通の採用担当社はTOEIC LR試験にそこまで詳しくはないです。
TOEIC860点以上の候補者同士の比較となると、TOEIC LR試験のスコア以外の要素が検討されます。
分かりやすい例を挙げると、面接官が英語が出来る人であれば、面接で十分な英会話能力があるかどうかを実際に試されます。
もちろんここで求められるのはブロークンでカジュアルな友人同士でするような英会話ではなく、フォーマルな英語です。助動詞過去形の控えめな表現は使えるようなっておく必要が有ります。
面接官がそれほど英語ができない場合には「海外の長期滞在経験」「大学の講義を英語で受講していたかどうか」「語学留学の経験」「交換留学の経験」といった点が見られます。
人気企業の選考においてはTOEIC LR試験の高得点があればそれだけで大丈夫というわけではないのです。
そのためTOEIC LR試験で800点を超えた段階からは、英会話能力などTOEIC LR試験以外の勉強をして、結果的にTOEIC860点、TOEIC900点に到達するという学習方針が有効です。
【社会人の場合】 TOEIC860点がどのように評価されるのか
社会人の場合、会社内での「異動・昇進・昇格」の際に、規定以上のTOEICスコアを求められることが多いと考えられます。
英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度においては、英語を使用する部署の中途採用においては53.8%がTOEIC LR試験の点数を要件・参考としており、求められるスコアは「620点」となっています。
そのため社会人にとっても、TOEIC860点は自身の能力をアピールする上での武器になり得るのです。
TOEIC860点の資格があれば、少なくとも書類選考の段階で、英語力を理由に落とされることは有りません。
また、英語力が高い場合には「物事を継続する力」「事務能力の高さ」「地頭の良さ」を評価する企業も有ります。
英語力が現在の職場で必要とされているかどうか
「職場での英語の使用状況と現在の英語スキル」のアンケートの赤文字になっている3項目を見てみましょう。
ビジネスパーソンに自身の職場での英語の使用状況を尋ねたところ、現在は「英語は海外との取引がある部署だけで使われる」(33.9%)が最も多く、「社内で英語を使うことはない」(29.2%)が次点です。
しかし、3年後の見通しでは両項目ともに割合が減少、英語は海外との取引がある部署だけで使われる」33.9%⇒24.5%、「社内で英語を使うことはない」29.2%⇒18.0%となっており、英語の必要性は増す未来が予想されます。
また、「人材採用時、配属部署の決定や異動時に、一定の英語能力が求められる」が現在の17.8%から3年後には29.8%に増加。
このアンケート結果からは会社として英語を使用する割合が増えていくことが予想されます。
2022年11月、円安で1ドルが150円近辺を上下しています。このような円安が今後も続く場合には、外貨を稼ぐ能力がより重要性が増すため、英語能力の重要性は減ることはないと推測出来ます。
実際、ワーキングホリデーや海外就職の話題がNHKのニュースでも頻繁に取り上げられるようになりました。
リストラ(首切り)対策のための英語力
「英語力の低さ」を理由に人員解雇を進める企業もあるため、TOEIC800点以上の高得点を解雇を避けるために獲得する必要がある、という話も定期的に聞きます。
日本国内で業務が完結している企業であれば、今後もそういったことは起こりえませんが、「主な売上先が海外市場に依存している企業」や「外資系企業の日本法人(現地法人)」の場合は、一定以上の英語力があることが自身のキャリアにおけるリスクを減らすことに繋がります。
2021年には内資製薬会社や外資IT系企業でTOEIC850点を必須とする企業が出てきました。
それまではTOEIC730点で良かった大手商社も800点にその基準を上げました。
英語学習を継続し、常にTOEIC860点を取れるようにしておくのが無難な選択です。
英語力を求められる企業・職務においてはより高い英語力を示す必要性が今後も継続して出てくることが予想されます。
英語力と年収は比例傾向に有り
英語力と年収は比例する傾向に有ります。つまり、TOEICの点数を上げれば収入も上がるということです。
英語を学ぶことで業務の範囲が広がり、収入アップに直結するのであれば、英語は身につけた方が良いです。
外資系企業に勤めていると、一定以上の役職に昇進する場合には英語力が必要になる、というのはよく聞く話です。
私自身は製造業に勤めていた経験から、「担当する市場の大きさに収入は依存していくのだな」という実感が有ります。
つまり、「小さな国内市場だけを相手に商売する」のと「世界の市場を相手に商売する」ので、その「売上の大きさ」と「利益の大きさ」が2桁は違ってくるということです。
専門職・研究職の方の場合だと、参考資料を調べるとなると英語文献に必ずたどり着くという状況になってきているため、より切実な要望を聞きます。実際、私が教えている生徒の方々にはITエンジニアの方の受講が多いです。
また、経営者として社員の配属をした際に感じたこととしては、英語力が低い場合だと任せられる仕事がかなり限定されるため、配置が難しいということです。
英語が出来ないというだけで、特定の仕事を担当させられなくなるので、配属で不利になりたくない方は最低限英会話でやり取りできる英語力(TOEIC800点以上)を身につけることを目指しましょう。
TOEIC860点の4技能(聞く・読む・話す・書く)を分析
TOEICは英語の聴き取り能力を測る「Listeningパート(L part)」と英文読解能力を測る「Readingパート(R part)」に分かれています。
「Listeningパート430点+Readingパート430点=TOEIC860点」とした場合、TOEIC860点レベルの英語力は以下のようになります。
(聴く力) TOEIC Listeningパート 430点の実力とは?
Listeningパートで430点を取得している人の場合は、英語を日本語に訳すことなく、英語のままで理解することが可能なレベルです。
L430点以上の人たちは英語を英語のままで理解出来ます。TOEIC LR試験でも回答を自信を持って選べます。
L430点という基礎力があるのであれば、今後いくつかある苦手な話題について対策をすれば、Listening Part 450~480点もそれほど時間をかけずに到達可能です。TOEIC900点に到達するのも時間の問題です。
職場でNative English Speakerの同僚がゆっくりと、かつ馴染みのある分野(仕事)について話してくれれば、議論に参加できるレベルです。
英語で話す練習をしたことがない人はなかなか話に入るのは難しいですが、話している内容は自分がよく知っている分野であれば理解することはできます。
職場以外の日常的な場面においては、「一対一の会話」で「相手がゆっくりと言葉を選んで話してくれる」のであれば聴き取れます。※かなり多くの前提条件をつけました。
ただし、「自分がよく知らない守備範囲外の分野」「砕けた表現」「早口」のいずれかの要素が加味されると、英会話は理解出来なくなります。
こういった日常会話に関してはTOEIC LR試験対策ではなく、その他の対策が必要です。
TOEIC Listening PartのPart3を例に挙げると、自分が苦手な馴染みのない場面・分野の英会話が来ると、全然聞き取れずにその問題が終わってしまいます。
L400点だと浅く広くの知識なので、得意・不得意な分野が分かれる
私はNew York留学当時、自分の生活に全く関係のない「空港」に関する場面の英語がすごく苦手でした。
一方、毎週のように訪れる美術館・博物館に関する英会話は難なく聞き取れました。
ただ、たとえ苦手な場面であっても、これまでにTOEIC試験を受けた経験が豊富な人の場合には、消去法によって選択肢の中から正解を探し出せるかもしれません。
消去法で3問中2問は正解に出来ます。
しかしながら、 「消去法」 は集中力をかなり使う作業です。
消去法を多用していると後半のReading Partで体力が尽きて最後まで終わらせられなくなるので、「TOEIC高得点を狙う場合にはなるべくしない方が良いです。
(読む力) TOEIC Readingパート 430点 の実力とは?
Readingパートで430点取得できている人は、英文法・英文読解の基礎を習得しているといえます。
その上で助動詞のへりくだり表現、不定詞、比較、現在分詞/過去分詞による修飾、分詞構文による情報の付け足し、仮定法過去/仮定法過去完了のwould/could/mightなどの丁寧表現の使い分けなど、難易度の高い英文法表現も時間をかければ、しっかりと理解できるだけの基礎力もあります。
そのためReadingパートに出題される問題を、正確かつ速いスピードで解くことが可能です。
TOEIC LR試験対策をさらに時間をかけてすれば、Reading Partで450点-480点という高得点を狙うことが可能です。
職場においては、社内の英語資料を読み解くことができ、業務に必要な文章を読んで理解できるレベルです。
業務に関連する内容であれば、インターネットから必要な情報を英語で入手することもできるでしょう。
Reading partの点数が430点以上ある人の場合、さらに英語力を伸ばすのに必要になるのはどれだけたくさんの英文を今後読み込んでいくか、という勉強時間の話になります。
R430点もあれば十分な基礎力が有ります。私は多くの英語学習者を見てきましたが、Reading Partの点数が高い方にはしっかりとした安定感を感じます。「この人達は今後も着実に英語力を伸ばしていくな」と接する度に思います。
Reading Partで430点あれば、英検1級・TOEFL・IELTSなどのさらに難易度が高い試験でもそれほど時間をかけずに対応できます。
(話す力・書く力)TOEIC860点レベル…ほとんどの人たちは満足に話せない、書けない。
TOEIC860点レベルになると「話す経験や英会話訓練の有無」でスピーキング・ライティングにかなりのばらつきがあります。
TOEIC L&R試験はListeningとReadingの試験であるため、TOEIC860点と言っても「英語で話す訓練」 「英語で書く訓練」 を受けたことがない人であれば、当然全くぜんぜん話せませんし、書けません。
TOEIC860点からさらにTOEIC LR試験対策を続けて、TOEIC900点、TOEIC950点、TOEIC990点(満点)と学習を続けていっても決して話せるようにはなりません。
TOEIC L&R試験対策に加えて、英語で話す訓練・レッスンを受けてはじめて、英語で話したり、英語で書いたりすることが出来るようになります。
聴く・読むが出来る人は話す・書くの上達が速い
ただし、現時点でまったく英語が話せない人でも、TOEIC860点を取れるだけの基礎力があるのであれば、1〜3ヶ月も話すための練習をすれば、最低限の英会話はできるようになります。
後述する瞬間英作文の教材を1-2冊終わらせるだけで、初歩的な英会話が出来るようになります。
TOEIC600点の人が同じように英語を話せるようになるには、3~6ヶ月の期間は必要です。LRの基礎力が低い場合は、英会話・英作文の習得により長い時間が必要です。
TOEIC LR試験で受動的な英語力(聞く・読む)を高めておけば、後々発信型の英語力(話す・書く)を身につけることは簡単です。
英会話がうまくなりたいのであれば、TOEIC800点の基礎力が必要。
英語を話す速さに関しても、TOEIC600点台の人の場合、「かなり反応が遅い」「文章を組み立てるのが遅い」という印象を受けます。
一方TOEIC800点以上の人であれば、違和感を感じさせない速さで英語を話せるようになります。
アメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリスなど、英語を第一言語にする国への語学留学を考えている方に「TOEIC LR試験で800点以上になってから語学留学するのがおすすめ」といっているのは、この「反応が遅い」状態を脱するだけの基礎力を身に付けてから留学した方が、学習効率が良いと考えているためです。
TOEIC860点ある人であれば、英会話対策もさほど難しくなく行えます。
TOEIC860点に到達できる向学心のある人であれば、話し相手が使った表現、目についた英語表現で使えるものがあれば、逐一自分の中に必要な表現を取り込んでいけます。
英会話や英文の中で新しい英語表現に接したならば、忘れずにメモを取り、すぐに自分自身の血肉にしてさらなる高みを目指しましょう。
あなたはすでにその水準に到達していますので。
TOEIC860点レベルに到達するための必要な学習時間
これ以降でTOEIC LR試験800点、860点、900点に到達するための学習方法を紹介していきます。
が、その前にどれくらいの時間でTOEIC LR試験の点数を上げられるのかを見てみましょう。
【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】 |
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200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。 |
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。 |
400点から500点 ⇒ 250〜300時間 |
500点から600点 ⇒ 250〜300時間 |
600点から700点 ⇒ 250〜300時間 |
700点から800点 ⇒ 500〜600時間 |
800点から900点 ⇒ 500〜600時間 |
専門家の指導がなく独学で学習計画を立てた場合、だいたい迷走します。独学の場合にはここで書かれている時間の1.5~3倍はかかる可能性が有ります。
時間を無駄にしたくない方は、基礎力を確実に上げてくれる英文法・英文読解・発音学習に力を入れているTOEIC LR試験対策スクールを選ぶと良いでしょう。
上記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要な時間です。
TOEIC500点からだと1,500時間~1,800時間はかかることを想定して学習計画を立てましょう。1日3時間の学習を続けた場合でも1年半~2年の月日が必要です。
TOEIC600点からだと1,250時間~1,500時間です。こちらも1年~1年半は必要です。
このように長時間の学習時間が必要であるため、TOEIC860点(Aレベル)到達の人達は希少性が有るのです。
フィリピン留学を利用すれば、3ヶ月~5ヶ月でTOEIC500点⇒860点が可能
>TOEIC500点からTOEIC800点だと1,000時間~1,200時間はかかることを想定して学習計画を立てましょう。
日本で1日3時間の学習を続けた場合、1,000時間~1,200時間の勉強をこなすために、1年~1年2ヶ月の期間が必要になります。
この記事を書いている柴田 @HAL_Jがこれまで受け持ってきた生徒の方々ではやはり1日10時間集中的に学習できるフィリピン留学をして、この勉強量を一気にこなす人達が多かったです。
日本で地道に毎日2-3時間、英語学習を続けるのは大変です(もちろん日本でやり遂げる人もいますが)。
そのため、英語漬けになれるフィリピン留学で3-6ヶ月集中的に勉強することで、TOEICスコアを一気に高める人が多いです。
この記事冒頭で紹介したタカハルさんもその1人でした。
名前: Takaharuさん
職業/年齢: 20代、転職活動中
留学期間: 14週間(約800時間の学習)
開始時の英語力: TOEIC510点(L260: R250)⇒TOEIC880点(L435 :R445) ※370点アップ!
タカハルさんのように短期間で英語力を上げたい方は、フィリピン留学・語学学校バックワイズについて一度ご検討下さい。
TOEIC860点を目指す勉強方法・教材
ここから、TOEIC L&R試験で860点、そしてTOEIC900点以上の高得点を目指すために必要となる学習方法と教材を紹介していきます。
ここで紹介する参考書はTOEIC LR試験で500点前後の方々が英語学習をする場合を想定してまとめました。
そのため、TOEIC600点-TOEIC730点の方々は自分のレベルにあった箇所から教材に取り組んで下さい。
英語学習では必ず「区間再生」「速度調整」が出来るアプリを使用しましょう。
現代の英語学習においてはスマートフォンのアプリを使用することが必須です。
それぞれの参考書をやり込む際には、下記記事で紹介しているアプリ(Audipo, Repete Plus)を使用して、黙読・リスニング・音読・暗唱といった定着学習を行いましょう。
多数の学習者を指導していた経験から述べると、これらアプリ(Audipo, Repete Plus)を使用しているかしていないかで、英会話の習得に関して本当に大きな差が生まれます。
高校英文法の基礎固め参考書 共通教材
TOEIC800点を獲得するには、高校で学ぶ英文法をもれなく理解している必要があります。
現時点でReading Partが350点未満の方は高校英文法の理解漏れがある可能性が高いです。
例えば仮定法過去の知識がないと下記の It is time + 仮定法過去「もう~する時間です」という未来の仮定法の表現が理解出来ません。
この表現が分からない場合には高校英文法の知識が不十分ですので、高校英文法から復習をしましょう。
高校英文法の復習でお勧めの参考書は下記の2冊(+補助教材1冊)です。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版
高校英文法を一通り学び直すのにお勧めの1冊です。Reading Partで350点未満の人向けの参考書です。R350点以上の人には不要です。
薄めの参考書であるため、一通り確認するだけであれば、それほど時間は必要有りません。
使用上注意することとしては「自分自身の弱点がどこかを把握する」ことを意識して読み進めることです。理解があやふやな項目を重点的に繰り返して下さい。
- 過去にR350点以上を獲得したけれど英語学習をしばらくしていない。
- TOEICの点数を上げるだけでなく、英会話も出来るようになりたい。
この2つに当てはまる場合には、R350点以上の人でも本書を一通り通読するのがお勧めです。
また、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版は英会話教材としてもお勧めですので、語学学校バックワイズではフィリピン留学の事前学習教材(英会話教材)としても本書をお勧めしています。
TOEICテスト英文法プラチナ講義
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を一通り終えた後に着手すると良いのが、下記の易しめのTOEIC LR試験向け英文法書、TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義です。
本書の対象レベルはTOEIC600点未満の学習者、特にReading Part 175点~295点の方向けの参考書です。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版の内容を一通りこなしていれば、Reading Part175点相当に到達していますので、引き続き本書を使って学習を進めて下さい。
易しめですが、解説文を完全に理解するにはReading Part 400点以上の実力が必要ですので、中上級者が復習目的で一通り通読する使い方も悪くはない使い方です。
本書を通読することで、TOEIC LR試験で必要になる英文法の基礎事項を一通り学べます。
ここで紹介した2冊の使用方法の詳細については下記の記事を確認ください。
大学入試レベルの英文読解 – 入門英文問題精講
TOEIC LR試験で600点、Reading Partで300点に到達出来ない人は英文法・英文読解についての知識が欠けていると言えます。
少し難易度が高い複雑な構造の英文が来たらお手上げという人にお勧めなのが、大学入試対策の参考書である入門英文問題精講 4訂版です。
本書はReading Part 350点未満の方々にお勧めの教材です。
TOEIC LR試験対策の参考書ではここまで高い水準で英文法・英文読解について学べる教材は有りません。そのためあえて大学入試参考書を紹介しています。
下記のような仮定法過去の英文を問題なく理解できる水準まで英文法・英文読解の理解を深めれば、TOEIC LR試験の英文ではほぼ困ることが無くなります。
急がば回れになりますが、TOEIC LR試験の点数を伸ばせない人は本書に取り組みましょう。本書以上に英文法・英文読解について詳しい解説がされているTOEIC LR試験の参考書は有りません。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版 と TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義 で学んだ内容をさらに発展させましょう。
入門英文問題精講 4訂版 の使用方法の詳細については下記にまとめました。
TOEIC900点、英検1級、TOEFL、IELTSを想定されている方向け 追加参考書
入門英文問題精講 4訂版を終わらせた後に品詞分解についてさらに学ぶための参考書2冊を紹介します。
ただし次に述べる2つのどちらかの条件に当てはまる人にのみお勧めします。
- TOEIC LR試験で860点、900点超えを狙う人
- TOEIC LR試験だけでなく、英検準1級/TOEFL iBT 80点/IELTS OA7.0以上という高得点を狙っている人
これから紹介する2冊はTOEIC800点で十分な人には不要な負荷が重い参考書ですので、上記条件に合致しない方は着手する必要は有りません。
大学入試レベルの24本の英文を読み込みながら、読解力・リスニング能力を高めます。
入門英文問題精講の姉妹編です。本書も難易度は高めですが、このレベルの英文を品詞分解しながら読めるようになれば、TOEIC LR試験の英文読解で困ることは有りません。
入門英文問題精講 4訂版を読み切った人であれば本書の内容を理解出来ます。
大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル]も英文読解を学ぶ参考書です。入門英文問題精講 4訂版よりも長めの英文で品詞分解について学べます。
これら2冊の詳細に関しては下記の記事を確認ください。
(参考記事)TOEIC900点、英検1級、TOEFL、IELTSで必要になる英文法・英文読解の知識を習得するためにお勧めの大学入試対策の参考書
TOEIC試験で不動の基礎力を築く5冊の英単語本
ここから先はTOEIC LR試験の対策参考書を紹介していきます。
TOEIC LR試験で730点、800点、860点を超えるに当たって必要になるのは何は無くとも英単語・語彙・ボキャブラリーです。
また、TOEIC LR試験対策にいきなりとりかかっても知らない英単語・英語表現が頻繁に登場する場合、試験対策どころではないです。
1行読んで2個も3個も知らない英単語が出てくる場合、すぐに挫折します。
そのためまずは知っている英単語・英語表現の数を増やしましょう。その上で英文を正確に早く読む訓練(試験対策)をしましょう。
TOEIC600点未満向け 銀のフレーズ
最初に語彙力が不足している学習者には「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」をお勧めします。
TOEIC600点を目指す人向けの英単語帳ですので、初級者向けです。TOEIC600点以上の方は着手する必要は有りません。
「薄く広く速くを繰り返す」学習法で、1日最低100英単語のペースでの学習を続けて、3周は通しで読みましょう。
英文の中で英単語を覚える…TOEIC L&Rテスト出る語句1800+
英語長文を読み込む中で、TOEIC LR試験に必須の英単語・英語表現を学びます。
ここで紹介する英文の中で英単語を覚える2冊をやりきれば、それだけでTOEIC800点に到達することすら可能です。
TOEIC LR試験で必要になる英単語を一通り学びます。
現時点でTOEIC LR試験で500点以上(Reading Part 250点以上)の人向け。
ストーリー展開があるため、記憶に残りやすい構成です。また、英会話の教材としても優れています。
英文の中で英単語を覚える…TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2
現時点でTOEIC LR試験で600~800点の人向け。全体的に公式問題集よりも難しめの記事ばかりです。
帯には「スコア500~700点を目指す方」向けと書かれていますが、600点未満の人が独学で取り組むには難易度が高めかと思います。
Reading Partの英文記事にもリスニング音源が付いているので聴き込んで下さい。
公式問題集と比べると、持ち運びがしやすい大きさです。勉強を継続し易いです。
なお本書を読み込むだけでTOEIC800点以上に到達できた学習者も過去にいました。
仕上げの金フレ、金のセンテンス
英語長文を読み込む中で覚えた英単語をさらに定着させるための復習用教材として、一覧性と網羅性に優れたTOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズは最適です。
これまで読み込んだ英語教材で学んだ英単語・英語表現に漏れがないか確認していきましょう。
銀のフレーズと同様に、「薄く広く速くを繰り返す」学習法で、1日最低100英単語のペースでの学習を続けて、3周は通しで読みましょう。
また、金のフレーズが終わった後には、1英文単位で復習できるTOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンスもやりこんで語彙の漏れを無くしていきましょう。
銀のフレーズと金のフレーズと同様に、「薄く広く速くを繰り返す」学習法で、1日最低30-50英文のペースでの学習を続けて、3周は通しで読みましょう。
それぞれの英単語帳の使用方法
ここで紹介した5冊の英単語帳の使用方法の詳細については下記記事を確認下さい。
内容がとても長くなったため、別記事にまとめました。
TOEIC600点から楽しくなる英語学習 – 英会話、発音、英語で学ぶ、語源
TOEIC高得点の人 = TOEIC試験が得意な人 ≠ 英語力が高い人
英単語のインプット学習が終わり、TOEIC600点以上の得点を獲得できるようになったら、その次に取り組むべき学習は模擬試験を使った試験対策になります。
ただ、その試験対策と並行して取り組みたい、TOEIC LR試験対策以外の英語学習を4つ紹介します。
- 英会話・英作文のための英文法学習
- 発音学習
- 英語”で”学べる「英語ニュース」
- 語彙力を一気に増やせる語源学習
なぜこのような試験対策に関係ない学習を勧めるかというと、知っている人はすでに知っていますが、
TOEIC高得点の人 = TOEIC試験が得意な人
≠ 英語力が高い人
≠ 英会話・英作文が出来る人
≠ 英語の発音が正確な人、日本語訛りの発音を矯正している人
です。
TOEIC LR試験対策だけをしていても、本当の意味で英語力が高い人にはなれません。
「TOEIC800点だけど、英会話は全く出来ません。発音も分かりません。」というような残念な英語学習者にならないためにも、TOEIC試験対策以外の学習もしていきましょう。
これまで受け持った生徒さんの英語力を比較してみると、
- TOEIC LR試験対策に特化して独学でTOEIC750点。いずれの英語のレッスンも受けたことがない。
- 大学入試対策の英文法学習、発音矯正レッスンの受講、それらの学習を通じて、TOEIC LR試験対策に特化しないで結果的にTOEIC600点を獲得している。
この両者を比較すると後者の方が英語力が明らかに高いなと感じることが多いです。
TOEIC LR試験対策特化の方は基本英単語の発音すら間違っていることもよくあることですので。例えば environmentally※ という副詞を正確に発音出来なかったり。※気になる人はGoogleで発音を確認してみましょう。
TOEIC満点でもカタカナ英語
発音に関して補足すると、私は過去にTOEIC LR試験の大御所先生のセミナーに参加したことがありますが、完全なカタカナ英語で話されていることに衝撃を受けたことが有ります。
日本人訛りが抜けないのは仕方がないのですが、完全なカタカナ英語は論外だと思いました。
発音学習も直接的なTOEIC LR試験対策ではありませんが、早い時期に取り組むことでTOEIC LR試験に対して良い相乗効果を発揮します。
具体的には “ae” の発音について理解していなければ、Japanやcatといった極めて簡単な発音でさえも出来ないです。
TOEIC600点を超えた中級者であれば、英語4技能(聞く・読む・話す・書く)の全てを高めることが出来る学習にも早い時期に着手することをお勧めしています。
TOEIC600点に到達したら取り組みたい学習を下記の記事にまとめました。
TOEIC LR試験の参考書 英文法の確認・総仕上げ
ここからはひたすらTOEIC試験問題を解いていきます。
Part5対策 TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック!シリーズ
TOEIC LR試験 Part5の英文法問題対策の参考書、Part5対策では老舗シリーズが千本ノックシリーズです。
Reading Partが300-400点の学習者向けの参考書です。
それ未満の英語力(R250~R350点)の方には新シリーズの1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 文法徹底攻略。がお勧めです。
千本ノックシリーズはTOEIC LR公式問題集よりも長めの例文が用いられており、解説も公式問題集より詳しい点が良いです。
学習順序としてはTOEIC公式本でPart6, Part7の長文問題に入る前に、英文法の不明点を無くすために取り組むのがお勧めです。
Part5の英文をきちんと品詞分解して読めるようになれば、残りのPart6、Part7の英文も問題なく読めるようになりますので、この順番がお勧めです。
千本ノックシリーズ 既刊一覧
千本ノックシリーズは毎年1冊新しいものが発売されているので、新しいものから順番に着手していきましょう。
そうすることで最新のTOEIC試験対策の傾向を知ることが出来ます。
ただし2023年の最新版がTOEIC860点を目指す人向けなので、まずはその前に発売されたTOEIC700点レベルから着手しましょう。
補足すると、2冊目の860点レベルは難易度が高めですので、TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズで860点、990点レベルまで取り組んでから取り組んだ方が良いかもしれません。
860点、900点といった高得点を目指していない場合には700点レベルを1冊終わらせた段階で公式問題集での学習を開始しても良いです。
千本ノックシリーズの使用方法の詳細について
長くなりましたので、下記の記事に独立させました。こちらを確認下さい。
TOEIC LR試験の公式参考書を活用して、試験慣れする。
ここからはひたすら試験問題を解いていきます。
模擬試験の参考書でお勧めなのはTOEIC公式が出版している”公式問題集”と言われている参考書のシリーズです。
TOEIC公式が点数別、Part別の参考書も出していますが、公式問題集と比べると問題数が少なかったり、解説がそれほど充実しているわけでもないので、公式問題集の最新のものから着手していくのがお勧めです。
どの公式問題集を選べば良いか
2024年8月時点で、公式問題集だけで11冊も出版されています。
最新版は下記の水色表紙の公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11です。
基本的には新しく出版されたものから購入すれば良いです。
公式問題集では「車の自動運転」「接客ロボット」「喋る家電」といった最先端の科学技術の話題、またSDGsに関わる話題などこれからのビジネスの潮流に関わる記事が出題されています。
Reading Partの音源が付いている公式問題集を選ぶ
公式問題集を購入するにあたって1つだけ注意するべきことが有ります。
公式問題集5以降でReading Partのリスニング音源が付属するようなりました。問題集は5以降のものを購入しましょう。
Reading Partのリスニング音源がついていない問題集1-4は最初に選ばない方が良いです。
公式問題集5以降の公式問題集にReading Partのリスニング音源が付属しています。
音源付き公式問題集がすでにこれだけたくさん出ているので、Reading Partが300点以上の英文法・英文読解の知識が一通りある学習者はこれら公式問題集をやり込むことだけで、TOEIC800点、TOEIC900点を十分に狙うことができます。
(小話)学習者を囲い込みたいETS
TOEIC公式以外の参考書の売れ行きが落ちているようです。
TOEIC試験を作成しているETSは学習者には自社教材で学んでもらいたいようです。
TOEIC公式問題集の活用方法
- 公式問題集をどのように使用すれば良いのか。
- 模擬試験の点数の算出方法はどうなっているのか。
- 公式問題集を使いこなすために必要な英語力はどれくらいか。
- 公式問題集を終わらせるにはどれくらいの期間がかかるのか。
そういった一連の情報を下記記事にまとめましたので確認ください。
また、Listening PartとReading PartのそれぞれのPart毎の攻略方法をまとめた記事も合わせて紹介します。
TOEIC Listening Part、Reading PartのそれぞれのPart毎の対策について
おわりに
今回の記事ではTOEIC最高レベルであるAレベル(TOEIC860点)に到達するための学習方法やメリットについてまとめました。
たくさんの英語参考書を紹介していることから分かるように、このレベルの英語力に到達するには、長時間の英語学習が欠かせません。
参考までに、TOEIC800点台に到達するまでの必要学習時間を掲載しておきます。
- 400点スタートの場合……約1,250時間~1,500時間の学習が必要
- 600点スタートの場合……約750時間~900時間の学習が必要
現時点でTOEIC600点の人が800点に到達するためには「750〜900時間」英語学習に時間を割く必要があります。
1日3時間の勉強をしても8ヶ月~12ヶ月はかかります。
仕事をしながらであれば、1年間は英語学習に時間を割く必要があると考えて下さい。
TOEIC L&R試験で600点から800点に到達するための必要条件は「長時間勉強すること」です。
私自身もなかなか800点の壁を超えることができず、700点台で停滞していた時期がありました。
でも、ある時期に集中して長時間の英語学習を行うことで、800点の壁を突破することができたのです。
「座学1時間、リスニング学習2時間」という移動時間を活用した英語学習を毎日行えるのであれば、現時点でTOEIC600点の人であれば、1年以内に800点に到達できることでしょう。
時間をかければ必ずTOEIC LR試験で最高のAレベルであるTOEIC860点以上に到達できます。
ハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)へのお問い合わせ・お申し込み
オンラインレッスンのハルヨン、もしくはフィリピン留学のバックワイズで学習されることを希望される方はLINE、メール、オンライン説明会のいずれかよりお問い合わせ・お申し込みください。
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メールでのお問い合わせ/お申し込み
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語学学校バックワイズ卒業生の紹介
中上級者 セイキさん
20代男性・会社員
日本での事前学習12週間 + 8週間のフィリピン留学
申し込み時点の英語力: TOEIC 595点
留学終了時の英語力: TOEIC 830点(L420, R410) ※235点アップ!
留学前に英文法・英文読解・発音を中心に学習されました。
日本での事前学習ではTOEIC試験対策としてReading Partにも取り組まれたので、フィリピン留学中は英会話・発音矯正の学習に集中することが出来ました。
初中級者 アキさん
40代女性・会社員
日本での事前学習24週間 + 12週間のフィリピン留学
開始時点の教材: 中学2年生の英文法から開始。英文法の知識があやふやだったため。
留学終了時の英語力: TOEIC680点(L355点、R325点)
TOEIC試験対策に特化したアプリ(リクルートが提供するスタディサプリ、英語 TOEIC® L&R TEST対策コース)を使用して学習をしていたが、英語力もTOEIC試験の点数も伸び悩んでいたため、バックワイズでの学習を決められました。
スタディサプリで学ぶことが出来ない英文法・英文読解について基礎(中2レベル)から学び直されました。その結果、TOEIC Reading Partの点数を325点という中級者レベルまで伸ばされました。
(中学2年生の英文法は下記のレベルです)
また、24週間の事前学習期間に発音についても一から学習をしたため、フィリピン留学中は生徒の中でも特に発音が良いことで評判でした。
初級者 テツさん
40代男性・会社経営者
日本での事前学習12週間 + 12週間のフィリピン留学
開始時点の教材: 中学1年生の英文法から学習開始。英語はずっと大嫌いでした。
留学終了時の英語力: 高校英文法の中程まで到達(受動態、助動詞)
中学1年生が最初に学ぶ英文法から英語を学び直されました。
(テツさんが最初に学習を開始されたページ)
フィリピン留学を終えた時点で、中学英文法を使った英会話が可能になり、英語アレルギーも治されました。
「いまは英語学習を苦痛に感じることはありません」
(テツさんが留学中に到達された高校英文法・助動詞のページ)
語学学校バックワイズを3分で紹介! – 日本語教材が使えて、日本人教師がいる唯一の語学学校
ここからはハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)が学習カリキュラムを提供している、フィリピン留学・バックワイズについての紹介になります。
語学学校バックワイズはフィリピン留学で「日本語で書かれた教材を使用」し、「日本人の英語教師がレッスンを行う」唯一の語学学校です。
「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」を出版した著書が最適な英語参考書を選び、その参考書を使った授業を提供しております。
日本語教材と日本人教師のサポートによって、語学学校バックワイズではフィリピン人教師達とのマンツーマンレッスンを最大限に活用出来ます。
そしてバックワイズは「中学1年生の基礎の基礎から学び直したい初級者」から「TOEIC900点以上の上級者」まで受け入れている語学学校です。
フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校 – 実際の教材と学習体験談を紹介
下記の3つのレベルに応じてそれぞれ紹介しているのでご自身に合ったレベルの記述を読み進めて下さい。
(1) 中学生が学ぶ英文法レベルから学び直す場合
(2) 高校英文法レベルから学び直す場合
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
(4) TOEIC800点以上の上級者クラスでは実践的なニュースレッスンを実施
(1) 中学生が学ぶ英文法レベルから学び直す場合
大多数のフィリピン留学の学習者が中学英文法から学び直しています。
中学1年生までの英文法を学べば英語アレルギーは無くなり、最低限の英会話が出来るようになります。
中学3年生までの英文法を学べば海外旅行や日常生活で簡単な英会話が使いこなせるようになります。
中学1年生の初級レベルから日本で販売されている有名参考書を使って、日本人教師のサポートによって学ぶことが出来るのが語学学校バックワイズの大きな強みです。
フィリピン留学やその他の国々の語学学校では下記教材のように英語で英文法を学びます。見ればすぐに分かりますが、英語で学ぶ教材では初級者・中級者が学ぶのは極めて困難です。不可能であるとすら言えます。
下記は中学1年生~中学2年生が学ぶ助動詞 can, could についてです。
一方、語学学校バックワイズでは日本の書店で販売されている日本の有名参考書を使用します。
同じく「中学1年生~中学2年生が学ぶ助動詞 can, could について」ですが、理解度が全然違うのが一目瞭然かと思います。
この教材をどのように使えば良いのかに関しても日本人教師が毎週のレッスンを通じて指導し、その上でフィリピン人教師とのマンツーマンレッスンで学んだ表現を使いこなせるように練習をします。
また、バックワイズでは発音矯正のレッスンにも力を入れています。下記はYoutuberの方が発音矯正レッスンを受講されている際の様子です。
このようにして語学学校バックワイズでは
という学習目標を達成出来るようにしています。
実際に英語力ゼロからフィリピン留学をし、3週間で中学1年生が学ぶ英文法の学習を終えられた方の学習体験談を下記に紹介します。
同じく中学1年生の英文法から学び直し、高校英文法まで学習された方の学習体験談
英語が苦手で中学レベルから学び直した学生(中学生・高校生・大学生)の体験談は下記になります。
(2) 高校英文法レベルから学び直す場合
英語で高校英文法を学ぶのは極めて難易度が高いです。
フィリピン留学やその他の国の語学が留学では下記教材のように英語で英文法を学びます。見ればすぐに分かりますが、この教材で学ぶのは上級者でもかなり困難です。
高校英文法の難関の1つである仮定法過去完了を英語で学ぶと下記のようになります。
一方、語学学校バックワイズでは日本の書店で販売されている日本の有名参考書を使用します。
同じく「高校英文法の仮定法過去完了について」ですが、理解度が全然違うのが一目瞭然かと思います。
語学学校バックワイズではこのように日本で販売されている有名参考書を使って、その上で毎週日本人教師のレッスンのサポートによって、中学3年生レベルの知識がある方であれば、3ヶ月の留学期間で高校英文法を一通り学び直せます。
英単語・英語表現を学ぶ教材は下記のレベルまで読めれば高校1年生レベルです。下記は赤毛のアンの著者(ルーシー・モード・モンゴメリ)についての記事です。日本人向け教材を使用しているため、日本人に馴染みが深い話題を取り扱っています。
本文の中に発音記号を多数書き込んでいる点にも注目下さい。語学学校バックワイズは発音矯正にも力を入れているため、英文法だけでなく、英語の発音についても学べます。
このようにして語学学校バックワイズでは
という学習目標を達成出来るようにしています。
高校英文法を学ばれた大学生の体験談は下記になります。
英語が得意だけれど、英会話が出来ない学生(中学生・高校生)の体験談は下記になります。
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
語学学校バックワイズではTOEIC LR試験の公式問題集を使い、フィリピン人教師とのマンツーマンレッスンで英会話能力を高められます。その上でTOEIC試験の点数も短期間で大幅に高めることが出来ます。
日本人教師のレッスンでは下記のレッスンノートを使いながら「英文の品詞分解」「TOEIC試験の解放テクニック」を教授しています。
フィリピン人教師から学ぶのが困難な難易度が高いReading Partに関しても、語学学校バックワイズでは日本人教師と一緒に取り組みます。
日本人教師のレッスンによって、フィリピン留学ではこれまで出来なかったReading Partの点数も伸ばせるのが語学学校バックワイズの大きな特徴です。
(語学学校バックワイズで実現出来ること)
実際にバックワイズでの留学を通じてTOEICスコアを200点以上伸ばされた方の体験談は下記になります。
実際にReading Partの点数を伸ばされた留学生の体験談は下記になります。
※他のよくあるフィリピン留学/セブ島留学の韓国系語学学校に留学された方の体験談です。
(4) TOEIC800点以上の上級者クラスでは実践的なニュースレッスンを実施
試験対策ではなく、英会話・英作文の能力を伸ばしたい上級者向けにはニュース記事を使ったレッスンを行っています。
※このニュースレッスンはTOEIC600点以上の中上級者、上級者向けで実施しています。
TOEIC L&R試験やIELTS試験と相性が良いニュース記事を使ってレッスンを行っています。
下記は日本酒の獺祭がNew Yorkで発売された際のニュース記事です。
2023年10月に起きたイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区侵攻といった最新の時事ニュースもレッスンでは取り上げます。
TOEIC800点を超える上級者の留学体験談は下記になります。
他の語学学校では決して成し遂げられない学習目標
上記の語学学校バックワイズにしかない特徴によって、下記の学習目標を達成出来ます。
上記の学習目標はフィリピン留学の他の語学学校では決して成し遂げられないものばかりです。
語学学校バックワイズに語学留学をすれば、上記の目標が実現可能です。
バックワイズの学習カリキュラム総責任者である柴田 @HAL_J は10年以上フィリピンの語学学校に関わっています。その10年以上の経験を踏まえた最新の学習カリキュラムを語学学校バックワイズで提供しております。
バックワイズの紹介動画
バックワイズ学習面の特徴についてまとめた動画を公開しています。約5分間の動画でバックワイズが他のフィリピン留学の語学学校とどう違うのかを確認出来ます。