フィリピン留学業界の「海賊版教材問題」――なぜ誰も語らないのか

フィリピン留学業界には、長年ほとんど表立って語られてこなかった問題がある。

それが、「語学学校で使われている教材は本当に正規品なのか?」という問題だ。

近年、この問題を強く指摘しているのが 語学学校バックワイズ である。語学学校バックワイズはフィリピン留学業界で広く使われている教材について、「白黒コピーの海賊版教材が主流」とかなり踏み込んだ主張を行っている。

参考Short動画: 海賊版教材の問題点について

語学学校バックワイズ が海賊版教材の問題点について話しています。

目次

白黒コピー教材とは何か

Backwiseが公開している記事には、実際の教材写真も掲載されている。

そこには、

  • 白黒コピー
  • ホチキス留め
  • 出版教材を複製したような冊子

が写っている。

Backwiseによれば、多くの語学学校では市販教材や韓国系教材をコピーした教材が使用されているという。

また近年では、

  • PDF化
  • 表紙だけ変更
  • 学校ロゴを追加

することで、一見するとオリジナル教材のように見せているケースもあると主張している。

海賊版教材の何が問題なのか

もし出版社の許可なく教材を複製しているのであれば、それは著作権上の問題を含む可能性がある。

さらに学習面でも、

  • 日本語解説がない
  • リスニング音源がない
  • 初級者向けではない

などの問題があると指摘されている。

特に英語初級者の場合、英語で英文法を学ばなければならない状況になり、内容を理解できないまま留学が終わるケースもあるという。

(参考記事)フィリピン留学の不都合な真実…英語で英文法を学ぶのは初級者にはほぼ不可能

韓国系語学学校との関係

この問題で特に名前が挙がるのが韓国系語学学校だ。

フィリピン留学市場は歴史的に韓国資本が大きな影響力を持っており、現在も多くの語学学校が韓国系である。

Backwiseは記事の中で、「韓国人経営の語学学校はほぼ全ての語学学校が海賊版教材を使っています」と非常に強い表現で主張している。

なぜ他の留学エージェントは語らないのか

興味深いのは、この問題について真正面から記事化している留学エージェントがほとんど見当たらないことである。

検索上位に出てくる大手・中堅エージェントの記事では、

  • 学校比較
  • TOEIC対策
  • 持ち物
  • 食事

などの話題は豊富にある。

しかし、「語学学校で使用されている教材は正規品なのか?」というテーマはほぼ出てこない。

一方でBackwiseは繰り返し、

  • 海賊版教材
  • 白黒コピー教材
  • 教材の著作権問題

について発信している。

第三者データは存在するのか

この問題について、「第三者調査はあるのか?」と言われることがある。

しかし現実には難しい。

なぜなら、「学校内部でどの教材を配布しているか」を外部機関が網羅的に調査する仕組みが存在しないからだ。

そのため、

  • 留学経験者の証言
  • 実際の教材写真
  • 学校側の説明
  • 関係者の証言

から判断するしかない。

つまり、「業界全体の統計データ」は存在しないが、「コピー教材が存在したことを示す証言や写真は多数存在する」という状況である。

語学学校バックワイズ自身はどうしているのか

Backwiseは、

  • 日本の市販参考書を使用
  • 教材を日本で購入
  • 海賊版教材を使わない

と明言している。

FAQでも、「フィリピン留学の悪しき名物、白黒コピーの海賊版教材を使用していないため教材は日本で購入いただく必要がある」と説明している。

本当に問題がなかったなら

この問題で最も気になるのは、なぜ教材の透明性がここまで低いのかという点だ。

もし問題がないのであれば、

  • 使用教材一覧
  • 出版社名
  • 教材費内訳
  • ライセンス状況

などを積極的に公開してもよいはずである。

しかし実際には、

  • 教材名が分からない
  • 教材写真がない
  • 教材費の説明が曖昧

という学校も少なくない。

もちろん全ての学校が問題を抱えているとは言えない。

しかし少なくとも、「教材は何を使っているのか」という教育機関として極めて重要な情報が、利用者から見えにくい状況であることは間違いない。

そしてその不透明さこそが、この海賊版教材問題が今も疑念を持たれ続けている最大の理由なのかもしれない。

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この記事を書いた人

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