英語学習を続けるための4つの時間戦略

「今度こそは!」「今年こそ!」と英語学習を頑張ろうと思っている人達に向けて、英語学習を続けるための4つの時間戦略を紹介いたします。

目次

戦略1 1日に3時間の学習時間を確保する。

一発逆転の魔法は存在しない

日本にいながらにして英語を身につけるために必要なことを1つだけ述べると「1日に3時間の学習時間を確保する」です。

YoutubeやTwitterで何か素晴らしい学習方法があるかと探している人がいるかもしれません。しかし残念ながらそのような全てを解決してくれる”魔法の学習法”や”魔法の教材”、また”素晴らしい万能の先生”も決して存在しません。

英語力を上げるために必要なことは自分自身が継続して長時間勉強することです。

数値にすると「1日3時間の学習をする」ことです。これさえ継続できれば8割以上の確率で、2年以内に英語力は大幅に上げることが出来ます。

「英語力≒勉強時間」であるため、勉強時間を十分に確保出来れば英語力は必ず上げられます。

仮に1日3時間の学習を続けられれば、1年で約1,000時間の学習を行えます。2年で2,000時間です。

2,000時間をすべて有効に活用したら、理論的には英語力ゼロからでも東京大学の文系大学院生の平均点であり、商社・外資系企業に入社するために必要となるTOEIC800点(TOEIC LR試験 800点)に到達可能です。

東大生は10代の頃にすでに勉強している

東京大学に入れるだけの英語力を備えている人たちは、この2,000時間の学習を10代の大学受験勉強の期間に終わらせています。

大学入学までに最低でも3年間×2時間≒約2,000時間は英語学習に費やしています。

補足すると、この勉強時間には独学だけでなく英語の授業を受けている時間も含まれています。通常は有名予備校に高額な授業料を払い、10代の数年間で集中的に超長時間の学習を行います。

予算的に厳しい独学派の人には厳しい話ですが、かなりの金額を英語学習に投資しています。

その上で、長時間の勉強(1,500時間~2,500時間)を10代の受験勉強時代に終わらせている人たちこそが東京大学や京都大学といった名門大学に合格しています。

慶応大学や早稲田大学といった私立大学の名門校に筆記試験を必要とする一般入試で入学している人達※も極めて高い英語力をすでに獲得している人達が多数います。

※筆記試験を伴わない推薦入試・AO入試・内部進学とは別枠です。

TOEIC LR試験の点数を上げるために想定される学習時間

TOEIC800点(TOEIC L&R試験 800点)に到達するために必要な学習時間に関して補足します。

【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】
200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。
400点から500点 ⇒ 250〜300時間
500点から600点 ⇒ 250〜300時間
600点から700点 ⇒ 250〜300時間
700点から800点 ⇒ 500〜600時間
800点から900点 ⇒ 500〜600時間

上記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要となる大まかな時間です。

英語力0からTOEIC800点までは最短距離を走ることが出来れば、1850時間前後で到達可能です。

ただしこれは現実的な目標ではないです。特に独学で専門家の指導無しで英語学習を1から始める方の場合は、ほぼ必ず迷走しますので、この表で書かれた時間の1.5倍~3倍はかかることがザラです。

仮にですが、英語力0からTOEIC800点までは2,500~3,000時間を見込むのが現実的な勉強時間になります。この場合、1日3時間の学習を2年半~3年続ける必要が有ります。

特に受験勉強のような強制力のない状態で、かつTOEIC600点未満の初級者の場合には、専門家の指導を受けていない場合だと、十中八九英語力が伸び悩みます。

勉強自体が苦手な人は注意が必要

すでに20歳を過ぎているにも関わらず、現時点でTOEIC 450点未満(Reading Partの点数が225点未満)の方は座学学習が苦手な傾向が有ります。

この「TOEIC450点」という点数は平均的な大学生が到達しているものであり、耳に痛い話にはなりますが、この450点に満たない人達は「勉強が苦手な人」に該当します。

450点未満の人はまずは現在の自分が平均的な人達よりも勉強が苦手であるということを自覚ください。

「これまで本気を出してこなかったから英語が出来ないだけ。本気を出せばすぐに英語は出来るようになる」わけでは決して有りません。

私が関わっていたフィリピン留学の語学学校にもこのように考えて、一発逆転を狙って150万~200万円の費用を使って長期間(6ヶ月以上)の語学留学を申し込む方が一定数いました。しかしながら、英語力を伸ばせる割合は当然ながら低かったです。

特に日本国外であるフィリピンにはまともに英文法・英文読解を日本語で教えられる先生はおらず、英語で英文法を学ぶことになるため、初級者はわけが分からないまま留学期間を終える人達が大半でした。

これはフィリピンだけでなく、アメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリスという英語圏の国々に語学留学をしても同じです。高額の語学留学をしたからといってそれで全部が解決するわけでは有りません。

具体例を1つ、動名詞と不定詞について英語で学ぶと下記のようになります。

日本国内で英語学習をするよりも、英語で英文法を学ぶ語学留学の方が初級者にとってははるかに難易度が高いのです。

話を戻しますが、平均的な大学生が取れるTOEIC450点に満たないということは、現時点においては「勉強が苦手な人」に分類されます。

勉強が苦手な人の場合は、上の表で書かれている学習時間に3-5割は上乗せするのが現実的な計画になります。

繰り返しになりますが、現時点で平均的な大学生の英語力に到達していない場合は、基本的に独学は止めておいた方が良いです。失敗する可能性が極めて高いので、英語学習をやり直す場合は有料のサービスを利用した方が良いです。

これまでの人生で大学入試試験、もしくは長時間の勉強が必要となる資格試験での成功体験がない方は、最初から高すぎる目標※を設定することなく、まずはTOEIC450点(Reading Part 225点)という「平均的な大学生の英語力」に到達することを最初の学習目標として設定するのがお勧めです。

私が実際に相談を受けた初級者が設定した高すぎる目標の例

(例1) 現時点では英語力ゼロで、日本語で文章読むのも苦手だけど、2年でTOEIC800点獲得するぞ!

(例2) 現時点では英語力ゼロだけど、2年で海外(英語圏)の大学/大学院に合格したいです!

この方々は必然ですが、目標に到達することは出来ませんでした。

1日3時間の勉強時間の配分に関して

1日3時間の勉強時間の配分について補足すると、

  • 「最低1時間は机に向かって学習すること」
  • 「残りの2時間はリスニング学習でも良い」

というものになります。特に座学学習1時間が重要です。

1日3時間の学習を座学学習だけでこなせる社会人は極めて稀ですので、耳からの学習(リスニング学習)を組み合わせることで勉強時間を稼ぎます。

リスニング学習に関して補足すると、「座学学習で精読を終えて理解しきった英文のリスニング学習のみを学習時間として数える」ことにして下さい。

精読が終わっておらず、理解していない英語を聴き続けても学習効果はとても薄いです。そのため、座学1時間で精読をすることが欠かせないのです。

下の画像は精読が終わった後のノートの例です。画像をクリックすると大きくなります。これくらい調べた後に、リスニング学習を行って下さい。

こういった学習ノートの作成、品詞分解の学習を毎日1時間は行う必要が有ります。

第2言語習得論(SLA)でよく言われる「理解可能なインプット学習」を実践することが重要です。

理解していない教材を聞いても、それはインプット学習にはなりません。精読学習(品詞分解)をすることで教材を「理解可能な状態」にしてください。

また、リスニング学習時には必ず「速度変更」「区間再生」が出来るスマートフォンのアプリ(AndroidはAudipo、iPhoneはRepete Plus)を使用してください。そうでないと学習効率が悪すぎてリスニング能力が上がりません。

「速度変更」「区間再生」 、AudipoとRepete Plus

(Audipoの使用例)

移動中、つまり歩きながら、「区間再生」「再生速度の変更」「画面分割して英文を表示する」ということを行っています。

区間再生・再生速度の変更、Audipoの使用方法に関しては下記の記事で詳細を確認ください。

iPhone使用者の方はRepete Plusの記事も合わせて確認下さい。

あわせて読みたい
iPhoneユーザー向け Repete Plus…英語のリスニング学習で必ず使用するべき「区間再生」「再生速度の変更」 「区間再生」と「再生速度の変更 」を使いこなす場合、Androidを使用している人にとってはAudipoで十分ですが、iOS版ではAudipoの出来はあまり良くないです。 iPhone利...

【勉強時間の確保例】ある独身男性の生活の場合

独身男性で、1人暮らしの方を想定した1日の学習スケジュールを下記にまとめました。

午前中…前日の復習と座学学習

・起床から家を出るまでの時間 リスニング・暗唱の学習 45分 ⇒英文は見ずにリスニングのみ。主に前日の復習を行う※。時々リスニング音源を止めて、聞いている英文を理解出来ているかどうかを暗唱することによって確認する。

※前日に7時間以上の睡眠時間を取れている場合、英文の理解度が上がっていることに気づくかと思います。

・自宅から会社までの通勤時間 リスニング・音読・暗唱の学習 60分 ⇒電車に乗っている時間には、英文を見ながらリスニング学習を行う。

また、リスニングを定期的に止めて音読学習を行う。声を出せない場合は口パクでOK。

そして、時々読み込んでいる英文が定着しているかどうかを確認するために、暗唱で確認を行う。

・会社近くのカフェ 座学 60分 ⇒その日に聴き込む英文の読み込みを行う。参考書への書き込みをこの時間に行う。

午後…リスニング学習を中心に勉強時間を確保する

・昼休み リスニング学習 30分 ⇒朝に座学で取り組んだ英文を見ながらリスニング学習。音読・暗唱を時々挟むことで、惰性で聞き続けないようにする。

・会社から自宅までの通勤時間 リスニング・音読・暗唱の学習 60分 ⇒電車に乗っている時間には、朝に座学で取り組んだ英文を見ながらリスニング・音読・暗唱の学習を行う。

・自宅に帰ってから雑用を片付けながら リスニング・暗唱の学習 30分 ⇒朝の座学で取り組んだ英文をリスニング・暗唱の学習。

結果…働きながらでも3時間の学習は可能

上記の時間を合計すると、座学60分定着学習(主にリスニング学習)225分を確保できます。

その結果、仕事をしている平日ですが、合計4時間25分の勉強時間を確保することが出来ました。

なかなかストイックな生活に思えるかもしれませんが、上記を参考に1日3時間以上の学習時間を捻出ください。

英語を習得するにはこのような長時間の学習が必須です。英語学習に集中している期間は国内留学をしている気になって、出来る限り英語のインプット時間を増やして下さい。

余談ですが、実際に語学留学をしたり、海外で生活した場合にも基本的にこれと同様の生活を送ることになります。

英語学習は最初は集中的に行う必要が有る

ここで一つ注意事項を挙げると、「1日30分、地道に英語学習を続ける」という方法で語学を習得したという人は残念ながら私は見たことが有りません。

語学学習は最長2年の計画で一気に、1日最低2時間は使って短期集中で基礎力を築きましょう。

英語力を有る一定以上に上げた後は、1日1-2時間程度の学習を続けることで英語力を維持します。

なお、英語力ゼロの方が最初の目標として設定する場合、履歴書に書いて評価される、かつ仕事で英語が使えるようになるTOEIC600点が現実的な最初の目標です。これなら英語力ゼロからでも2年以内に十分に到達可能です。

ただしすでに述べたように、まずは自分自身に英語学習の適正があるかどうかを見るために、TOEIC450点(Reading Part 225点)を最初の目標として設定し、その後にTOEIC600点を目指すという2段階目標がお勧めです。

座学学習が苦手な人は英語だけに学習を絞るようにする

すでに記した「勉強が苦手な人」に該当する場合は、最初は英語学習にのみ絞って学習を行いましょう。

英語以外の分野も同時に学習するとなると、十中八九失敗します。

もともと座学学習が苦手なのですから、1つ1つ確実に成果を出していきましょう。

勉強が苦手な人と屏風は広げると後ろに倒れます。

戦略2 3時間の勉強時間を習慣化する

「勉強時間を3時間確保しましょう。」と言ってもそれをそのまま実現できる人は100人いて1人もいないでしょうから、次の方策を考える必要が有ります。

思いついたように時々1日3時間の学習をするのではなく、やる気に左右されることなく、毎日毎日学習を続けるためにはどうすれば良いのでしょうか。

大切なことは「同じ時間帯」「同じ場所」で勉強を続けることです。この2つの要因を固定できれば英語学習を続けることが出来ます。

モチベーション(やる気)に期待するのではなく、勉強することを日々の生活のルーティーンに組み込む必要が有ります。

時間と場所を固定できる4つのお勧めの方法

時間と場所を固定する方法1…朝カフェ

例えば、平日は毎朝最寄りのコメダ珈琲でモーニングを食べながら、出社前の1時間を勉強するといったルーティンがお勧めです。

コメダ珈琲 モーニング

写真はコメダ珈琲のモーニングを食べながら勉強しているところです。

コメダ珈琲はチケット購入すると安く利用出来ます。

チケットを利用することで、モーニングセット(コーヒー、トースト、ゆで卵などのセット)1回の利用料金が400円ちょっとになります。

スターバックスやタリーズコーヒーではワンモアコーヒーというサービスを使えば、1回200円ちょっとで利用できるようになります。

カフェでお得に勉強する方法は下記の記事にまとめていますので確認下さい。

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カフェで勉強をする際に知っておきたいお得な情報(スターバックス・タリーズ・コメダ喫茶) 勉強を習慣化するために重要なことは「同じ時間帯」「同じ場所」で勉強を続けることです。 この2つの要因を固定できれば英語学習を続けることが出来ます。 モチベーショ...

時間と場所を固定する方法2…図書館

学生であれば、図書館を利用しましょう。

図書館の居心地の良い席を見つけ、いつもそこに座って勉強しましょう。

「図書館の主」と言われるくらいに学校の図書館を活用しましょう。

地域の図書館は席取りが大変な事が多いので、学校付属の図書館を利用しましょう。

図書館を使えるのは学生ならではの特権です。

時間と場所を固定する方法3…通勤(通学)の時間

学生と比べると、勉強時間を確保するのが大変なのは社会人。

一番簡単で確実なのは通勤時間(通学時間)を勉強時間に変えてしまう方法です。

通勤時間で黙読・リスニング・音読・暗唱の定着学習が出来ます。

ただし、英文読解や不明な英単語の意味を調べる座学学習は机がある場所でないと難しいです。

自宅で勉強できる人はそれで良いですが、自宅で勉強できない人の場合には通勤途中にあるカフェや自習室を活用するのがお勧めです。

通勤途中に1時間カフェで勉強する、という朝の習慣をつけましょう。

時間と場所を固定する方法4…仕事中の移動時間

外回りの営業マンであればさらに勉強時間の確保は容易になります。

客先への移動時間、そして客先から会社へ戻るまでの移動時間を学習時間に充てましょう。

商談に向かう際は勉強時間に充てるのは難しいという方は、帰りの時間を有効に使いましょう。

通常のスマホゲームだけでなく、Pokemon GOやドラゴンクエストウォーク、ピクミンブルームといった位置ゲームで時間を浪費することなく、英語学習のためにその移動時間を使いましょう。

社用車で移動している人であれば、車内ラジオは封印して、代わりにスマートフォンに入れているリスニング音源を車内で再生するようにしましょう。現在のスマートフォンであれば簡単に接続設定出来ます。

実際私も車内でのリスニング学習をやっていましたが、法定速度を遵守しているのであれば、TOEIC試験のリスニング音源を聴く余裕があります。一般道を60kmで走る場合は問題有りません。一方、80km近くで走るような運転では聴く余裕は全く有りません。

高速道路では日通や佐川と一緒に時速80kmで走りましょう。100km近くだと聴く余裕は有りません。

今なら上で述べたAudipoやRepete Plusを使えば、ほとんど操作しなくても効率的にリスニング音源を車内で流せます。

車内でのリスニング学習の副産物として、2-3分続く信号待ちの間もイライラすることなく、待つことが出来るようになります。

長時間の移動時間を活用して英語が出来るようになった営業マンは実はけっこういます。

1日の移動時間が3時間を超える場合、概算「3時間×200日=600時間」となり、1年で600時間の学習時間を簡単に仕事中に確保することが出来るためです。

上級者向けのアドバイスにはなりますが、営業に関する英語のAudiobookもあるので、そういった英語のAudiobookを聴くことで本業にも英語学習にもプラスの一石二鳥の効果を生むことが出来ます。

(昔私が聴いていたAudiobook) The Art of Closing the Sale: The Key to Making More Money Faster in the World of Professional Selling (English Edition)

戦略3 「今の生活で英語学習の代わりに切り捨てられるもの」を考える

ここまで読んで「1日3時間の学習時間を確保できないな」と思っている人は、「今の生活で英語学習の代わりに切り捨てられるもの」を考えてください。

英語学習の時間を3時間増やすのであれば、代わりに何かを止める必要が有ります。

スマートフォンの「微弱な快楽」を断ち切る

英語学習のために止めるもの代表として挙げられるのは下記になります。

  • スマホでゲームをすること
  • インターネットのニュースサイトをめぐること
  • ソーシャルメディアを惰性で見続けること
  • Youtubeでひたすら関連動画を観続けること
  • Netflixやアマゾンプライムのサブスク動画を際限なく見ること

2021年においてはスマートフォンによって苦労なくすぐに気持ち良くなれる「微弱な快楽」が得られます。

その「微弱な快楽」を追いかけているうちにあっという間に1日が終わってしまいます。

※時計の針が6時から8時まで動いています。

上のイラストはツイッター(ソーシャルメディア)の微弱な快楽に負けているハンバーガーちゃん

彼女のようについついスマホを触り続けている人は多いのではないでしょうか。

ツイッター関連でもう1つ紹介します。

スマートフォンとどのように付き合っていくかは現在の英語学習において非常に重要な要素です。

「微弱な快楽」に負けないための工夫としては、人間はスマートフォンによって与えられる「微弱な快楽」にそもそも弱い、ということをまずは認識する必要があります。

(参考図書) スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫) ⇒ドーパミン放出に関する記述が参考になります。

英語学習を30-60秒に分割する

その上でこれまでスマートフォンに使っていたスキマ時間を英語学習に置き換えることが必要です。

30-60秒で達成感を得られるように学習を小分けにしましょう。

30秒で出来る英語学習の代表例としては、「英文を1文だけでも読む」「英単語を1つだけでも良いから暗記しようとする」といった行動がお勧めです。

スマートフォンは英語学習にとって非常に有用な道具になりますが、同時に英語学習を台無しにする恐れもある諸刃の剣でもあるため、「微弱な快楽に支配されやすい」というリスクを把握した上で使いこなしていってください。

金銭面で余裕のある人には、「普段遣いのスマートフォン」と「英語学習専用のスマートフォン」の2台持ちがお勧めです。こうすれば空き時間に不意にSNSのアプリを立ち上げることも有りません。

スキマ時間があれば、下記のようにChromeでニュースで英語術とAudipoでリスニング音源を聴き、「1つだけ英文を暗唱しよう」という習慣を私自身は続けています。

仕事 そして 睡眠時間

「平日の残業が長時間に及び勉強時間の確保が難しい」、そういう場合には睡眠時間を削って学習していただく必要が有ります。

本当に自身のキャリアにとって英語学習が必要であれば睡眠時間を削って学習して下さい。

早起きしてください。現在よりも1時間早く起床し、その時間を勉強時間に充ててください。

睡眠時間を削って学習時間を確保して、1年間でTOEIC試験を300点上げた方もいます。なお、夜は勉強に集中できないので、朝に勉強する朝型生活がお勧めです。

ただし、睡眠時間を削る学習は非常に消耗するので、半年~1年以内に成果を出すようにして下さい。それ以上の期間に及ぶと仕事や健康に影響が出ます。

また、短期で成果を出す場合は後述する「課金」が必須です。

「3時間の勉強時間を確保するのが難しい」ということはよく聞きますが、これは「その人にとって英語は実はそれほど必要ない」ということを意味しています。この場合、無理して英語学習をする必要はないので、英語を必要としないキャリアを選択されると良いでしょう。

英語学習に回すはずだった時間を自分のキャリアのための投資に充てましょう。あるいはスポーツをして心身を健康に保ちましょう。もしくは料理が出来るようになるなど、家族が喜ぶことに時間を使いましょう。そちらの方が人生はよほど充実します。

ただし、いま20代の人には「みなさんはおそらく最低70歳まで働くことになる。今後の40年以上のキャリアにおいて英語が全く必要ないということは考えにくい。だから20代の内に多少無理してでも身につけた方がキャリア上有利になる」ということを伝えています。

戦略4 勉強時間の短縮と効率化のために課金を検討する

英語学習においては課金もまた重要な要素です。

なぜなら無課金で英語力を上げることは極めて困難で有り、またすでに上級レベルに到達している人の多くが課金をしているためです。

無課金の上級者はゼロ

自分一人で頑張って英語学習をして英語力を上げることは不可能ではないです。

しかし、最初から全部自分で調べていくのは学習効率が悪すぎるので私はお勧めしていません。日本人で英語力が上級に到達している人達の多くがけっこうな金額を課金している中であえて無課金で頑張る理由もないと思っているためです。

スマホゲームで課金ユーザーと無課金ユーザーでどれくらい手持ちの戦力に差が出るか考えると分かりやすいかと思います。勉強でも同じ現象が起きています。

この記事冒頭で紹介した東京大学や京都大学の学生達も当然ながら大学受験のために数百万円~1,000万円以上の教育費が塾や予備校、家庭教師のために重課金されています。無課金・微課金で名門大学に入学できる人は稀です。

現代であれば小学生の間に、中学受験のためだけに300万円以上使うことも珍しくありません。我が家の近所では毎週末に「N」の文字が印字されたバックを背負った子供達が中学受験のための塾に通っています。

渋谷区・代々木の近くで暮らしている時には、代々木駅周辺でSAPIXや鉄緑会といった高額の授業料を必要とする名門塾・名門予備校に通う子供達をよく見かけました。

地方出身者として1点補足すると、都会に住んでいる人は意識すらしないでしょうが、実は都会に住んでいるだけで地方都市と比べて情報格差が有ります。

また、地方都市だとインフラ面も不利なことが多く、学校に通学することですら大変な場所も有ります。塾・予備校も都会に比べて限られていますし。

話を戻すと、この塾・予備校の授業料はもちろん英語科目だけへの課金では有りません。

しかし大学受験においては英語科目が大きな得点配分を占めます。また「英語力≒国語力≒勉強する能力」ですので、中学受験時に高度な日本語力を身につけることもまた英語学習においては極めて有利に働きます。

東京大学に入学して米国の大学院に進学した「普通の学生」が、「うちは普通だった。小学校の時に1年間だけイギリスに留学していた。」といって炎上していました。これはイギリスへの語学留学が通常「300~500万円/1年」かかるためです。普通の家庭で育った子供が同様に留学する事例は稀有でし、そもそもそれだけのお金が有りません。

英語が出来る上級者の多くが利用している「語学留学」というサービス費用について見てみると、アメリカ・カナダといった北米への語学留学は1年間に300-500万円かかります。

近年注目されていたフィリピンへの格安語学留学でも6ヶ月で150-200万円はかかります。

英語ができるというインフルエンサーの事例をいつくか見てみましょう。

(インフルエンサーA)…高校3年間を海外の学校で過ごし(3年で概算2,000万円前後の費用)、帰国後に有名私立大学に帰国子女枠で入学した。

(インフルエンサーB)…大学卒業後すぐに海外の大学院に進学。この大学院の費用(概算2年で1,500万円)を親族に出してもらった。20代の社会人が自分だけで1,500万円を稼ごうとすると、普通は30歳を過ぎるまで稼げません。親族からの援助(課金)という裏技を使って英語力を短期間に高めた事例と言えます。

ここまで派手な例ではなくても、首都圏の小学生・中学生・高校生であっても、1ヶ月で5万円近くの授業料がかかる英語塾へ通うことは珍しいことでは有りません。

日本人で英語力が上級に達する人達はかなりの金額が課金しているのは少し注意を払うだけで分かります。

課金は時間短縮に繋がる

そこまでの重課金をしなくても、すでに述べた「カフェを利用する」という低額のものから、「駅前の自習室を契約する」「グリーン車通勤をする」といった課金をすることにより、「これまでより質の高い勉強時間を確保できる」という点で有効です。

日々英語のレッスンを提供している身からしても、課金した方が学習効率は高められる、ということを実感しています。

下記はTOEIC L&R試験対策の参考書へ私自身が書き込みを行ったものです。

※画像をクリックすると大きくなります。

通常の参考書の解説の数倍詳しい解説を書き込んでいます。

参考書は書面であるため、どうしても情報量が制限されるので、実は十分な解説がされていない方が多いのです。

「東京大学に合格した学生が使用していた参考書が高値で売れた」という話と同じことで、上級者が時間をかけて書き込んだ解説を読みながら学ぶ方が理解の度合いが高まり、学習効率も上がります。

実は私が作成しているハルヨンのレッスンノートを(高額で)売ってほしいという話はこれまで何度かありました。※レッスンノウハウが詰まった企業秘密であるため、販売はせずにお断りしました。

レッスンノートの話に加えて、実際のレッスン時にはどの英単語・英語表現が頻出でありどのような場面で使用するのか。関連する派生語はどういったものがあるのか。覚えておくべき語源はどういうものか。

また、英文法・英文読解ではどういった点に気をつけて読むべきかといった解説をします。

例)20行目 ”Would that work?” の表現ではこのWouldは文法的にどういう位置付けか、なぜwillの過去形が使用されているのかといった解説をレッスンでは行います。

課金されたレッスンを受講しながら参考書を読み込む場合、独学で参考書を読み込む場合と比べて少なくとも3-5割は詳しい解説を聴くことが出来ます。

無課金は初級者・中級者が独力で全部頑張る必要があるので、文字通り、大変です。

短期間で英語学習で成果を出したい場合は、何らかの課金方法を検討するのがお勧めです。

そしてまた、英語学習者の多くが修行僧のように英語だけを学んでいればそれで良いというわけではありません。仕事をしなければなりませんし、家庭の事情も有ります。

そのため英語学習に課金することで早めに成果を出して、その上で本業に集中してさらなるキャリアアップ・収入アップにつなげるのがお勧めです。

まとめ

英語学習をやり遂げるための4つの時間戦略

  • 戦略1 1日3時間の学習時間を確保する。
  • 戦略2 3時間の勉強時間を習慣化する
  • 戦略3 「今の生活で英語学習の代わりに切り捨てられるもの」を考える
  • 戦略4 勉強時間の短縮と効率化のために課金を検討する

以上の4つの戦略を意識して勉強時間を確保してください。

最後に経営コンサルタントの大前研一の言葉を紹介します。

人生を変えるために時間配分をみなさん自身の時間配分を変えてください。

人間が変わる方法は三つしかない。

一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。

もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。

かつて決意して何か変わっただろうか。

行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

大前 研一(経営コンサルタント)

この記事を書いた人

ハルヨン代表 柴田 @HAL_J

日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えて、

「TOEIC試験対策をいくらしても点数が伸びない初級者・中級者のための学習カリキュラム」

「Reading Part重視でTOEIC860点(A Level)に到達する。英会話・英作文も出来るようになる学習カリキュラム」

これら2つの学習カリキュラムを実現するレッスンをハルヨンでは提供しています。詳細はトップページをご確認下さい。

さらに詳しい情報に関して

この学習記事はハルヨンでのレッスンを土台にして作成しています。

ハルヨンについてより詳しく知りたい方・受講を希望する方は下記のボタンからオンライン説明会/個別相談会へお申し込み下さい。

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この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

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