英語学習を続けるための3つの時間戦略

2021年の年始に「今年こそ!」と英語学習を頑張ろうと思っている人達向け、英語学習を続けるための3つの時間戦略を紹介いたします。

※この記事の執筆者は「大人の英語学び直し」「語学留学・ワーキングホリデー準備」のためのオンライン英語学習サービス、ハルヨン代表のはるじぇー @HAL_Jです。

戦略1 1日3時間の学習時間を確保する。

「1日3時間の学習時間を確保する」、これさえできれば、2年以内に英語力は大幅に上げることが出来ます。「英語力≒勉強時間」であるため、勉強時間を十分に確保出来れば英語力は必ず上げられます。

仮に1日3時間の学習を続けられれば、1年で約1,000時間の学習を行えます。2年で2,000時間です。2,000時間をすべて有効に活用したら、理論的には英語力ゼロからでも東京大学の文系大学院生の平均点であり、商社・外資系企業に入社するために必要となるTOEIC800点(TOEIC LR試験 800点)に到達可能です。

東大生は10代にすべてに勉強している

なお、東京大学に入れるだけの英語力を備えている人たちは、この2,000時間の学習を10代の大学受験勉強の期間に終わらせています。最低でも3年間×2時間≒約2,000時間は勉強しています。

この勉強時間には独学だけでなく英語の授業を受けている時間も含まれますが、いずれにしろすでにかなりの長時間の勉強を受験勉強時にこなしている人たちが東京大学や京都大学といった名門大学に合格しています。

TOEIC試験の点数を上げるために想定される学習時間

TOEIC800点に到達するために必要な学習時間に関して補足します。

【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】
200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。
400点から500点 ⇒ 250〜300時間
500点から600点 ⇒ 250〜300時間
600点から700点 ⇒ 250〜300時間
700点から800点 ⇒ 500〜600時間
800点から900点 ⇒ 500〜600時間

上記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要な時間です。

英語力0からTOEIC800点までは最短距離を走ることが出来れば、1850時間前後で到達可能です。

ただし、これは現実的な目標ではないです。特に独学で学習を続けている人はほぼ必ず迷走しますので、この表で書かれた時間の1.5倍~2倍はかかります。

そのため、仮にですが2,500~3,000時間を見込むのが現実的な勉強時間になります。この場合、1日3時間の学習を2年半~3年続ける必要が有ります。

1日3時間の勉強時間の配分に関して

1日3時間の勉強時間の配分について補足すると、「(重要)最低1時間は机に向かって学習すること」「残りの2時間はリスニング学習でも良い」というものになります。

1日3時間の学習を座学学習だけでこなせる社会人は極めて稀ですので、現実的にはこの時間配分で学習を続けてください。

また、リスニング学習に関しても補足すると「座学で精読して理解しきった英文のリスニング学習のみを学習時間として数える」ことにして下さい。精読が終わっておらず、理解していない英語を聴き続けても学習効果はとても薄いです。

また、リスニング学習時には必ず「速度変更」「区間再生」が出来るAudipoを使用してください。そうでないと学習効率が悪すぎてリスニング能力が上がりません。

(Audipoの使用方法の詳細) Audipoの使用方法に習熟する。

ここで一つ注意事項を挙げると、「1日30分、地道に英語学習を続ける」という方法で語学を習得したという人は残念ながら私は見たことが有りません。語学学習は最長2年の計画※で一気に、短期集中で終わらせてしまいましょう。

※英語力ゼロの方が最初の目標として設定する場合、履歴書に書いて評価される、かつ仕事で英語が使えるようになるTOEIC600点が現実的な目標です。これなら英語力ゼロからでも2年以内に到達可能です。

戦略2 3時間の勉強時間を習慣化する

「勉強時間を3時間確保しましょう。」と言ってもそれをそのまま実現できる人は100人いて1人もいないでしょうから、次の方策を考える必要が有ります。思いついたようにある1日だけ3時間の学習をするのではなく、毎日毎日学習を続けるためにはどうすれば良いのでしょうか。

大切なことは「同じ時間帯」「同じ場所」で勉強を続けることです。この2つの要因を固定できれば英語学習を続けることが出来ます。モチベーション(やる気)に期待するのではなく、勉強することを日々の生活のルーティーンに組み込む必要が有ります。

学生の場合は授業時間の合間に、または授業が終了した後に必ず図書館で勉強する、という習慣を確立すれば良いです。「図書館の主」と言われるくらいに学校の図書館を活用しましょう。

一方、大変なのは社会人。一番簡単で確実なのは通勤時間を勉強時間に変えてしまう方法です。スマホの中にあるゲームアプリは全て削除して、その上でスマホはカバンの奥深くにしまってしまいましょう。

通勤時間で黙読・リスニング・音読・暗唱の定着学習は出来ますが、それだけでは学習時間が足りない人、また家で勉強できない人の場合には通勤途中にあるカフェや自習室を活用するのがお勧めです。通勤途中に1時間カフェで勉強する、という習慣をつけましょう。

お勧めしているのはスターバックスやタリーズコーヒーのワンモアコーヒーです。朝にカフェで「同じ時間帯」「同じ場所」に勉強をして、夕方・夜にまた「同じ時間帯」「同じ場所」で勉強しましょう。

スターバックスであれば、アプリを使えば2杯目が100円で、また異なる店舗でも注文出来ますのでお勧めです。

※(参考リンク) スターバックスのワンモアコーヒー

ある有名な英語インフルエンサーの方は最初にスターバックスで勉強して、気分転換に移動して別のスターバックスに行って、毎日6-8時間の勉強時間を確保していたと自身の勉強方法を紹介していました。

余談ですが、外回りの営業マンであればさらに勉強時間の確保は容易になります。例えば、客先の商談から会社へ戻るまでの移動時間を学習時間に充てましょう。Pokemon GOやドラゴンクエストウォークといった位置ゲームではなく、英語学習のためにスマートフォンを使用しましょう。

社用車で移動している人であれば、車内のラジオは封印して、代わりに手持ちのオーディオプレイヤーを社内で再生するようにしましょう。現在のスマートフォンであれば簡単に接続設定出来ます。

法定速度を遵守しているのであれば、TOEIC試験のリスニング問題は聞けます。高速道路では日通や佐川と一緒に走りましょう。

あと、信号待ちの間もイライラすることなく、待つことが出来るようになります。長時間の移動時間を活用して英語が出来るようになった営業マンは実はけっこういます。移動時間にはうんざりして吐き気がするくらいまでTOEIC LR試験のリスニング問題を聴きこんでください。

戦略3 「今の生活で英語学習の代わりに切り捨てられるもの」を考える

ここまで読んで「1日3時間の学習時間を確保できないな」と思った人は、「今の生活で英語学習の代わりに切り捨てられるもの」を考えてください。英語学習の時間を3時間増やすのであれば、代わりに何かを止める必要が有ります。

例えば止めるもの代表として挙げられるのは、通勤途中にスマホでゲームをすることだったり、インターネットのニュースサイトをめぐることだったり、ソーシャルメディアを見ることだったりします。2021年、私はウマ娘プリティーダービーというスマホゲームがすごく気になっていますが、それをする時間がないことは知っているのでインストールすらしていません。

また、土日にも勉強する必要があるため、勉強していない時には出来た外出を制限する必要が出てきます。

「平日の残業が長時間に及び勉強時間の確保が難しい」、そういう場合には睡眠時間を削って学習していただく必要が有ります。本当に自身のキャリアにとって英語学習が必要であれば睡眠時間を削って学習して下さい。

現在よりも1時間早く起床し、その時間を勉強時間に充ててください。睡眠時間を削って学習時間を確保して、1年間でTOEIC試験を300点上げた方もいます。なお、夜は勉強に集中できないので、朝型生活がお勧めです。

※睡眠時間を削る学習は非常に消耗するので、半年~1年以内に成果を出すようにして下さい。それ以上の期間に及ぶと仕事に影響が出ます。

「3時間の勉強時間を確保するのが難しい」ということはよく聞きますが、これは「その人にとって英語は実はそれほど必要ない」ということを意味しています。この場合、無理して英語学習をする必要はないので、英語を必要としないキャリアを選択されると良いでしょう。

英語学習に回すはずだった時間を自分のキャリアのための投資に充てましょう。あるいはスポーツをして心身を健康に保ちましょう。もしくは料理が出来るようになるなど、家族が喜ぶことに時間を使いましょう。そちらの方が人生はよほど充実します。

ただし、いま20代の人には「みなさんはおそらく最低70歳まで働くことになる。今後の40年以上のキャリアにおいて英語が全く必要ないということは考えにくい。だから20代の内に多少無理してでも身につけた方がキャリア上有利になる」ということを伝えています。

英語学習をやり遂げるための3つの時間戦略

戦略1 1日3時間の学習時間を確保する。

戦略2 3時間の勉強時間を習慣化する

戦略3 「今の生活で英語学習の代わりに切り捨てられるもの」を考える

以上の3つの戦略を意識して勉強時間を確保してください。

最後に経営コンサルタントの大前研一の言葉を紹介します。人生を変えるために時間配分をみなさん自身の時間配分を変えてください。

人間が変わる方法は三つしかない。

一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。

もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。

かつて決意して何か変わっただろうか。

行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

大前 研一(経営コンサルタント)

具体的に使用する参考書について

下記の英語学習に関する記事を引き続き読み進めて、具体的にどういった参考書で勉強する必要があるのかについて確認ください。

TOEIC500点に到達、そしてTOEIC500点からさらに点数を伸ばすための英語学習法・お勧め参考書を紹介

TOEIC800点を獲得することのメリット、またTOEIC800点に到達するための英語学習方法・学習参考書を紹介

この記事を書いた人

柴田 @HAL_J

中学英語、高校英文法から大人が学び直せるサービス、オンライン英語学校のハルヨンを運営中。詳細はトップページ現在開講しているコース料金のそれぞれのページをご確認下さい。