英語学習を続けるための4つの時間戦略

2021年、「今年こそ!」と英語学習を頑張ろうと思っている人達に向けて、英語学習を続けるための4つの時間戦略を紹介いたします。

(最初に・記事の執筆者に関して)この記事の執筆者は日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えているオンライン英語学習サービス、ハルヨン代表のはるじぇー @HAL_Jです。

戦略1 1日3時間の学習時間を確保する。

日本にいながらにして英語を身につけるために必要なことを1つだけ述べると「1日3時間の学習時間を確保する」です。

YoutubeやTwitterで何か素晴らしい学習方法があるかと探している人がいるかもしれませんが、残念ながらそのような全てを解決してくれる”魔法の学習法”や”魔法の教材”は存在しません。

英語力を上げるために必要なことは長時間勉強することです。数値にすると「1日3時間の学習をする」ことです。

これさえできれば8割以上の確率で、2年以内に英語力は大幅に上げることが出来ます。「英語力≒勉強時間」であるため、勉強時間を十分に確保出来れば英語力は必ず上げられます。

仮に1日3時間の学習を続けられれば、1年で約1,000時間の学習を行えます。2年で2,000時間です。

2,000時間をすべて有効に活用したら、理論的には英語力ゼロからでも東京大学の文系大学院生の平均点であり、商社・外資系企業に入社するために必要となるTOEIC800点(TOEIC LR試験 800点)に到達可能です。

東大生は10代の頃にすでに勉強している

東京大学に入れるだけの英語力を備えている人たちは、この2,000時間の学習を10代の大学受験勉強の期間に終わらせています。最低でも3年間×2時間≒約2,000時間は勉強しています。

この勉強時間には独学だけでなく英語の授業を受けている時間も含まれています。通常は有名予備校に高額な授業料を払い、10代の数年間で集中的に超長時間の学習を行います。独学派の人には厳しい話ですが、かなりの金額を使って学習を行っています。

そして、長時間の勉強(1,500時間~2,500時間)を10代の受験勉強時代に終わらせている人たちこそが東京大学や京都大学といった名門大学に合格しています。

同様に慶応大学や早稲田大学といった私立大学の名門校に推薦入試・AO入試・内部進学ではなく、筆記試験を必要とする一般入試で入学している人達も同様に極めて高い英語力をすでに獲得している人達が多数います。

TOEIC LR試験の点数を上げるために想定される学習時間

TOEIC800点(TOEIC L&R試験 800点)に到達するために必要な学習時間に関して補足します。

【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】
200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。
400点から500点 ⇒ 250〜300時間
500点から600点 ⇒ 250〜300時間
600点から700点 ⇒ 250〜300時間
700点から800点 ⇒ 500〜600時間
800点から900点 ⇒ 500〜600時間

上記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要となる大まかな時間です。

英語力0からTOEIC800点までは最短距離を走ることが出来れば、1850時間前後で到達可能です。ただし、これは現実的な目標ではないです。特に独学で専門家の指導無しで英語学習を1から始める方の場合は、ほぼ必ず迷走しますので、この表で書かれた時間の1.5倍~3倍はかかることがザラです。

仮にですが、英語力0からTOEIC800点までは2,500~3,000時間を見込むのが現実的な勉強時間になります。この場合、1日3時間の学習を2年半~3年続ける必要が有ります。

特に受験勉強のような強制力のない状態で、かつTOEIC600点未満の初級者の場合には、専門家の指導を受けていない場合だと、十中八九英語力が伸び悩みます。

勉強自体が苦手な人は注意が必要

すでに20歳を過ぎているにも関わらず、現時点でTOEIC 450点未満(Reading Partの点数が225点未満)の方は座学学習が苦手な傾向が有ります。この点数は平均的な大学生が到達しているものであり、遠慮なく言うと、この点数に満たない人達は「勉強が苦手な人」に該当します。

まずは現在の自分が平均的な人達よりも勉強が苦手であるということを自覚ください。「これまで本気を出してこなかったから英語が出来ないだけ。本気を出せばすぐに英語は出来るようになる」わけでは決して有りません。フィリピン留学の語学学校にはこのように考えて、長期間(半年以上)の期間を申し込む方が一定数いましたが、英語力を伸ばせる割合は当然ながら低かったです。私が見た範囲では10人に1人くらいの成功率でした。

話を戻しますが、平均的な大学生が取れるTOEIC450点に満たないということは、現時点においては「勉強が苦手な人」に分類されます。

勉強が苦手な人の場合は、上の表で書かれている学習時間に3-5割は上乗せするのが現実的な計画になります。そして、繰り返しになりますが、現時点で平均的な大学生の英語力に到達していない場合は、基本的に独学は止めておいた方が良いです。失敗する可能性が極めて高いので、英語学習をやり直す場合は有料のサービスを利用した方が良いです。

これまでの人生で大学入試試験、もしくは長時間の勉強が必要となる資格試験での成功体験がない方は、最初から高すぎる目標※を設定することなく、まずはTOEIC450点(Reading Part 225点)という「平均的な大学生の英語力」に到達することを最初の学習目標として設定するのがお勧めです。

私が実際に相談を受けた初級者が設定した高すぎる目標の例

(例1) 現時点では英語力ゼロで、日本語で文章読むのも苦手だけど、2年でTOEIC800点獲得するぞ!

(例2) 現時点では英語力ゼロだけど、2年で海外(英語圏)の大学/大学院に合格したいです!

1日3時間の勉強時間の配分に関して

1日3時間の勉強時間の配分について補足すると、「最低1時間は机に向かって学習すること」「残りの2時間はリスニング学習でも良い」というものになります。

1日3時間の学習を座学学習だけでこなせる社会人は極めて稀ですので、耳からの学習(リスニング学習)を組み合わせることで勉強時間を稼ぎます。

リスニング学習に関して補足すると、「座学学習で精読を終えて理解しきった英文のリスニング学習のみを学習時間として数える」ことにして下さい。精読が終わっておらず、理解していない英語を聴き続けても学習効果はとても薄いです。

下の画像は精読が終わった後のノートの例です。画像をクリックすると大きくなります。これくらい調べた後に、リスニング学習を行って下さい。

第2言語習得論(SLA)でよく言われる「理解可能なインプット学習」を実践することが重要です。理解していない教材を聞いても、それはインプット学習にはなりません。精読をすることで教材を「理解可能な状態」にしてください。

また、リスニング学習時には必ず「速度変更」「区間再生」が出来るスマートフォンのアプリ(AndroidはAudipo、iPhoneはRepete Plus)を使用してください。そうでないと学習効率が悪すぎてリスニング能力が上がりません。

AudipoとRepete Plus

(Audipoの使用例)

移動中、つまり歩きながら、「区間再生」「再生速度の変更」「画面分割して英文を表示する」ということを行っています。

(Repete Plusの使用例)

iPadでRepete Plusを使用している際のスクリーンショット。リスニング学習に不要な箇所を飛ばすようにしています。

(Audipoの使用方法の詳細) Audipoの使用方法に習熟する。

※Repete Plusの分も今後作成していきます。

英語学習は最初は集中的に行う必要が有る

ここで一つ注意事項を挙げると、「1日30分、地道に英語学習を続ける」という方法で語学を習得したという人は残念ながら私は見たことが有りません。語学学習は最長2年の計画で一気に、短期集中で基礎力を築きましょう。

英語力を有る一定以上に上げた後は、1日1-2時間程度の学習を続けることで英語力を維持します。

なお、英語力ゼロの方が最初の目標として設定する場合、履歴書に書いて評価される、かつ仕事で英語が使えるようになるTOEIC600点が現実的な最初の目標です。これなら英語力ゼロからでも2年以内に十分に到達可能です。

ただしすでに述べたように、まずは自分自身に英語学習の適正があるかどうかを見るために、TOEIC450点(Reading Part 225点)を最初の目標として設定し、その後にTOEIC600点を目指すという2段階目標がお勧めです。

座学学習が苦手な人は英語だけに学習を絞るようにする

すでに記した「勉強が苦手な人」に該当する場合は、最初は英語学習にのみ絞って学習を行いましょう。英語以外の分野も同時に学習するとなると、十中八九失敗します。

もともと座学学習が苦手なのですから、1つ1つ確実に成果を出していきましょう。勉強が苦手な人と屏風は広げると後ろに倒れます。

戦略2 3時間の勉強時間を習慣化する

「勉強時間を3時間確保しましょう。」と言ってもそれをそのまま実現できる人は100人いて1人もいないでしょうから、次の方策を考える必要が有ります。

思いついたように時々1日3時間の学習をするのではなく、やる気に左右されることなく、毎日毎日学習を続けるためにはどうすれば良いのでしょうか。

大切なことは「同じ時間帯」「同じ場所」で勉強を続けることです。この2つの要因を固定できれば英語学習を続けることが出来ます。モチベーション(やる気)に期待するのではなく、勉強することを日々の生活のルーティーンに組み込む必要が有ります。

例えば、平日は毎朝最寄りのコメダ珈琲でモーニングを食べながら、出社前の1時間を勉強するといったルーティンがお勧めです。

コメダ珈琲 モーニング

写真はコメダ珈琲のモーニングを食べながら勉強しているところです。コメダ珈琲はチケット購入すると安く利用出来ます。チケットを利用することで、1回の利用料金が400円ちょっとになります。

学生の場合は授業時間の合間に、または授業が終了した後に必ず図書館で勉強する、という習慣を確立すれば良いです。図書館で居心地の良い席を見つけ、いつもそこに座って勉強しましょう。「図書館の主」と言われるくらいに学校の図書館を活用しましょう。

一方、勉強時間を確保するのが大変なのは社会人。一番簡単で確実なのは通勤時間を勉強時間に変えてしまう方法です。通勤時間で黙読・リスニング・音読・暗唱の定着学習が出来ます。

ただ、座学学習は机がある場所でないと難しいです。自宅で勉強できる人はそれで良いですが、自宅で勉強できない人の場合には通勤途中にあるカフェや自習室を活用するのがお勧めです。通勤途中に1時間カフェで勉強する、という朝の習慣をつけましょう。

カフェでお得に英語学習

お勧めしているのはスターバックスやタリーズコーヒーのワンモアコーヒーです。朝にカフェで「同じ時間帯」「同じ場所」に勉強をして、夕方・夜にまた「同じ時間帯」「同じ場所」で勉強しましょう。

夜の学習に比べると朝の学習の方がはるかに集中して勉強できますので、午前10時までに座学学習1時間をする習慣を身に付けましょう。

タリーズ ワンモア ボトル割引

写真はタリーズで朝の座学学習をしているもの。タンブラー/マグ割引(-30円)とアプリでの支払い(-10円)を組み合わせると本日のコーヒー(ショート)の料金は300円を切ります(291円)。

コーヒー(ショート)が収まる350mlの水筒であればたいして重くないですし、無駄にプラスチックゴミを出さないためにも、タンブラーを持参するのがお勧めです。私が使用しているのはタイガー魔法瓶のタンブラーです。

そして夕方以降にワンモアコーヒーのサービスを使えば、2回目は154円で使用出来ます。朝と夕方、1日2回使っても445円にしかなりません。

スターバックスも同様のタンブラー/マグ割引(-20円)、ワンモアコーヒー(2杯目が110円)のサービスが有ります。※モバイルオーダーだとタンブラー/マグ割引が使えない点は改善してほしいところです。

定期的にカフェで勉強する場合はこれらのサービスに習熟するとお得にカフェを利用出来ます。同じ場所だと飽きるので、いくつかのカフェを順番に利用していくことでマンネリ防止につながります。

ある有名な英語インフルエンサーの方は最初にスターバックスで勉強して、気分転換に移動して別のスターバックスに行って、毎日6-8時間の勉強時間を確保していたと自身の勉強方法を紹介していました。そしてまた「カフェからカフェへ移動する時間こそが自分にとってのご褒美だった」とも。時間の管理を徹底されていますね。

実際、同じ場所でずっと勉強するよりも、複数の場所で小分けにして勉強する方が暗記の効率は高まりますので、これは有効なカフェ利用方法です。

外回りの仕事がある人は勉強時間を簡単に確保出来る

外回りの営業マンであればさらに勉強時間の確保は容易になります。客先への移動時間、そして客先から会社へ戻るまでの移動時間を学習時間に充てましょう。

商談に向かう際は勉強時間に充てるのは難しいという方は、帰りの時間を有効に使いましょう。通常のスマホゲームだけでなく、Pokemon GOやドラゴンクエストウォークといった位置ゲームで時間を浪費することなく、英語学習のためにその移動時間を使いましょう。

社用車で移動している人であれば、車内ラジオは封印して、代わりにスマートフォンに入れているリスニング音源を車内で再生するようにしましょう。現在のスマートフォンであれば簡単に接続設定出来ます。

実際私も車内でのリスニング学習をやっていましたが、法定速度を遵守しているのであれば、TOEIC試験のリスニング音源を聴く余裕があります。一般道を60kmで走る場合は問題有りません。一方、80km近くで走るような運転では聴く余裕は全く有りません。そして、高速道路では日通や佐川と一緒に時速80kmで走りましょう。100km近くだと聴く余裕は有りません。

今なら上で述べたAudipoやRepete Plusを使えば、ほとんど操作しなくても効率的にリスニング音源を車内で流せます。

車内でのリスニング学習の副産物として、2-3分続く信号待ちの間もイライラすることなく、待つことが出来るようになります。

長時間の移動時間を活用して英語が出来るようになった営業マンは実はけっこういます。1日の移動時間が3時間を超える場合、概算「3時間×200日=600時間」となり、1年で600時間の学習時間を簡単に仕事中に確保することが出来るためです。

なお、上級者向けのアドバイスにはなりますが、営業に関する英語のAudiobookもあるので、そういった英語のAudiobookを聴くことで本業にも英語学習にもプラスの一石二鳥の効果を生むことが出来ます。

(昔私が聴いていたAudiobook) The Art of Closing the Sale: The Key to Making More Money Faster in the World of Professional Selling (English Edition)

戦略3 「今の生活で英語学習の代わりに切り捨てられるもの」を考える

ここまで読んで「1日3時間の学習時間を確保できないな」と思っている人は、「今の生活で英語学習の代わりに切り捨てられるもの」を考えてください。

英語学習の時間を3時間増やすのであれば、代わりに何かを止める必要が有ります。

スマートフォンの「微弱な快楽」を断ち切る

英語学習のために止めるもの代表として挙げられるのは下記になります。

  • スマホでゲームをすること
  • インターネットのニュースサイトをめぐること
  • ソーシャルメディアを惰性で見続けること
  • Youtubeでひたすら関連動画を観続けること
  • Netflixやアマゾンプライムのサブスク動画を際限なく見ること

2021年においてはスマートフォンによって「微弱な快楽」が即座に得られるため、その「微弱な快楽」を追いかけているうちにあっという間に1日が終わってしまいます。

※時計の針が6時から8時まで動いています。

上のイラストはツイッター(ソーシャルメディア)の微弱な快楽に負けているハンバーガーちゃん。彼女のようについついスマホを触り続けている人は多いのではないでしょうか。

スマートフォンとどのように付き合っていくかは現在の英語学習において非常に重要な要素です。

「微弱な快楽」に負けないための工夫としては、人間はスマートフォンによって与えられる「微弱な快楽」にそもそも弱い、ということをまずは認識する必要があります。

(参考図書) スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫) ⇒ドーパミン放出に関する記述が参考になります。

英語学習を30-60秒に分割する

その上でこれまでスマートフォンに使っていたスキマ時間を英語学習に置き換えることが必要です。30-60秒で達成感を得られるように学習を小分けにしましょう。

30秒で出来る英語学習の代表例としては、「英文を1文だけでも読む」「英単語を1つだけでも良いから暗記しようとする」といった行動がお勧めです。

スマートフォンは英語学習にとって非常に有用な道具になりますが、同時に英語学習を台無しにする恐れもある諸刃の剣でもあるため、「微弱な快楽に支配されやすい」というリスクを把握した上で使いこなしていってください。

金銭面で余裕のある人には、「普段遣いのスマートフォン」と「英語学習専用のスマートフォン」の2台持ちがお勧めです。こうすれば空き時間に不意にSNSのアプリを立ち上げることも有りません。

スキマ時間があれば、下記のようにChromeでニュースで英語術とAudipoでリスニング音源を聴き、「1つだけ英文を暗唱しよう」という習慣を私自身は続けています。

仕事 そして 睡眠時間

「平日の残業が長時間に及び勉強時間の確保が難しい」、そういう場合には睡眠時間を削って学習していただく必要が有ります。本当に自身のキャリアにとって英語学習が必要であれば睡眠時間を削って学習して下さい。

早起きしてください。現在よりも1時間早く起床し、その時間を勉強時間に充ててください。睡眠時間を削って学習時間を確保して、1年間でTOEIC試験を300点上げた方もいます。なお、夜は勉強に集中できないので、朝に勉強する朝型生活がお勧めです。

ただし、睡眠時間を削る学習は非常に消耗するので、半年~1年以内に成果を出すようにして下さい。それ以上の期間に及ぶと仕事や健康に影響が出ます。また、短期で成果を出す場合は後述する「課金」が必須です。

「3時間の勉強時間を確保するのが難しい」ということはよく聞きますが、これは「その人にとって英語は実はそれほど必要ない」ということを意味しています。この場合、無理して英語学習をする必要はないので、英語を必要としないキャリアを選択されると良いでしょう。

英語学習に回すはずだった時間を自分のキャリアのための投資に充てましょう。あるいはスポーツをして心身を健康に保ちましょう。もしくは料理が出来るようになるなど、家族が喜ぶことに時間を使いましょう。そちらの方が人生はよほど充実します。

ただし、いま20代の人には「みなさんはおそらく最低70歳まで働くことになる。今後の40年以上のキャリアにおいて英語が全く必要ないということは考えにくい。だから20代の内に多少無理してでも身につけた方がキャリア上有利になる」ということを伝えています。

戦略4 勉強時間の短縮と効率化のために課金を検討する

英語学習においては課金もまた重要な要素です。

なぜなら無課金で英語力を上げることは極めて困難で有り、またすでに上級レベルに到達している人の多くが課金をしているためです。

無課金の上級者はほとんど全くいない

自分一人で頑張って英語学習をして英語力を上げることは不可能ではないですが、最初から全部自分で調べていくのは学習効率が悪すぎるので私はお勧めしていません。

そして、日本人で英語力が上級に到達している人達の多くが課金している中であえて無課金で頑張る理由もないと思っているためです。

この記事冒頭で紹介した東京大学や京都大学の学生達も当然ながら数百万円~1,000万円以上の教育費が塾や予備校、家庭教師のために重課金されています。

現代であれば小学生の間に、中学受験のためだけに300万円以上使うことも珍しくありません。我が家の近所では毎週末に「N」の文字が印字されたバックを背負った子供達が中学受験のための塾に通っています。

渋谷区で暮らしていた際には、代々木のSAPIXや鉄緑会といった高額の授業料を必要とする名門塾・名門予備校に通う子供達をよく見かけました。

この塾・予備校の授業料は英語科目だけへの課金では有りません。しかし大学受験においては英語科目が大きな得点配分を占めます。また「英語力≒国語力≒勉強する能力」ですので、中学受験時に高度な日本語力を身につけることもまた英語学習においては極めて有利に働きます。

東京大学に入学して米国の大学院に進学した「普通の学生」が、「うちは普通だった。小学校の時に1年間だけイギリスに留学していた。」といって炎上していましたが、これはイギリスへの語学留学が通常「300~500万円/1年」かかるためです。普通の家庭で育った子供が同様に留学する事例は稀有でし、そもそもそれだけのお金が有りません。

英語が出来る上級者の多くが利用している「語学留学」というサービス費用について見てみると、アメリカ・カナダといった北米への語学留学は1年間に300-500万円かかります。近年注目されていたフィリピンへの格安語学留学でも6ヶ月で150-200万円はかかります。

英語ができるというインフルエンサーの事例をいつくか見てみましょう。高校3年間を海外の学校で過ごし(3年で概算2,000万円前後の費用)、帰国後に有名私立大学に帰国子女枠で入学したという事例が有ります。

もう1つは大学卒業後すぐに海外の大学院に進学。この大学院の費用(概算2年で1,500万円)を親族に出してもらっていたりします。20代の社会人が自分だけで1,500万円を稼ごうとすると、普通は30歳を過ぎるまで稼げません。親族からの援助(課金)という裏技を使って英語力を短期間に高めた事例と言えます。

ここまで派手な例ではなくても、首都圏の小学生・中学生・高校生であっても、1ヶ月で5万円近くの授業料がかかる英語塾へ通うことは珍しいことでは有りません。

日本人で英語力が上級に達する人達はかなりの金額が課金しているのは少し注意を払うだけで分かります。

課金は時間短縮に繋がる

そこまでの重課金をしなくても、「駅前の自習室を契約する」「グリーン車通勤をする」といった課金をすることにより、「これまでより質の高い勉強時間を確保できる」という点で有効です。

また、日々英語のレッスンを提供している身からしても、課金した方が学習効率は高められる、ということを実感しています。下記はTOEIC L&R試験対策の参考書へ私自身が書き込みを行ったものです。

※画像をクリックすると大きくなります。

通常の参考書の解説の数倍詳しい解説を書き込んでいます。参考書は書面であるため、どうしても情報量が制限されるので、実は十分な解説がされていない方が多いのです。

「東京大学に合格した学生が使用していた参考書が高値で売れた」という話と同じことで、上級者が時間をかけて書き込んだ解説を読みながら学ぶ方が理解の度合いが高まり、学習効率も上がります。

実は私が作成しているハルヨンのレッスンノートを(高額で)売ってほしいという話はこれまで何度かありました。※レッスンノウハウが詰まった企業秘密であるため、販売はせずにお断りしました。

レッスンノートの話に加えて、実際のレッスン時にはどの英単語・英語表現が頻出でありどのような場面で使用するのか。関連する派生語はどういったものがあるのか。覚えておくべき語源はどういうものか。また、英文法・英文読解ではどういった点に気をつけて読むべきかといった解説をします。

例)20行目 ”Would that work?” の表現ではこのWouldは文法的にどういう位置付けか、なぜwillの過去形が使用されているのかといった解説をレッスンでは行います。

課金されたレッスンを受講しながら参考書を読み込む場合、独学で参考書を読み込む場合と比べて少なくとも3-5割は詳しい解説を聴くことが出来ます。

無課金は初級者・中級者が独力で全部頑張る必要があるので、文字通り、大変です。短期間で英語学習で成果を出したい場合は、何らかの課金方法を検討するのがお勧めです。

そしてまた、英語学習者の多くが修行僧のように英語だけを学んでいればそれで良いというわけではありません。仕事をしなければなりませんし、家庭の事情も有ります。そのため、英語学習に課金することで早めに成果を出して、その上で本業に集中してさらなるキャリアアップ・収入アップにつなげるのがお勧めです。

まとめ

英語学習をやり遂げるための4つの時間戦略

戦略1 1日3時間の学習時間を確保する。

戦略2 3時間の勉強時間を習慣化する

戦略3 「今の生活で英語学習の代わりに切り捨てられるもの」を考える

戦略4 勉強時間の短縮と効率化のために課金を検討する

以上の4つの戦略を意識して勉強時間を確保してください。

最後に経営コンサルタントの大前研一の言葉を紹介します。人生を変えるために時間配分をみなさん自身の時間配分を変えてください。

人間が変わる方法は三つしかない。

一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。

もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。

かつて決意して何か変わっただろうか。

行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

大前 研一(経営コンサルタント)

この記事を書いた人

ハルヨン代表 柴田 @HAL_J

日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えて、

「TOEIC試験対策をいくらしても点数が伸びない初級者・中級者のための学習カリキュラム」

「Reading Part重視でTOEIC860点(A Level)に到達する。英会話・英作文も出来るようになる学習カリキュラム」

これら2つの学習カリキュラムを実現するレッスンをハルヨンでは提供しています。詳細はトップページをご確認下さい。