TOEIC 300点突破完全ガイド|目標設定・おすすめ参考書・学習の注意点を徹底解説

英語学習者の中には「いまはTOEIC300点レベルの英語力だけど、就活や転職のためにより高いスコアを目指したい」と考えている人が多いのではないでしょうか。

しかし、TOEIC300点レベルの英語初心者の場合、そもそもどのように勉強すれば良いのかわからなかったり、勉強途中で挫折してしまったりすることがあると思います。

そこでこの記事ではTOEIC300点レベルの英語力の特徴TOEIC300点レベルから脱出するための最短勉強法を解説します。

この勉強法を学ぶことで、TOEIC300点レベルの方でも、英語の基礎を効率的に身につける方法を理解していただけるようになるでしょう。

当記事を参考に、まずは最低限の文法知識や英単語を習得し、日本の大学生の平均点であるTOEIC450点程度の英語力を身につければ、その後の英語学習がグッと楽になるとでしょう。

英語学習の基本である中学英文法から高校英文法までの学習を本記事にまとめてありますので、当記事の内容を十分に理解して、TOEIC300点台から脱出していってください。

目次

TOEIC300点台でも実は大きな学力差がある

最初に注意をする必要があるのですが、TOEIC LR試験 300点台の方の場合、大きく分けて2つのグループに分けられます。

この2つのグループはそれぞれ全く違います。

TOEIC LR試験 350点未満、345点以下

TOEIC300点未満、295点以下の人たちは、中学英文法の理解があやふやな人が多いです。

一方、TOEIC300点-345点の方々は、以下のような方々です。

  1. 中学英文法は理解しているけれど、高校英文法についての理解は怪しい
  2. 高校英文法は一通り学んだけれど、それよりも難易度が高い大学入試の英文法までは学んでいない。

TOEIC350点未満の人は、中学1年生レベルの英文法について理解していないことも

TOEIC300点-345点の人たちが英語学習を始める場合には、フィリピン留学の語学学校バックワイズ/オンライレッスンのハルヨンでは、中学1年生か中学2年生のレベルから学び直してもらいます。

TOEIC LR試験で350点未満の点数の場合、中学レベルの英文法・英単語の理解すら怪しい状態の人たちも含まれている場合が有るためです。

中には下記の中学1年生で学ぶようなこともきちんと理解できていない人もいたりします。

  • 「be動詞と一般動詞を区別できない」
  • 「三単現のsが分からない。1人称、2人称、3人称の区別が分からない」
  • 「疑問文を作れない。疑問詞を使った疑問文が作れない」
  • 「現在形、過去形の使い分けが出来ない」

(参考画像: 中学1年生の最初の難関、be動詞と一般動詞の使い分けについて)

TOEIC LR試験 350点~395点、高校英文法を一通り学んだ初級者

TOEIC350-395点に該当するのは以下のような方々です。

  • 高校英文法について一通り学んでいて知識がある。

と言えます。ただし、厳密にTOEICのスコアを見てみると、以下のように分類できます。

  1. Reading Partが175点未満の場合には、高校英文法についての理解がまだまだ怪しい。
  2. Reading Partが175点以上の場合には、大学入試レベルの英文法についても理解が出来る。

このようにReading Partの点数によって、同じTOEIC350-395点でも英語力はかなり変わってきます。

Reading Partが低い場合、実は高校英文法について理解出来ていないと言えます。

Reading Partの点数を分析すると、英語力に大きな差があることが分かる。

TOEIC LR試験のスコアを見る場合には、「Listening Partの点数」と「Reading Partの点数」を分けて分析する必要が有ります。

ここで2人の学習者を見てみましょう。

  1. L 250点、R 100点 = 350点
  2. L 150点、R 200点 = 350点

この場合、2の学習者であれば、大学入試レベルの英文法を理解できる基礎力があるため、TOEIC500点には2-3ヶ月で到達することが出来ます。この2の方々はすでにTOEIC400点以上の英語力を備えています。

一方、1の学習者の場合だと、中学1年生-中学2年生レベルの英文法の学習からやり直す必要が有ります。TOEIC500点以上に到達するには、6ヶ月から1年かかります。

1の学習者の場合だとTOEIC350点を超えていても、以下の高校英文法についてはお手上げの人が大半です。

  • 分詞構文 ※副詞節による主節の修飾
  • 仮定法過去、仮定法過去完了
  • 関係副詞、複合関係詞

(参考: 高校英文法の終盤に登場する複合関係詞。ここまで分かっていないとTOEIC600点以上には到達できない)

TOEIC300点レベルの人が抱える2大問題点

次の話題は、TOEIC300点レベルの学習者が抱える2大問題点についてです。

英文法や単語などの基礎が固まっていないTOEIC300点レベルの方が抱える大きな問題点は以下の2つです。

  • 問題1……英語アレルギー、英語が怖い
  • 問題2……生活する上で、自発的に勉強する習慣がない

掘り下げて説明していきます。

初級者が抱える問題1…英語アレルギー、英語が怖い

TOEIC300点レベルの人は英語の基礎が身についていません。

英語の基礎が身についていないと、日常的なあいさつや簡単な会話すらもままならず、英語を楽しみながら話せるレベルとはほど遠いです。

基本知識が欠けていることが原因で、英語でコミュニケーションを取るのは困難で、外国人に英語で話しかけられることに恐怖を感じる人も多いです。

そのため「仕事ではもちろん、海外旅行もしないから、英語は勉強しない!」と心に決めている人もいます。

他には「英文を見た瞬間に読み飛ばす」という方も大勢おります。

こういった英語アレルギー、英語が怖いという問題を初級者の方は抱えていることが多いです。

初級者が抱える問題2…普段の生活で勉強する習慣がない

2つ目の問題点は「普段の生活で勉強する習慣がない」ということです。

現役の中学生・高校生の場合だと、初級者でもなんとかなることが多いです。これは学校で英語がたとえ苦手科目でも日々勉強しているためです。

一方、学校を卒業して数年経っている場合には、勉強を再開するのにそれなりのエネルギーが必要です。

「学校を卒業した後、自分で参考書を開いて英語を勉強したことがない。勉強自体が苦手である」という方の場合だと独学で英語を習得するのはほぼ不可能ですので、早めにいずれかの有料サービスに加入されることをお勧めします。

フィリピン留学の語学学校バックワイズ/オンライレッスンのハルヨンにも定期的に大人の学び直しを希望されている方が入会されています。

(参考学習体験談)40歳を過ぎてから中学1年生の英文法から学び直して、高校英文法の半分の範囲までを学習されたTetsuさん – 事前学習12週間 + フィリピン留学12週間の成果

問題を解決するためにはどうすれば良いのか

以上2つの問題点を踏まえた上で、では今後はどうすれば良いのか。

20歳以上で英語力がTOEIC400点未満の方々は独学は無理なので、英文法と発音について学べる有料サービスに加入されることを強くお勧めします。

独学で学習をする場合、教材の選択から間違える初級者は多いです。

(参考動画: TOEIC LR試験の勉強を始める初級者は間違った教材、日本で一番売れているTOEIC試験対策の参考書、TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズを選ぶことが多いです)

ただ、ここで終わってしまうと不親切であるため、これから具体的に目標設定をどうすべきか、使用する参考書は何かを紹介していきます、引き続き読み進めて下さい。

本記事を読み通すことで、高校英文法を習得するまでの英語学習の全体図を理解出来ます。

英語学習の目標をどこに設定するか。

TOEIC300点台…勉強はどこから手を付ければ良いか

TOEIC試験をがんばろうと決めている方は、最初の1歩としてこのウェブ記事を一通り通読してみてください。

何度も読めば(最低3回の通読を推奨します)、英語学習とはどういうものか、TOEIC LR試験とはどういうものなのか、TOEIC試験で良い点数を取るために何をする必要があるのかについて理解出来ます。

英語学習以前に、まずは「英語学習とはいったいどういうものか」「英語学習というゲームを攻略するにはどうすれば良いのか」ということを日本語で理解することから学習を始めましょう。

ここで英語学習の全体図をだいたいでも良いので把握しておけば、英語学習を挫折する割合は大きく減らせます。

まずは4段階の目標について知る

英語の初級者が最初から下記のような目標を立てると失敗します。

  • TOEIC800点を2年で獲得して、英語で仕事をする!
  • 2年で海外の大学院に合格する!
  • ネイティブスピーカーと同じくらいに話せるようになって、世界で活躍する!

これらの高すぎる目標を掲げるのは止めておいた方が無難です。

こういう地に足がついていない、現実的ではない高すぎる目標を掲げている方々は「目標を立てるだけで満足して挫折する」ことが多いので。

以下に達成可能な現実的な4段階の目標をまとめました。

これから述べる4段階の目標をどれくらいの期間で達成できるかは個人差が大きいので、正確な期間を知りたい方はご相談ください。

英語力を診断するテスト、模擬レッスンをオンラインレッスンにて無料で行っております。

そして、初級者向けに最適な学習カリキュラムとレッスンをフィリピン留学の語学学校バックワイズ/オンライレッスンのハルヨンで提供しております。

目標1: 中学1年生の英文法・英単語教材を終わらせる。

中学1年生が学ぶ最初の範囲を終わらせましょう。

中学1年生が学ぶ内容を学べば最低限の英会話が出来るようになります。

下記は「相手にお願いをする Can you ~?」「許可を求める Can I ~?」の表現です。

英会話で最初に知っておくべき表現です。これらは中学1年生が学ぶ内容です。

中学1年生の内容も後半にいけば、「疑問文」と「過去形」の知識を組み合わせてに質問が出来るようになります。

中学1年生までの内容を学び直せば、英語や英語学習へのアレルギーが無くなります。

これまで英語を見た瞬間に読み飛ばしていた人でも、読み飛ばすことがなくなります。

最初の目標としては中学1年生の教材を読破するというのが、難易度もそれほど高くないのでお勧めです。

英語に苦手意識を持っている方はまずはこの英語アレルギーを無くすことを目指して学習しましょう。

中学1年生が学ぶ内容は1日3時間の学習で3ヶ月、1日2時間の学習で5ヶ月くらい※で終わらせられます。※個人差が有るので詳細はご相談ください。

参考: 速い方だと1日10時間の学習ができるフィリピン留学で、3週間で中学1年生の英文法について学んだ方もおりました。

(参考学習体験談)俳優の平塚真介さん、3週間のフィリピン留学で知識ゼロから中学1年生の英文法範囲を終了

目標2: 中学3年生までの英文法・英単語教材を終わらせる。

中学・高校時代に英語を人並みに学習されていた方の場合、大人になって英語学習を再開した場合、中学2年生の教材から学び直しをお勧めすることが多いです。

下記の不定詞の形容詞用法は中学2年の範囲で登場します。

不定詞の形容詞用法

英語学習にそこまで強いアレルギーがない場合には、だいたい中学2年の教材から学習を再開し、最初の目標として中3英語までの学び直しを設定するのがお勧めです。

現時点でTOEIC350点~TOEIC500点の学習者も中学英語からの学び直しがお勧めです。

後述しますが、「英会話の表現を学べる」「高校英文法の基礎固めに最適」という2つの理由から、中学英語からの学び直しがおすすめです。

英会話スクールを受講したり、語学留学をする場合でも、最低限中学英語を学び直してから開始すれば挫折する割合は大きく減らせます。

海外旅行に行く場合には、中学英文法までの学習を終えておけば、最低限の英語が理解できるようになり、英会話のやり取りも出来るようになります。

中学2年生レベルから英語学習をやり直した場合、1日2-3時間の学習を3ヶ月前後※することで中学英語を一通り学び直すことが出来ます。※個人差が有るので詳細はご相談ください。

目標3: 高校英文法までを一通り学び終える

高校英文法まで一通り習得していれば、平均的な日本人よりかなり英語が出来ると言えます。

TOEIC LR試験で500点前後。英検で言えば、準2級~2級のレベルに到達します。

このレベルまで到達すれば、25分のマンツーマンの英会話レッスンを日本語を使わずに英語だけで最後までやり遂げることが挙げられます。

海外旅行に行った際にも、最低限のやり取りを英語で文章単位で出来るようになります。

中学2年生レベルから英語学習をやり直した場合、1日2-3時間の学習を9-12ヶ月前後※することで中学英語を一通り学び直すことが出来ます。※個人差が有るので詳細はご相談ください。

目標4: TOEIC600点を獲得する

高校英文法を習得し、さらに中堅大学以上に入学できるレベルまで勉強をしたら、TOEIC600点です。

履歴書に書いて英語力が評価されるのがTOEIC600点です。そして、英語を使って仕事が出来るのもこのTOEIC600点からです。

TOEIC600点あれば、英会話レッスンでも文章単位で英語を話せるようになります。

そのため、語学留学やワーキングホリデーに行く前に到達しておきたいのがこのTOEIC600点です。

英語を使って仕事をしたい方や海外に行ってみたい方、ワーキングホリデーを希望する方はこの目標4まで学習を続けましょう。

中学1年生レベルから英語学習をやり直した場合でも、1年から1年半でこの目標4に到達可能です。

(参考動画: 海外で働くために、ワーキングホリデーで働くために必要な準備について)

TOEIC300点⇒TOEIC600点到達までに必要な学習時間

下記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要な時間です。

現時点でTOEIC350点の人がTOEIC600点(仕事で最低限必要になる基準)に到達するのに必要な時間は900時間~1,000時間です。

1日3時間の学習をした場合、10ヶ月~1年の期間が必要になります。けっこう大変です。

TOEIC600点は地方国立大学やGMARCH、関関同立といった中堅以上の大学に入学する学生の英語力ですので。

【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】
200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。
400点から500点 ⇒ 250〜300時間
500点から600点 ⇒ 250〜300時間
600点から700点 ⇒ 250〜300時間
700点から800点 ⇒ 500〜600時間
800点から900点 ⇒ 500〜600時間

専門家の指導がなく独学で学習計画を立てた場合、だいたい迷走します。独学の場合にはここで書かれている時間の1.5~3倍はかかる可能性が有ります。

発音の学習しない場合には誤った発音を身に付けてしまいます。また、発音を独学で学習する場合には、さらに多くの時間が必要になります。

時間を無駄にしたくない方は、基礎力を確実に上げてくれる英文法・英文読解・発音学習に力を入れているフィリピン留学のバックワイズ、オンラインレッスンのハルヨンの受講を検討ください。

LINE、オンライン説明会で相談する

フィリピン留学の語学学校バックワイズ、そして大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンで受講を考えられている方は、下記のLINE、またはオンライン説明会にてお気軽に相談ください。

本記事を執筆している学習カリキュラム担当の柴田が、あなたの英語力や目的に合った学習計画/留学プランをご提案します。お気軽に質問ください。

具体的な質問例:
「現在の英語力は~ですが、TOEIC800点到達するためにはどのように勉強をすれば良いでしょうか」

「フィリピン留学を留学を希望していますが、どれくらいの期間の留学がお勧めでしょうか」

フィリピン留学を利用すれば、3ヶ月~6ヶ月でTOEIC500点に到達可能

>現時点でTOEIC350点の人がTOEIC600点(仕事で最低限必要になる基準)に到達するのに必要な時間は900時間~1,000時間です。

>1日3時間の学習をした場合、10ヶ月~1年の期間が必要になります。

1日10時間の英語学習が可能なフィリピン留学であれば、この期間を4ヶ月~6ヶ月に縮めることが可能です。

早急にTOEIC600点に到達する必要がある。また、ワーキングホリデーの準備として最低限の仕事で英語が使えるだけの基礎力を身に付けたい場合には、短期的に集中学習が出来るフィリピン留学も選択肢に入れてみましょう。

この記事を書いている柴田 @HAL_Jがこれまで受け持ってきた生徒の方々ではやはり1日10時間集中的に学習できるフィリピン留学をして、この勉強量を一気にこなす人達が多かったです。

(参考動画: 中学1年生の英文法から学習をし、TOEIC585点まで到達した及川さん)

(参考学習体験談)初級者だったけれど、最初から英語が聞き取れて、話せた及川賢信さん – 大学3年を休学し、日本で半年のオンラインレッスンを受講してからフィリピン留学、TOEIC585点まで到達

TOEIC300点から学び直すための中学英文法参考書

ここから英語学習方法・おすすめの英語参考書を紹介していきます。

英文法を学び直し、英会話の基礎学習に最適な中学英文法の参考書

中学英文法のやり直す参考書から必要な参考書を紹介していきます。

ここで紹介する英語参考書はTOEIC200点~450点から英語学習を開始することを想定して作成しました。

お勧めは以下の3冊です。

高校英文法ではなく中学英文法から学び直した方が良い理由

高校英文法から学び直そうかと思っている人にも、中2英語(中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版)からの学び直しを私はお勧めしています。

それは「英会話の表現を学べる」「高校英文法の基礎固めに最適」という2つの理由からです。

最初の目標としては中学1年生の教材を読破するというのが、難易度もそれほど高くないのでお勧めです。

(参考動画: 中学1年・中学2年の英文法を学ぶだけでも、簡単な英会話が出来るようになります)

これら3冊の中学英文法参考書を終わらせることで中学英文法について一通り学ぶ事ができます。

これら参考書の紹介・使用方法の詳細については下記記事にまとめましたので、こちらをご覧下さい。

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中学英文法の学び直しにお勧め参考書…中1英語、中2英語、中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版 現時点での英語力が初級レベルの方々、TOEIC200点、TOEIC300点、英検5級、英検4級といった初級者の方にお勧めの学習方法は「中学英文法を一通り学び直す」ことです。 中...

英単語・英文読解・リスニング学習で中学英語を仕上げていく

中学英文法の内容を一通り学び直した学習者が次に取り組むべきは、英単語・英文読解・リスニング学習の学習です。

一通り身につけた英文法の知識を補強するために、追加の参考書でたくさんの英文を読み込み、聴き込むことで定着させていきます。

「同じ英語表現を異なる文脈で7回遭遇してはじめてその英語表現が使えるようになる」と言われていることを実践する必要が有るのです。

英単語・英文読解・リスニング学習の学習にお勧めの参考書は下記の2冊です。

1. いわゆる英単語帳 – 320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000

320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000


320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000の本文は下記画像です。

このいわゆる単語帳タイプのメリットは「一覧性の高さ」と「掲載されている英単語数の多さ」です。

2. 文脈の中で覚える英単語帳 – 速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4

もう1つのお勧めの参考書は、速読英単語に代表される英語を「英文の中で実際に英文を読み込みながら覚えていく」というものです。

下記は速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4の本文です。

これらのタイプが異なる2種類の英単語帳を使用するのかに関しては下記の記事にまとめましたので、そちらを御覧ください。

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高校英文法の基礎固め参考書 共通教材

TOEIC600点、730点、860点を獲得するには、高校で学ぶ英文法をもれなく理解している必要があります。

現時点でReading Partが350点未満の方は高校英文法の理解漏れがある可能性が高いです。

例えば仮定法過去の知識がないと下記の It is time + 仮定法過去「もう~する時間です」という未来の仮定法の表現が理解出来ません。

この表現が分からない場合には高校英文法の知識が不十分ですので、高校英文法から復習をしましょう。

高校英文法の復習でお勧めの参考書は下記の2冊(+補助教材1冊)です。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版

高校英文法を一通り学び直すのにお勧めの1冊です。Reading Partで350点未満の人向けの参考書です。R350点以上の人には不要です。

薄めの参考書であるため、一通り確認するだけであれば、それほど時間は必要有りません。

使用上注意することとしては「自分自身の弱点がどこかを把握する」ことを意識して読み進めることです。理解があやふやな項目を重点的に繰り返して下さい。

  • 過去にR350点以上を獲得したけれど英語学習をしばらくしていない。
  • TOEICの点数を上げるだけでなく、英会話も出来るようになりたい。

この2つに当てはまる場合には、R350点以上の人でも本書を一通り通読するのがお勧めです。

また、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版は英会話教材としてもお勧めですので、語学学校バックワイズではフィリピン留学の事前学習教材(英会話教材)としても本書をお勧めしています。

TOEICテスト英文法プラチナ講義

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を一通り終えた後に着手すると良いのが、下記の易しめのTOEIC LR試験向け英文法書、TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義です。

TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義

本書の対象レベルはTOEIC600点未満の学習者、特にReading Part 175点~295点の方向けの参考書です。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版の内容を一通りこなしていれば、Reading Part175点相当に到達していますので、引き続き本書を使って学習を進めて下さい。

易しめですが、解説文を完全に理解するにはReading Part 400点以上の実力が必要ですので、中上級者が復習目的で一通り通読する使い方も悪くはない使い方です。

本書を通読することで、TOEIC LR試験で必要になる英文法の基礎事項を一通り学べます。

ここで紹介した2冊の使用方法の詳細については下記の記事を確認ください。

(関連記事)TOEIC LR試験対策 英文法の基礎固めの2冊

TOEIC300点レベルの人達が学習を続ける上で知っておくべきこと

ここまで記事を読破された方はおめでとうございます。

英語学習の最初の目標を突破されたと言えます。高校英文法をどうやって学習するかの道筋が頭に入ったことでしょう。「英語学習」というゲームの手順・ルールを理解したと言えます。

そして、ここから先はTOEIC300点台の初級者向けの助言になります。

助言1: 初級者は早めに有料サービスに課金しましょう

最初に断っておくと、現在すでに20歳以上でTOEIC300点台の方、そして英語が今後出来るようになりたい方は早めに語学学校や英語の家庭教師に課金することを強くお勧めします。

すでに成人済みの初級者が今後それなりのレベル、仕事で使える水準(英検2級、TOEIC600点)に到達するのは、独学で到達するのは現実的に考えるとかなり難しいためです。

課金に抵抗がある方に向けてのアドバイスですが、実は英語上級者の人達もほぼ全員かなりの金額を課金しています。

ネット上で有名な英語アカウントもほぼ全員が該当しています。この記事を書いている私もNew York滞在のために300万円近く使いました。

課金で時間を買う

「時間を買う」という考えから課金するのは悪くない考えだと私は思います。別に課金は悪いことでは有りません。

ここで気をつけてほしいのは、自分自身に課金している事実を隠して、「あなたもやれば出来る」と言っている英語アカウントです。それを言っているアカウントは学生時代に数百万円を親や親族から課金されていたのに。

課金せずに膨大な英語力を高めるには、本当に膨大な時間が必要です。そういう人達は修行僧みたいに勉強しています。ずっと英語学習をしていて、会話も英語学習の話しかしていないので、そういう人は見ればすぐに分かります。

独学の場合だと課金した場合と比べて時間はかかります。特に初心者の方は時間がかかります。

そのため、私は初級者が独学で英語を学び直すのは合理的な選択ではないと考えています。

数多くの初級者を見てきた経験からそう言い切ります。

本記事の内容を参考に、英語学習について最低限の方向性を学び、信頼できる語学学校・家庭教師を探して下さい。

なおコーチングサービスは質が良くないサービスが現状では多いので、ちゃんとした先生がいるサービスを選択ください。

この記事を書いている私 @HAL_J から学びたいという場合には、フィリピン留学の語学学校バックワイズ、もしくは留学できない人向けの大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンの受講を検討下さい。

では次のアドバイスに移ります。

助言2: 最低限半年は英語学習を続けましょう

TOEIC300-345点の方が英語学習をやり直す場合、最初からやり直します。つまり、中学1年生レベルから順番に学び直していきます。

TOEIC350点以上の方々もあまり条件は変わらず、中2英語からの学び直しを推奨しています。

中学英文法、高校英文法の習得はそれぞれ3ヶ月~6ヶ月を目安に行います。本当に英語に関する知識がゼロの方で、学習の習慣が全くない方であれば、6ヶ月~12ヶ月を想定されるのが良いです。

TOEIC300点台の初級者英語学習で成果を出すためには、最低6ヶ月は勉強を継続する必要が有ります。まずは半年間、地道に英語学習を続ける必要があることを胸に刻んでください。

たとえ課金していずれかのサービスを受講していても、すぐには成果は出ないです。まずは3ヶ月続けてみましょう。

そして6ヶ月目くらいから英語力の伸びが実感出来てきますので、それまでは地道に学習を継続下さい。

逆を言うと、「3ヶ月以内で英語が出来るようになる!」というような時短学習法を言っている英語サービスは十中八九、詐欺です。

(参考記事)「1日1時間の学習でも英語が驚くほど伸びる!」 – 「時短学習」を売りにした詐欺的な広告に要注意

助言3: 英語だけでなく、日本語の解説も読み込みましょう。

英文法の学習をする場合、英文法の用語に詳しくなる必要が有ります。

具体例を1つあげると、「副詞」という用語が頻繁に文法書に登場しますが、この言葉の定義を正確に説明出来る初級者は稀です。そして、「副詞」と「形容詞」の違いについて説明できると中級者の入口に立ったと言えます。

他には「句」「節」という用語も理解できないと参考書をまともに読み進めることは出来ません。

こういった用語を分からないまま放置することなく、辞書やインターネットで調べることで着実にひとつひとつ英語に関する知識を積み上げていきましょう。

なお、副詞の定義は「動詞、形容詞、副詞、文章全体を修飾する語句」です。このレベルの回答を即答出来るのがTOEIC600点です。

このように分からない日本語が登場した際に、それらの言葉の意味をひとつひとつ学んでいってください。

TOEIC LR試験で600点に到達するにはビジネス用語を日本語で知っておく必要が有る。

高校英文法の学習が終わり、その後はTOEIC LR試験の勉強をする場合、まずは下記の日本語の意味を即座に理解出来ている必要が有ります。

小売企業、貴社、弊社、財務、労務、一環、異議、協賛、年度、予算案、議事録、会合、締結、合併、併用、普及促進、購読、持続可能性、自律制御。

これらはいずれもTOEIC公式本の日本語訳に記載があった語彙です。これらを日本語で最低限使いこなせるようでないと、TOEIC LR試験の勉強をしてもなかなか点数は上がりません。

もしこれらの用語がなんとなくでしか理解できない場合には、英文法の用語を調べるのと同様に、分からない言葉に遭遇した場合には辞書で必ず調べましょう。

高校英文法までの学習を終えた後の学習カリキュラムについて

この記事では高校英文法の習得までを紹介しましたが、これ以降の学習については下記のTOEIC800点を目指す記事の内容を参考にしてください。

高校英文法以降はTOEIC LR試験対策が主になり、その学習方法の詳細は下記にまとめてあります。

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ハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)へのお問い合わせ・お申し込み

オンラインレッスンのハルヨン、もしくはフィリピン留学のバックワイズで学習されることを希望される方はLINE、メール、オンライン/対面説明会のいずれかよりお問い合わせ・お申し込みください。

オンラインレッスンのハルヨンと語学学校バックワイズの学習カリキュラムは共通したものです。

フィリピン留学をしなくても、オンラインレッスンだけを受講することが出来ます。

日本で受講したハルヨンのオンラインレッスンの続きを、フィリピン留学バックワイズでそのまま継続して受講することも出来ます。

LINEでのお問い合わせ/お申し込み

(オンラインレッスンのハルヨン、フィリピン留学バックワイズの事前学習についての問い合わせ)

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学習カリキュラム担当、英文法のレッスンを担当しております柴田のレッスンを体験できるオンライン説明会を実施しています。

フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校バックワイズ

フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校バックワイズだからこそ、下記の学習目標が達成可能です。

  • 2ヶ月で中学英文法をゼロから習得。英会話ができるようになる
  • 3ヶ月で高校英文法を理解し、実践的な英会話力を身につける
  • TOEIC試験のスコアを3ヶ月で200点以上アップさせる

下記の3つのレベルに応じてそれぞれ紹介しているのでご自身に合ったレベルの記述を読み進めて下さい。

(1) 中学生が学ぶ英文法レベルから学び直す場合
(2) 高校英文法レベルから学び直す場合
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
(4) TOEIC800点以上の上級者クラスでは実践的なニュースレッスンを実施

以下にこれらの学習目標を達成した卒業生の体験談を紹介していきます。

TOEICの点数大幅アップ!

(中級者の留学体験談)(TOEIC595点→830点)日本での12週間の事前学習でインプット学習をし、8週間のフィリピン留学で英会話能力を一気に高めたセイキさん。

(中級者の留学体験談) (TOEIC620点→800点)セブ島の韓国系語学学校からバックワイズへ転校。20週の長期留学をされたムネヒサさん – フィリピン留学でよくある韓国系語学学校とバックワイズの違い

(初級者の留学体験談) (TOEIC250点→585点)初級者だったけれど、最初から英語が聞き取れて、話せた及川賢信さん – 大学3年を休学し、日本で半年のオンラインレッスンを受講してからフィリピン留学、TOEIC585点まで到達

初級者、中学英文法からの学び直し

(初級者の留学体験談)4週間のフィリピン留学では普段は接することがない優秀な社会人の方々との交流も楽しんだタカアキさん – 中学1年生レベルから学び直し、高校英文法の学習終了、TOEIC試験対策も着手。

(初級者の留学体験談)俳優の平塚真介さん、3週間のフィリピン留学で知識ゼロから中学1年生の英文法範囲を終了

ワーキングホリデーの準備、オーストラリア語学学校からの逆2カ国留学

(初級者の留学体験談)オーストラリア語学留学時からオンラインレッスンの受講を開始し、フィリピン留学へ逆2カ国留学。フィリピン留学後にワーキングホリデーを開始するノゾミさん。

(中級者の留学体験談)オーストラリアに続いて、イギリスで2回目のワーキングホリデー。渡英前の準備で高校英文法の学習をフィリピン留学で終えたナコさん – オーストラリアとフィリピンの語学留学の違いをまとめました

社会人の短期留学(1-2週間)

(上級者の留学体験談)1週間の休暇を使ってフィリピン留学。Oの発音が出来なくてショック – 英語学習でたるんでいた心をブーストし、マニラ観光をしてリフレッシュ出来た1週間

(初中級者の留学体験談)劣化していた英語力を再び取り戻すために2週間の短期留学をされたツヨシさん – 2度目のフィリピン留学では中2英文法から学び直し

高校生のフィリピン留学、英検対策・大学入試対策

(高校3年生・留学体験談)高専3年を休学し、フィリピン留学で高校英文法・英検2級対策の学習をしたユミさん – 英会話が楽しくなって、英語の苦手意識が無くなりました

(複数の留学体験談)英語が苦手な中学生・高校生・大学生向け補修学習を実施 – コロナ禍明けのフィリピン留学

バックワイズの紹介動画

バックワイズ学習面の特徴についてまとめた動画を公開しています。約5分間の動画でバックワイズが他のフィリピン留学の語学学校とどう違うのかを確認出来ます。

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この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

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