「TOEICのスコアには2年間の有効期限がある」と聞いたことがある人は多いと思います。
就職活動や転職活動でTOEICスコアを提出するときに、「昔に取ったTOEICスコアでも履歴書に書いていいの?」と不安になる人もいるでしょう。
結論から言うと、TOEIC L&Rのスコア自体に「2年間の有効期限」が設定されているわけではありません。
ただし、公式認定証には再発行や表示期間について期限があります。
また、企業や大学などが「過去2年以内に取得したスコア」といった独自の条件を設定している場合もあります。
この記事では、TOEICスコアの有効期限について解説します。
TOEICスコア自体に「2年間の有効期限」はない
TOEIC L&Rのスコアについて、よくある誤解が、
「TOEICスコアの有効期限は2年間」
というものです。
TOEIC Programを実施するIIBCは、TOEICのスコアについて「有効期限を設けていない」と案内しています。
つまり、3年前に取得したTOEIC800点が、2年を過ぎた瞬間に無効になるわけではありません。
TOEICスコアそのものに有効期限はありません。
では、なぜ「TOEICは2年間」と言われるのでしょうか。
「TOEICは2年間」と言われる理由は公式認定証の再発行期限
「TOEICスコアの有効期限は2年間」という話が広まった理由の一つが、紙の公式認定証の再発行期限です。
TOEIC L&R公開テストの紙の公式認定証は、試験日から2年以内であれば再発行を申し込めます。
試験日から2年を過ぎると、紙の公式認定証を再発行することができません。
しかし、
「2年を過ぎると公式認定証を再発行できない」
=
「TOEICスコアそのものが2年で失効する」
ではありません。
ここは区別して考える必要があります。
デジタル公式認定証は試験日から5年間表示される
現在のTOEIC L&R公開テストでは、デジタル公式認定証も発行されています。
デジタル公式認定証は、オンライン上でTOEICスコアを確認・提出できる公式の証明書です。
ただし、こちらも永久に表示されるわけではありません。
デジタル公式認定証は、試験日から5年を過ぎると表示されなくなります。
整理すると、
- TOEICスコアそのもの:有効期限なし
- 紙の公式認定証:試験日から2年を過ぎると再発行不可
- デジタル公式認定証:試験日から5年を過ぎると表示されなくなる
という違いがあります。
「TOEICは2年間」という情報だけを覚えるのではなく、スコアそのものと公式認定証の期限を分けて考えましょう。
紙の公式認定証が必要な場合は申込時に確認する
TOEIC L&R公開テストでは、デジタル公式認定証が発行されます。
また、2025年4月以降に実施される公開テストでは、紙の公式認定証については、申込時に発行を希望した受験者に発送される仕組みになっています。
就職活動、転職活動、大学への提出などで紙の公式認定証が必要になる可能性がある場合は、受験時に確認しておきましょう。
企業や大学が「過去2年以内」などの条件を指定することはある
TOEICスコアそのものに有効期限がないからといって、昔のスコアをどこでも使用できるとは限りません。
企業、大学、大学院、留学プログラムなどが、
「過去2年以内に受験したTOEICスコア」
「出願日から2年以内に取得したスコア」
などの条件を独自に設定している場合があります。
この場合は、TOEIC側の有効期限ではなく、提出先が定めた条件に従う必要があります。
就職活動や大学・大学院への出願などでTOEICスコアを提出するときは、募集要項を必ず確認してください。
昔のTOEICスコアを履歴書に書いてもいい?
提出先から取得時期について指定されていなければ、過去に取得したTOEICスコアを履歴書に記載すること自体は可能です。
ただし、かなり昔のスコアの場合、採用担当者から、
「現在もその英語力を維持しているのか」
と思われる可能性はあります。
例えば、大学生のときにTOEIC800点を取得し、その後10年間ほとんど英語を使っていないのであれば、現在も同じ英語力があるとは限りません。
就職・転職活動で英語力をアピールしたいのであれば、必要に応じてもう一度TOEICを受験し、現在の英語力を示せるスコアを取得することをおすすめします。
TOEICの公式認定証は保管しておこう
TOEICを受験したら、公式認定証はきちんと保管しておきましょう。
特に紙の公式認定証は、試験日から2年を過ぎると再発行できません。
「今は使わないから必要ない」と思っていても、数年後の就職・転職や進学でTOEICスコアが必要になる可能性があります。
また、デジタル公式認定証についても表示期間があります。
スコアに有効期限がないことと、いつまでも公式認定証を取得できることは別の話です。
TOEICスコアの有効期限についてよくある質問
TOEICスコアの有効期限は2年間ですか?
いいえ。
TOEICスコアそのものに2年間の有効期限はありません。
2年という数字は、紙の公式認定証の再発行期限などと混同されることがあります。
3年前のTOEICスコアは使えますか?
TOEICスコアそのものが3年で無効になるわけではありません。
ただし、企業や大学などが「過去2年以内」などの条件を指定している場合は、その条件に従う必要があります。
5年前のTOEICスコアは使えますか?
スコア自体に有効期限はありません。
ただし、現在のデジタル公式認定証は試験日から5年を過ぎると表示されなくなります。
また、提出先が取得時期を指定している場合もあるため、必ず提出条件を確認してください。
TOEICの紙の公式認定証はいつまで再発行できますか?
試験日から2年以内です。
2年を過ぎると再発行できません。
TOEICのデジタル公式認定証はいつまで確認できますか?
試験日から5年間です。
5年を過ぎると表示されなくなります。
まとめ|TOEICスコア自体に有効期限はない
TOEIC L&Rのスコアについて、「有効期限は2年間」と覚えている人もいますが、正確ではありません。
TOEICスコアそのものに有効期限はありません。
一方で、
紙の公式認定証は試験日から2年を過ぎると再発行できず、デジタル公式認定証は試験日から5年を過ぎると表示されなくなります。
また、企業や大学が「過去2年以内」などの独自の条件を設定している場合には、その条件が優先されます。
「TOEICは2年で無効になる」と単純に考えず、
スコアの有効期限
公式認定証の期限
提出先が定める期限
の3つを分けて考えましょう。
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