TOEIC600点未満の方々向け 座学学習・定着学習(黙読・リスニング・音読・暗唱)の学習方法まとめ

(最初に)

この座学学習・定着学習(黙読・リスニング・音読・暗唱の学習)に関する学習マニュアルはハルヨンの学習カリキュラム総責任者である柴田 @HAL_J が作成してます。柴田 @HAL_J の詳細プロフィールはこちら

(ハルヨン受講者でない方へ) 英語の自習学習の進め方を本記事ではまとめて公開しています。この記事を参考に効率的、かつ効果的に自習学習を行って下さい。

(ハルヨン受講者の方々へ) この学習マニュアルは1度読んですぐに理解出来るというものではないので、何度か読み直して下さい。ハルヨンでの受講が4週間経過した後に読めば、腹落ちする内容が多いです。

TOEIC LR試験で600点未満の方を想定して本記事は書いていますが、TOEIC600点以上の方にも参考になる内容が多く含まれています。取り入れたいと思われる箇所をご自身の学習方法に取り入れてください。特に記事後半にあるAudipoの活用方法が参考になるかと思われます。

ここで書かれている学習法を実際のレッスンで体験されたい方は下記ページのリンク先にかかれているオンライン説明会/個別相談会の申し込みも検討下さい。

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目次

英語学習の基本方針 ハルヨン式×第2言語習得論(SLA)

Older is faster, Younger is better.(日本語訳)年老いてからの方がより速い、若い方がより良い

上記は第2言語習得論(SLA)の書籍の中で紹介されていた言葉です。外国語は若い時に英語を学ぶ方が良いです。

一方、実は成人してからの方が子供が英語を身につけるよりも短期間で英語身につけることが出来ます。それはなぜかというと、理屈を踏まえながら順番に効率よく座学学習が出来るからです。

ハルヨンの学習カリキュラムは第2言語習得論(SLA)を踏まえた内容になっています。柱となる方針は下記の2つです。

英文法・英文読解の学習を重視

ハルヨンの学習カリキュラムは第2言語習得論(SLA)を踏まえた内容になっています。柱となる方針の1つは英文法・英文読解の重視です。

ハルヨンでは英文法・英文読解の学習を重視しています。レッスンを通じて、ハルヨン受講生の方々には英文を正確に理解しながら読めるようになってもらいます。例えば、高校英文法上級/TOEIC550点突破クラスのレッスンノートを下記に載せますが、ここで書き込まれている内容を受講生の方々には理解していただきます。

多くの英会話学校・TOEIC試験対策スクールではこのような地道な英文法・英文読解の学習が後回しにされがちです。一方、ハルヨンでは英文法・英文読解を重要視しています。

実際、ハルヨン受講生向け学習カリキュラムを作成する際にも、またクラス分けを行う際にも、英文法・英文読解がどれだけ出来るのかを判断の指標※に設定しています。

※TOEIC LR試験のReading Partの点数を1番目の指標にしています。Listening Partの点数はあくまで参考程度に留めています。

英会話にも英文法・英文読解が欠かせない

そしてまた、英会話学校からハルヨンに移ってくる生徒の方々が一定数います。なぜ転校してくるかというと、英会話をするにも英文法を理解していないと英会話能力が上達しないからです。

以下が英会話が出来るようになるまでの手順です。

  1. 使用したいと思っている英単語・英語表現が含まれている英文を読んで、英文法・英文読解の観点からも論理的に理解出来る
  2. その英文を聞いて理解出来る
  3. その英文を自分で音読出来る
  4. 何も見ずにその英文を暗唱出来る

⇒上記の全ての手順が出来るようになって始めて、使用したいと思っている英単語・英語表現を使った英会話が出来るようになります。

英語で話し、聴き、書くための英文法・英文読解

そして、英会話だけでなく、英文法・英文読解が出来ない場合、英語4技能(聞く・読む・話す・書く)の全てを伸ばすことが出来ないです。英文法・英文読解の理解が怪しい場合、下記のようになります。

  • 英語を聴く

すでに知っている、決まった定形表現は聴けるが、それを少しでも応用されると理解が出来なくなり、聞き取れません。

また、英文法・英文読解が分かっていないため、結局全てそのまま丸暗記し続けなければ、新しい表現を学べません。学習の効率がとても悪いです。英文を見ながら、リスニング学習をして新しい英文を定着させていくのが最も効率の良いリスニング学習なのですが、英文法・英文読解の知識が無ければこの学習法を十分に実践することが出来ません。

  • 英語を話す

「英語を聴く」と同様に、自分が丸暗記した表現・やり取りしか出来ません。新しい英文を自ら組み立てながら話すことが出来ません。英会話学校やオンライン英会話を長年受講しても英会話が満足に出来ない人達はこのパターンです。自分の得意な話題から外れた瞬間に、まともにやり取りできなくなります。

また、自己紹介だけがやたらと上手いので、英語力が低い人からすると一見すると英会話が流暢な人に見えます。

海外に在住していた帰国子女にも一定数このパターンの人達がいます。自分の得意な話題であれば流暢に話せますが、それ以外だと沈黙します。そういう帰国子女達は数年間英語圏に暮らしていたにも関わらず、TOEIC LR試験で800点を超える事ができません。特に英文法・英文読解が苦手な人達の場合だと、Reading Partで300点を超えることすらできません。

  • 英語で書く

英文法・英文読解の知識が無ければまともな英文を書くことは出来ません。英文読解が出来ない人のの場合、この英語で書く能力(Writing)が最も低い能力であることが多いです。英会話ではごまかせていた細かなミスが全て露呈するため、英文読解の出来ない人の英文は無残としか言いようがないものです。

こちらも英会話同様に、自分が丸暗記した表現・やり取りであれば書けます。それ以外の英文を書こうとすると崩壊します。特に時制や冠詞、品詞が崩壊しています。英文を読んで新しい英語表現を身につけられないため、英語力を高めることも出来ません。

ここまで英文読解・英文法が出来ない場合にどうなるのかを記してきました。

大人が英語を学ぶ際、英語4技能(聞く・読む・話す・書く)を学ぶ際に全ての土台になるのは、英語を読む能力です。そのため英文法・英文読解の知識が十分な人であれば、英語力は早期に高めることが出来ます。

一方、英文法・英文読解が苦手な人の場合だと、それなりに時間がかかります。なぜなら高校英文法から、場合によっては中学英文法から、学び直す必要があるためです。

ハルヨンではこの英文法・英文読解の学び直しをサポートしています。

隙間時間・移動時間を活用して毎日2時間の定着学習

ハルヨン学習カリキュラムのもう1つの柱は「耳と目からの大量のインプット学習」です。

座学学習(英文法・英文読解の学習)によって不明な点を無くした英文を、黙読・リスニング・音読の学習で定着させていきます。

ハルヨン受講生には、この定着学習(黙読・リスニング・音読の学習)を毎日2時間を目標に行っていただきます。ただし、この2時間は隙間時間・移動時間を活用して行ってもらうものことを想定しているため、働きながらでもこなせる分量になっています。机に毎日長時間座って勉強しなければならない、というわけでは有りません。

これまでなんとなくスマートフォンを惰性で触っていた隙間時間、何も聞かずに歩いていた時間、こういった時間を勉強時間に変えてもらい、2時間の時間を捻出します。仮に、片道30分の通勤時間だった場合、その時間をリスニング学習の時間に充てれば、往復1時間の学習時間になります。

下記はスマートフォンに教材をスキャンしてpdfファイル化したものを表示した画面です。スマートフォンの画面をスクリーンショットで撮影しました。

このように現在であればスマートフォンを使いこなせば、いちいち教材を持ち歩く必要は有りません。

スマートフォンの操作に慣れている人であれば、後述するAudipoと組み合わせて、画面分割機能を使って下記のように表示させることも出来ます。

Androidのスマートフォンであれば、画面分割機能を使えば、このように英文を見ながらリスニング音源を再生できます。

英語を身につけるのには時間がかかる。

インターネット上の広告でもいまだに見かけますが、2ヶ月や3ヶ月といった短期間だけ本気を出しても英語は身につけられません。そのような時短学習は存在しません。皆さんの周りに1人もそういう時短学習の成功者がいないのは、そもそも短期間では英語は身に付けられないからです。

英語を本当に身に付けたいのであれば、少なくとも6ヶ月は集中的に英語学習に取り組む必要があります。ハルヨン受講者の方には、6ヶ月(24週間)で約500時間※の英語学習を行っていただきます。※この時間数の大半は隙間時間・移動時間のリスニング学習になります。

そしてまた、英語学習はその後も継続して続けなければ、英語力はどんどんと衰えていきます。これは普段手書きで漢字を書かない人が、漢字を書けなくなっていくのと同じです。英語力を維持するためには、英文を読み、聞き続けることをしなくてはなりません。

仮に英語圏で生活していても、英語学習をし、英語を実践する機会が無ければどんどんと英語力は落ちていきます。私自身の周りにも海外生活を何年もしているけれど、英語力は全然上がっていないという人は全く珍しくないです。

逆を言うと、英語を読み、聴き続けていれば、日本にいても英語力は維持出来ますし、また英会話・英作文の能力も衰えません。むしろ人によってはさらに英語力を向上させることすら可能です。海外にいなくても、日本国内であっても英語は身につけられます。

ハルヨンでは受講期間が終了した後にも受講者が英語学習を続けられるように、英語学習の習慣を確立していただくことも目標に据えています。毎日の歯磨きしないと気持ち悪いと感じるのと同様に、隙間時間に英語を聴いていないと気持ち悪いと思えるようになっていただきます。

TOEIC LR試験 100点上げるのに必要となる学習時間

【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】
200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。
400点から500点 ⇒ 250〜300時間
500点から600点 ⇒ 250〜300時間
600点から700点 ⇒ 250〜300時間
700点から800点 ⇒ 500〜600時間
800点から900点 ⇒ 500〜600時間

上記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要な時間です。

そのため、例えばTOEIC400点から600点まで伸ばすのには500時間~600時間はかかることを想定して学習計画を立てましょう。1日3時間の勉強で167日(約5ヶ月半)~約200日(約6ヶ月半)の期間が必要になります

なお、専門家の指導がなく独学で学習計画を立てた場合、だいたい迷走しますので、その場合にはここで書かれている時間の1.5~2倍はかかる可能性が有ります。

回り道をしたくない方、時間を無駄にしたくない方は早めに専門家の指導を受けられた方が良いです。

TOEIC800点以上のグループが一番勉強時間が長い

TOEICの団体が公開している「英語活用実態調査2019」を見てみると、興味深いデータがありました。

ビジネスパーソンの英語学習スタイルのデータを見ると「1週間のうち英語の学習にあてる時間は、全体では平均3時間42分だったが、TOEIC L&Rスコア帯別にみると『800点以上』が6時間4分と特に長いことが分かった。

点数別に平均学習時間を並べるとこうなります。

点数別・平均学習時間
  • TOEIC800点以上 平均時間3時間42分
  • TOEIC600点~800点未満 平均時間2時間42分
  • TOEIC600点未満 平均時間2時間40分

英語力が一番高い上級者グループの人達こそが一番勉強時間が長いのです。「勉強時間が長いからこそ上級者になれた」のかなと私は推測しました。

初級者の方はいきなり全部上級者並に勉強することはできないでしょうが、この「上級者ほど勉強時間が長い」というデータを踏まえた上で英語学習に取り組んで下さい。

毎日3時間の勉強時間を確保して下さい

ハルヨンでは1日3時間の英語学習を推奨しています。ただし、平日に3時間を机に向かって勉強するのは仕事をしている社会人にとっては現実的ではないため、移動時間・隙間時間を活用した上で、合計3時間を達成します。

勉強時間の配分としては、1日1時間の座学学習+1日2時間の定着学習で合計3時間です。

ハルヨン学習時間の目安

仕事をしている社会人平日の学習時間目安

  • 1時間の座学学習

机に向かって勉強する時間になります。参考書を机の上に開いて書き込める体制を作って下さい。

午前6時~午前10時の時間帯が勉強にとても集中出来るので強くお勧めします。この時間帯はボーナスタイムです。一日で最も集中して勉強できる時間帯です。

英語学習を習慣化できるように「勉強する時間帯」「勉強する場所」を固定して下さい。この2つを固定していない場合、英語学習を継続させることは出来ません。

  • 2時間の定着学習(黙読・リスニング・音読・暗唱の学習)

移動時間・隙間時間を活用して、リスニング学習を毎日2時間行って下さい。⇒1日3時間、1ヶ月で『90時間』を目標に勉強して下さい。

特に耳からの学習をすることによって、十分な勉強時間を確保する戦略です。余談ですが、電車通勤や自動車通勤がある人の場合、自動的に勉強時間を増やせます。

こちらも座学同様に、英語学習を習慣化できるように「勉強する時間帯」「勉強する場所」を固定して下さい。例えば、「自宅から最寄り駅まで歩く際には必ずリスニング学習をする」というようにして下さい。

  • 補足

学生や現在時間がある方はこの1.5~2倍の時間を目標にして下さい。

その場合、「座学2時間+定着学習4時間=合計6時間」といった時間配分になります。

【重要】空き時間の使い方

隙間時間には下記の2つを優先して行うようにしてください。

  1. Audipo(定着学習のためのリスニングアプリ。詳細は後述)を立ち上げる
  2. 現在使用している教材を開く

スマートフォンの他のアプリは立ち上げないでください。ハルヨン受講期間中はスマートフォンからソーシャルゲームを削除下さい。

Audipoについては後ほど詳しく説明します。

【勉強時間の確保例】ある独身男性の生活の場合

独身男性で、1人暮らしの方を想定した1日の学習スケジュールを下記にまとめました。

・起床から家を出るまでの時間 リスニング・暗唱の学習 45分 ⇒英文は見ずにリスニングのみ。主に前日の復習を行う。時々リスニング音源を止めて、聞いている英文を理解出来ているかどうかを暗唱することによって確認する。

・自宅から会社までの通勤時間 リスニング・音読・暗唱の学習 60分 ⇒電車に乗っている時間には、英文を見ながらリスニング学習を行う。

また、リスニングを止めて音読学習を行う。声を出せない場合は口パクでOK。

そして、時々読み込んでいる英文が定着しているかどうかを確認するために、暗唱で確認を行う。

・会社近くのカフェ 座学 60分 ⇒その日に聴き込む英文の読み込みを行う。参考書への書き込みをこの時間に行う。

・昼休み リスニング学習 30分 ⇒朝に座学で取り組んだ英文を見ながらリスニング学習。音読・暗唱を時々挟むことで、惰性で聞き続けないようにする。

・会社から自宅までの通勤時間 リスニング・音読・暗唱の学習 60分 ⇒電車に乗っている時間には、朝に座学で取り組んだ英文を見ながらリスニング・音読・暗唱の学習を行う。

・自宅に帰ってから雑用を片付けながら リスニング・暗唱の学習 30分 ⇒朝の座学で取り組んだ英文をリスニング・暗唱の学習。

上記の時間を合計すると、座学60分定着学習(主にリスニング学習)225分を確保できます。その結果、仕事をしている平日ですが、合計4時間25分の勉強時間を確保することが出来ました。

なかなかストイックな生活に思えるかもしれませんが、上記を参考に1日3時間以上の学習時間を捻出ください。

英語を習得するにはこのような長時間の学習が必須です。ハルヨンを受講している間は国内留学をしている気になって、出来る限り英語のインプット時間を増やして下さい。

余談ですが、実際に語学留学をしたり、海外で生活した場合にも基本的にこれと同様の生活を送ることになります。

TOEIC800点超えの人達は移動時間・通勤時間に勉強している

TOEICの団体が公開している「英語活用実態調査2019」を見てみると、興味深いデータがありました。

スコア帯別の学習時間帯ですが、TOEIC800点以上の上位グループが下位グループと明らかに異なるのは「通勤の途中・移動時間」に勉強していることです。TOEIC800点以上の上級者達は移動時間を無駄にしていないのです。

英語を学習する場所に関しても、TOEIC800点以上の上位グループが下位グループと明らかに異なっているのは「電車やバスの社内など」で勉強をしていることです。

TOEIC800点以上の上級者達は移動時間を無駄にせず、隙間時間に勉強時間を確保しています。

自宅で勉強するのに加えて、英語力向上を目指すのであれば、移動時間・隙間時間を無駄にせずに学習を行って下さい。

勉強時間は小分けにする。

英文を定着させる場合には、学習時間を分散させることが有効です。これはどういうことかと言うと…

  1. 夜にまとめて1時間勉強する
  2. 朝に20分、昼に20分、夜に20分と3回に分けて合計1時間勉強する

このどちらがより英文を定着させられるかというと、後者です。学習の頻度が多い方が記憶に残ります。

この事を踏まえて、空き時間にこまめに参考書を開いて、勉強時間を確保するようにしましょう。

隙間時間を無駄にしない

また、隙間時間が2分あれば、3-5英文は暗記する学習が出来ます。この2分間を10回積み重ねれば、20分となります。そしてそれを1年続ければ、20分×365日=7,300分≒122時間になります。

120時間の勉強をすれば、TOEIC LR試験の点数は約50点上げられます。隙間時間を無駄にすることなく、その時間には勉強をするようにしてください。

初級者と中級者・上級者の違いを一番感じるのはこの隙間時間の活用です。中上級者の方々はわずかな時間も無駄にせずに学習をしているため、その小さな習慣の差が結果的に英語力において大きな差となって表れています。

初級者がなかなか英語力が伸ばせない理由

英語学習やり直しの初級者が英語力を伸ばせない理由は2つです。

初級者が英語力を伸ばせない2つの理由

理由1. 勉強の方法が悪い。⇒本記事の内容を何度も熟読して下さい。

理由2. そもそも勉強時間が短すぎる。 

フィリピン留学の語学学校サウスピーク(移転前アドレス souspeak.com )に関わっていた頃、よく初級者の勉強相談に乗りましたが、ほとんど全員がこの2つの理由に集約出来ました。

初級者の方は勉強時間の目標として「1日1時間の座学学習+1日2時間の定着学習で合計3時間」を毎日継続させてください。土日だからと言って休まないで下さい。6ヶ月はこの学習を継続させてください。

英語力を伸ばせない初級者の方の時間の使い方を分析してみると、結局のところ「勉強していない」ということが分かります。フィリピン留学中であれば、「夜に飲み歩く」「恋愛に逃避する」がよくある逃避のパターンでした。

また、勉強の方法は勉強時間を増やせば改善していけます。しかし、そもそも勉強時間が短すぎると改善はさせられないです。

初級者の方はまずは毎日3時間の勉強時間をやりきって下さい。座学1時間、移動・隙間時間に2時間の学習であるため、これは十分に捻出することが出来る3時間です。

英語学習を成功させる公式

長時間の勉強(量)×効率の良い学習方法(質)⇒英語力の向上

量は質に転化します。初級者は最初から効率的な学習方法は出来ませんが、英語学習を続けている内に勉強の効率も上がっていきます。そのため、初級者はまずは長時間の学習をする習慣を確立して、英語学習を続けることを生活の一部に取り組んで下さい。

その上で、英語学習を習慣化させるために、1ヶ月90時間×3ヶ月=270時間を目標に勉強して下さい。

1,000時間、10,000時間の法則

この生活を1年続けた場合、「3時間×365日=1,095時間」になります。そして、10年続けた場合には「1,095時間×10年=10,950時間」になります。

一流の人材、プロになるために必要な時間は「10,000時間」ですが、その目標に到達することが出来ます。これは「10,000時間の法則」と呼ばれており、 天才! 成功する人々の法則 / マルコム・グラッドウェル (著)の中で紹介されていました。

ハルヨン・勉強習慣確立チェックリスト

このマニュアルを一通り確認した後に、下記のチェックリストを確認し、全て実行していってください。

座学学習を習慣化するための手順

いまの生活の中で止めることを決める

ハルヨン受講期間中は勉強時間を確保するために、現在定期的に行っている重要度が低い何かを止める。2-3時間を目安に止めること決めて下さい。

何かを止めずにそのまま勉強時間を増やそうとしたら、破綻することは必至です。

やめることの具体例
  • 空き時間にスマートフォンを見ること
  • ソーシャルゲームで長時間遊ぶこと
  • 海外ドラマを延々と観続けること
  • SNSはすぐに起動しないように、スマホのトップ画面には置かない。
  • 特に目的なく行う飲み会などの「緊急度が低く、かつ重要度が低い集まり」には参加しない。

英語を身に着けたい場合には、少なくとも今後半年から1年は他の趣味を制限する必要が有ります。

実際のところ、仕事+3時間の英語学習をする生活の場合、その他の時間はほとんど残りません。ハルヨン受講期間中はその他の趣味に使う時間を大幅に減らすか、休止して下さい。

1-2年頑張れば、英語で仕事を行える水準に到達しますので、短期的にですが、英語ができるようになるために毎日3時間の英語学習を行うストイックな生活を送りましょう。

仕事をやらない言い訳にしない

仕事をされている方の場合は、仕事を言い訳にして英語学習を後回しにされる方が一定数います。が、そういうことをしていると一生英語は身につけられません。

英語学習に集中する1-2年の期間においては、英語学習の優先度を高めて、勉強時間を確実に確保するようにしてください。

仕事をしている社会人の方にとっては、勉強時間を確保する能力も必須です。この時間調整能力が無ければ、社会人は英語を身につけることは出来ません。

1日1時間の座学学習を行う仕組みを作る。

1日1時間の座学学習を行う仕組みを作ります。座学学習をする「時間」「場所」を固定してください。この2つを固定しないと、学習は習慣化しません。

座学学習確保の具体例
  • 自宅、朝の時間(午前6時~午前7時)
  • 会社近くのスタバ(午前7時30分~午前8時半)

1度に1時間以上の時間を確保できない場合には細切れに座学学習を行う。

具体例
  • 会社近くのスタバ(午前7時30分~午前8時) + 昼休み(12時20分~12時50分)

【重要】座学学習の手順を習得する。

手順1. 英文の日本語訳を読む、英単語の意味を日本語で確認する。

初級者・中級者の場合、英文を読んでも理解出来ない箇所が多いため、最初に日本語訳・日本語解説を確認した方が効率的です。

訳も分からない状態でいきなり英語のリスニング音源を聴くのは非効率的なので、初級者・中級者はしなくて良いです。

手順1補足. Google画像検索を活用しましょう。

なお、言葉の意味や概念が理解できない場合はGoogle画像検索も行いましょう。

例)glance at チラッと見る であれば検索すれば、下記の画像が出てきます。「Look at ~を見る」とは異なるニュアンス(チラッと見る)が含まれていることが分かります。百聞は一見にしかず。どんどん画像検索をしましょう。

手順2. 英文を精読し、品詞分解を行う。

注意点としては、TOEIC L&R試験のReading Partで350点を超えるあたりから自信を持って品詞分解が出来るようになってくるということです。それ未満の英語力の場合、漠然と理解しているような感覚が続きます。

例えば、上記の英文だと「動名詞の意味上の主語」「不定詞の意味上の主語」の概念について理解していないと正確には理解出来ません。

このような英文が正確に読めてはじめて、TOEIC LR試験のReading Partが300点を超えてきます。

初級者・中級者は焦らずに、最初から完璧に出来ると思わずに、出来る範囲で品詞分解をしていってください。まずは英文の8割を理解することを目標に品詞分解を行って下さい。

入門英語長文問題精講 3訂版から抜粋した英文です。S(主語), V(動詞), O(目的語), C(補語)とそれぞれの言葉がどの品詞に対応しているのかが書かれています。このように品詞分解を学べる参考書をハルヨンのレッスンで使用するため、こういった品詞分解について重点的に学べる参考書で学びながら徐々に品詞分解を出来るようになっていってください。

手順3. 重点的に暗記する英文を選ぶ。

1記事毎に1英文、もしくは10英文を読む毎に1英文を選び重点的に暗記しましょう。自分自身が将来使ってみたい英文・英語表現を選びましょう。定着学習においてはこの選んだ英文だけは確実に丸暗記しましょう。学習にメリハリをつけましょう。

暗記を促進するために、イラストを書く、グーグル画像検索を行うとなお良いです。

※ハルヨンのレッスンではこの手順1-手順3までを補助しています。

手順4. Audipoを使用し、リスニング音源を区間再生用に1英文毎(5秒前後)で区切る。

こちらについては次節に詳細を記します。

ここまでが座学学習で行うべき内容になります。

1日2時間の定着学習をやりきる

【重要】定着学習 (黙読・リスニング・音読・暗唱) の注意点

1日2時間以上リスニング・定着学習を行う仕組みを作りましょう。

定着学習では黙読・リスニング・音読・暗唱の学習を行います。

定着学習の大前提

黙読・リスニング・音読・暗唱、それぞれの学習は全て独立させて行って下さい。黙読をする際には黙読だけ、リスニング学習をする際にはリスニングだけ、音読する場合には音読だけ、暗証する場合は暗唱だけしてください。

そのため、TOEIC600点未満の方はシャドーイング学習はしない方が良いです。シャドーイングはリスニングと音読を組み合わせた学習方法ですが、これは中上級者以上になってから取り組んで下さい。

黙読学習で気をつけるべきこと

黙読では英文の構造・英単語の意味で不明点がないかを気をつけて下さい。英文の意味・構造を理解することを優先して、黙読を行って下さい。

リスニング音声を聴きながらだと、音を聴くことに意識が向いてしまいます。また、音読学習の際には、読み上げることに意識が向きます。黙読学習時にはそうはならないように、英文の構造、不明な英単語の意味を考えながら、自分の理解できる速度で英文を繰り返し読み込んで下さい。

入門英語長文問題精講 3訂版の英文サンプルを下記に示します。

S(主語), V(動詞), O(目的語), C(補語) といった品詞分解の記号を意識しながら黙読をしてください。なお、英文を日本語訳する必要は全く有りません。

リスニング学習で気をつけるべきこと

リスニング学習では、精読・品詞分解が終わった英文のみ取り組みましょう。精読・品詞分解が終わっていない英文のリスニング学習は極めて非効率的です。

リスニング学習では出来る限り英文(不明な英単語の意味を調べて、品詞分解をすでに行ったもの)を見ながら、英文を聴き込みましょう。英文を見ながらリスニング学習を行う場合と、英文を見ずにリスニング学習を行うのでは学習効率が全然違います。

なお、ハルヨン受講生の場合は、レッスンノートのスクリーンショットをスマートフォンに取り込んで確認しながらリスニング学習をするのがお勧めです。

しかしながら、英文を見れない場合でも、移動時間や隙間時間を有効活用するために、空き時間には出来る限りリスニング学習を行いましょう。

また、英語のスペルではなく、“音”に気をつけてリスニング音源を聴き込みましょう。特に初級者は「英語の音」に慣れていないため、まずは英語の音を聞いたままで、カタカナ英語に引っ張られること無く聴き続けましょう。英語の音を物真似しましょう。

(具体例)TOEICテスト出る語句1800+ 記事037 下から2行目

We’ve been here for almost a decade.
(リスニング音源から聴こえる音)ウィベンヒア ※’veの音とbeenが合体して、”ベン”という音に変形している。

(英文に忠実に読んだ場合) ウィブビーンヒア
→この場合は前者、(リスニング音源から聴こえる音) を忠実に真似て音読学習を行うようにする

後述するAudipoで「区間再生の設定」「再生速度の変更」を必ず行って下さい。そうでないと英語を聞けるようにはなっても、話せて・書けるようにはなりません。

音読学習で気をつけるべきこと

英語を母国語とする人達を真似て、速く読み上げる必要は全く有りません。最初は「ゆっくり」「はっきり」「大きな声で」音読しましょう。

リスニング学習と同様に、英語のスペルやカタカナ英語に惑わされること無く、リスニング音源を出来る限り物真似してください。

1英文あたり、黙読20回、リスニング40回、音読20回、暗唱10回のやり込み

上記、注意点に気をつけた上で、定着学習における目安の回数は「1英文あたり、黙読10回、リスニング20回、音読10回、暗唱5回」。これを2周です。勉強当日と翌日の復習時にこの回数をこなしてください。

すなわち「1英文あたり、黙読20回、リスニング40回、音読20回、暗唱10回」もの回数をやり込む必要が有ります。この回数をこなすためには移動時間や隙間時間に、1日2時間のリスニング学習を行う必要があります。

復習の頻度

勉強した翌日、1週間後、1ヶ月、3ヶ月後に同じ記事を復習するのがお勧めの復習頻度です。

ハルヨンのレッスンでは3日後、1週間後のタイミングで復習小テストを実施しています。

1ヶ月後、3ヶ月後の復習の仕方

月末、あるいは月初の週末に前月に取り組んだ英文記事を一通り読み返す。⇒不明点・忘れている点がある場合は重点的に復習する。

復習の頻度は多ければ多い方が良い

英単語・英語表現を暗記するのに最も効果的なのは、「勉強時間を増やすこと」と「復習の頻度を増やすこと」です。

勉強方法のテクニックはいろいろ有りますが、「効率的に1回1時間だけ勉強する」よりも「多少非効率的でも10回1時間勉強、合計10時間の勉強をする」方が圧倒的に頭に残ります。

そして、復習の頻度を増やすためには隙間時間の学習が有効です。私はスマートフォンにスキャン業者に作成してもらった書籍のスキャンデータを入れることで、わずかな隙間時間に参考書の確認をしています。

以下、スマートフォンでスキャン画像を見た際の画面例です。

勉強を効率的に行いたい方の場合、参考書を2冊購入することをお勧めします。1冊は手元で使用して、もう1冊はスキャン業者にpdf化してもらいましょう。

参考書をスキャンしたpdfデータがあれば、スマートフォン、タブレット、パソコンのいずれの端末においてもすぐに英文が確認出来るようになります。

多少費用はかかりますが、その価値は十分に有ります。iPadのGoodnotes5というアプリを組み合わせるとさらに効果的です。iPad活用法については後日さらに詳しい内容を改めてまとめます。

(参考)私が使用しているスキャン業者、スキャンピー ⇒ カラースキャンオプションは「おまかせ便 +50円」のみを私は使用しています。

Audipoの使用方法に習熟する。

Audipoの詳細に関しては長くなりましたので、別記事にまとめました。

TOEIC LR試験の点数を上げるための対策記事

中級者の入り口であるTOEIC500点と上級者の入り口であるTOEIC800点の獲得方法について下記にまとめています。

引き続き下記記事に読み進めて下さい。

あわせて読みたい
TOEIC800点に到達するための英語学習方法・学習参考書、TOEIC800点到達のメリット (記事の執筆者)この記事の執筆者は日本にはほとんど全く存在しない「大人が英文法・英文読解を学び直せる場所」という学習方針を中心に据えているオンライン英語学習サ...

※他の点数の記事も、作成次第に順次追加していきます。

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