(記事の執筆者)この記事の執筆者は「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」フィリピン留学の語学学校バックワイズの共同代表、そして大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨン代表のはるじぇー @HAL_Jです。
この記事ではTOEIC200点レベルから抜け出す方法も解説します。
名前 : Yutaさん
学習時間 : 約1,350時間
開始時の英語力 : 中学生レベル TOEIC295点(L205 :R95)
⇒ TOEIC750点(L375 : R375) 455点UP! ※東大生の平均点相当
最初にTOEIC200点がTOEIC受験者の中でどれくらいの割合なのか。
また、TOEIC200点がどれくらいの英語力かについて紹介します。
その後にYutaさんのようにTOEIC200点から学ぶ直す場合の学習方法を紹介しています。
最初に1つ前向きな話をすると、現時点で英語力が低い学習者であっても、自発的にこの記事のような学習方法をまとめている記事を読もうとしているだけで、他の学習者をリードしていると言えます。
この記事ではTOEIC200点からの学び直しのノウハウをまとめていますので、最後まで通読下さい。
TOEIC200点台以下は受験者の4人に1人
TOEIC200点台以下の人達がどれだけの割合なのか、TOEIC LR試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を見てみましょう。
2019年のTOEIC LR試験・IPテストにおいて295点以下の点数を獲得した人の割合は約25%(10.3%+8.1%+5.4%+1.5%+0.1%+0.02*2=25.44%)の割合です。
このIPテストだと受験者の約4人に1人がTOEIC200点台以下(TOEIC295点以下)です。
TOEIC LR試験はそもそも受けていない人たちも日本には多くいるので、実際のところは日本人の半分近くはTOEIC200点以下ではないかと推測されます。
※このデータはIPテストのものです。TOEIC公開テストとIPテストではデータが異なりますが、内容がやや専門的なものになったため、下記の記事に別にまとめました。興味がある人だけ読み進めて下さい。
TOEIC200点レベルの英語力…英語学習以前
まずは筆記試験の基本テクニック、”塗り絵”をマスターすべし
TOEIC LR試験は4択の試験であるため、問題を見ずに全て 「b」の答えにマークした場合、250点~350点の得点になります。
TOEIC250点未満ということは問題を見ずに「塗り絵」した点数よりも低い点数ということになります。
この学習者の方が該当しますが、TOEIC250点未満の点数というのは、分からなくても回答用紙のマークシートを「塗り絵をする」という4択問題の試験の基本的な受験テクニックも知らない、英語学習以前に基本的な勉強方法すら知らない状態であると言えます。
まずは塗り絵のテクニックを覚えて、TOEIC250点を確実に取りましょう。
これが試験テクニックの最初の一歩になります。
(補足) TOEIC350点未満、TOEIC400点未満の英語力は正確には測定出来ない。
TOEIC LR試験は本来スコア400点から800点までの点数帯の英語力を正確に測れる試験です。
そのためTOEIC400点未満、特にTOEIC350点未満の点数に関しては、正確に測定出来ていません。
仮に回答の選択肢を全て「b」に選んだ場合(塗り絵をした場合)でも、時には偶然にTOEIC345点に到達することも有ります。
そのためTOEIC400点未満の場合、正確な英語力をTOEIC LR試験では測定できません。
TOEIC400点未満でより正確な英語力を測定するとなると、TOEIC LR試験よりも易しいTOEIC Bridge試験の受験が必要になります。
ただ、こちらのTOEIC Bridge試験はあまり人気がない試験で、参考書も少ないです。
そのため通常は中学生向け、高校生向けの学習参考書で英語を学び直し、高校英文法まで終わらせた時点でTOEIC LR試験を再び受験する方が人気のある学習カリキュラムです。
英検やその他試験ではどのくらいのレベルになるか
TOEIC200点台の方々は、中1英語も理解があやふやな方が多いので、日本人に馴染みのある英検の一番下のレベル(英検5級)であっても、落ちる可能性が高いです。
中学1年生レベルだと、be動詞と一般動詞を疑問文で適切に区別することも難しいかもしれません。
中学英語の知識漏れがあって、英語自体にもアレルギーを持っている人が多いのがTOEIC200点台です。
このレベルだとTOEICや英検の受験は難しいので、通常は英検やTOEIC LR試験の受験は中学英文法、高校英文法を終えた段階で始めて受験することをお勧めしています。
その他難関試験、TOEFL iBT試験、IELTS試験などの試験はTOEIC600点以上、もしくは英検2級取得後に勉強を開始するのがお勧めです。
英語学習の目標をどこに設定するか。
TOEIC200点台…勉強はどこから手を付ければ良いか
現在の英語力がTOEIC295点以下である場合、そもそも机に座って勉強する習慣を習得するところから始める必要が有ります。
日本語の文章自体も読むのが苦手な方も多いです。
そのためTOEIC試験をがんばろうと決めている方は、最初の1歩としてこのウェブ記事を一通り通読してみてください。
何度も読めば(最低3回の通読を推奨します)、英語学習とはどういうものか、TOEIC試験とはどういうものなのか、TOEIC試験で良い点数を取るために何をする必要があるのかについて理解出来ます。
英語学習以前に、まずは「英語学習とはいったいどういうものか」ということを日本語で理解することから学習を始めましょう。
ここで英語学習の全体図をだいたいでも良いので把握しておけば、英語学習を挫折する割合は大きく減らせます。
まずは3段階の目標について知る
英語学習を本当に最初から頑張る場合、最初から「TOEIC800点を2年で獲得して、英語で仕事をする!」「2年で海外の大学院に合格する!」といった高すぎる目標を掲げるのは止めておいた方が無難です。
達成可能な現実的な3段階の目標をまとめました。
目標1 中学英語を一通り学び直す
中学英語を学び直せば、英語や英語学習へのアレルギーがなくなります。
これまで英語を見た瞬間に読み飛ばしていた人でも、読み飛ばすことがなくなります。
最初の目標としては中3英語までの学び直しを設定するのがお勧めです。
英会話スクールを受講したり、語学留学をする場合でも、最低限中学英語を学び直してから開始すれば挫折する割合は大きく減らせます。
海外旅行に行く場合には、最低限の英語が理解できるようになり、英会話のやり取りも出来るようになります。
中学1年生レベルから英語学習をやり直した場合、2-3ヶ月でこの目標(中学英語を一通り学び直す)に到達出来ます。
目標2 高校英語までを一通り学び終える
高校英語まで一通り習得していれば、平均的な日本人よりかなり英語が出来ると言えます。
出来ることとして、25分のマンツーマンの英会話レッスンを日本語を使わずに英語だけで最後までやり遂げることが挙げられます。
海外旅行に行った際にも、最低限のやり取りを英語で文章単位で出来るようになります。
英語学習が楽しくなってくるのはこの「目標2 高校英語までを一通り学び終える」に到達してからです。
中学1年生レベルから英語学習をやり直した場合、6-10ヶ月でこの目標に到達出来ます。
※本気で詰め込み学習が出来る人だともう少しこの期間は短くすることが出来ます。
目標3 TOEIC600点を獲得する
履歴書に書いて英語力が評価されるのがTOEIC600点です。そして、英語を使って仕事が出来るのもこのTOEIC600点からです。
TOEIC600点あれば、英会話レッスンでも文章単位で英語を話せるようになります。
そのため、語学留学やワーキングホリデーに行く前に到達しておきたいのがこのTOEIC600点です。
目標2に到達した人で、英語を使って仕事をしたい方や海外に行ってみたい方はこの目標3まで学習を続けましょう。
中学1年生レベルから英語学習をやり直した場合、1年から1年半でこの目標に到達出来ます。
目標3 TOEIC600点に到達したら出来ること
英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度を見てみると、TOEIC L&R試験の点数帯毎にどのような業務ができるのかがまとまっています。
(上記画像の右項目)TOEIC L&R試験の点数に応じた英語スキルは下記になります。
- TOEIC800点以上…通訳なしでの海外出張に一人で行ける、海外赴任できる
- TOEIC600-800点未満…簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る
- TOEIC600点未満…挨拶ができる
TOEIC600点未満だと「挨拶が出来る」が主に出来ることですので、英語を使って仕事をするのは難しいと分かります。
でも、目標3であるTOEIC600点に到達すれば、灰色の線のグループ(TOEIC600-800点未満)になり「簡単な業務連絡などが出来る」「取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る」が主な業務内容となります。
英語を使って仕事をしたい方は、このTOEIC600点を目指して学習を進めて下さい。
TOEIC200点(中学1年生レベル)から英語学習をやり直した場合、1年から1年半でこの目標に到達出来ます。
TOEIC200点⇒TOEIC600点到達までに必要な学習時間
【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】 |
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200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。 |
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。 |
400点から500点 ⇒ 250〜300時間 |
500点から600点 ⇒ 250〜300時間 |
600点から700点 ⇒ 250〜300時間 |
700点から800点 ⇒ 500〜600時間 |
800点から900点 ⇒ 500〜600時間 |
上記がTOEIC LR試験で100点得点を上げるのに必要な時間です。
現時点でTOEIC200点台の人がTOEIC600点(仕事で最低限必要になる基準)に到達するのに必要な時間は1,100時間~1,400時間です。
1日3時間の学習をした場合、1年~1年半の期間が必要になります。
中学英語から学び直しとなると、やはりこれくらいの時間は必要です。
TOEIC600点は地方国立大学やGMARCH、関関同立といった中堅以上の大学に入学する学生の英語力ですので。
注意: 専門家の指導がないと余分に時間がかかる恐れが有ります。
学習時間に関して1つ注意する必要が有ります。
専門家の指導がなく独学で学習計画を立てた場合、だいたい迷走しますので、その場合にはここで書かれている時間の1.5~2倍はかかる可能性が有ります。
回り道をしたくない方、時間を無駄にしたくない方は早めに専門家の指導を受けられた方が良いです。
現時点でTOEIC400点未満の人が独学でTOEIC500点に到達するのは難易度がそれなりに高いことですので、このレベルに該当する方々は早めに英語学習サービスに課金することをお勧めします。
フィリピン留学を利用すれば、3ヶ月~6ヶ月でTOEIC500点に到達可能
>現時点でTOEIC200点台の人がTOEIC600点(仕事で最低限必要になる基準)に到達するのに必要な時間は1,100時間~1,400時間です。
>1日3時間の学習をした場合、1年~1年半の期間が必要になります。
1日10時間の英語学習が可能なフィリピン留学であれば、この期間を5ヶ月~6ヶ月に縮めることが可能です。
早急にTOEIC600点に到達する必要がある。また、ワーキングホリデーの準備として最低限の仕事で英語が使えるだけの基礎力を身に付けたい場合には、短期的に集中学習が出来るフィリピン留学も選択肢に入れてみましょう。
この記事を書いている柴田 @HAL_Jがこれまで受け持ってきた生徒の方々ではやはり1日10時間集中的に学習できるフィリピン留学をして、この勉強量を一気にこなす人達が多かったです。
この記事冒頭で紹介したYutaさんもその1人でした。
名前 : Yutaさん
学習時間 : 約1,350時間
開始時の英語力 : 中学生レベル TOEIC295点(L205 :R95)
⇒ TOEIC750点(L375 : R375) 455点UP! ※東大生の平均点相当
Yutaさんのように短期間で英語力を上げたい方は、フィリピン留学・語学学校バックワイズについて一度ご検討下さい。
中学英語からのやり直し、TOEIC345点以下の人はより多くの時間がかかる可能性有り
中学英語・高校英語が満足に身についていない可能性が高いTOEIC345点以下の方々だとさらに時間がかかる可能性が有ります。
TOEIC LR試験はTOEIC400点~900点の点数帯であれば、それなりに正確な英語力を測定できます。しかし400点未満の英語力だと測定が困難です。
TOEIC345点以下の方で、本気で英語力を上げたいと考えている場合には早めに専門家に相談されることをお勧めします。
TOEIC200点からの英語学び直し・お勧めの英語参考書
ここから英語学習方法・おすすめの英語参考書を紹介していきます。
英語学習では必ず「区間再生」「速度調整」が出来るアプリを使用しましょう。
それぞれの参考書をやり込む際には、下記記事で紹介しているアプリ(Audipo, Repete Plus)を使用して、黙読・リスニング・音読・暗唱といった定着学習を行いましょう。
より詳しく英語学習方法について知りたい場合にはこの記事を執筆している柴田 @HAL_Jが提供しているフィリピン留学の語学学校バックワイズ、もしくは大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンの受講を検討ください。
英文法を学び直し、英会話の基礎学習に最適な中学英文法の参考書
中学英文法のやり直す参考書から必要な参考書を紹介していきます。
ここで紹介する英語参考書はTOEIC200~450点から英語学習を開始することを想定して作成しました。
お勧めはこの3冊です。
高校英文法から学び直そうかと思っている人にも、中2英語(中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版)からの学び直しを私はお勧めしています。
それは「英会話の表現を学べる」「高校英文法の基礎固めに最適」という2つの理由からです。
これら3冊の英文法参考書を終わらせることで中学英文法について一通り学ぶ事ができます。
それに加えて重要なことなので繰り返しますが、「英会話の表現を学べる」「高校英文法の基礎固めに最適」という2つの理由から、これら初級者~初中級者(TOEIC500点未満)の学習者が着手すべきものです。
これら参考書の紹介・使用方法の詳細については下記記事にまとめましたので、こちらをご覧下さい。
英単語・英文読解・リスニング学習で中学英語を仕上げていく
中学英文法の内容を一通り学び直した学習者が次に取り組むべきは、英単語・英文読解・リスニング学習の学習です。
一通り身につけた英文法の知識を補強するために、追加の参考書でたくさんの英文を読み込み、聴き込むことで定着させていきます。
「同じ英語表現を異なる文脈で7回遭遇してはじめてその英語表現が使えるようになる」と言われていることを実践する必要が有るのです。
英単語・英文読解・リスニング学習の学習にお勧めの参考書は下記の2冊です。
(英単語帳) 例文で覚える中学英単語・熟語1800
例文で覚える中学英単語・熟語1800の本文は下記画像です。
このいわゆる単語帳タイプのメリットは「一覧性の高さ」と「掲載されている英単語数の多さ」です。
(英文の中で覚えていく) 速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)
もう1つのお勧めの参考書は、速読英単語に代表される英語を「英文の中で実際に英文を読み込みながら覚えていく」というものです。
下記は速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) Part1、中学英語の長文です。
速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) Part1
これらのタイプが異なる2種類の英単語帳を使用するのかに関しては下記の記事にまとめましたので、そちらを御覧ください。
高校英文法の基礎固め参考書 共通教材
中学英語が終わったら、次は高校英語です。
TOEIC600点以上の中級者、TOEIC800点以上の上級者になるためには、高校で学ぶ英文法をもれなく理解している必要があります。
中学英語と同様に高校英語の学習を進めていきましょう。
お勧めの参考書は下記の2冊(+補助教材1冊)です。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版
私が監修している語学学校バックワイズとオンラインレッスンのハルヨンで本書、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を使って、多くの生徒が基礎固めを行った、十分な実績のある1冊です。
高校英文法を一通り学び直すのにお勧めの1冊は下記です。
中学英文法から学び直している場合だと、1日2時間くらいの学習であれば、3~6ヶ月の期間で一通り学習を終わらせることが出来ます。
本書で必要な知識を一通り学べますが、中学英文法の参考書と同様に、英単語・英文読解・リスニング学習の学習で学んだ知識を補強していく必要が有ります。
また、英単語・英文読解・リスニング学習と並行して3周は目を通すべき教材です。
補助教材 真・英文法大全…辞書のように確認する参考書
分厚い参考書ですので、辞書のように分からないことがあればその都度確認しながら使用下さい。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版は説明が簡易的なものであるため、より詳細に英文法について確認をしたい場合にはこの真・英文法大全を使用下さい。
TOEICテスト英文法プラチナ講義
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を一通り終えた後に着手すると良いのが、下記の易しめのTOEIC LR試験向け英文法書、TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義です。
本書の対象レベルはReading Part 175点~295点の方向けです。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版の内容を一通りこなしていれば、R175点相当に到達していますので、引き続き本書を使って学習を進めて下さい。
易しめですが、解説文を完全に理解するにはReading Part 400点以上の実力が必要ですので、中上級者が復習目的で一通り通読する使い方も悪くはない使い方です。
本書を通読することで、TOEIC LR試験で必要になる英文法の基礎事項を一通り学べます。
ここで紹介した2冊の使用方法の詳細については下記の記事を確認ください。
最重要の入門英文問題精講
TOEIC LR試験で600点、Reading Partで300点に到達出来ない人は英文法・英文読解についての知識が欠けていると言えます。
少し難易度が高い複雑な構造の英文が来たらお手上げという人にお勧めなのが、大学入試対策の参考書である入門英文問題精講 4訂版です。
TOEIC LR試験対策の参考書ではここまで高い水準で英文法・英文読解について学べる教材は有りません。
“最重要”とあえてタイトルに付けてまて、TOEIC LR試験対策の中にあえて大学入試参考書を紹介しています。
急がば回れになりますが、TOEIC LR試験の点数を伸ばせない人は本書に取り組みましょう。
本書はReading Part 350点未満の方々にお勧めの教材です。
高校英文法を ひとつひとつわかりやすく。 と TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義 で学んだ内容をさらに発展させましょう。
入門英文問題精講 4訂版 の使用方法の詳細については下記にまとめました。
TOEIC600点に到達するための3つの英単語帳
ここから先はTOEIC LR試験の対策参考書を紹介していきます。
ただ、まだ直接的な試験対策の参考書には着手しません。基礎を固めるための参考書に着手します。
最初からTOEIC LR試験の問題演習(試験の過去問)にいきなりとりかかっても、知らない英単語・英語表現が頻繁に登場するので、試験対策どころではないです。
1行読んで2個も3個も知らない英単語が出てくる場合、すぐに挫折します。
そのためまずは知っている英単語・英語表現の数を増やしましょう。そして、その上で英文を正確に早く読む訓練(試験対策)をしましょう。
TOEIC600点未満向け 銀のフレーズ
最初に語彙力が不足している学習者には「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」をお勧めします。
TOEIC600点を目指す人向けの英単語帳ですので、初級者向けです。TOEIC600点以上の方は着手する必要は有りません。
「薄く広くを繰り返す」学習法で、1日最低100英単語のペースでの学習を続けて、3周は通しで読みましょう。
英文の中で英単語を覚える…TOEIC L&Rテスト出る語句1800+
英語長文を読み込む中で、TOEIC LR試験に必須の英単語・英語表現を学びます。
ここで紹介する英文の中で英単語を覚える2冊をやりきれば、それだけでTOEIC800点に到達することすら可能です。
TOEIC LR試験で必要になる英単語を一通り学びます。
現時点でTOEIC LR試験で500点以上(Reading Part 250点以上)の人向け。
ストーリー展開があるため、記憶に残りやすい構成です。また、英会話の教材としても優れています。
それぞれの英単語帳の使用方法
ここで紹介した2冊の英単語帳、あと紹介していない1冊の英単語帳の使用方法の詳細については下記記事を確認下さい。
内容がとても長くなったため、別記事にまとめました。
TOEIC200点レベルの人達が学習を続ける上で知っておくべきこと
ここまで記事を読破された方はおめでとうございます。
英語学習の最初の目標を突破されたと言えます。
ここからは初級者向けの助言になります。
初級者は早めに有料サービスに課金しましょう
最初に断っておくと、現在すでに20歳以上でTOEIC200点台の方、そして英語が今後出来るようになりたい方は早めに語学学校や英語の家庭教師に課金することを強くお勧めします。
すでに成人済みの初級者が今後それなりのレベル、仕事で使える水準(英検2級、TOEIC600点)に到達するのは、独学ではかなり難しいためです。
課金に抵抗がある方に向けてのアドバイスですが、実は英語上級者の人達もほぼ全員かなりの金額を課金しています。
ネット上で有名な英語アカウントもほぼ全員が該当しています。この記事を書いている私もNew York滞在のために300万円近く使いました。
課金で時間を買う
時間を買う、という考えから課金するのは悪くない考えだと私は思います。別に課金は悪いことでは有りません。
ここで気をつけてほしいのは、自分自身に課金している事実を隠して、「あなたもやれば出来る」と言っている英語アカウントです。それを言うあなたは学生時代に数百万円を親や親族から課金されていたのに。
通常課金せずに膨大な英語力を高めるには、本当に膨大な時間が必要です。そういう人達は修行僧みたいに勉強しています。ずっと英語学習をしていて、会話も英語学習の話しかしていないので、そういう人は見ればすぐに分かります。
なお、この記事の内容を完全に理解して実践できる方であれば、独学でも英語は出来るようになると思います。
ただし、独学の場合だと課金した場合と比べて時間はかかります。特に初心者の方は時間がかかります。
そのため、私は初級者が独学で英語を学び直すのは合理的な選択ではないと考えています。
数多くの初級者を見てきた経験からそう言い切ります。
本記事の内容を参考に、英語学習について最低限の方向性を学び、信頼できる語学学校・家庭教師を探して下さい。
なおコーチングサービスは質が良くないサービスが現状では多いので、ちゃんとした先生がいるサービスを選択ください。
この記事を書いている私 @HAL_J から学びたいという場合には、フィリピン留学の語学学校バックワイズ、もしくは留学できない人向けの大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンの受講を検討下さい。
では次のアドバイスに移ります。
最低限半年は英語学習を続けましょう
TOEIC200点台の方が英語学習をやり直す場合、最初からやり直します。つまり、中学1年生レベルから順番に学び直していきます。
中学英文法、高校英文法の習得を3ヶ月~6ヶ月を目安に行います。本当に英語に関する知識がゼロの方で、学習の習慣が全くない方であれば、6ヶ月~12ヶ月を想定されるのが良いです。
TOEIC200点の初級者英語学習で成果を出すためには、最低6ヶ月は勉強を継続する必要が有ります。まずは半年間、地道に英語学習を続ける必要があることを胸に刻んでください。
たとえ課金していずれかのサービスを受講していても、すぐには成果は出ないです。まずは3ヶ月続けてみましょう。
そして6ヶ月目くらいから英語力の伸びが実感出来てきますので、それまでは地道に学習を継続下さい。
英語だけでなく、日本語の解説も読み込みましょう。
仕事で英語が使えるようになるTOEIC600点ですが、TOEIC LR試験には下記のような用語が頻繁に登場します。
本来は英語で出てきますが、まずは日本語で紹介します。
小売企業、貴社、弊社、財務、労務、一環、異議、協賛、年度、予算案、議事録、会合、締結、合併、併用、普及促進、購読、持続可能性、自律制御。
これらはいずれもTOEIC公式本の日本語訳に記載があった語彙です。これらを日本語で最低限使いこなせるようでないと、TOEIC LR試験の勉強をしてもなかなか点数は上がりません。
もしこれらの用語がなんとなくでしか理解できない場合には、分からない言葉に遭遇した場合には辞書で必ず調べましょう。
英文法の用語についても同じことが言えます。
具体例を1つ、「副詞」という用語が頻繁に文法書に登場しますが、この言葉の定義を正確に説明出来る初級者は稀です。
こういった用語を分からないまま放置することなく、辞書やインターネットで調べることで着実にひとつひとつ英語に関する知識を積み上げていきましょう。
なお、副詞の定義は「動詞、形容詞、副詞、文章全体を修飾する語句」です。このレベルの回答が出来るとTOEIC600点です。
このように分からない言葉の意味をひとつひとつ学んでいってください。
(説明会申込み) 語学学校バックワイズ・オンラインレッスンのハルヨン
「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」を方針とするフィリピン留学・語学学校バックワイズではこの記事で紹介している教材を使って英語力を短期間で劇的に向上させることが出来ます。
語学学校バックワイズでのフィリピン留学についてより詳細を知りたい場合には、下の画像のリンク先記事よりバックワイズ・オンライン説明会にお申し込み下さい。
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