英語学習者の中には、就職や転職で英語力を評価されることを目指す方も多くいます。
しかし、大学生や社会人になってしばらく英語学習から離れていた方、あるいは英語が得意でない方が初めてTOEICを受験すると、TOEICスコアが400点前後になるケースが少なくありません。
例えば、広島大学など中堅国立大学の学生の平均スコアは400点台後半です。これは、英語の基礎を忘れていたり十分に理解できていないことが原因であり、必ずしも英語力そのものが低いわけではありません。
実際、大学のTOEIC IPテストや大学院試験で必要に迫られて無対策で受験すると、このレンジのスコアになることは珍しくありません。
このことから、現状で必要な英語学習ができていない、もしくは学習の方向性を誤っている可能性が高いといえます。
では、TOEIC400点はどの程度の英語力なのか。
そして、400点から脱出するにはどう勉強すればよいのか。
この記事では、TOEIC400点レベルの英語力の特徴と、最短でスコアアップを目指す学習法を解説します。
この勉強法を実践することで、TOEIC400点レベルの方でも英語の基礎を効率的に身につけられるようになるでしょう。
TOEIC400点は日本人のTOEIC受験者で最も割合が多い
最初にTOEIC400点の方の立ち位置を見てみましょう。
TOEIC400点以上の人がどれだけの割合なのか、TOEIC LR試験を提供しているIIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を見てみましょう。

2019年のTOEIC LR試験・IPテストにおいて500点以上の点数を獲得した人の割合は約63%(1.3%+1.4%+2.1%+2.9%+3.8%+5.0%+6.5%+8.1%+9.6%+10.8%+11.6=63.1%)の割合です。
TOEIC400点はIPテストにおいては最も割合が多い点数帯(11.6%)ではありますが、全受験者の平均よりも低い点数となります。
Twitter(X)などのSNS上ではTOEIC400点というとそれほど大したことがない印象があります。
でも実際のところ、TOEIC400点を取れる受験者は少なくとも中学で学ぶ英語を習得しており、高校1年~2年生程度の英語力をすでに備えているため英語力は決して低いとは言えません。
TOEIC LR試験を受験していない人達のことを考えると、むしろ日本人の中では英語がかなり出来る人達であると言えます。
※このデータはIPテストのものです。TOEIC公開テストとIPテストではデータが異なりますが、内容がやや専門的なものになったため、下記の記事に別にまとめました。興味がある人だけ読み進めて下さい。

TOEIC400点で出来ること / どのように評価されているのか
挨拶が出来る、簡単な業務連絡などが出来る
英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度を見てみると、TOEIC L&R試験の点数帯毎にどのような業務ができるのかがまとまっています。

(上記画像の右項目)TOEIC L&R試験の点数に応じた英語スキルは下記になります。
- TOEIC800点以上…通訳なしでの海外出張に一人で行ける、海外赴任できる
- TOEIC600-800点未満…簡単な業務連絡などが出来る、取引先/海外支店とメールでやり取りが出来る
- TOEIC600点未満…挨拶ができる、簡単な業務連絡などが出来る
TOEIC400点の人達が所属するグループ(TOEIC600点未満)においては「挨拶が出来る」「簡単な業務連絡などが出来る」が主な業務内容です。
TOEIC400点レベルの人が英語業務に関わる例を挙げると、下記のようなメールのやり取りが想定されます。
- すでに定型文が作成されている英文メールに日程・数値・品目を入力する。
- 相手の返信を理解するために翻訳ソフトを使用する必要がある。
まだまだ英語を使って業務を行うには厳しいです。
英語を使ってより積極的に仕事をしたいのであれば、少なくとも次のレベルであるTOEIC600点以上の英語力が必要であることが分かります。
【大学生の場合】TOEIC400点がどのように評価されるのか
大学生がTOEIC L&R試験スコアを最も有効活用できるのは就職活動時です。
一般的に就職活動の際に履歴書に書いて評価される点数はTOEIC600点以上からと言われています。
目安になるのは「過去3年間の内定者受験者数推移と平均スコア※」です。
※TOEIC® Listening & Reading Test 公式データ・資料より

2019年度のデータ、内定者全員が強制的に受験させられることが多いIPテストのデータにおいても、平均547点という中級者水準の英語力が平均点となっています。
544点(2016年度)、539点(2017年度)、538点(2018年度)、547点(2019年度)と平均点が推移しています。
この点数帯だと内定者としては可も不可もなしです。
TOEIC400点ですと、まだ内定者の平均を大きく下回るため、就職活動でも英語力が足を引っ張る恐れが有ります。
英語力で足を引っ張りたくない方は最初の目標として「TOEIC600点」を設定し、それを目標にしましょう。
【社会人の場合】TOEIC400点がどのように評価されるのか
社会人の場合、会社内での「異動・昇進・昇格」の際に、規定以上のTOEICスコアを求められることが多いと考えられます。

英語活用実態調査 企業・団体 ビジネスパーソン 2019年度においては、英語を使用する部署の中途採用においては53.8%がTOEIC LR試験の点数を要件・参考としており、求められるスコアは「620点」となっています。
そのため社会人にとっても、英語を使った業務を希望するのであれば、TOEIC400点では必要要件に到達していないと言えます。
TOEIC400点の人達を仕事で英語を使う部署にあえて配属する上司は稀でしょう。実際のところ、少なくともTOEIC600点がなければ英語で業務を行うのは厳しいです。
TOEIC400点からTOEIC600点に到達までに必要な学習時間
【TOEIC LR試験 100点を上げる勉強時間の目安】 |
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200点から300点 ⇒ 300〜400時間 ※英語力ゼロの状態から開始する場合、さらに時間がかかります。 |
300点から400点 ⇒ 300〜400時間 ※345点以下の方はさらに時間がかかる可能性有り。 |
400点から500点 ⇒ 250〜300時間 |
500点から600点 ⇒ 250〜300時間 |
600点から700点 ⇒ 250〜300時間 |
700点から800点 ⇒ 500〜600時間 |
800点から900点 ⇒ 500〜600時間 |
専門家の指導がなく独学で学習計画を立てた場合、だいたい迷走します。独学の場合にはここで書かれている時間の1.5~3倍はかかる可能性が有ります。
発音の学習しない場合には誤った発音を身に付けてしまいます。また、発音を独学で学習する場合には、さらに多くの時間が必要になります。
時間を無駄にしたくない方は、基礎力を確実に上げてくれる英文法・英文読解・発音学習に力を入れているフィリピン留学のバックワイズ、オンラインレッスンのハルヨンの受講を検討ください。
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フィリピン留学の語学学校バックワイズ、そして大人の英語学び直し・オンライレッスンのハルヨンで受講を考えられている方は、下記のLINE、またはオンライン説明会にてお気軽に相談ください。
本記事を執筆している学習カリキュラム担当の柴田が、あなたの英語力や目的に合った学習計画/留学プランをご提案します。お気軽に質問ください。
具体的な質問例:
「現在の英語力は~ですが、TOEIC800点到達するためにはどのように勉強をすれば良いでしょうか」
「フィリピン留学を留学を希望していますが、どれくらいの期間の留学がお勧めでしょうか」
フィリピン留学を利用すれば、3ヶ月~6ヶ月でTOEIC500点に到達可能
>現時点でTOEIC350点の人がTOEIC600点(仕事で最低限必要になる基準)に到達するのに必要な時間は900時間~1,000時間です。
>1日3時間の学習をした場合、10ヶ月~1年の期間が必要になります。
1日10時間の英語学習が可能なフィリピン留学であれば、この期間を4ヶ月~6ヶ月に縮めることが可能です。
早急にTOEIC600点に到達する必要がある。また、ワーキングホリデーの準備として最低限の仕事で英語が使えるだけの基礎力を身に付けたい場合には、短期的に集中学習が出来るフィリピン留学も選択肢に入れてみましょう。
この記事を書いている柴田 @HAL_Jがこれまで受け持ってきた生徒の方々ではやはり1日10時間集中的に学習できるフィリピン留学をして、この勉強量を一気にこなす人達が多かったです。
(参考動画: 中学1年生の英文法から学習をし、TOEIC585点まで到達した及川さん)
TOEIC400点からの英語参考書
ここから英語学習方法・おすすめの英語参考書を紹介していきます。
注意: TOEIC400点から英語学習を本格的に行う人向けのカリキュラムですが、Reading Partの点数が200点未満の方の場合には、中学1年生の英文法から学び直しをするのをお勧めしています。
すでにReading Partの点数が200点を超えている場合には、中学2年生の英文法から学ぶのがお勧めです。
英文法を学び直し、英会話の基礎学習に最適な中学英文法の参考書
中学英文法のやり直す参考書から必要な参考書を紹介していきます。
ここで紹介する英語参考書はTOEIC200点~450点から英語学習を開始することを想定して作成しました。
お勧めは以下の3冊です。
高校英文法ではなく中学英文法から学び直した方が良い理由
高校英文法から学び直そうかと思っている人にも、中2英語(中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版)からの学び直しを私はお勧めしています。
それは「英会話の表現を学べる」「高校英文法の基礎固めに最適」という2つの理由からです。
最初の目標としては中学1年生の教材を読破するというのが、難易度もそれほど高くないのでお勧めです。
(参考動画: 中学1年・中学2年の英文法を学ぶだけでも、簡単な英会話が出来るようになります)
これら3冊の中学英文法参考書を終わらせることで中学英文法について一通り学ぶ事ができます。
これら参考書の紹介・使用方法の詳細については下記記事にまとめましたので、こちらをご覧下さい。

英単語・英文読解・リスニング学習で中学英語を仕上げていく
中学英文法の内容を一通り学び直した学習者が次に取り組むべきは、英単語・英文読解・リスニング学習の学習です。
一通り身につけた英文法の知識を補強するために、追加の参考書でたくさんの英文を読み込み、聴き込むことで定着させていきます。
「同じ英語表現を異なる文脈で7回遭遇してはじめてその英語表現が使えるようになる」と言われていることを実践する必要が有るのです。
英単語・英文読解・リスニング学習の学習にお勧めの参考書は下記の2冊です。
1. いわゆる英単語帳 – 320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000

320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000の本文は下記画像です。

このいわゆる単語帳タイプのメリットは「一覧性の高さ」と「掲載されている英単語数の多さ」です。
2. 文脈の中で覚える英単語帳 – 速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4
もう1つのお勧めの参考書は、速読英単語に代表される英語を「英文の中で実際に英文を読み込みながら覚えていく」というものです。
下記は速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4の本文です。

これらのタイプが異なる2種類の英単語帳を使用するのかに関しては下記の記事にまとめましたので、そちらを御覧ください。

高校英文法の基礎固め参考書 共通教材
TOEIC600点、730点、860点を獲得するには、高校で学ぶ英文法をもれなく理解している必要があります。
現時点でReading Partが350点未満の方は高校英文法の理解漏れがある可能性が高いです。
例えば仮定法過去の知識がないと下記の It is time + 仮定法過去「もう~する時間です」という未来の仮定法の表現が理解出来ません。
この表現が分からない場合には高校英文法の知識が不十分ですので、高校英文法から復習をしましょう。

高校英文法の復習でお勧めの参考書は下記の2冊(+補助教材1冊)です。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版

高校英文法を一通り学び直すのにお勧めの1冊です。Reading Partで350点未満の人向けの参考書です。R350点以上の人には不要です。
薄めの参考書であるため、一通り確認するだけであれば、それほど時間は必要有りません。
使用上注意することとしては「自分自身の弱点がどこかを把握する」ことを意識して読み進めることです。理解があやふやな項目を重点的に繰り返して下さい。
- 過去にR350点以上を獲得したけれど英語学習をしばらくしていない。
- TOEICの点数を上げるだけでなく、英会話も出来るようになりたい。
この2つに当てはまる場合には、R350点以上の人でも本書を一通り通読するのがお勧めです。
また、高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版は英会話教材としてもお勧めですので、語学学校バックワイズではフィリピン留学の事前学習教材(英会話教材)としても本書をお勧めしています。
TOEICテスト英文法プラチナ講義
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版を一通り終えた後に着手すると良いのが、下記の易しめのTOEIC LR試験向け英文法書、TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義です。

本書の対象レベルはTOEIC600点未満の学習者、特にReading Part 175点~295点の方向けの参考書です。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版の内容を一通りこなしていれば、Reading Part175点相当に到達していますので、引き続き本書を使って学習を進めて下さい。
易しめですが、解説文を完全に理解するにはReading Part 400点以上の実力が必要ですので、中上級者が復習目的で一通り通読する使い方も悪くはない使い方です。
本書を通読することで、TOEIC LR試験で必要になる英文法の基礎事項を一通り学べます。
ここで紹介した2冊の使用方法の詳細については下記の記事を確認ください。
(舞台裏)TOEIC400点レベルの人達に向けたカリキュラム作成で考えていること
英文法と発音、2つの必須知識
私がTOEIC400点レベルを目指す生徒向けに学習カリキュラムを作成する際に重視しているのは、英語学習の土台となる基礎力を漏れなく身につけてもらうことです。
具体的には、まず中学英文法を復習し、その上で高校英文法までを習得します。加えて、レッスンでは英語の発音についても一通り学んでもらいます。
「英文法の知識」と「発音の知識」こそが、初級者が最優先で身につけるべき基礎です。
本来であれば、発音学習もカリキュラムにしっかり組み込みたかったのですが、発音は独学では習得が難しいため、今回は泣く泣く割愛しました。
私、この記事を書いている柴田 @HAL_Jが担当するレッスンでは英文法の学習と同時に以下のレッスンノートにあるように発音学習も行っております。
(参考: 中学2年生の英文法、比較についてのページ)

品詞分解し、英文を読み込み、聴き込むことで知っている英単語・英語表現を増やしていく
英語力を伸ばすためには、まず英文を品詞分解して正確に理解し、その英文を音読・リスニングで繰り返し体に染み込ませることが重要です。
高校英文法と発音の基礎知識を一通り学んだら、英文読解やリスニングの参考書に取り組みます。
この過程で、学んだ文法・発音を定着させながら、知っている英単語や英語表現を着実に増やしていきます。
学習の中心となるのは、
- 品詞分解による英文理解
- リスニングと音読による知識の定着
の2つです。これらは同時に進めることで、相乗効果を発揮します。
また、品詞分解をした英文を音読することで、英語という言語の構造そのものへの理解も深まります。最初は短く易しい文章から始め、徐々に長く難しい文章へとステップアップしていきましょう。
こうして蓄積された基礎的な英語知識こそが、「英語を話す」ための土台となります。基礎知識のインプットなくして、流暢に英語を話せるようにはなりません。
まずは、品詞分解+音読を軸に、英語の基礎を固めていきましょう。
高校英文法までの学習を終えた後の学習カリキュラムについて
この記事では高校英文法の習得までを紹介しましたが、これ以降の学習については下記のTOEIC800点を目指す記事の内容を参考にしてください。
高校英文法以降はTOEIC LR試験対策が主になり、その学習方法の詳細は下記にまとめてあります。

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更に詳しい内容は下記記事でご確認ください。

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フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校バックワイズ
フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校バックワイズだからこそ、下記の学習目標が達成可能です。
- 2ヶ月で中学英文法をゼロから習得。英会話ができるようになる
- 3ヶ月で高校英文法を理解し、実践的な英会話力を身につける
- TOEIC試験のスコアを3ヶ月で200点以上アップさせる
下記の3つのレベルに応じてそれぞれ紹介しているのでご自身に合ったレベルの記述を読み進めて下さい。
(1) 中学生が学ぶ英文法レベルから学び直す場合
(2) 高校英文法レベルから学び直す場合
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
(4) TOEIC800点以上の上級者クラスでは実践的なニュースレッスンを実施
以下にこれらの学習目標を達成した卒業生の体験談を紹介していきます。
TOEICの点数大幅アップ!



初級者、中学英文法からの学び直し


ワーキングホリデーの準備、オーストラリア語学学校からの逆2カ国留学


社会人の短期留学(1-2週間)

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高校生のフィリピン留学、英検対策・大学入試対策


バックワイズの紹介動画
バックワイズ学習面の特徴についてまとめた動画を公開しています。約5分間の動画でバックワイズが他のフィリピン留学の語学学校とどう違うのかを確認出来ます。