英語力を伸ばせない生徒の3大特徴

オンライン英会話、フィリピン留学、オンライン英語教室、それぞれで数多くの生徒を見てきましたが、英語力を伸ばせない生徒の特徴は共通していました。

下記が英語力を伸ばせない生徒の3大特徴です。

  1. 勉強時間が不足している
  2. 勉強時間の配分が間違っている
  3. やさしめの教材ばかりに取り組んでいる

それぞれの特徴がなぜ駄目かについて深堀りしていきます。

目次

失敗1 : 勉強時間が不足している

2022年において、英語力を伸ばせる勉強法・学習方法はすでに数多く知られており、有益な学習方法が確立されています。

素晴らしい学習参考書も数多くあります。書店にいけば文字通り選べないくらいに大量の参考書が有ります。

しかしながら、これらを利用していても英語力を伸ばせない、英語学習において成果を残せない人達にほぼ全員に必ず当てはまる特徴が「勉強時間が不足している」というものです。

どれだけ効率的な学習方法をしていても、どれだけ素晴らしい教材を使っていても、また素晴らしい先生の授業・レッスンを受講していても、勉強時間が不足している場合は英語力は伸ばせません。

語学留学をしても英語が口から出てくるには3~6ヶ月はかかる。

海外で英語を学ぶ語学留学、そのような1日中英語漬けの環境にいても、簡単な英会話が出来るようになるまでには中級者(TOEIC600点以上、英検2級以上)であっても3ヶ月~6ヶ月はかかります。

最初の数ヶ月は周りの会話を聞いて、語学学校で学ぶ英文を読み続ける「受動的な生活」を送る生活を数ヶ月続けてはじめて、簡単な英会話が口から出てくるようになります。

中級者未満の英語力(TOEIC600点未満、英検2級未満)の初級者の場合だと、1年以上海外にいても英会話がほとんど全く出来ないことも別に珍しい話では有りません。

長時間のマンツーマンレッスンがウリ文句のフィリピン留学でも、初級者は3ヶ月経ってもまともな英会話が出来るようにはなりません。

英語に囲まれて、英語に全身が浸る海外生活であってもこうなので、英語が使う機会がない日本で生活をしているのであれば、1日1時間程度の英語学習をした程度では英語力は到底伸ばせません。

英語力を大幅に伸ばしたい場合は少なくとも、1日2時間以上の学習は必須です。

座学1時間+定着学習2時間

ハルヨンで推奨してるのは「座学1時間+定着学習2時間」です。

※定着学習…座学学習で学んだ英文を、黙読・リスニング・音読・暗唱の学習を通じて暗記する学習

これだけの学習量を毎日、最低半年継続させることで、自ら実感出来るくらいに英語力を伸ばせます。

学習者によっては6ヶ月の学習でTOEIC試験の点数が100点~250点は上げられます。

毎日学習することが必要です。思いついたように週末に1日だけ、その日だけ3時間勉強を頑張る生活では話になりません。

モチベーションに左右されずに、日々の生活の一部として英語学習を続ける必要が有ります。

具体的には、通勤・通学の往復1時間半の間には必ずリスニング学習をし、また英文に目を通せるのなら目を通す、という生活です。

座学学習を毎日するのが厳しい場合だと、例えば週末に、土曜日か日曜日に都合の良い日に座学学習を1日2~4時間を確保して、平日は定着学習に専念するといった変則的な方法で学習時間を確保下さい。

海外にいて英語漬けの生活を送っても、なかなか英語は出来るようにならないです。

そのため、日本で英語を習得するとなると、最低でもこれくらいの英語学習、「座学1時間+定着学習2時間」を毎日行う必要があるのです。

失敗2: 勉強時間の配分が間違っている

1日3時間の勉強時間を確保しているけれど、英語力を伸ばせない人もいます。

こういう人達の場合、何が間違っているのかと言うと「勉強時間の配分」です。

毎日の座学1時間は必須です。英語という言語がそもそもどのような論理で成り立っているのかという理屈を参考書で学びます。参考書を読み込むことで英文法(理屈)を学びます。

また不明な英単語・英語表現の意味を辞書で調べる必要も有ります。分からない英単語の意味を調べ、そして学んだ内容を手元の参考書に書き込む必要が有ります。

(ページの書き込み例)★★古着が原料の航空燃料 実用化 JAL STARTS BIOFUEL FLIGHTS

海外に何年もいたにも関わらず、英会話は達者だけれど、TOEIC LR試験の点数がやたらと低い残念な帰国子女・語学留学帰りの学生はこの座学学習を怠っていた人達です。

こういった人達はListening Partの点数は高いけれど、Reading Partの点数がそれと比べてかなり低い人達のことです。

本件について書くと長くなるので、この記事ではこの話題は一旦おいて置きます。

日本の英語教育で見逃されている定着学習について

座学学習はしなければならない学習ですが、それに加えて定着学習※をする必要が有ります。

※定着学習…座学学習で学んだ英文を、黙読・リスニング・音読・暗唱の学習を通じて暗記する学習

座学学習で一通り目を通して学んだ内容を、次は頭の中に定着させる必要があるのです。

時間配分としては、「座学学習:定着学習=1時間:2時間」です。

1時間かけて座学学習で学んだ内容を、その2倍以上の時間をかけて定着学習を行い暗記・暗唱する必要があるのです。

学んだ英文を50回以上リスニングする、20回以上音読するといった学習が必要なのです。

リスニング学習ではAudipoの区間再生・速度コントロール機能を使用する

※リスニング学習時にはかならず上記のAudipoを使用し、区間再生・速度コントロール機能を使用しましょう。

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音読学習も大事

特に音読学習が重要です。学んだ英文を、自分で声を出すことによって、英文を自分の中に定着させていきます。短期間で英語力を上達させる学生は、喉が枯れるまで長時間の音読をしています。

短期間にTOEIC LR試験の点数を100点上げたい場合だったら、TOEIC試験対策の参考書や公式問題集の英文を100回以上繰り返し音読し、その英文を暗唱してしまうのが実は一番手っ取り早く、かつ効果的な試験対策です。

これまでに担当した中で印象的な生徒としては記憶に残ってるのは、TOEIC の公式問題集を3冊丸暗記して、短期間(8週間)でTOEIC800点からTOEIC900点まで上げた生徒です。

この方は修行僧のように、公式問題集を手に持って歩きながら毎日毎日音読の学習をし続けていました。

短期間に英語力を伸ばす人は喉が枯れるまで音読しています。この文章を読んでいるみなさんはそれぐらい音読していますか?

逆に音読せずに英文を自らに定着させる学習方法があったら知りたいです。

しかしながら、当然そのような学習方法はないです。リスニングをして黙読をするだけの学習方法よりも、自分で声を出して能動的に英文を頭の中で再現していく学習方法の方が圧倒的に記憶に残ります。

英語力を伸ばせない人を見ていると、座学学習で知識を学ぶところまではするのですが、その先の学習、定着学習※が不足している事例ばかりです。

※定着学習…座学学習で学んだ英文を、黙読・リスニング・音読・暗唱の学習を通じて暗記する学習

理屈(英単語・英語表現、英文法・英文読解)を頭で学ぶだけでは駄目なんです。理屈を自らの身体に定着させなければならないのです。反復学習をしなければならないのです。

英語学習では頭を使って理屈を学び、その上で身体を使って英文を自らに定着させる必要が有ります。

日本のいわゆる受験英語で圧倒的に不足しているのは、この定着学習です。

この定着学習を怠っていることで、英文法については知っているけれど、英会話も英作文も一切できない。さらに言うと、リスニングや、そして英文読解(リーディング)すらも出来ない生徒が多数生まれています。

定着学習をしていない・怠っている学生は、頭でっかちでなんにも出来ない学習者です。

一方、多少英文法に関する理解が欠けていても、この定着学習を座学学習の2倍以上の時間の割合で行っていけば、確実に英語力を伸ばせます。

少し分からない点があっても、例えば英語参考書2冊に載っている英文を全て暗唱できるくらいまで丸暗記すれば、英語力は大きく向上させられます。

英語力を伸ばせる勉強時間の配分

ここで仮定の話をしますが、下記の3つの時間配分でどれが一番英語力を伸ばせるのか考えてみてください。

  1. 「座学学習:定着学習=3時間:0時間」
  2. 「座学学習:定着学習=2時間:1時間」
  3. 「座学学習:定着学習=1時間:2時間」

ここまで述べてきたように、答えは当然ながら3です。「座学学習:定着学習=1:2」の割合を意識して時間配分を行いましょう。

1の場合だと、英文法については知っているけれど、英語4技能(聞く・読む・話す・書く)の全てが出来ない学習者になります。

さらに言うと、「座学学習:定着学習=1時間:3時間」「座学学習:定着学習=1時間:4時間」でも良いです。

本当に自分の中に取り込みたい、自分自身で使ってみたいという英文・英文記事に出会ったら、暗唱できるまで徹底的に繰り返し学習をしてください。

具体的な例を挙げましょう。5分間の英語プレゼンテーションの原稿を暗唱できるようになるためには、8時間以上の音読・リスニングの学習を行う必要が有ります。

これくらい多くの時間を定着学習に割かねば、英語は話せるようにはならないのです。

失敗3: 易しめの教材ばかりに取り組んでいる

自分だけで独学だけしてるとどうしてもこうなる傾向、つまりそこまで難しくない教材ばかりで学習をしてしまう傾向があります。

理解出来る教材を選ぶことは重要ですが、一方で心地の良い教材、自らに負荷がかかっていない教材だけでは、英語力はあまり伸びません。

そのため意図的に負荷をかける教材に取り組む必要が有ります。自分にとってやや難しめの教材も学習に取り入れるようにしましょう。

TOEIC LR試験でReading Partの点数が低い場合は要注意

TOEIC LR試験で良く見るのは、Listening Partの点数がReading Partの点数よりも100点以上高くなっている点数配分です。

この点数配分からは、難易度の高いReading Part対策を避けているのが分かります。

Listening Part重視で勉強をすれば、短期的に得点は上がりますが、長期的には伸び悩みます。

【点数が伸び悩んでいて、点数を上げるためには基礎固めが必要な例】

(例1) L450 R320でTOEIC770点 ⇒ここから800点まで伸ばすにはReading Partの勉強が必須です。

(例2) L350 R210でTOEIC560点 ⇒ここから600点まで伸ばすにはReading Partの勉強が必須です。

お勧めは入門英文問題精講

上級者になるために必ず理解しておく必要がある知識は入門英文問題精講という教材にまとまっています。

TOEIC LR試験の点数を上げたいと考えている中級者(Reading Partが300点未満の人達)は、TOEIC LR試験対策の参考書をいったん横においておいて本書に挑戦してみて下さい。

本書を読み切るだけの基礎力があれば、上級者に到達出来ます。

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母語(日本語)の能力が低い場合も含まれる

意図的に易しめの教材のみに取り組んでいるわけではないけれど、母語の力が弱くて結果的に、入門英文問題精講のように日本語でかなり深い理解力を必要とする教材を理解できていない場合も有ります。

英語という外国語の学習ではありますが、論理的な解説を日本語で理解するのにもそれなりに負荷が必要とされます。

これまでの人生であまり日本語で難易度が高い文章を読んでこなかったという人は、言い換えると、学校の勉強が苦手だった人は要注意です。

そういう方は英文法・英文読解の解説については他の学習者よりも多く読む必要がある、という注意を心に留めておきましょう。

同じ教材に取り組んでいても理解度に大きな差が有り、結果として英語力の伸び方にも大きな差があるのは、ハルヨンでもサウスピークでも頻繁に目にしてきました。

参考書の英語と実際使われている英語にはかなりの乖離がある

TOEIC LR試験で600点以上の中級者にさらにお勧めしたいのは、ニュースで学ぶ「現代英語」です。

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参考書の英語で基本を学ぶことはもちろん大切ですが、一方で参考書の英語は英文も発音も整いすぎているので、現実離れしています。

ニュースで学ぶ「現代英語」は実際にNHKがNative English Speaker達に向けて放送しているニュースですので、参考書に登場する英語よりも現実で使われている英語に近いです。

また、NHK のアナウンサーの英語なので、崩れすぎているということも有りません。

居心地の良い参考書でだけ学んでいると、現実の英語に触れた時にかなり苦労することでしょう。

実際、語学留学や海外生活をしたならば、冷や汗をかいて、恥をかいて、悔し涙を流す日々です。

そういった大変な思いをしながら、留学生や帰国子女は英語を身につけています。

そういった大変な日々と比べると、細やかな解説まで書かれている日本の教材でだけ学ぶのはぬるま湯です。

下の写真(IELTS試験のReading Part対策の授業)のように海外の語学学校では日本語はなく、当然英語を英語で学ぶ必要が有ります。日本語の解説は有りません。

海外の語学学校では日本語はなく、当然英語を英語で学ぶ必要が有り。

英会話学校や英語スクールはサービス業であるため不愉快な思いをしなくて済むように「守られた安全な場所」になるために運営者は配慮しています。

しかしながら、結局は最後には現実世界に出なくてはいけないので、それに備えた負荷をかける学習もしなければなりません。

そして、そういった不愉快な環境をやりぬいて来た人達が日本人で英語ができるようになった人達の大半を占めます。

まとめ

本記事では英語力を伸ばせない生徒の3大特徴をまとめました。

  1. 勉強時間が不足している
  2. 勉強時間の配分が間違っている
  3. やさしめの教材ばかりに取り組んでいる

この3つの特徴は独学で学習しているけれど、英語力を伸ばせない生徒のほぼ全員に当てはまる特徴です。

独学で英語学習をしている方は特にこれらに注意下さい。

ただし独学は率直なところ、失敗確率が高く、かつ無駄な回り道をする可能性が高いです。

そのため「実際英語を身につけるためには、これくらいの量を勉強しなければならない」ということを実感するために、短期間でも良いので、本気で英語力を高めたいと考えている語学学校・塾を受講するのはお勧めです。

例えば、この記事を書いている私が提供しているハルヨンのレッスンを受講いただけたら、「こんなに勉強する必要があるのか(学習の量)」「ここまで深く勉強する必要があるのか(学習の質)」の2つの観点から助言を致しますので。

この記事で書かれている学習法に興味がある方はハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)のオンラインレッスンの受講を検討下さい。⇒オンライン説明会/個別相談会お申込み

この記事を書いた人

ハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)代表 柴田 @HAL_J

中学英語、高校英文法から大人が学び直せるサービス、オンライン英語学校のハルヨンを運営中。詳細はトップページ現在開講しているコース料金のそれぞれのページをご確認下さい。

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この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

ツイッターは相互フォローの方針でやっているので、お気軽にフォロー下さい。

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