TOEIC300点台は、中学英文法や中学英単語にも大きな抜けがあり、中学英語から学び直した方がいいレベルです。
ただし、同じTOEIC300点台でも英語力にはかなり大きな差があります。例えば、Listening 250点・Reading 100点で350点の人と、Listening 150点・Reading 200点で350点の人では、必要な勉強がまったく違います。
特にReading Partの点数が低い場合(150点未満の場合)、be動詞と一般動詞、三単現、疑問文、現在形・過去形など、中学1〜2年生で学ぶ英文法から理解が怪しいこともあります。
一方、Reading Partが200点前後ある人なら、同じ300点台でも英文法・英文読解の基礎力はかなり高く、400点、500点へ比較的早く点数を伸ばせます。
そして、TOEIC300点台の場合、いきなりTOEIC対策の参考書・問題集で学習を始めるのはおすすめしません。逆に遠回りになります。
まず現在の英語力を確認して、中学英文法→発音→高校英文法と基礎から学び直すことが重要です。
この記事では、TOEIC300点台が具体的にどのくらいのレベルなのか、600点までにどれくらいの勉強時間が必要なのか、何をどの順番で勉強すればいいのかを解説します。
TOEIC300点台でも実は大きな学力差がある
TOEIC300点台といっても、英語力は人によってかなり違います。
特に重要なのが、Listening PartとReading Partの点数を分けて見ることです。
同じ350点でも以下の1と2の人では必要な学習が全く異なります。
- Listening 250点、Reading 100点 = 350点 ※英文法が苦手な人
- Listening 150点、Reading 200点 = 350点 ※英文法の知識がそれなりにある人
この2人は総合点だけを見れば、どちらも同じTOEIC350点です。しかし、英語の基礎力はかなり違います。
Reading Partが150点未満なら、中学英文法から学び直した方がいい
TOEIC300点台でReading Partが150点未満の場合、中学英文法・中学英単語の理解にかなり抜けがあることが多いです。
フィリピン留学の語学学校バックワイズ/オンライレッスンのハルヨンでは、このレベルの方には中学1年生、もしくは中学2年生の英文法から学び直してもらいます。
実際には、中学1年生で学ぶ次のような内容についても、きちんと理解できていない人がいます。以下の項目を読んで、何を言っているのか分からない場合には、中学1年の英文法から学び直す必要が有ります。
- 「be動詞と一般動詞を区別できない」
- 「三単現のsが分からない。1人称、2人称、3人称の区別が分からない」
- 「疑問文を作れない。疑問詞を使った疑問文が作れない」
- 「現在形、過去形の使い分けが出来ない」
この状態でTOEIC対策の参考書・問題集を繰り返しても、なかなか点数は伸びません。まずは中学英文法まで戻った方が、結果的には近道です。
参考画像: 中学1年生の最初の難関、be動詞と一般動詞の使い分けについて

Reading Partが200点前後なら、同じ300点台でも英語の基礎力はかなり高い
一方、TOEIC300点台でもReading Partが200点前後ある場合には、英文法・英文読解の基礎力はかなり高くなります。
先ほどの2人をもう一度比較します。
- Listening 250点、Reading 100点 = 350点
- Listening 150点、Reading 200点 = 350点
総合点はまったく同じ350点です。
しかし、2の学習者であれば、高校英文法や英文読解を学ぶための基礎力があるため、TOEIC400点、500点へ比較的早く点数を伸ばせます。
一方、1の学習者の場合、中学1年生〜中学2年生レベルの英文法から学び直す必要があります。同じ350点でも、TOEIC500点以上に到達するまでに6ヶ月〜1年かかることもあります。
また、Reading Partが低い学習者の場合、TOEIC350点を超えていても、次のような高校英文法についてはほとんど理解できていないことがあります。
以下の項目を読んで、それぞれの項目について曖昧な理解である場合には、高校英文法を学び直す必要が有ります。
- 分詞構文 ※副詞節による主節の修飾
- 仮定法過去、仮定法過去完了
- 関係副詞、複合関係詞
参考画像: 高校英文法の終盤に登場する複合関係詞。ここまで分かっていないとTOEIC600点以上には到達できない

TOEIC300点レベルの人が抱える2大問題点
英文法や英単語などの基礎が固まっていないTOEIC300点レベルの方は、次の2つの問題を抱えていることが多いです。
- 問題1: 英語アレルギー、英語が怖い
- 問題2: 普段の生活で、自発的に勉強する習慣がない
初級者が抱える問題1…英語アレルギー、英語が怖い
TOEIC300点レベルの場合、英文法や英単語などの基礎が十分に身についていないため、日常的なあいさつや簡単な英会話でも苦労します。
外国人に英語で話しかけられることに恐怖を感じたり、「仕事ではもちろん、海外旅行もしないから、英語は勉強しない!」と心に決めていたりする人もいます。
他には「英文を見た瞬間に読み飛ばす」という方も大勢います。
こういった英語アレルギー、英語が怖いという状態から抜け出すことが、TOEIC300点レベルの初級者が最初に乗り越える課題の1つです。
初級者が抱える問題2…普段の生活で勉強する習慣がない
2つ目の問題点は「普段の生活で勉強する習慣がない」ということです。
現役の中学生・高校生の場合だと、初級者でもなんとかなることが多いです。これは学校で英語がたとえ苦手科目でも日々勉強しているためです。
一方、学校を卒業して数年経っている場合には、勉強を再開するのにそれなりのエネルギーが必要です。
「学校を卒業した後、自分で参考書を開いて英語を勉強したことがない。勉強自体が苦手である」という方の場合だと独学で英語を習得するのはほぼ不可能ですので、早めにいずれかの有料サービスに加入されることをお勧めします。
有料サービスでアレルギーを克服した事例
フィリピン留学の語学学校バックワイズ/オンラインレッスンのハルヨンにも、英語が苦手な状態から学び直す40代・50代の方が留学・入会されています。
ハルヨンを受講したYukiさんも、40代から中学英文法を学び直し、英語アレルギーを克服しました。現在は外資系企業で働きながら英語学習を続けています。

問題を解決するためにはどうすれば良いのか
以上2つの問題点を踏まえた上で、では今後はどうすれば良いのか。
20歳以上で英語力がTOEIC400点未満の方々は独学は無理なので、英文法と発音について学べる有料サービスに加入されることを強くお勧めします。
独学で学習をする場合、教材の選択から間違える初級者は多いです。
例えば本屋でよく見かけるからという理由で、日本で一番売れているTOEIC L&R試験対策の英単語帳、[増補改訂版]TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ (通称、金フレ)を選ぶ人が多いです。でも、これは典型的な失敗パターンです。

参考動画: TOEIC300点台の人は金フレを使ってはいけません!
ただ、「有料サービスを利用してください」で終わってしまうと不親切です。ここからは、TOEIC300点台の人がどのような目標を設定し、何をどの順番で勉強すればいいのかを具体的に紹介します。
英語学習の目標をどこに設定するか
非現実的で、高すぎる目標は害悪
TOEIC300点台から英語学習を始める場合、最初から高すぎる目標を設定するのはおすすめしません。
例えば、次のような目標です。
- TOEIC800点を2年で獲得して、英語で仕事をする!
- 2年で海外の大学院に合格する!
- ネイティブスピーカーと同じくらいに話せるようになって、世界で活躍する!
将来的にこうした目標を持つこと自体は問題ありませんが、こういった高すぎる目標を掲げた人達が全員英語学習に挫折したのを知っているので、
非現実的な目標は害悪です。目標を立てただけでなぜかみなさん満足しがちなので。
TOEIC300点台の段階では、まず「中学英文法を終わらせる」「高校英文法まで学ぶ」「TOEIC600点を取る」といった、目の前の目標を順番に達成した方がいいです。
そこで、TOEIC300点台から英語を学び直す場合の目標を、4段階に分けて紹介します。
目標1:中学1年生の英文法・英単語教材を終わらせる
最初の目標は、中学1年生が学ぶ英文法・英単語を終わらせることです。
中学1年生の内容を学べば、最低限の英会話ができるようになります。
下記は「相手にお願いをする Can you ~?」「許可を求める Can I ~?」の表現です。英会話で最初に知っておくべき表現ですが、これらは中学1年生で学ぶ内容です。

中学1年生の後半まで進めば、「疑問文」と「過去形」の知識を組み合わせて質問もできるようになります。

ここまで学び直せば、これまで英文を見た瞬間に読み飛ばしていた人でも、少しずつ英文を読めるようになります。
英語に強い苦手意識がある人にとって、最初から「TOEIC600点」を目指すのは遠すぎます。まずは「中学1年生の教材を1冊終わらせる」の目標から始めるのがおすすめです。
中学1年生の内容は、1日3時間の学習で2~3ヶ月、1日2時間の学習で4~5ヶ月くらいで終わらせられます。
英語力が本当のゼロだった大工のシンペイさんは、およそ1ヶ月半で中学1年の英文法を学習されました。

目標2:中学3年生までの英文法・英単語教材を終わらせる
ハルヨン/バックワイズでは、中学・高校時代に英語を人並みに勉強していたけれど、しばらく英語学習から離れていた人には、中学2年生の教材から学び直すことをおすすめすることが多いです。
下記の不定詞の形容詞用法は、中学2年生で学ぶ範囲です。

このあたりの英文法をある程度理解できていて、英語にそこまで強いアレルギーがない場合には、中学2年生から学習を再開し、まずは中学3年生までの英文法・英単語を終わらせることを目標にしましょう。
中学英語を学び直す理由は、「英会話で使う基本的な表現を学べる」「高校英文法を学ぶための基礎を固められる」という2つです。
オンライン英会話や英会話スクールのレッスンを受講したり、フィリピン留学をしたりする場合でも、最低限、中学英語まで学び直しておけば挫折する可能性をかなり減らせます。
海外旅行でも、中学英文法まで学んでおけば最低限の英語を理解できるようになり、簡単な英会話のやり取りもできるようになります。
中学2年生レベルから英語学習をやり直した場合、1日2〜3時間の学習を3ヶ月前後続けることで、中学英語を一通り学び直せます。
Reading Partが200点未満であれば、中学英文法からの学び直しがお勧め
TOEIC L&R試験で400点を超えている場合でも、Reading Partの点数が200点未満の場合には中学2年の英文法から学び直すことを私はお勧めしています。
大学生のタイセイさんもTOEIC450点でしたが、Reading Partの点数が150点だったので、中学2年の範囲から学び直して、TOEIC450点から715点まで伸ばしました。

目標3:高校英文法までを一通り学び終える
高校英文法まで一通り習得していれば、平均的な日本人よりかなり英語ができると言えます。
TOEIC L&R試験で500点前後。英検で言えば、準2級~2級のレベルに到達します。
このレベルまで到達すれば、25分のマンツーマン英会話レッスンを、日本語を使わず英語だけで最後まで受講できるようになります。
海外旅行に行った際にも、最低限のやり取りを英語で文章単位でできるようになります。
中学2年生レベルから英語学習をやり直した場合、1日2~3時間の学習を9~12ヶ月前後続けることで、高校英文法まで一通り学び直すことができます。
高校英文法の習得は独学ではほぼ無理
ただし厳しいことを言えば、この記事を読んでいる方のように、高校を卒業してから高校英文法を学び直す場合、独学ではほぼ高校英文法の学習を終えられません。
中学英文法とは異なり、分詞・仮定法・関係詞といった独学で学ぶには難易度が高すぎる項目が入っているためです。これらは毎日学校で授業を受けている現役の高校生でも難しい分野です。
参考画像: 高校英文法の難所、完了形の分詞構文

高専3年のユミさんは高専を1年間休学して、大学受験を想定した負荷の高い学習をしたことで、この高校英文法の学習を終えました。それくらいに負荷が高いのが高校英文法の学習です。

目標4:TOEIC600点を獲得する
高校英文法まで習得したら、次の目標がTOEIC600点です。
TOEIC600点は、履歴書に書いて英語力を評価される点数です。また、英語を使って仕事をするためにも、まず到達しておきたい点数です。
TOEIC600点あれば、英会話レッスンでも文章単位で英語を話せるようになります。
そのため、語学留学やワーキングホリデーに行く前にも出来れば到達しておきたいのがTOEIC600点です。
参考動画: 海外で働くために、ワーキングホリデーで働くために必要な準備について
英語を使って仕事をしたい方、海外に行ってみたい方、ワーキングホリデーを希望する方は、まずこの目標4まで学習を続けましょう。
中学1年生レベルから英語学習をやり直した場合でも、専門家の指導の下で学べば1年~1年半でTOEIC600点に到達できます。
TOEIC600点は英語がかなり出来る人
TOEIC600点は、一般的な日本人の中では英語がかなりできる人が到達する高い水準です。
そして、高校英文法から学び直してTOEIC600点に到達するには当然ながらそれなりの時間が必要です。
オンラインレッスンのハルヨンで高校英文法から学び直したサトシさんは約9ヶ月の期間が必要でした。

Reading Partの点数が220点と低かったアキさんも、高校英文法から学び直す必要があったため、約9ヶ月の学習でTOEIC600点を突破しました。

専門家の指導を受けてもこのように9ヶ月の期間がかかっているのですから、無課金で600点を突破するのはかなりの難易度です。
TOEIC300点台から、何を勉強すればいいか分からない方へ
英語学習は、最初の教材選びと学ぶ順番を間違えると遠回りします。
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TOEIC300点⇒TOEIC600点到達までに必要な学習時間
下記がTOEIC L&R試験で100点得点を上げるのに必要な勉強時間の目安です。
現時点でTOEIC350点前後の人がTOEIC600点に到達するには、中学・高校英文法などの基礎学習も含めて、900時間~1,000時間程度の学習が必要です。
1日3時間の学習をした場合、10ヶ月~1年の期間が必要になります。けっこう大変です。
TOEIC600点は、地方国立大学やGMARCH、関関同立といった中堅以上の大学に入学する学生が到達する英語力です。簡単に取れる点数ではありません。だからこそTOEIC600点は履歴書に書いて評価される点数となっています。
TOEIC L&Rのスコアを100点上げるために必要な勉強時間の目安
これまでハルヨン・バックワイズで多数の英語学習者を指導してきた経験をもとに、TOEIC L&Rのスコアを100点上げるために必要な学習時間の目安をまとめると、以下のようになります。
| 現在のスコア → 目標スコア | 学習時間の目安 |
|---|---|
| 200点 → 300点 | 300〜400時間 |
| 300点 → 400点 | 300〜400時間 |
| 400点 → 500点 | 250〜300時間 |
| 500点 → 600点 | 250〜300時間 |
| 600点 → 700点 | 250〜300時間 |
| 700点 → 800点 | 500〜600時間 |
| 800点 → 900点 | 500〜600時間 |
※上記の学習時間は、これまでの英語指導経験をもとに算出した推定値です。実際に必要な学習時間は、学習開始時点の英単語・英文法・英文読解・リスニングなどの基礎力や、学習方法によって異なります。
専門家の指導を受けずに独学で学習計画を立てた場合、現在の英語力に合っていない教材や勉強法を選び、必要のない学習に多くの時間を使ってしまうことがあります。 ハルヨン・バックワイズでこれまで指導してきた経験では、こうした学習の迷走によって、上記の目安の1.5〜3倍以上の学習時間がかかるケースもあります。
表を見る際の注意点として、低いスコア帯と高いスコア帯では、表に記載した時間よりも多くの学習時間が必要になる場合があります。
TOEIC200点台で、英単語や中学英文法の知識がほとんど身についていない状態から学習を開始する場合には、基礎から学び直す必要があるため、上記よりもさらに時間がかかることがあります。
また、TOEIC700点以上になると、そこから100点を上げる難易度が高くなり、さらに多くの学習時間が必要になります。
フィリピン留学を利用すれば、TOEIC600点までの学習期間を短縮できる
TOEIC350点から600点まで到達するには、900時間~1,000時間の学習が必要です。
1日3時間の学習では10ヶ月~1年かかりますが、1日10時間の英語学習が可能なフィリピン留学であれば、短期間で大量の勉強時間を確保できます。
例えば3ヶ月のフィリピン留学であれば、約750時間の英語学習が可能です。
早急にTOEIC600点に到達する必要がある方、また、ワーキングホリデーの準備として仕事で英語を使えるだけの基礎力を身に付けたい方は、短期的に集中学習ができるフィリピン留学も選択肢に入れてみましょう。
参考動画: 3ヶ月のフィリピン留学でTOEIC200点アップを目指す
この記事を書いている柴田 @HAL_Jがこれまで受け持ってきた生徒の方々でも、フィリピン留学を利用して、この勉強量を一気にこなす人達が多かったです。
TOEIC300点から学び直すための中学英文法参考書
ここから英語学習方法・おすすめの英語参考書を紹介していきます。
TOEIC200〜450点の方は、中学英文法から英語を学び直す

TOEIC200〜450点程度の方は、いきなりTOEIC L&R試験対策の問題集を繰り返すよりも、まず中学英文法から英語の基礎を学び直すのがお勧めです。
中学英文法を学び直すことで、高校英文法・英文読解へ進むための基礎を作りながら、日常英会話で使う基本的な英文法・英語表現も一緒に学べます。
お勧めしているのは、以下の3冊です。
英語がかなり苦手な方は中1から、中1英文法を理解できている方は中2・中3から始めても構いません。
高校英文法から学び直そうと考えている方にも、中学英文法に不安がある場合は、中2・中3まで戻って復習することをお勧めしています。
(参考動画:中学1年・中学2年の英文法を学ぶだけでも、簡単な英会話が出来るようになります)
「自分は中1・中2・中3のどこから始めればいいのか」「3冊をどのように勉強すればいいのか」については、下記の記事で詳しく解説しています。
▶ 中学英語のやり直しにおすすめの参考書|「ひとつひとつわかりやすく。」で中学英文法を学び直す

中1英文法を終えたら、発音学習も始める

独学で英語を学び直す場合、中学1年生レベルの英文法を一通り学んだ段階で、発音学習も始めることをおすすめします。
英語を全く理解していない状態で、発音だけを先に学ぶ必要はありません。まずは中1英文法を学び、簡単な英文の仕組みを理解しましょう。
一方で、中学英文法をすべて終えるまで発音を後回しにする必要もありません。
発音を学ばないまま大量の英単語や英語表現を覚えてしまうと、間違った音で覚えた単語を後から修正する必要が出てきます。
そのため、中1英文法を一通り学び終えたら、中2・中3英文法へ進むのと並行して、英語の発音についても学び始めることをおすすめします。
発音をいつから学べばよいのか、独学でどこまで学べるのか、おすすめの発音教材については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 発音の学習…リスニング対策、そして英会話が出来るようになるために必須

中学英単語を定着させる4ステップ|発音・英文読解・リスニング・音読まで

中学英文法の内容を一通り学び直したら、次は中学英単語を身につけながら、英文読解・リスニングの学習に進みます。
中学英単語は、英単語帳を1冊暗記して終わりではありません。「薄く広く覚える→正しい発音を学ぶ→英文の中で狭く深く覚える→音読・暗唱して使える英語にする」という4ステップで学習します。
この4ステップで使用するお勧めの参考書を紹介します。
STEP1:一覧型の英単語帳で「薄く広く覚える」|320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000

320例文で効率よく覚える 中学英単語・熟語2000の本文は下記画像です。

この参考書では、まず中学レベルの必須英単語を「薄く広く」覚えます。
この段階では1つ1つの英単語を完璧に覚える必要はありません。「英単語⇔日本語訳」を結びつけて、中学レベルの英単語を一通り頭の中に入れることを優先します。
STEP2:正しい発音を学び「文字・意味・音」を結びつける
STEP1で英単語と日本語訳を結びつけたら、次に英単語の正しい発音を学びます。英単語は「文字」と「意味」だけでなく、「音」まで結びつけて覚えることが重要です。
発音学習にお勧めしている参考書が、そーた式! まるでネイティブのような「英語の発音」が身につく魔法の法則40です。

正しい発音を知らない英単語は、文字で見れば意味が分かっても、実際の英語を聴いたときに同じ英単語だと認識できないことがあります。STEP3で英文を本格的に読み、聴き込む前に正しい発音を学び、「文字・意味・音」を結びつけておきます。
STEP3:長文を読み、聴きながら「狭く深く覚える」|速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4
STEP1で「薄く広く」覚え、STEP2で正しい発音を学んだら、次は英単語を実際の英文の中で読み、音声で聴きながら「狭く深く」覚えていきます。
英単語を日本語訳だけで覚えるのではなく、どのような場面・文脈で使われているのか、どのような英単語・英語表現と一緒に使われるのかまで学びます。
ここで使用するのが速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4です。下記は本文です。

STEP4:英文を音読・暗唱して「使える英語」にする
最後は、STEP3で読み、聴いて理解した英文を繰り返し音読し、重要な英文は全文暗唱します。
英単語を単体ではなく英文ごと覚えることで、英単語・英語表現を英会話や英作文で使える状態にしていきます。「意味が分かる英単語」で終わらせず、「自分で使える英単語」にするのがこのSTEP4です。
これら4ステップの具体的な学習方法については、下記の記事にまとめましたので、そちらを御覧ください。

高校英文法の学び直し|TOEIC Reading 300点未満に「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」がおすすめ

TOEIC600点、730点、860点を獲得するには、高校で学ぶ英文法をもれなく理解している必要があります。
現時点でTOEIC Reading Partが300点未満の方は、TOEIC対策の問題集を繰り返す前に、高校英文法を一度きちんと学び直すことをおすすめします。
例えば、仮定法過去の知識がないと、下記の It is time + 仮定法過去「もう~する時間です」という未来の仮定法の表現を理解できません。
こうした高校英文法の重要項目が分からない場合には、TOEICの問題演習を増やすよりも、まず高校英文法から復習しましょう。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版
高校英文法を一通り学び直すのにおすすめしているのが、「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版」です。
高校英文法の主要な項目を基礎から一通り確認でき、分厚い英文法書ではないため、英語が苦手な人でも取り組みやすいのが大きな利点です。
現時点でReading Partが300点未満であれば、「TOEIC対策をしなければ」と焦るよりも、まず本書を最初から学習することをおすすめします。
一方、Reading Partが300点を超えている人でも、英文法に苦手意識があったり、Part 6・7の英文を正確に読めなかったりする場合には、一度通読する価値があります。
ただし、Reading Partで350点以上を安定して取れており、高校英文法にも大きな不安がない人が、あえて最初から取り組む必要はありません。
そして、本書を何周も繰り返すことだけを目的にする必要もありません。高校英文法を一通り理解した後は、学んだ英文法の知識を使って実際の英文を正確に読む「英文読解」へ進みます。
高校英文法を学び直すべき目安、中学英文法まで戻った方がいい人、「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版」を終えた後の英文読解については、下記の記事で詳しく紹介しています。
▶ 関連記事:高校英文法の学び直し|TOEIC Reading 300点未満に「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」がおすすめ

TOEIC300点レベルの人達への追加個別アドバイス
上記で紹介した参考書の学習に加えて、TOEIC300点台の人達への追加アドバイスです。
英文法を学ぶには、日本語の文法用語も理解する
英文法を学ぶ場合、英語だけでなく、日本語で書かれた解説をきちんと理解する必要があります。
例えば、英文法の参考書には「副詞」「形容詞」「句」「節」といった用語が当たり前のように登場します。
「副詞」と「形容詞」の違いが分からない。「句」と「節」が何なのか分からない。この状態では、参考書の解説を読んでも十分に理解できません。
分からない日本語をそのままにせず、辞書やインターネットで調べながら、英文法の知識をひとつずつ積み上げていきましょう。
TOEIC600点を目指すなら、日本語のビジネス用語も理解する
高校英文法の学習が終わり、TOEIC L&R試験の勉強を始めると、今度はビジネスで使われる日本語の知識も必要になります。
例えば、以下はいずれもTOEIC公式問題集の日本語訳に登場する言葉です。
小売企業、貴社、弊社、財務、労務、一環、異議、協賛、年度、予算案、議事録、会合、締結、合併、併用、普及促進、購読、持続可能性、自律制御。
これらの日本語の意味が分からなければ、英単語の日本語訳を読んでも意味を理解できません。
分からない日本語に出会った場合も放置せず、その都度調べるようにしましょう。
高校英文法までの学習を終えた後の学習カリキュラムについて
この記事では高校英文法の習得までの学習カリキュラムを紹介しました。
高校英文法までの学習を終えた後は、TOEIC L&R試験対策が学習の中心になります。
TOEIC L&R試験の具体的な勉強法・参考書については、TOEIC800点を目指す下記の記事で詳しく紹介しています。

TOEIC300点台から英語を学び直すなら、まず現在の英語力を確認する
この記事で紹介したように、同じTOEIC300点台でも、ListeningとReadingの点数、英文法の理解度によって必要な勉強はかなり違います。
Reading Partが100点台なら、中学1〜2年生の英文法から学び直した方がいい場合があります。一方、Reading Partが200点前後あり、中学英文法をある程度理解できているなら、同じ勉強をする必要はありません。
大切なのは、TOEIC300点台だからといって、とりあえずTOEIC対策の参考書を始めることではなく、現在の英語力を確認して「何を、どの順番で、どこまで学ぶのか」を決めることです。
ハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)では、一人ひとりの英語力を確認した上で、日本人教師が学習カリキュラムを作成します。中学英文法から学び直す必要がある方には、現在の英語力に合わせて中学1年生・2年生の範囲まで戻って学習してもらいます。
また、仕事や大学を休むなどして短期間で英語学習に集中できる方には、フィリピン留学・バックワイズという選択肢もあります。
バックワイズは『フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校』です。
「中学1年生からやり直した方がいい?」「金フレやTOEIC公式問題集はまだ早い?」「TOEIC600点までどれくらいかかる?」という方は、現在の英語力をもとに相談してください。
▶ LINEで英語学習について相談する
▶ 無料オンライン個別相談に申し込む







