この記事の執筆をされたShioriさんはフィリピン留学・語学学校バックワイズの学習カリキュラムで学ばれました。短期間で劇的に英語力を上げたい方は語学学校バックワイズでのフィリピン留学を検討下さい。
「大学に入学したら留学をしたい!」と考えている高校生は多いでしょう。
私も高校生のときは「大学生になったら留学をして、英語を話せるようになりたい」と思っていました。
しかし大学へ入学した後に「留学するのは難しい」という現実を知ったのです。
留学をする2つの方法: 「交換留学」と「私費留学」
留学をするには「交換留学」「私費留学」という2つの留学方法があります。
「交換留学」とは、自分の在籍する大学に、留学先の海外大学の学費を負担してもらえる留学制度※です。※自分で学費を負担しなくてはならない場合もあります
しかしこの交換留学を実現できる人は、全大学生の約0.3%※しかいません。
*「平成28年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果」から、6ヶ月以上一年未満留学をした人の人数と、平成28年度の大学生の数より計算
(参考資料:平成28年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果)
(参考資料:総務省統計局 25章教育 25- 8 高等専門学校・短期大学・大学・大学院の学科別学生数)
一方、「私費留学」は自分でお金を払って留学をする方法ですが、1年間で約500万円もの留学費用がかかります。2022年の円安が進んでいる状況では600万円ほどになるかもしれません。
特にアメリカ・カナダなどの北米地域に私費留学している場合、実際のところ実家がかなり裕福な学生ばかりです。もしくは費用負担が要らない、選ばれた0.3%の極めて賢い学生たちです。
このように留学を実現させるのは並大抵のことではないのです。
そこでこの記事では、より多くの高校生に留学を実現してもらうため、より現実的な3つの方法をご紹介しています。
この記事を参考にすることで、大学入学後の留学を実現させ、より広い世界を見てください!
「1年間の留学」が必修化されている大学に入学すれば、必ず留学できる
まず「1年間の留学」が必修化されている大学についてご紹介します。
「外国語系や国際系の学部に入学すれば留学できるでしょ!」と思われる方がいるかもしれません。残念ながらそれは幻想です。
外国語系や国際系の学部に入学したからといって「絶対に1年間の留学ができる」わけではないのです。
大学が設ける語学研修プログラムで短期の留学をすることはできますが、留学期間が短いため英語力もそれほど上がらないのが現実です。
語学研修プログラムに参加することは非常に良い経験になります。しかし参加の目的が「英語力を伸ばしたい」ということであれば、あまりおすすめはしません。
<千葉大学の語学研修プログラムに参加した方の感想>
「驚くことに、最初の1週間は「日本人学生とのカナダ旅行」というプログラム内容だったんです(笑)同じ語学研修に参加した日本人学生20人との旅行だったので、英語を喋る機会はほとんどありませんでしたね」
それではどのようにすれば留学することができるのでしょうか。
大学入学後に留学をしたいと考える方は「1年間の留学」が必須化されている大学に入学することで、留学を実現させることができます。
必ず1年間留学することができる大学・学部
大学のカリキュラムとして、卒業するためには「1年間の留学」を必修としている大学や学部が、日本にはいくつかあります。
必ず1年間留学することができる主な大学と学部をまとめました。
<必ず1年間留学することができる大学・学部>
・関西外国語大学 -英語キャリア学部: 大阪
・国際教養大学: 秋田
・山口大学 ー国際総合科学部: 山口
・立教大学 ーGLAP(Global Liberal Arts Program): 東京
・早稲田大学 ー国際教養学部: 東京
・同志社大学 ーグローバル・コミュニケーション学部 英語コース: 京都
・関西大学 ー外国語学部: 大阪
・近畿大学 ー国際学部: 大阪
(参考ウェブサイト:埼玉大学「埼玉大学 経済学部 グローバルタレントプログラム 交換留学」)
(参考資料:河合塾「留学・海外研修必須の⼤学・学部(抜粋)」)*そのほか「留学が必修かつ留学期間を選べる大学(3ヶ月~1年など)」もあります。そちらも随時記事にします
これらの「入学後必ず1年間留学をすることができる大学」は「留学したい!」と考えている高校生が進学するにはぴったりです。
それらの大学入学することにより「大学に進学したら留学したいと思ってたけど、なんだかんだ留学できずに卒業してしまった……」という未来を避けることができます。
もしもあなたが「大学に入学したら留学をしたい!」と考えるなら、これらの大学への入学も検討してみてください。
留学するには「英語力」が必要です
不十分な英語力のまま留学をすると、現地の大学で「単位を落とす」「友達ができない」という悲劇が起きてしまいます。
また留学先で苦労するどころか、そもそも渡航のために必要な「英語試験やGPAの最低基準」を満たすことさえできず、留学へ行けなくなる可能性もあります。
「英語ができるようになりたいから留学に行きたいのに、元々英語ができる人しか留学に行けないのおかしくない?」
と言う方もいますが、実際英語が出来ないまま留学すると下記のようになります。
- 授業が分からない。当然授業中に発言なんて出来ない。
- 教科書を読んでも理解できない
- 試験の問題の意味さえ読み取れない
- 雑談が出来ないので、友達も出来ない
こういった状態では留学期間の途中で帰国することになってしまいます。
途中帰国せずに留学期間を最後までやりきるためにもコツコツと英語学習を行うことが必要です。
TOEIC800点⇒TOEFL/IELTS試験の学習がお勧め
大学入学が決まった段階から英語学習を始める必要が有ります。日本での就職活動を行うことを考慮して、まずはTOEIC800点を目指しましょう。
就職活動で必ずTOEICの試験の点数が聞かれるのが最初の理由。
次の理由はTOEIC試験の参考書は質と量がとても充実しているからです。TOEIC試験対策の参考書を使って、まずは上級者の入り口(TOEIC800点)に到達しましょう。
TOEFLやIELTSの参考書は基本的に上級者未満が手を出さない方が良いです。TOEIC800点に到達したくらいから内容が理解出来るようになります。
そしてTOEIC800点(Reading Part 400点)に到達すれば、難易度が高いTOEFL iBT試験、IELTS試験の参考書も読みこなすことが出来ます。
逆を言うと、TOEIC800点すら取れないようだとTOEFLやIELTSの教材は満足に使いこなせいということです。
TOEIC600点程度の英語力でもこれらの参考書は使えないことはないですが、相当な負担がかかるので、私はあまりお勧めしていません。
また、基礎固めの段階で私自身も「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」を方針とするフィリピン留学・語学学校バックワイズの学習カリキュラムで大学1年の夏休みに学びました。
ダブルディグリー制度のある大学に入学する
1年間の留学が必修化されている大学に加えて「ダブルディグリー制度 (Double Degree Program)」のある大学への入学もオススメです。
ダブルディグリー制度とは、留学をして日本と海外の2つの大学の学位を取得できる留学制度です。
(出典:Benesse「日本と海外の2つの学位を取得 ダブル・ディグリー・プログラムとは?」)
通常1つの大学を卒業したときに取得できるのは「在籍大学の在籍学部の学位」だけです。学位とは「その大学を卒業したという称号」のことです。
たとえば、通常「商学部」を卒業して取得できるのは、その大学の「学士(商学)」のみです。在学中に海外大学へ留学したとしても、卒業時に取得できるのは「あなたが在籍していた日本の大学・学部の学位だけ」です。
一方、ダブルディグリー制度のある大学へ進学し海外大学へ留学することで、日本の大学と海外の大学の2つの学位を得ることができます。
そんな制度があるとは驚きですよね。
ダブルディグリー、その他のメリット
ダブルディグリー制度には、2つの学位を得られること以外にもメリットがあります。
この制度を利用することで得られるメリットについてまとめました。
<ダブルディグリー制度のメリット>
・海外就職、外資系への就職、海外勤務のチャンスが広がる
・日本と留学先で違うテーマに取り組むこともできる=より広く学べる
・日本で提供されていない専門コースを選択できる
・海外大学で修士を取得し、さらに海外で博士号を目指すという選択肢もできる
これだけのメリットを得られるダブルディグリー制度は本当にお得だと思います。
みなさんによりダブルディグリー制度について知っていただくために、どの大学に行けばダブルディグリー制度を利用できるのかについてまとめました。
<ダブルディグリー制度のある主な大学>
◆明治大学:政治経済学部
【参考:認定留学】ノースイースタン大学(米国) ダブルディグリープログラム(トランスファー型認定留学)◆慶應義塾大学:経済学部、商学部
・ボッコーニ大学(イタリア・ミラノ)とのダブルディグリー・プログラム(経済学部)
・パリ政治学院とのダブルディグリー・プログラム(経済学部)・【三田商】商学部とESSEC Business Schoolとのダブルディグリー・プログラムの募集について(商学部)
◆早稲田大学
中長期留学プログラム (1)Double Degree Programs(DD)◆同志社大学:法学部、理工学部
・ダブル・ディグリープログラム(法学部)
・ダブルディグリープログラム(理工学部)◆埼玉大学:経済学部
パリ第7大学とのダブルディグリー・プログラムについて◆関西学院大学:社会学部、商学部
ダブルディグリー留学◆創価大学:文学部、法学部
文学部・法学部ダブル・ディグリーコース(DD)◆明治学院大学:国際学部
国際学部留学制度◆立命館アジア太平洋大学
ダブルディグリープログラム以下の大学もダブルディグリー制度を設けています。大学名を掲載します。
・目白大学・千葉商科大学
・四天王寺大学
・学習院女子大学
・兵庫県立大学
・愛知県立大学
・名古屋外国語大学
・東京国際大学
・島根県立大学
・日本大学
・東海大学
・麗澤大学
*上記の大学でダブルディグリー制度を利用できる留学先の海外大学は、英語圏でない場合があります
(出典:Benesse「日本と海外の2つの学位を取得 ダブル・ディグリー・プログラムとは?」)
(出典:東洋経済オンライン「一歩先行く『留学しやすい大学』はどこだ?」)
ダブルディグリー制度はそれほど一般的に知られている制度ではないですが、この制度を設けている大学は多くあります。
もしあなたが「海外の大学に留学したい!」「海外の大学で学位が欲しい!」と思うのなら、大学に入学したあとダブルディグリー制度を利用することを検討しましょう。
交換留学生に選ばれ「住居費」や「食費」なども負担してくれる大学に行けば、1年間安く留学できる
ここまで「入学をすれば1年間必ず留学ができる大学」と「日本の大学と海外大学の2つの学位を取得できる」大学についてご紹介しました。
「1年間必ず留学できる大学に、自分の行きたい大学が入っていない……」「海外で学位を取得したいわけではないかな……」と思う方には、交換留学をおすすめします。
私の在籍していた大学・学部は「1年間必ず留学できる大学・学部」でも「ダブルディグリー制度がある大学」でもありませんでしたが、交換留学生として選ばれたことで、アメリカの大学に1年間留学をすることができました。
交換留学とはあなたが在籍する大学の代表として海外の大学に留学をする留学方法です。
在籍している日本の大学が、あなたが海外の大学で勉強をするためにかかる留学先の学費を負担してくれます。
そのため、交換留学をすれば非常に安く「海外での大学生活」を送ることができます。
交換留学に補助がある大学
この記事ではさらに安く交換留学を実現することができる大学をご紹介します。
ここでご紹介する「さらに安く交換留学を実現することができる大学」から交換留学をすることで、留学先の大学の学費だけでなく留学先の住居費、渡航費、食費などを負担してもらえます。
できるだけ金銭的な負担を減らして留学してほしい理由として、「海外は物価が高く高額な生活費がかかることが多い」ということがあります。
たとえば私が留学をしていた地域では、外食をすれば毎回1,500円以上を支払わなくてはいけませんでした。円安とインフレが進む2022年だと2,000円を超えていることでしょう。
以下の大学は「留学先での生活の負担」を軽くするために、留学に必要な費用のほとんどを負担してくれます。
<「留学先授業料、住居費、渡航費、教科書代、保険料、留学ビザ申請料」を負担してくれる大学>
名古屋外国語大学
4年間の学納金以外に、留学のための追加費用のかからない「留学費用全額支援」制度。その内容は、留学費用と考えられる「留学先授業料、居住費、渡航費、教科書代、保険料、留学ビザ申請料」、この全額を大学が負担する(返還不要)というものです。グローバル人材の育成を掲げる名古屋外大は、世界に挑戦したいと本気で考える学生の支援に、一層力を注ぎます。
(引用元:名古屋外国語大学「名古屋外大の留学」)
<「留学先大学における学期中の授業料・住居費・食費を支給または免除」してくれる大学>
関西外国語大学
フルスカラシップ
留学先大学における学期中の授業料・住居費・食費が支給または免除されます。(本学の授業料その他納付金は納入する必要があります。)したがって、自己負担が必要な費用は、渡航費、休暇中の滞在費、教科書代、ビザ取得のための費用、海外傷害保険料等となります。具体的な金額は、留学先国や個人によっても異なりますが、年間60万円~80万円程度です。(引用元:関西外国語大学「関西外大 留学に関するQ&A」)
関西外国語大学のフルスカラシップについて、さらに詳しく知りたい方はこちら。
参考ウェブサイト:Benesse「関西外国語大学の「フルスカラシップ制度」とは」
上の2つの大学以外にも、大学が独自に留学する生徒向けの奨学金を設けている場合もあります。
たとえば私の大学には留学をする学生向けに最大50万円を支給する奨学金がありました。
ぜひ皆さんが入学を考えている大学の「奨学金」も調べてみましょう。
大学入学後に留学をしたい高校生へ
- 「1年間の留学が必修化されている大学・学部」
- 「日本の大学と海外大学の2つの学位を取得できる制度がある大学・学部」
- 「交換留学で現地の生活費を負担してくれる大学」
これまでこの3つを紹介していきました。この3つの方法にはそれぞれにメリットがあります。
進学希望の大学と照らし合わせながら、自分に合った留学の方法を選んでください。
これらの大学や学部に進学をすれば、あなたの「留学をしたい!」という夢を現実に近づけることができます。
私は「高校生のときにもっと留学の情報を知っていたかった……」と後悔しています。現在高校生のみなさんには将来後悔しないよう、たくさんの選択肢を持ってほしいです。
この記事を参考に情報を得て「この大学に入学して本当によかった!」「将来やりたいことができた!」と思える未来を掴んでください!
この記事を企画した人
オンラインレッスンのハルヨン、フィリピン留学・語学学校バックワイズ共同代表 柴田 @HAL_J
Shioriさんが交換条件のために必要になる英語力を向上させるためのお手伝いをしました。Shioriさんが学んだ学習カリキュラムで学ばれたい方はオンラインレッスンのハルヨン、もしくは語学学校バックワイズへのフィリピン留学を検討下さい。
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