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Language Exchange。私はあなたに日本語を教える。代わりにあなたは英語を私に教える。

Language Exchange。私はあなたに日本語を教える。代わりにあなたは英語を私に教える。

この記事からLanguage Exchangeについて紹介していきます。Language Exchangeとは、英語を学んでいる日本人が英語をNative English Speakerに教えてもらう、そして代わりに日本語を彼らに教えるという関係のことをいいます。語学学校に行ったり、家庭教師をお願いしたりするとお金をとられます。でもLanguage Exchangeをうまく利用すると、お互い費用がかからずお得になるという関係です。

私はNew York滞在中に5人のNative English Speakerと良好な関係を持ち、彼らから英語を教わり、また彼らに日本語を教えていました。この5人の中には日本に戻った今でもSkypeで定期的に話している相手もいます。そしていまだに英作文の添削をお願いしたりもしています。また、2010年の夏にはこのPartnerの中の1人が旅行で来日して東京で再会しました。

日本で英語を学ぶためにNative English Speakerと時間を一緒に過ごすと、たとえば英会話学校の場合においては1時間数千円の費用を支払わなければなりません。それがLanguage Exchangeだと当然ながら無料です。また先生と生徒という関係ではないので、とても気楽にいろいろな話をすることができます。そんなLanguage Exchangeをどうすれば行うことができるかということを、これからいくつかの記事に分けて紹介します。

Language Exchangeで最初に心得ておくべき3つのこと

  1. Native English Speakerにはいろいろな人種がいる
  2. あなたが想像している以上にいろいろな国の人たちが英語を話す
  3. 日本語は英語に比べて全然重要じゃない

以上3点がLanguage Exchangeを行うに当たって最初に心得ておいてほしいことです。

まずはLanguage Exchangeを行うに当たって、日本人にありがちないくつかの先入観を捨ててください。最初に心得てほしいことは、Native English Speakerは別に全員が金髪碧眼の白人ではないということです。そして米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド以外のたくさんの国の人々が英語を話します。英語が公用語になっている国はたくさんあるのです。

私がNew Yorkで知り合ったNative English Speakerで日本語を学んでいる人は9人いました。その内訳は、Asia系6人、白人2人、黒人1人でした。大多数はAsia系です。特に漢字が分かる中国系が多かったのです。

New York育ちの帰国子女の方から教えてもらった興味深い話をここで紹介します。彼はNew Yorkで育ったBilingualです。そのため彼の英語はNative English Speakerと遜色ない完璧な発音だそうです。そんな彼が英会話学校の先生のバイトに応募したところ、彼よりも英語の発音が下手でフランス語訛りの英語を話す「フランス人」が先生として採用されたというのです。なんでも金髪碧眼のほうが生徒の受けがよいからだそうです。この話を笑い話として笑える人はよいのですが、「えっ、Native English Speakerって白人以外にもいるの?」と本当に驚いた人は、まず自分が持っている「常識」が間違いであることに気づいてください。

次の話題に移ります。あなたは英語が公用語として採用されている国が何ヶ国あるか知っていますか?

上記Websiteを見れば分かりますが、英語の総話者数約5億1千万人、話される国は約80ヶ国です。これだけ多くの国・地域が英語を公用語として採用しています。米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド以外の人も英語を話すのです。

私のLanguage Exchange Partnerの一人であるSingapore人は「日本人はSingaporeの公用語が英語だってことを知らないんじゃないの?」と、Partner探しで苦労した話をしてくれました。英語を話す国・地域はたくさんあります。視野を狭くしないで、いろいろな国・地域にNative English Speakerがいることに気づいてください。

最後にもうひとつ注意してほしいのは、すでに別の記事で書きましたが(関連記事 世界における日本語の地位。そしてこれからの時代における英語の重要さ)、英語に比べると日本語の地位が圧倒的に低いことです。

私たちは英語を必死で「実用的な目的」から学びます。一方、彼らは通常「趣味」のひとつとして日本語を学習します。それがたとえ日本に留学中の人たちでも、日本人が英語を学ぶのと同じくらいに真剣に学んでいないことはおおいにあります。私は大学在学中の4年間日本語を学び、かつ日本の大学に1年弱留学した経験を持つ女性とNew Yorkで話したことがあります。そんな彼女でさえも、今や日本語をほとんど話せなくなっていました。

真剣に英語を学ぼうとしている自分に比べて、彼らが同じくらいの真剣さを持っていなくても、それで怒ったり失望したりしてはいけません。英語のほうが日本語よりも世界で重要度が圧倒的に高いからそうなるだけです。

次の記事では男性と女性に分けて、どうやってPartnerを探せばよいのかということを紹介します。

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この記事を書いた人

はるじぇー (株)ハルヨン 代表取締役

英語学習に関する有益な情報を発信しています。

得意分野は
「中学・高校英文法の学び直し」
「英会話に繋げるTOEIC L&R試験の勉強法」
です。

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