TOEIC L&R試験で600点を目指すためには、中学・高校レベルの基本的な英単語に加えて、TOEICで頻繁に使われる英単語・英語表現を身につける必要があります。
TOEIC L&R試験の対策を始めても、知らない英単語・英語表現が頻繁に登場する状態では、問題を解く以前に英文を読むこと自体が大変です。
1行読んで2個も3個も知らない英単語が出てくる状態では、すぐに挫折してしまいます。
そのため、TOEIC600点を目指す段階では、英文法・英文読解の基礎を学ぶのと並行して、まずは知っている英単語・英語表現を増やしていきましょう。
この記事では、『銀のフレーズ(銀フレ)』『金のフレーズ(金フレ)』など、TOEIC600点を目指す人におすすめの英単語帳と効率的な覚え方を紹介します。
また、2026年現在は生成AIの登場によって、英単語の学び方そのものが大きく変わっています。同じ『金のフレーズ』を使っていても、生成AIを使う人と使わない人では、学習できる内容に大きな差が生まれます。
この記事では、従来の英単語帳を使った学習法に加えて、生成AIを活用した新しい英単語学習法についても詳しく解説します。
英単語帳は大きく2種類に分けられる
英単語帳は、大きく2種類に分けられます。
- 英単語と日本語訳を中心に覚える英単語帳
- 英文の文脈の中で覚える英単語帳
それぞれにメリット・デメリットがあります。まずは、金フレに代表される英単語帳から紹介します。
1. 英単語と日本語訳を中心に覚える英単語帳
最初に紹介するのは、[増補改訂版]TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)(金フレ)に代表されるタイプの英単語帳です。
英単語と日本語訳が対になっており、短いフレーズや例文と一緒に、1冊の中に多くの英単語・英語表現が詰め込まれています。
メリットは「浅く広く」英単語を覚えられること
このタイプの英単語帳のメリットは、「一覧性の高さ」と「掲載されている英単語数の多さ」です。
TOEIC L&R試験で必要になる英単語・英語表現を、一通り浅く広く覚えるのに向いています。
デメリットは英単語を深く学びにくいこと
一方、デメリットは、1つの英単語について深く学ぶのには向いていないことです。
英単語帳には英語長文がほとんど含まれていないため、英単語と日本語訳を覚えることはできても、実際の英文の中でその英単語がどのように使われているのかを学ぶ機会は限られます。
そのため、英単語帳を何周もして英単語と日本語訳を覚えても、それだけで英会話・英作文ができるようになるわけではありません。
そもそも金フレは、英会話・英作文の能力を伸ばすことよりも、TOEIC L&R試験に頻出する英単語・英語表現を効率よく覚えることに特化して作られた教材です。
象徴的なのが発音記号です。現在の金フレには発音記号が掲載されていますが、初期の版には発音記号が掲載されていませんでした。
このことからも、少なくとも当初の金フレは、英単語を使って話したり書いたりできるようになることよりも、TOEIC L&R試験で必要な英単語・英語表現を効率よく覚えることを優先した教材だったことが分かります。
ただし、これは金フレの欠点というより、教材の目的の違いです。
TOEIC L&R試験に必要な英単語を短期間で薄く広く学ぶという目的では、金フレ型の英単語帳は非常に効率的です。
一方で、「TOEIC L&R試験で聞いたとき、読んだときに意味が分かる」ことと、「自分でその英単語を使って話したり書いたりできる」ことは別です。
英単語をより深く理解し、英会話・英作文でも使えるところまで身につけるには、次に紹介する「英文の文脈の中で覚える英単語帳」が向いています。
2. 英文の文脈の中で覚える英単語帳
もう1つは、「速読英単語」シリーズなどに代表される、英文を読みながら、その文脈の中で英単語・英語表現を覚えていくタイプの英単語帳です。
メリットは英単語を文脈の中で深く学べること
このタイプの最大のメリットは、英単語と日本語訳だけでなく、その英単語が実際の英文の中でどのように使われているのかまで一緒に学べることです。
さらに、本文に登場する英文を何度も音読し、最終的に暗唱できるところまで学習すれば、そこで使われている英単語・英語表現を、自分が英会話・英作文をするときにも使いやすくなります。
つまり、TOEIC L&R試験で聞いたとき、読んだときに意味が分かるだけでなく、自分で話したり書いたりするための英語力も同時に伸ばせます。
デメリットは英文を正確に読める必要があること
一方、デメリットは、英単語を覚える前に、教材に掲載されている英文を正確に読める必要があることです。
英文の意味をよく理解しないまま丸暗記しても、効率の良い学習にはなりません。まず英文法・英文読解の知識を使って英文を正確に読み、その内容を理解した上で、音読・暗唱を繰り返す必要があります。
従来、このタイプの英単語帳を独学する場合、ここが大きなハードルでした。
逆に、金フレのような「英単語と日本語訳を中心に覚える英単語帳」が非常に人気なのは、英文法・英文読解の知識が十分になくても学習を始めやすいことも理由の1つだと私は考えています。
長い英文を正確に読めなくても、「英単語+日本語訳」を中心に覚えることはできます。そのため、英文法が苦手な人や、英文を読むことに苦手意識がある人でも、「これなら自分にもできそうだ」と思いやすい教材です。
一方、英文の文脈の中で英単語を覚えようとすると、英単語学習の前提として英文法・英文読解の力が必要になります。ここが、金フレ型の英単語帳と比べて学習のハードルが高くなる大きな理由です。
たとえば、オンラインレッスンのハルヨン(ハル英語4技能アカデミー)で使用する教材では、教材だけでは英文法の解説が不足しているため、私が下記のような解説を追加しています。
具体的には2行目の「with free items attached.」は、付帯状況を表す「with+O+C」の構文です。このような英文法・英文読解の知識がないと、英文の意味はなんとなく分かっても、英文の構造まで正確に理解するのは難しくなります。
実際に英文を読んでみて、中学・高校英文法の知識が不足していると感じた場合は、英単語の暗記だけを続けるのではなく、英文法の学習も並行して進めてください。
英文法の学び直しにおすすめの参考書については、以下の記事で詳しく紹介しています。
▶ 関連記事:TOEIC Reading 300点未満から脱出!英文法の基礎固めにおすすめの2冊
▶ 関連記事:TOEIC800点、英検準1級に到達するために必須の英文法・英文読解が学べる入門英文問題精講 4訂版
生成AIで独学のハードルは大きく下がった
ただし、2026年現在、この状況は生成AIの登場によって大きく変わりました。
分からない英文を生成AIに読み込ませれば、英単語・英語表現だけでなく、英文法や英文構造についてもかなり詳しく解説してもらえます。
そのため、以前と比べると、英文の文脈の中で英単語を覚える教材を独学するハードルは大きく下がっています。
さらに生成AIは、英文を解説してもらうだけでなく、英文の内容を自分好みのイラストや図解にして理解するためにも使えます。
英単語を「英単語+日本語訳」だけで覚えるのではなく、英文の文脈の中で理解し、さらにその内容を情景として視覚化することで、英単語と英文、その場面までを結びつけて学べます。 私は最近、TOEIC L&R試験や英検、大学入試対策で学んでいる英文を生成AIに読み込ませて、自分専用の補助教材を作っています。
実際にTOEIC・英検・大学入試の英文をイラスト化した例は、以下の記事で紹介しています。
▶ 関連記事:生成AIでTOEIC・英検・大学入試の英文をイラスト化|かつてなくインプット学習が楽しい時代になった
一方で、生成AIの解説は常に正しいわけではありません。
特に、仮定法、分詞構文、関係詞など、英文法・英文読解の難易度が上がるほど、もっともらしい説明をしながら、解説内容が間違っていることがあります。
そのため、生成AIは非常に便利ですが、生成AIの解説をそのまま無条件で信じるのではなく、自分の英文法・英文読解の知識で確認する、あるいは先生に確認する必要があります。
金フレやTOEIC公式問題集に生成AIをどう組み合わせればいいのかについては、別の記事で具体的に解説しています。英単語を「薄く広く」学んだ後、公式問題集で「狭く深く」学び、さらに英語絵本まで組み合わせる学習方法を紹介しています。
▶ 関連記事:生成AIを使わないTOEIC学習は非効率すぎる時代に|金フレ・公式問題集・英語絵本をAIで使い倒す勉強法
もう1つの弱点は英単語の網羅性が高くないこと
もう1つの弱点は、金フレ型の英単語帳と比べて、英単語の網羅性が高くないことです。
英文の中にTOEIC L&R試験で必要になるすべての英単語を自然に登場させることは難しいため、どうしても収録できる英単語数には限界があります。
そのため、このタイプの英単語帳では、本文とは別に派生語を紹介したり、巻末に英単語一覧を掲載したりすることで、語彙の不足を補っている教材もあります。
一覧性・網羅性なら「英単語と日本語訳を中心に覚える英単語帳」、英単語を文脈の中で深く学び、実際に使えるところまで身につけるなら「英文の文脈の中で覚える英単語帳」という違いがあります。
そのため、最終的にTOEIC L&R試験の点数を取るだけでなく、英会話・英作文までできるようになることを目指すのであれば、私は「英文の文脈の中で覚える英単語帳」をおすすめします。
ただし、TOEIC600点を目指すのであれば、どちらか一方だけを使えばよいというわけではありません。
「浅く広く覚える英単語帳」と「文脈の中で深く覚える英単語帳」には、それぞれ違った役割があります。
ここからは、TOEIC600点を目指す場合に、この2種類の英単語帳をどのように使い分ければよいのかを具体的に紹介します。
TOEIC600点を目指して英語を学び直したい方へ
「どの教材を、どの順番で勉強すればいいのか分からない」という方へ。
資格学習だけで終わらない、実際に使える英語を学ぶオンライン英語学習塾「ハルヨン」では、一人ひとりの英語力と目標に合わせて、先生が「何を、どの順番で、どこまで学ぶのか」を設計します。
その学習カリキュラムに沿って、英文法・英文読解、発音を学び、理解した英文を音読・暗唱し、最後は英会話で実際に使えるところまで学習します。
TOEIC600点を目指しているけれど、自分が何から勉強すればいいのか分からない方は、LINEまたはオンライン個別説明会からお気軽にご相談ください。
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2種類の英単語帳をどう使い分けるか
ここまで紹介した2種類の英単語帳には、それぞれ異なるメリットがあります。
TOEIC600点を目指す場合は、どちらか一方だけを使うのではなく、学習段階に合わせて2種類の英単語帳を使い分けるのがおすすめです。
ここからは、発音学習も含めた具体的な学習順序を紹介します。
1. 英単語力が不足している初級者は最初に薄く広く学ぶ
TOEIC600点未満で、基本的な英単語・英語表現が不足している人は、まず英単語を「薄く広く」一通り学びましょう。
この段階でおすすめなのが、金のフレーズよりももう1段階易しい「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」(銀フレ)です。
銀フレは、TOEIC600点を目指している人や、TOEIC600点前後の人が基本的な英単語・英語表現を身につけるのにおすすめの英単語帳です。
TOEIC L&R試験では、基本的な英単語・英語表現が繰り返し登場します。まずは銀フレを使って、TOEIC L&R試験で必要になる基本的な英単語・英語表現を、一通り浅く広く学びましょう。
この段階では、1つ1つの英単語を完璧に覚えることよりも、頻出する英単語に何度も触れて、知っている英単語を増やしていくことを優先します。
2. 大量の英単語を覚える前に発音の基礎を学ぶ
英単語を本格的に覚え始める前に、発音の基礎を学んでおくことをおすすめします。
発音を後回しにしたまま英単語を覚え続けると、間違った音で覚えた英単語がどんどん増えていくからです。
最初の100語なら、後から発音を修正するのもそれほど大変ではありません。しかし、1,000語、2,000語、3,000語と覚えてから発音の間違いに気づけば、それまでに覚えた大量の英単語について、正しい音を確認して覚え直す必要があります。完全な二度手間です。
実際にバックワイズで発音矯正レッスンを受講したJuriさんも、高校1年生のときに発音の知識がないまま大量の英単語を暗記していました。
その後、発音について学んでから以前覚えた英単語を振り返ると、多くを間違った発音で覚えていたことに気づきました。
「本当に高校1年生の時に受けたかった」
―― Juriさん(発音矯正レッスン受講)
TOEIC L&R試験そのものは、市販教材が非常に充実しています。英単語や英文法、英文読解、リスニングなど、独学で学べるものは市販教材を使って自分で勉強すればよいと私は考えています。
一方、発音は独学が難しい分野です。
たとえば、日本語ではどちらも「ア」のように聞こえやすい音でも、英語では cat の /æ/ と cut の /ʌ/ は異なる母音です。また、英語で非常によく使われる /ə/(シュワ)のように、日本語にはない感覚で発音する母音もあります。
こうした音の違いを知らなければ、自分では正しく発音しているつもりでも、実際には違う音を出していることがあります。そもそも自分が聞き分けられていない音であれば、自分の発音が間違っていることにもなかなか気づけません。
そのため、TOEIC対策のすべてを英語スクールで学ぶ必要はありません。しかし、発音のように自分では間違いを判断しにくい分野については、早い段階で一度、指導を受ける価値があります。
これから銀フレなどを使って数千語の英単語を覚えていくのであれば、なおさらです。大量の英単語を間違った音で覚えてから修正するよりも、先に発音の基礎を身につけてから語彙を増やす方が効率的です。
発音学習をいつ始めるべきか、独学ではどこまでできるのか、実際の発音矯正レッスンでは何をするのかについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
関連記事: 英語の発音学習はいつから?独学におすすめの教材と発音矯正の必要性
英単語を薄く広く学ぶための学習方法
1日10個の英語表現を完璧に覚えていく、という学習方法は駄目な学習方法です。
学習方法としては1日に100~200の英単語を暗記して、短期間で英単語帳を1周し、それを5周以上繰り返す方法がお勧めです。
1周目から完璧に覚えようとするのではなく、忘れることを前提に何度も繰り返してください。
「薄く広く」を何周も繰り返すことを心がけましょう。
次の段階では、ここで浅く学んだ英単語・英語表現を深く繰り返し定着させていきますので、この段階では薄く広くで良いです。
TOEIC L&R試験は「薄く広く」、英会話・英作文は「狭く深く」
TOEIC L&R試験で高得点を目指すだけであれば、「薄く広く」を繰り返す学習で十分です。
TOEIC L&R試験では、英単語を聞いたり読んだりしたときに意味が分かることが重要なので、できるだけ多くの英単語・英語表現に繰り返し触れて、知っている英単語を増やしていきましょう。
一方、英会話・英作文で自分から使える英単語・英語表現を増やしたいのであれば、「薄く広く」だけでは不十分です。
自分で話したり書いたりできるようになるためには、学習する英文をある程度絞り、「狭く深く」何度も音読・暗唱して、自分で使えるところまで身につける必要があります。
次の段階では、ここで「薄く広く」学んだ英単語・英語表現を、英文の中で「狭く深く」学んでいきます。
3. 英文の中で英単語を覚える英単語帳を読み込む
銀フレを使って英単語・英語表現を「薄く広く」学び、発音の基礎を身につけたら、次は英文の中で英単語・英語表現を「狭く深く」学んでいきます。
この段階でおすすめなのが、『増補版 TOEIC®L&Rテスト出る語句1800+』です。
本書は、高校英文法の内容を一通り理解している、TOEIC400〜600点程度の人を対象とした教材です。なお、後述するように英会話の教材としても有効ですので、英会話教材として使う場合にはTOEIC800点程度の人にもおすすめです。
『増補版 TOEIC®L&Rテスト出る語句1800+』は、現在ではやや古い教材です。それでもハルヨン/バックワイズで現在も使用しているのには、明確な理由があります。
本書の大きな特徴は、英文ごとに登場人物が入れ替わるのではなく、同じ登場人物が繰り返し登場し、1冊を通して物語が続いていくことです。
参考画像: 主要登場人物が固定されています。
主人公のAyaが会社に入社するところから物語が始まり、仕事を覚え、さまざまな経験をしながら、最終的に一人前の社会人として独り立ちしていくまでが描かれています。
登場人物や状況が毎回リセットされないため、「この人は前にも出てきた」「前回の出来事が今回につながっている」と、物語の流れと一緒に英単語・英語表現を覚えられます。
また、同じ会社を舞台に固定された人間関係の中で物語が進むため、「厳しめの上司と失敗しがちな部下」「仲の良い上司と部下」「部長同士の会話」など、人間関係に応じて丁寧表現の度合いが使い分けられているのも分かりやすいです。
単発の例文や、毎回まったく違う場面の英文を暗記するよりも、人物・場面・出来事と英語表現が結びつくため、記憶に残りやすいのが大きな利点です。
TOEIC対策用の教材はその後も数多く出版されていますが、TOEICで頻出する語彙・表現を扱いながら、固定された登場人物による一続きの物語をここまで教材全体に通している類似書は、現時点では見当たりません。
そのため、英文自体は少し古くなっていますが、ハルヨン/バックワイズでは現在も『出る語句1800+』を使用しています。
本書は、短めの英会話形式の英文で構成されているため、英単語・英語表現を覚えるだけでなく、英会話の教材としても有効です。
銀フレのように英単語と日本語訳を中心に覚えるのではなく、英文を正確に読み、その内容を理解した上で、同じ英文を何度も音読・暗唱します。
参考画像: 海外出張の機内の英会話
ここでは学習する英文をある程度絞り、「狭く深く」繰り返すことが重要です。
英文を何度も読み、聞き、音読・暗唱することで、英単語・英語表現を見たり聞いたりしたときに意味が分かるだけでなく、自分で話したり書いたりするときにも使えるところまで身につけていきます。
実際に、オンラインレッスンのハルヨン/フィリピン留学・バックワイズでも「増補版 TOEIC®L&Rテスト出る語句1800+」を英語学習に使用してきました。
以下の写真は、旧版の「出る語句1800」を主に使用して、TOEIC450点から755点まで伸ばしたKoyuさんです。手に持っているのは、カバーを外した「出る語句1800」です。
名前:Koyuさん
職業・年齢:20代・学生
留学期間:12週間(約700時間の学習)
開始時の英語力:TOEIC450点(L245点・R225点)
⇒ TOEIC755点(L385点・R370点)※305点アップ!
Koyuさんの学習カリキュラムはこの記事を執筆している柴田 @HAL_Jが作成しました。
4. 仕上げに一覧性の高い英単語帳で確認
「出る語句1800+」の英文を「狭く深く」読み込んだら、最後にもう一度、一覧性・網羅性の高い英単語帳を使って「薄く広く」確認します。
まずは復習用教材として、再度「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」(銀フレ)を読みましょう。
最初に銀フレを学習したときと比べると、「出る語句1800+」などの英文を読み込んだことで、以前よりも分かる英単語・英語表現が増えているはずです。
銀フレで基本的な英単語・英語表現を確認したら、次は銀フレよりも難易度が高く、一覧性と網羅性に優れた[増補改訂版]TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(金フレ)に進みましょう。
ここでは、これまで読み込んだ英語教材で学んだ英単語・英語表現に漏れがないかを確認していきます。
TOEIC600点を目指す段階では、まずは金フレの「730点レベル」までに掲載されている英単語・英語表現を重点的に確認しましょう。
「860点レベル」になると難易度が上がり、「出る語句1800+」を終えた段階でも、まだ知らない英単語・英語表現が多く登場します。TOEIC600点を目指す段階では、すべてを完璧に覚える必要はありません。
使い方は銀フレと同じです。1日に100〜200語程度のペースで進め、「薄く広く」を5周以上繰り返しましょう。
ここでも1つ1つの英単語を時間をかけて深く覚えるのではなく、できるだけ多くの英単語・英語表現に何度も触れることを優先します。
重要なのは、金フレだけを何周もするのではなく、その前に「出る語句1800+」などを使って大量の英文を「狭く深く」読み込んでおくことです。
「薄く広く」覚える → 発音の基礎を学ぶ → 英文の中で「狭く深く」学ぶ → 最後にもう一度「薄く広く」確認する。
この順番で学習することで、それぞれのタイプの英単語帳の長所を活かすことができます。
まとめ 英単語帳の使用方法
TOEIC600点を目指す英単語学習は、次の4ステップで進めるのがおすすめです。
- 銀フレで英単語・英語表現を「薄く広く」覚える
- 大量の英単語を覚える前に、発音の基礎を学ぶ
- 「出る語句1800+」の英文を「狭く深く」読み込み、音読・暗唱する
- 銀フレ・金フレを使って、もう一度「薄く広く」確認する
「薄く広く」→「発音」→「狭く深く」→「薄く広く」と学習することで、間違った音で大量の英単語を覚えてしまうことを防ぎながら、それぞれの英単語帳の長所を活かすことができます。
TOEIC L&R試験では、できるだけ多くの英単語・英語表現を聞いたり読んだりしたときに意味が分かる状態にしておくことが重要です。そのため、「薄く広く」を速いペースで何度も繰り返す学習が効果的です。
一方、英会話・英作文で自分から使える英単語・英語表現を増やすためには、「薄く広く」覚えるだけでは不十分です。学習する英文をある程度絞り、「狭く深く」何度も音読・暗唱して、自分で使えるところまで身につける必要があります。
そのため、TOEIC600点を目指すのであれば、1冊の英単語帳だけを完璧に覚えようとするのではなく、それぞれの英単語帳の特徴を理解して、目的に合わせて使い分けることが重要です。
TOEIC600点を目指して英語を学び直したい方へ
この記事では、TOEIC600点を目指すための英単語学習として、「薄く広く」→「発音」→「狭く深く」→「薄く広く」という学習方法を紹介しました。
ただし、英語学習で難しいのは、教材を選ぶことだけではありません。
現在の英語力に合わせて、英文法・英文読解、英単語、発音、リスニング、音読・暗唱などを、何から、どの順番で、どこまで学ぶのかを決める必要があります。
ハルヨン(ハル英語4技能アカデミー)では、現在の英語力と目標を確認した上で、一人ひとりの英語学習カリキュラムを作成します。
日本人教師のレッスンでは、英文法・英文読解や発音などを学びます。さらに、理解した英文を繰り返し音読・暗唱し、フィリピン人教師とのマンツーマンレッスンでは、学んだ英単語・英語表現を実際の英会話・英作文で使います。
資格学習だけで終わらない。
点数や資格の取得だけでは終わらず、読める・聞ける・話せる・書ける、実際に使える英語へ。
また、日本で半年、1年とかけて学習するのではなく、短期間にまとまった英語学習時間を確保したい方には、フィリピン留学のバックワイズという選択肢もあります。
ハルヨンと同じ学習方針で、現在の英語力に必要な学習内容を絞り込み、英文法・英文読解、発音、音読・暗唱、英会話まで集中的に学習します。
TOEIC600点を目指しているものの、「何から勉強すればいいのか分からない」「独学で勉強しているけれど、この方法で合っているのか不安」という方は、LINEまたはオンライン個別説明会からお気軽にご相談ください。
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ハルヨン・バックワイズについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

