Satoshiさん受講前後の英語力の伸びに関して
基本情報・属性
名前: Satoshiさん
年齢・職業: 30代、デザイナー
ハルヨン受講期間: 36週間
ハルヨン受講によるTOEIC LR試験の変化
ハルヨン受講前(2019年9月) → ハルヨン受講終了後(2020年12月末)
合計:445点 → TOEIC630点 ※185点アップ
Listening Part 290点 → 300点
Reading Part 155点 → 330点 ※175点アップ
※【補足】受講終了後の点数は公式問題集を使っての模擬試験、得点レンジの中間点
※【補足】高校英文法の基礎固めを行うクラスであったため、TOEIC LR試験に特化した対策はしておりません。そのため、今後対策をしていけば、L450点 R350点に到達し、それほど時間をおかずにTOEIC800点に到達可能な基礎力を身につけられました。
Satoshiさんのハルヨン受講前の課題
中学・高校の英文法を断片的に独学で学んでいるため、英語に対して自信を持つことができません。
TOEICではListening Part 290点、Reading Part 155点とリスニングに大きく偏り、リーディングが上がらないという悩みを抱えてきました。
昔から広く薄く英語学習をしてきましたが、その時々に良いとされる学習法(ディクテーション、多読、音読、自作教材、マンツーマン英会話、その他…)を試し、学習中は多少TOEICスコアが良くなるもののTOEIC500点を突破できません。
典型的な学習法・参考書迷子で、どのタイミングに、どのような学習を、どれだけ行えばよいか分かっていません。
ハルヨンで英文法、英文読解の確かな基盤を確立し、卒業後も迷わず学習を継続できるようにしたいと考えて受講申し込みをしました。
柴田 @HAL_J からの補足、Satoshiさん受講後の英語力に関して
通常は点数がなかなか伸びないReading Partが伸びたのが大きな特徴です。
結果的にReading Partの点数(330点)がListening Partの点数(300点)を上回る点数を示されました。
Reading Partが300点以上というのは高校英文法の理解度が高くないと決して取れない点数であるため、素晴らしい伸び方です。
加えてReading Partの基礎力が十分である場合(R300点以上)、Listening Partの点数を伸ばすのは難しくないため、この英語力であれば、早期にTOEIC730点の達成が可能です。またR330点であるため、それほど時間をおかずにTOEIC800点も狙えます。
フィリピン留学・語学学校サウスピークでも3ヶ月で平均200点以上の伸ばせるのは、Reading Partの点数が高い生徒のみでした。
Satoshiさんが使用した教材について
Satoshiさんがハルヨンを受講した際に使用した教材ですが、直接的なTOEIC L&R試験対策の比率は少なめでした。
むしろ大学受験教材での基礎固め(英文法・英文読解)を優先しました。そのため今後TOEIC L&R試験対策の参考書に取り組めば、点数は一気に伸ばせます。
ハルヨン受講前のReading Part155点の水準の場合だと、TOEIC LR試験対策にそのまま着手しても、英文法・英文読解に関しての知識不足からTOEIC500点突破すら厳しいものでした。
仮に突破しても、Reading Partの点数の低さから早期に伸び悩みます。
Listening Partの点数を伸ばすのはそれほど時間がかかりませんが、Reading Partの点数は伸ばすのに時間がかかります。
※下記画像はSatoshiさんが取り組んだ教材
下から3行目から仮定法過去の英文(if people started associating…から始まる英文)。高校英文法(仮定法過去)の知識がないと正確には読み解けません。
ハルヨンを選んだきっかけ
私は会社勤めのサラリーマンですが、社内制度を利用することで長期休暇を取得することができる為、英語の学び直しに最初は語学留学を検討していました。
その中でフィリピン留学も検討しており、柴田 @HAL_J さんが創業した語学学校サウスピークも候補に入れていました。南国リゾートに遊びに行くためというよりも、ストイックに勉強できる環境を探していました。
また英会話スクールも検討しましたが、そこはあくまで英会話がメインで自分の要望に合ったものではありませんでした。
実は以前に英会話教室に通っていた時期があり、外国人の方と話をした経験がありました。ただ、その際「インプット学習をしていない状態では、アウトプットである英会話が出来るようにはならない」と感じました。
TOEIC試験対策のTOEIC塾も検討しましたが、試験対策がメインで自分が求めているものと違うように思えました。
そうしている中、友人(語学学校サウスピークの卒業生)から、ストイックに学べる英語学校であるハルヨンを紹介され、調べ始めました。
ハルヨンでは自分が課題だと考えていた、英文法・英文読解を中心に、英語の4技能を総合的に学べる点を魅力的に感じました。
またこの「英語の4技能を総合的に学べる」を強く押し出している英会話教室やTOEIC塾は無かった為、これが決め手となりました。
ハルヨンを36週間受講して
TOEIC LR試験の公式問題集で模擬試験を行った結果、Reading Partの点数が大きく伸びたことや、履歴書に書いて評価されるTOEICの600点を突破出来て嬉しかったです。
以前は英文を読めていなかった
いま振り返ると、ハルヨン受講前は英文をきちんと読めていなかったと思います。
今ではReading Partの英文を読んでいても、頭から順番に返り読みすることなく、解釈しながら読み進める事が出来るようになりました。
「参考書をやりきる」意味を理解
またハルヨンの受講を通じて、日常生活や業務で英文が登場しても、そのまま頭から読んでいこうという意識になりました。
ハルヨン受講前では、問題集を購入したら一回問題を問いて、答え合わせをして終わりでした。
それが英文を暗唱するくらいにまで何十回も読み込み、聴き込むようになり、「参考書をやりきる」の意味が自分の中で書き換わりました。
ただ問題集を解くだけでは駄目で、問題集を何周も復習して身体に定着させる重要性を理解しました。
そしてまた、この繰り返しの定着学習を行わないと英会話が出来るようにならないことも実感しました。
レッスンの小テストで気持ちにメリハリをつけました。
ハルヨンの復習小テストは大変でした。復習をせずにレッスン直後に挑んでも、できません。
小テストをやりきるためには、黙読・リスニング・音読を1ステップづつ踏んで復習を行う必要がありました。これらを行った上で実際に小テストに臨んでも、前置詞や冠詞の細かい点が抜けます。上級者になるにはもうひと頑張り必要でした。
また、ちゃんと勉強時間を割かなかった週はボロボロの出来になります。
そのような時でも他のクラスメイトがスラスラと回答していると、翌週はまた頑張ろうと思い、気持ちにメリハリが付きました。
ハルヨンの小テストの例
(Satoshiさんが取り組んだ小テスト)
下記記事の下から3行目の仮定法過去の英文(if people started associating…から始まる英文)を例に説明します。
★下から3行目
(仮定法過去)もし人々が結びつけるのを始めたら バレンタインデーと 香水(p始まり)を、私達はより大きな利益(複数)を稼げるでしょう この4半期に 毎年
If people s
上記の日本語から元の英文を再現してもらいます。この再現が出来るくらいまでに、ハルヨンの受講生はレッスン時間外に英文を読み込み・聴き込みます。
オンラインレッスンに関して
新型コロナウイルスの影響で会社勤務もリモートワークになったので、対面レッスンではない、オンラインでのレッスンに抵抗は有りませんでした。「リモートワークの延長線」という印象でした。
ハルヨンではレッスンの途中に、1週間前に学んだ内容を確認する小テストや暗唱の課題があるため、頭が切り替えられて、眠くなることはありませんでした。
2時間を超えるオンラインレッスンでも問題なく進むのだなと思いました。
対面形式のレッスンだと、教室に通うまで片道1時間~1時間半かかるとしたら、移動時間だけで疲れます。
オンラインレッスンでは、移動時間がなく疲れずにそのままレッスンを受講出来る点が良かったです。
また毎週、授業開始30分前は宿題(小テスト)の最後の追い込みで、気合を入れていました。
レッスン受講後半には授業内容が動画として共有されるようになり、効果的に復習が行えるようになりました。
普通の授業だと板書をメモするのに一生懸命で、肝心なところを見逃しやすいですが、録画も共有されるので聴き逃した点は録画で確認しました。※録画の共有はSatoshiさんの提案で始めました。
グループレッスンの感想
自分よりもレベルの高いクラスメイトの方々のやりこみ具合や、順調に宿題を仕上げているのをみて、自分だけやらないわけにはいかないと思い、刺激を受けました。
英会話のグループレッスンにはネガティブな印象がありましたが、ハルヨンのグループレッスンでは、他の受講生の有益な勉強方法を知ることが出来たので、自分一人で勉強するよりも、より高い負荷をかけて勉強できたと思います。
発音矯正レッスンに関して
みなさんに是非受講していただきたいですが、これは受講しないと良さが分かりません。
何よりSharmaine先生の知識量・教え方の引き出しの多さに驚きました。自分が疑問に思ったことに対して、的確に回答していただきました。
発音矯正レッスンで習った後に学んだ内容についてリスニングをすると、音の違いが分かるようになりました。
過去に、日本のとある語学学校に体験入学した際、そのネイティブ講師の方にLとRの発音の間違いを指摘されましたが、結局はそれらがどう違うのかを説明してくれず、音の違いを教わることが出来ませんでした。
それが今回は口の中をどのような形にして、どう発声をするのかまで学ぶことが出来ました。
発音矯正レッスン受講後にSharmaine先生から送られてくる復習用の動画ファイルを繰り返してみて何度も練習しました。
発音レッスンの動画例
発音矯正レッスン終了後に下記のような動画が個別に受講生の弱点に合ったものが送付されます。
(早口言葉)
Girly and Pearly curled Carl’s curly hair.
/gɚ́:li: ənd pɚ́:li: kɚ́:ld kɑ́ɚlz kɚ́:li: héɚ/
レッスン時間外の日々の学習に関して
金曜日の夜にレッスンを受講し、そして土曜日、あるいは日曜日の週末どちらかに3時間以上復習を行っていました。
※2023年は土曜日の午後に高校英文法習得/TOEIC600点突破クラスのレッスンを行っています。
土日の復習で行っていた主な内容 土日どちらかで3時間以上の学習
授業中に撮影したキャプチャ(品詞分解・文法用語・訳)などを教材に書き込み。※発音レッスン後にも発音記号を確認した後、書き込み
小テストの課題を受け取った後にはその内容を確認しながら、教材に書き込み。
このため最終的に教材は書き込みだらけになりました。
黙読・リスニング・音読・暗唱の定着学習の準備(リスニング学習を行うためのAudipoの編集)
時間に余裕がある場合は黙読10回の学習を先行して終わらせてました。
平日(月曜~金曜)2〜3時間の学習
会社始業前の1時間や、退勤・夕食後にも1〜2時間の勉強時間を確保。 「黙読10回、リスニング20回、音読10回」を実施。
その他、ワイヤレスイヤホンで常にリスニングできるようにしたり、入浴中に防水スピーカーで音声を聞くなど、スキマ時間を確保していました。
「レッスンで指定された学習範囲をやりきる」ことを習慣化できたから、学習を継続することが出来ました。
おわりに 柴田 @HAL_J より
TOEIC塾や語学留学では通常はListening Partの点数が大きく伸びます。
これはListening Partの点数の方が伸ばしやすいためです。一方、Reading Partは伸ばすのは大変です。
そしてReading Partの点数が低い人は、Listening Partの点数もほとんど伸ばせません。
実は多くのTOEIC塾や語学学校で登場する成功例は「すでに大学受験や学校教育で英文法・英文読解の基礎を確立した受講生が、未着手だったTOEIC試験対策を行って、短期間で点数を伸ばした」というものが大半だったりします。
そのため、この体験談のSatoshiさんのようにReading Partの点数の方がListening Partの点数よりもむしろ伸びた、という例はきわめて稀です。
語学学校サウスピークでも多くの成功例は「すでに英文法・英文読解の基礎力がある受講生が、未着手だったTOEIC試験対策を行って、短期間で点数を伸ばした」というものでした。
語学学校サウスピークで3ヶ月で200点以上TOEIC L&R試験の点数を伸ばせるのは、この記事のSatoshiさんのように日本国内で基礎固めをしっかりと行ってからフィリピン留学(語学留学)する方々ばかりでした。
一方、Reading Partの点数が低い、英文法・英文読解が苦手な生徒は英語力を伸ばせないことが大半でした。
フィリピンには日本人初級者に最適な日本人教師がいませんので、海外現地で英文法・英文読解の基礎固めをするのは極めて困難です。
この事に長年問題意識を持っていたため、今回Satoshiさんのように高校英文法を学び直し、上級者に到達できる土台を築かれた受講生が出てきて本当に嬉しく思います。
ここまで基礎を固められれば、あとはTOEIC L&R試験対策や英会話の練習、そして語学留学でも結果を出せます。
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