ニュースで学ぶ「現代英語」はNHKがラジオ番組とウェブサイトで無料で配信している教材です。
スマートフォンがあればいつでもどこでも学べるお勧めのニュースで学ぶ「現代英語」。
英語と時事知識を学べる一石二鳥の有益さから、現在の天皇陛下(徳仁陛下)もニュースで学ぶ「現代英語」の前身である「ニュースで英会話」をご覧になって、英語と時事英語について学んでいました。
秋の園遊会に招かれてお目にかかった皇太子殿下(今の天皇陛下)が、「ニュースで英会話、見てますよ」と声をかけて下さり、「えっ、ご覧になっているのですか?」と驚いた私(鳥飼玖美子)に、「勉強になりますから」と答えて下さったこともありました。
迷える英語好きたちへ 第7章より ※ニュースで学ぶ「現代英語」に関わっている鳥飼久美子先生の文章です。
本記事では現在の天皇陛下も学ばれていたニュースで学ぶ「現代英語」の基本情報を紹介し、それに加えてその魅力を紹介しています。
英語と時事知識が学べて一石二鳥。天皇陛下も学ばれていた教材
英語を使って新しい知識を学んでいく内容重視アプローチ(content-based approach)
英語と時事知識を学べる一石二鳥の有益さから、現在の天皇陛下(徳仁陛下)もニュースで学ぶ「現代英語」の前身である「ニュースで英会話」をご覧になって、英語と時事英語について学んでいました。
ニュースで学ぶ「現代英語」のように、英語を使って新しい知識を学んでいくことを内容重視アプローチ(content-based approach)と言います。
私自身(鳥飼玖美子)は、この番組(ニュースで学ぶ「現代英語」)を「内容重視アプローチ(content-based approach)」だと解釈していました。外国語をスキルとして学ぼうとするから使えるようにならない、内容を学ぶために外国語を学習することで却って成果があがる、とする指導法です。
迷える英語好きたちへ 第7章より
補足 CBA(Content-Based Approach)はCLIL(Content and Language Integrated Learning)「内容言語統合型学習」とも言われています
英会話で話題がない人に特にお勧め
外国人と英会話をする際に、TOEIC LR試験、英検、IELTS試験やTOEFL試験などの資格試験についての話をすることはないです。
英会話の話題はこういった英語試験に関する話題ではなく、実際の現実世界で起きていることを話します。
2024年春であればちょうど日本の話題で鳥山明さん死去 世界から惜しむ声やアカデミー賞(君たちはどう生きるか、ゴジラ-1.0)が世界中で話題になっていました。
下記は2024年度のニュースで学ぶ「現代英語」ですぐに登場した”鳥山明さん死去 世界から惜しむ声 WORLD MOURNS ‘DRAGON BALL’ MANGA ARTIST TORIYAMA AKIRA“の記事を私が加工したものです。
アカデミー賞をそれぞれ受賞した「君たちはどう生きるか」「ゴジラ-1.0」については2023年度にそれぞれ記事が登場していました。
こういった話題について英語で話せるようになるために、ニュースで学ぶ「現代英語」はお勧めです。
他にも日本以外の話題ではイスラエルのガザ地区侵攻、ロシアのウクライナ侵攻、中国の不動産バブルの崩壊とそれに伴う経済の減速、台湾海峡問題(台湾で新しく選ばれた総統)、2024年秋に行われる米国大統領選挙、こういった話題が国籍を超えて通じる話題になります。
このような一般的な話題をニュースで学ぶ「現代英語」で学んでおくと、雑談の話題を広げやすいです。
ニュースで学ぶ「現代英語」の基本情報
NHKが海外向けに放送する「NHKワールド」、ここで実際に放送されたニュースが教材化されたものがニュースで英語術です。
NHKワールドで放送されてから、早いものでは約2週間後、通常は約3~4週間経ってから教材化されます。
時事ニュースの書籍教材では発売頻度が早いものでも、通常は3-4ヶ月の季刊出版です。そのため教材として手元に届く頃には内容が古くなっています。
書籍教材と比べると、ニュースで学ぶ「現代英語」がどれだけ最新の教材を扱っているかが分かります。
ニュースで学ぶ「現代英語」…放送日時・ストリーミング配信に関して
(チャンネル・放送日時)
ラジオ第2 毎週月曜~金曜 午前9時30分
(再放送)
ラジオ第2 毎週月曜~金曜 午後3時45分
ラジオ第2 毎週日曜 午後10時(5本分)
NHK FM 毎週火曜~土曜 午前0時
(らじるらじる)
ストリーミング配信のURL
※上記日時は2024年4月に確認したものです。最新情報はニュースで学ぶ「現代英語」で確認ください。
英文の難易度…TOEIC600点以上、英検2級以上から独学可能
ニュースで学ぶ「現代英語」の難易度についてです。
NHKによるとニュースで学ぶ「現代英語」の難易度は下記になります。
【ニュースで学ぶ「現代英語」の難易度】
CEFR、B2-C1のレベル
TOEIC LR試験、785点~945点
英検準1級~1級
ただし、実際はそこまで難しいものでは有りません。
ニュースで読み上げられる口語英語であるため、日々読み込んでいる学習者の視点でまとめると下記になります。
(使いこなすのに最低限必要な英語力)
TOEIC600点以上、英検2級以上
TOEIC600点前後の人達の場合、最初のうちは自分が興味を持てる記事だけ週に1-2本着手して慣れていくのが良いでしょう。
時々やたらと難しい記事がありますが、英語力の不足というよりは、どちらかといえば英文の中身についての知識が不足していて難しく感じている場合が大半です。
そのため日本語で書かれた同じニュースに関する記事を数本読み込んでから改めて読んでみると、理解出来るようになったりもします。
英文は口語英語(話し言葉)なので、文語英語(書き言葉の英語)と比べるととても分かりやすいです。
この参考書が理解できれば、ニュースで学ぶ「現代英語」は使いこなせる
大学入試向け参考書の名著、入門英文問題精講 4訂版と同じくらい、もしくは少し易しいくらいの難易度です。
下記の大学入試向けの英文と較べると、ニュースで学ぶ「現代英語」は易しく感じられます。
英文法としては現在完了・現在完了進行形、分詞構文による修飾、助動詞の過去形(仮定法過去・控えめな提案と推測)が頻繁に使用されるので、最低でも高校2年生水準の英文法の知識は必須です。
発音では機能語(冠詞のthe、前置詞の to, at など)が一般的な参考書と違ってかなり省略されています。また次に続く英単語と連結して発音されることも多いです。
他にも前置詞の音はほとんど聞こえない、また現在完了形 has の場合、hの音が省略されてasとなっている、助動詞 will の省略形 ‘ll が聞こえにくい、といったことが有ります。
記事に関する背景知識がないと理解は難しい。
記事の英文はそれほど難しくありませんが、記事に関する背景知識がないと理解は難しいです。
日本語で普段からニュースを観ていない方は、英語が理解出来ても、取り扱っている中身が理解出来ないということです。
自覚のある方はまずはTV番組で良いので、一般教養を身につけられる下記の2つの番組を定期的に観るようにしましょう。
日本以外の諸外国の関係については、漫画だったら著名な政治家(麻生太郎)が紹介して話題となった下記がお勧めです。
2巻、紛争でしたら八田まで(2)の後半からはウクライナを扱っています。
2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻する以前に書かれたものですが、いま読めばウクライナという国について極めて高い解像度で理解することが出来ます。
(補足)2024年4月からの変更点(改悪された点)
2024年度、2024年4月からはニュースで学ぶ「現代英語」のウェブサイトは使いにくいものに改悪されています。
特に残念なのは下記3点です。
改悪1. 個別記事にアクセスするのがとても面倒になった。
お目当ての記事にたどり着くのが面倒になりました。
(改悪後)
トップページ→過去のエピソード→個別記事→続きを読む
(これまで)
トップページ→個別記事
改悪2. 英文毎に聞けるリスニング音声はアプリで聴けるが、すぐに聴けない。
2023年度の記事ではトム・ケインさんが個別に英文を読み上げてくれていたリスニング音声が有りましたが、廃止になりました。
今回の改悪で一番ひどい変更はこれだと個人的に思っています。非常に勉強しにくくなりました。
→[追記・補足]2024年9月時点で個別英文の読み上げが復活していました。英文の後ろにある「スピーカー」マークを押すと音声が再生されます。
ただし、この個別英文の読み上げはニュース動画が非公開になってから、つまり教材としての記事が公開されてから1週間後以降にしか聴くことが出来ません。
学習者は公開時点ですぐに英文音声を聴きたいので、これは改悪です。
改悪3. ニュースの動画がなくなった。※アプリ内でのみ視聴可能に
ウェブ記事からニュース動画が無くなりました。動画がないため記事の内容を理解するのが困難になりました。
→2024年7月から始まったアプリの中で動画が確認出来るようになりました。記事が公開されてから最初の1週間以内であれば、動画を視聴できます。
ウェブサイトが改悪された背景事情
今回のウェブサイトの改悪には放送法の改正が関わっているようです。
今月閣議決定された放送法改正案では、NHKに義務付けられるインターネット関連業務は、放送番組と密接な関連があるものに限定されており、無関係なコンテンツは原則として配信しないとされていることから、今回の特設ページの終了は将来の放送法改正を見据えた動きとみられる。
NHKが運営するネット上の特設ページ、続々と運営終了。放送法改正を見据えた動きか
ニュースで学ぶ「現代英語」の4つの魅力
魅力1…TOEIC LR試験対策として使える
ニュースで学ぶ「現代英語」をTOEIC LR試験対策として使うのはお勧めです。
TOEIC LR試験の参考書の一番の問題点は内容がつまらなく、記憶に残りにくいことです。
TOEIC LR試験は知識・教養を問う試験ではなく、英語力だけを確認する試験です。そのため、英文は抽象的な内容ばかりです。
知識・教養が無くても解けるように”消毒”されている英文と設問ばかりであるため、通常のTOEIC LR試験教材は本当に記憶に残りにくいです。
皆さん自身も直近で読んだTOEIC LR試験参考書の英文がどういった内容だったのか思い出してみて下さい。
もしくはこれまでに読んだTOEIC参考書の英文で記憶・印象に残っていたものを思い出してみてください。
おそらく思った以上にこれまでに学んだ内容を思い出せなくて愕然とすることでしょう。
私自身、直近で取り組んだ記事の内容は思い出せますが、1ヶ月以上前の英文記事となるとほぼ何も思い出せないです。
ニュースで学ぶ「現代英語」であれば、下記写真のように強烈に記憶に残る題材を使って英語を学ぶので記憶に残りやすいです。
この写真に関する記事はスエズ運河で船が座礁した事件についてです。
最初の3行でTOEIC LR試験に頻出の英単語を見てみると、下記になります。
- massive 巨大な
- disrupt 混乱させる
- supply chains 供給網
- investigation 調査
当然ながらTOEIC試験のために創られた架空の内容のやり取りよりも、現実の印象的なニュース記事の方が記憶と結びつく度合いが強いです。
そのため、より記憶に定着しやすいニュースで学ぶ「現代英語」の記事をTOEIC L&R試験のために使用するのを私はお勧めしています。
英単語・英語表現を暗記するためには数十回、時には100回以上同じ英文に触れ続ける必要が有ります。
そして、より記憶に残りやすい英文記事を使用した方が英単語は暗記しやすいです。
補足 最初はTOEIC LR試験と親和性の高い記事のみ着手しましょう。
一点補足すると、ニュースで学ぶ「現代英語」の中にはTOEIC LR試験に全く登場しない英単語・英語表現ばかりの記事も有ります。
以下の画像はは2023年10月にイスラエルがガザ地区を爆撃し、死者が4,200人出ているという英文です。歴史の教科書に載るであろう歴史的な出来事ですが、こういった戦争に関わる英単語・英語表現はTOEIC L&R試験に出ることは決してありません。
TOEIC LR試験対策の勉強をしている間は、TOEIC LR試験に関連がありそうな記事を選んで学習するのが良いです。
記事のタイトルからだいたいTOEIC LR試験との関連は推測出来ますので、記事の選別自体は簡単です。
私が作成しているレッスンノートでは1つ星★の記事がTOEIC LR試験と相性の良いものです。2つ★記事もビジネス関連のものはTOEIC LR試験と相性が良いです。
魅力2…英会話対策としてのニュース英語・時事英語
TOEIC試験で目標点(800点、900点)を獲得した後で重要になるのは、「英語で何を話すのか」というあなたが英語で話す内容が重要になってきます。
すでに述べたようにTOEIC LR試験は知識・教養を問う試験ではなく、英語力だけを確認する試験です。過度に”消毒”されているのがTOEIC LR試験です。
そもそもTOEIC試験の創設者が「TOEIC試験は本来は試験対策をして受けるものではない」と言っていることからも分かるように、あくまでTOEICは英語力を測定するための試験です。
そのためTOEIC試験問題は英語を学ぶ教材としては不適切ですし、退屈なものです。なぜならTOEIC試験問題は本来教材ではないのですから。
そして、そんなTOEIC LR試験対策に特化した学習だけを続けていると、英会話で使用できる表現や話題を身につけることが出来ません。
相槌の打ち方などは学べますが、英会話の話題として使える英語表現はTOEIC LR試験だけでは学べないのです。
だからこそTOEIC公式問題集を2-3冊やり込むよりも、時事ニュースの英文記事を200-300本読み込んで、TOEIC800点に到達する方が、知識の充実度は段違いに異なります。
TOEIC問題集をやり込んでも英会話の話題は何も増えず、英会話は出来るようになりません。なぜなら、TOEIC LR試験では一般教養がほとんど全く求められない問題ばかりだからです。
一方、時事ニュースであれば、雑談のネタが200-300本学べます。
2022年の話題であれば、新型コロナウイルスの話題ですが、TOEIC L&R試験対策のみしていると、コロナについて話すことは出来なかったです。
コロナ関連では「ワクチンを接種した、テレワークが継続している、三密回避、検査で陰性になった」など基本表現を英語で知っていないと話せません。
これらの英語表現は2020年3月以降、英語ニュースでは飽きるくらいに繰り返し登場しています。
具体例をもう1つ挙げると、2024年4月時点で、ロシア軍がウクライナを侵略して2年以上が経っています。それに関連した英語くらいは最低限英語学習者としては学んでおくべきです。
「TOEIC800点を取ったのですが、英語で話す内容が思い浮かびません」
私は過去にフィリピン留学の語学学校でTOEIC LR試験対策に特化した学習カリキュラムを作成していました。
そこで何があったのかというと、「TOEIC800点を取ったのですが、英語で話す内容が思い浮かびません」という悩みを抱える留学生達がたびたび相談に来たことです。
TOEIC LR試験対策の参考書を集中的に読み込むことで目標点に到達しても、話す話題がそもそもなければせっかく学んで身に付けた英語知識を使う機会が有りません。
例えばあなたがアメリカ人と話す時、TOEIC試験の話題をするでしょうか。そんな話題は当然しませんし、相手もそんなよく分からない外国人のための試験の話をされても困るだけですよね。
英語学習は試験対策のためにするものでは有りません。
資格試験の学習を終えた後に、あなたが誰と何について話したいのか、それを常に意識するためにも、ニュースで学ぶ「現代英語」で新たな知識を学ぶべきです。
「この世からTOEICが消えたらいいと思う。」
ぼくがある人の英語力を知ろうと思ったら、その人と話、その人が書いたものを読むでしょう。
論文や本を読んでもらってその感想を聞いたり、あるいはシアター教育で英語劇をやるのもいいかもしれません。
ある人のTOEICスコアには全く興味がありません。 この世からTOEICが消えたらいいと思う。
茂木健一郎さんが感じている苛立ちの一部は私も共感します。
TOEICが消えたら良いとまでは思いませんが、TOEIC860点以上(Aレベル)の水準に到達したら、その時点でTOEICは卒業するのを私もお勧めしています。
TOEIC600点を超えたくらいから、試験対策のための学習だけでなく、現実世界で使われている英語に触れていくようにすべきです。
TOEIC LR試験をいつまで経っても卒業できずに、TOEIC990点満点を目指すのは英語学習者として本末転倒です。
TOEIC900点、TOEIC990点満点を目指す学習をするよりは、ニュースで学ぶ「現代英語」のような教材を使用しながら、英語で新しい知識を学ぶ内容重視アプローチ(content-based approach)に切り替えて、その上で英会話・英作文の学習に取り組んだ方が良いです。
魅力3…隙間時間に勉強しやすいのが一番の魅力
すでに紹介したように、スマートフォンを使ってニュースで学ぶ「現代英語」の英文を読み込むことが出来ます。
ニュースで学ぶ「現代英語」はスマートフォンを使って、ちょっとした隙間時間に学習がしやすい点が本当に良いです。
私が2015年から学習を継続出来ているのもの、隙間時間に新たな記事を読み込めるのが最大の理由です。
隙間時間に1-2分を使えば、1つの英文を読み込めます。
記事によっては隙間時間の10分から15分程度で一通り読めてしまうので、細切れに学習するのに最適です。
隙間時間に1英文ずつ読み進めていけば、いつの間にか終わっています。下記のような長めの英文でも10分もあれば読み込みを終えて、暗唱まで出来ます。
スマートフォンのトップページにブックマークアイコンを設置しましょう
スマートフォンのトップページにニュースで学ぶ「現代英語」のブックマークアイコン(ショートカットキー)を作成しておけば、瞬時にウェブサイトにアクセス出来ます。
立ち上げるアプリはChrome(もしくはSafariなど)で良いので、他のどんな学習アプリよりも最速で学習したい英文記事に辿り着けます。
abceedやスタディサプリといった英語学習アプリが近年注目されていますが、それすらをも圧倒的な使い勝手の良さでニュースで学ぶ「現代英語」は上回っています。
(2024年7月以降)
「NHKゴガク」のアプリでもニュースで学ぶ「現代英語」を確認できるようになったので、このアプリをトップページに置くのでも大丈夫です。
魅力4…リスニング音声が良い。プロのアナウンサー達の声が良い
NHK WORLD-JAPANで実際に放送されていたニュースが学習用に加工されたものがニュースで英語術であるため、ニュースで英語術の音声はプロのアナウンサーが読み上げたものです。
最初から耳で聴くことを想定して作成された原稿をプロのアナウンサーが読み上げてくれているので、リスニング教材としては極めて優れています。とても聞き取りやすいです。
日本語のビジネス書を読み上げたオーディオブックだと「書かれた文章を読み上げている」ので、「書籍によってはかなり聞き取りにくい箇所がある」し、「音声読み上げも冗長になりがち」という欠点が有ります。NHK WORLD-JAPANのニュースでは当然こういった欠点が有りません。
また実際のニュースなので、時々言い淀んでいる箇所に出くわすことがあるくらいです。人工的な試験英語ではなく、現実の英語にとても近いと言えます。
印象的なアナウンサーを1人挙げると、Raja Pradhanさん。
彼が話す英語は初めて登場した時には特徴的な早口の英語に面食らいましたが、2年位彼の英語を聴き続けているうちにかなり聴き取れるようになってきました。
Kasawaki Rikaさんは日本語のNHKのニュース7でも頻繁に見かけるため、日本語と英語のニュースでバイリンガルで対応していてすごいな見かけるたびに思っています。※ニュースに登場するAnchors & Reportersの方々の経歴などはこちらのページで確認出来ます。
他にもNHKのアナウンサーに加えて、バイデン大統領やジョンソン首相、イーロン・マスクなどの有名人、また一般のアメリカ人やイギリス人が登場することも有ります。これらの英語はより一般の人たちが話す英語に近いものです。
参考書の英語は明瞭すぎる
TOEIC試験対策の参考書も含めて学習参考書に付属しているリスニング音声は不自然なものが多いです。
もちろんこちらもプロの声優の方が読み上げているのですが、はっきりと明瞭すぎる音声で読み上げられているという点が現実の英会話とは異なります。
あとは感情を込めずに淡々と読み上げられている英語音声も有り、そちらは聴いていると眠くなってきます。
こういった参考書のリスニング音声は初級者や初中級者の方々が英語という言語に慣れるためには良いです。
しかし、TOEIC600点以上の中級者以上の方々は参考書のために作られた英語だけでなく、現実世界で使われている英語のリスニングを始めるべきです。
ニュースで学ぶ「現代英語」は読み上げられている英文の原文も確認できますので、中級者が最初に取り組む現実の英語としてかなりお勧めです。
オンライン英会話各社のニュース記事はAI音声
DMM英会話、ネイティブキャンプといった大手オンライン英会話サービスが提供しているニュース記事教材のリスニング音声は”AI生成音声”です。
AI生成音声を聴いてみると「ニュースのような文面であれば、不自然さはほぼない」ことが分かります。
ただ、それでもやはり音声が平坦すぎるので、AIが読んだと分かるものです。NHKニュースでも日本語のAI生成音声が使われていますが、ああいう感じの音声です。
そして、教材として何度も何度も聴き込む価値があるのは、以下になります。
プロのアナウンサーの音声 (NHK World) >>>>> 参考書のリスニング音声 >>>>>>>> AI生成音声
AI生成音声に関しては、現時点ではオンライン英会話各社があからさまにコストカットを狙っているのが透けてみえる点もマイナスです。教材作成に関わるものでケチらないでほしい。
プロのアナウンサーが読み上げている音声教材がある中で、あえてAI生成音声を使って学習する意義や価値は今のところほぼないかと思います。
リスニング音源の確保に関して
リスニング音源の確保に関して補足します。
- NHKゴガクのアプリ、映像
- らじるらじるの聴き逃し放送 ニュースで学ぶ「現代英語」
アプリの映像、らじるらじるの放送は共に1週間で無くなります。無くなる前に、別途ニュースの生音声を録音しておくようにしましょう。
ニュースで学ぶ「現代英語」のリスニング音源を独自に作成
私はウォークマンのダイレクト録音を使って、番組後半の英文に通しで読まれる箇所のみをシンクロ録音しています。
(私が使用している機種)ソニー ウォークマン Aシリーズ 16GB NW-A55
少し面倒ではありますが、ひとたび音源さえ作ってしまえば、下記のようにAndroidの画面分割+Audipoを使用して、どこでも気軽に、隙間時間に時事英語が学べる教材になります。
Audipoの「区間再生」と「再生速度変更」の機能で1英文毎に深く定着学習を行うことが出来ます。
区間再生やAudipoについては本当にお勧めですので別記事で詳細を紹介しています。
おわりに 「英語”を”学ぶ」から「英語”で”学ぶ」へ
知識・教養を問わないTOEIC L&R試験と異なり、ニュースで学ぶ「現代英語」は英文自体の内容が面白い英文です。
時事問題について詳しくなり、英会話の話題も増えるのでお勧めです。
TOEIC L&R試験の参考書で学習を行っている時はそれほど多くの記事はこなせないでしょうから、全部の記事をこなすのではなく、1週間に1~2本の記事を読み通すくらいに軽めにやり込んでおきましょう。
学びたい記事はTOEIC L&R試験に関連しているものを無理して選ぶこと無く、自分自身が読みたいと思った英文記事をやり込むのが長続きするコツです。まずは無理のない範囲で取り組んでみて下さい。
最後に、本文中でレッスンノートを紹介したように、ニュースで学ぶ「現代英語」はオンラインレッスンのハルヨン/フィリピン留学の語学学校バックワイズのレッスンでも使用しているので、この教材を使って英語を学びたい方はハルヨン、もしくはバックワイズの受講を検討下さい。
ハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)へのお問い合わせ・お申し込み
オンラインレッスンのハルヨン、もしくはフィリピン留学のバックワイズで学習されることを希望される方はLINE、メール、オンライン説明会のいずれかよりお問い合わせ・お申し込みください。
LINEでのお問い合わせ/お申し込み
(オンラインレッスンのハルヨン、フィリピン留学バックワイズの事前学習についての問い合わせ)
LINEで下記よりお問い合わせください。
(質問例) オンラインレッスンの受講を希望していますが、いつから受講できますか?
[LINE登録]下記のボタンをクリックするか、QRコード・ID検索よりLINEで友達登録後、チャットにてお問い合わせください。
LINEよりも詳細な説明を希望される方、レッスンを体験受講してみたい方はオンライン説明会へお申し込みください。
(フィリピン留学バックワイズへの問い合わせ)フィリピン留学のバックワイズへの申し込み、部屋の空き状況の確認、料金の確認(見積もりの依頼)、現地での生活、VISAや航空券の手配などの手続きに関しては下記のLINEよりお問い合わせください。代表の樫原が迅速に対応致します。
(質問例) 来月から留学を希望していますが、1人部屋は空いていますか?費用はいくらになりますか?
メールでのお問い合わせ/お申し込み
メールでのお問い合わせは下記リンク先記事のメールフォーム(リンク先ページの下段)よりご連絡ください。
語学学校バックワイズ卒業生の紹介
中上級者 セイキさん
20代男性・会社員
日本での事前学習12週間 + 8週間のフィリピン留学
申し込み時点の英語力: TOEIC 595点
留学終了時の英語力: TOEIC 830点(L420, R410) ※235点アップ!
留学前に英文法・英文読解・発音を中心に学習されました。
日本での事前学習ではTOEIC試験対策としてReading Partにも取り組まれたので、フィリピン留学中は英会話・発音矯正の学習に集中することが出来ました。
初中級者 アキさん
40代女性・会社員
日本での事前学習24週間 + 12週間のフィリピン留学
開始時点の教材: 中学2年生の英文法から開始。英文法の知識があやふやだったため。
留学終了時の英語力: TOEIC680点(L355点、R325点)
TOEIC試験対策に特化したアプリ(リクルートが提供するスタディサプリ、英語 TOEIC® L&R TEST対策コース)を使用して学習をしていたが、英語力もTOEIC試験の点数も伸び悩んでいたため、バックワイズでの学習を決められました。
スタディサプリで学ぶことが出来ない英文法・英文読解について基礎(中2レベル)から学び直されました。その結果、TOEIC Reading Partの点数を325点という中級者レベルまで伸ばされました。
(中学2年生の英文法は下記のレベルです)
また、24週間の事前学習期間に発音についても一から学習をしたため、フィリピン留学中は生徒の中でも特に発音が良いことで評判でした。
初級者 テツさん
40代男性・会社経営者
日本での事前学習12週間 + 12週間のフィリピン留学
開始時点の教材: 中学1年生の英文法から学習開始。英語はずっと大嫌いでした。
留学終了時の英語力: 高校英文法の中程まで到達(受動態、助動詞)
中学1年生が最初に学ぶ英文法から英語を学び直されました。
(テツさんが最初に学習を開始されたページ)
フィリピン留学を終えた時点で、中学英文法を使った英会話が可能になり、英語アレルギーも治されました。
「いまは英語学習を苦痛に感じることはありません」
(テツさんが留学中に到達された高校英文法・助動詞のページ)
語学学校バックワイズを3分で紹介! – 日本語教材が使えて、日本人教師がいる唯一の語学学校
ここからはハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)が学習カリキュラムを提供している、フィリピン留学・バックワイズについての紹介になります。
語学学校バックワイズはフィリピン留学で「日本語で書かれた教材を使用」し、「日本人の英語教師がレッスンを行う」唯一の語学学校です。
「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」を出版した著書が最適な英語参考書を選び、その参考書を使った授業を提供しております。
日本語教材と日本人教師のサポートによって、語学学校バックワイズではフィリピン人教師達とのマンツーマンレッスンを最大限に活用出来ます。
そしてバックワイズは「中学1年生の基礎の基礎から学び直したい初級者」から「TOEIC900点以上の上級者」まで受け入れている語学学校です。
フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校 – 実際の教材と学習体験談を紹介
下記の3つのレベルに応じてそれぞれ紹介しているのでご自身に合ったレベルの記述を読み進めて下さい。
(1) 中学生が学ぶ英文法レベルから学び直す場合
(2) 高校英文法レベルから学び直す場合
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
(4) TOEIC800点以上の上級者クラスでは実践的なニュースレッスンを実施
(1) 中学生が学ぶ英文法レベルから学び直す場合
大多数のフィリピン留学の学習者が中学英文法から学び直しています。
中学1年生までの英文法を学べば英語アレルギーは無くなり、最低限の英会話が出来るようになります。
中学3年生までの英文法を学べば海外旅行や日常生活で簡単な英会話が使いこなせるようになります。
中学1年生の初級レベルから日本で販売されている有名参考書を使って、日本人教師のサポートによって学ぶことが出来るのが語学学校バックワイズの大きな強みです。
フィリピン留学やその他の国々の語学学校では下記教材のように英語で英文法を学びます。見ればすぐに分かりますが、英語で学ぶ教材では初級者・中級者が学ぶのは極めて困難です。不可能であるとすら言えます。
下記は中学1年生~中学2年生が学ぶ助動詞 can, could についてです。
一方、語学学校バックワイズでは日本の書店で販売されている日本の有名参考書を使用します。
同じく「中学1年生~中学2年生が学ぶ助動詞 can, could について」ですが、理解度が全然違うのが一目瞭然かと思います。
この教材をどのように使えば良いのかに関しても日本人教師が毎週のレッスンを通じて指導し、その上でフィリピン人教師とのマンツーマンレッスンで学んだ表現を使いこなせるように練習をします。
また、バックワイズでは発音矯正のレッスンにも力を入れています。下記はYoutuberの方が発音矯正レッスンを受講されている際の様子です。
このようにして語学学校バックワイズでは
という学習目標を達成出来るようにしています。
実際に英語力ゼロからフィリピン留学をし、3週間で中学1年生が学ぶ英文法の学習を終えられた方の学習体験談を下記に紹介します。
同じく中学1年生の英文法から学び直し、高校英文法まで学習された方の学習体験談
英語が苦手で中学レベルから学び直した学生(中学生・高校生・大学生)の体験談は下記になります。
(2) 高校英文法レベルから学び直す場合
英語で高校英文法を学ぶのは極めて難易度が高いです。
フィリピン留学やその他の国の語学が留学では下記教材のように英語で英文法を学びます。見ればすぐに分かりますが、この教材で学ぶのは上級者でもかなり困難です。
高校英文法の難関の1つである仮定法過去完了を英語で学ぶと下記のようになります。
一方、語学学校バックワイズでは日本の書店で販売されている日本の有名参考書を使用します。
同じく「高校英文法の仮定法過去完了について」ですが、理解度が全然違うのが一目瞭然かと思います。
語学学校バックワイズではこのように日本で販売されている有名参考書を使って、その上で毎週日本人教師のレッスンのサポートによって、中学3年生レベルの知識がある方であれば、3ヶ月の留学期間で高校英文法を一通り学び直せます。
英単語・英語表現を学ぶ教材は下記のレベルまで読めれば高校1年生レベルです。下記は赤毛のアンの著者(ルーシー・モード・モンゴメリ)についての記事です。日本人向け教材を使用しているため、日本人に馴染みが深い話題を取り扱っています。
本文の中に発音記号を多数書き込んでいる点にも注目下さい。語学学校バックワイズは発音矯正にも力を入れているため、英文法だけでなく、英語の発音についても学べます。
このようにして語学学校バックワイズでは
という学習目標を達成出来るようにしています。
高校英文法を学ばれた大学生の体験談は下記になります。
英語が得意だけれど、英会話が出来ない学生(中学生・高校生)の体験談は下記になります。
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
(3) 3ヶ月でTOEIC200点アップを目指す
語学学校バックワイズではTOEIC LR試験の公式問題集を使い、フィリピン人教師とのマンツーマンレッスンで英会話能力を高められます。その上でTOEIC試験の点数も短期間で大幅に高めることが出来ます。
日本人教師のレッスンでは下記のレッスンノートを使いながら「英文の品詞分解」「TOEIC試験の解放テクニック」を教授しています。
フィリピン人教師から学ぶのが困難な難易度が高いReading Partに関しても、語学学校バックワイズでは日本人教師と一緒に取り組みます。
日本人教師のレッスンによって、フィリピン留学ではこれまで出来なかったReading Partの点数も伸ばせるのが語学学校バックワイズの大きな特徴です。
(語学学校バックワイズで実現出来ること)
実際にバックワイズでの留学を通じてTOEICスコアを200点以上伸ばされた方の体験談は下記になります。
実際にReading Partの点数を伸ばされた留学生の体験談は下記になります。
※他のよくあるフィリピン留学/セブ島留学の韓国系語学学校に留学された方の体験談です。
(4) TOEIC800点以上の上級者クラスでは実践的なニュースレッスンを実施
試験対策ではなく、英会話・英作文の能力を伸ばしたい上級者向けにはニュース記事を使ったレッスンを行っています。
※このニュースレッスンはTOEIC600点以上の中上級者、上級者向けで実施しています。
TOEIC L&R試験やIELTS試験と相性が良いニュース記事を使ってレッスンを行っています。
下記は日本酒の獺祭がNew Yorkで発売された際のニュース記事です。
2023年10月に起きたイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区侵攻といった最新の時事ニュースもレッスンでは取り上げます。
TOEIC800点を超える上級者の留学体験談は下記になります。
他の語学学校では決して成し遂げられない学習目標
上記の語学学校バックワイズにしかない特徴によって、下記の学習目標を達成出来ます。
上記の学習目標はフィリピン留学の他の語学学校では決して成し遂げられないものばかりです。
語学学校バックワイズに語学留学をすれば、上記の目標が実現可能です。
バックワイズの学習カリキュラム総責任者である柴田 @HAL_J は10年以上フィリピンの語学学校に関わっています。その10年以上の経験を踏まえた最新の学習カリキュラムを語学学校バックワイズで提供しております。
バックワイズの紹介動画
バックワイズ学習面の特徴についてまとめた動画を公開しています。約5分間の動画でバックワイズが他のフィリピン留学の語学学校とどう違うのかを確認出来ます。