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Last Stop on Market Street

Last Stop on Market Street / Matt de la Peña (著), Christian Robinson (イラスト)

本文加工

【1】 教会からの出発と雨

CJ pushed / through (ドアなどを押し開けて外に出た) the church doors, skipped down the steps ( 階段を小走りに下りた) .

The outside air smelled like freedom (自由のような匂いがした) , but it also smelled like rain, which freckled CJ’s shirt (CJのシャツにそばかすのような斑点をつけた) and dripped down his nose (彼の鼻を伝ってしたたり落ちた) .

freckle は名詞なら「そばかす」ですが、ここでは動詞です。雨粒によってCJのシャツに点々と濡れた跡ができる様子を、freckles「そばかす」にたとえています。

He ducked / under (〜の下にかがんで潜り込んだ) his nana’s umbrella, saying, “How come we gotta wait / for the bus / in all this wet (こんなにびしょ濡れで) ?”

duck は名詞では「アヒル」ですが、動詞では「頭や体をさっと低くする、身をかがめる」です。

(分詞構文) , and he says, … ⇒ , saying, …

How come …? は Why …? に近い意味を持つ、くだけた日常表現です。重要なのは語順で、Why do we have to wait? では疑問文語順になりますが、How come we gotta wait? では How come の後ろに 主語 + 動詞の平叙文語順が続きます。How come do we ...? とは通常言いません。

gotta = got to = “have” got to = have to ~しなければならない

Trees get thirsty /ˈθɜː.sti/ , too,” his nana told him.

“Don’t you see that big one drinking / through a straw /strɔː/ ?”

 see + O + -ing で「Oが~しているところを見る」という構造です。

CJ looked / for a long time (しばらくの間) but never saw a straw.

【2】 車への憧れ

From the bus stop, he watched water pool (水たまりを作る) / on flower petals /ˈflaʊ.ər ˈpet.əlz/ (花びら) .

watch + O + 動詞の原形で、「水が花びらの上にたまるのを眺めた」という構造です。

petal は1枚の「花びら、花弁」、複数形が petals です。

Watched rain patter (パラパラと音を立てる) / against the windshield (自動車のフロントガラス) / of a nearby car.

watch + O + 動詞の原形で、「雨がフロントガラスにパラパラと当たるのを眺めた」という構造です。

 patter は雨粒や小さな足音などが「パラパラ、パタパタ」と軽く連続して音を立てることです。

His friend Colby climbed in (車などに乗り込んだ) , gave CJ a wave (CJに手を振った) , and drove off / with his dad.

give someone a wave で「人に手を振る」。wave はここでは名詞です。give someone a smile「人に微笑みかける」、give someone a nod「人にうなずいて合図する」などと同じ give + 人 + 名詞の形です。

“Nana, how come we don’t got a car?”

本文の we don't got a car は標準的な書き言葉ではありません。標準的には we don't have a car、あるいは we haven't got a car などとなります。ここではCJのくだけた話し言葉として、そのまま使われています。原文に have を補って don't have got と考えるのは誤りです。

【3】 バスの到着とマジック

“Boy, what do we need a car for? We (have) got a bus / that breathes fire /briːðz ˈfaɪ.ər/ (火を吹く) , and old Mr. Dennis (年配のデニスさん ) , who always has a trick (手品) / for you.”

what … for? で「何のために~?」と目的や用途を尋ねます。Why? に近くなる場合もありますが、what … for? の基本は「何のために」です。

The bus creaked /kriːkt/ to a stop (キィーッと軋むような音を立てて止まった ) / in front of them.

creak はドア、床、古い機械などが「ギーッ、キーッ」ときしむ音を立てることです。to a stop は「停止状態へ」という変化を表します。

It(the bus) sighed /saɪd/ (ため息をついた) and sagged /sæɡd/ (重みなどで沈んだ) and the doors swung open (勢いよくパッと開いた).

解説: sigh は「ため息をつく」、sag は「重みなどで沈む、たわむ」です。It sighed and sagged. では、バスを人間のように描く擬人化表現になっています。

What’s that I see?” Mr. Dennis asked.

He pulled a coin / from behind CJ’s ear, placed it / in his palm.

pull A from behind B で「Bの後ろからAを取り出す」。

Nana laughed her deep laugh (お腹の底から深く笑った) and pushed CJ along (CJを押して先へ進ませた) .

動詞 laugh の後ろに同じ語の名詞 her deep laugh を目的語として置いた同族目的語です。単に Nana laughed. とするよりも、「Nana特有の深い笑い声」が印象づけられています。

push someone along で「人を押して先へ進ませる、前へ促す」。ここではNanaがCJを先へ進ませています。

【4】 車内の様子と挨拶

They sat / right up front (一番前の席に座った) .

up front で「前方に、最前部に」。ここでの right は「右」ではなく、場所を強調する「まさに、すぐ」です。

The man / across the way (向かい側に) / was tuning (調律する) a guitar.

An old woman / with curlers /ˈkɜː.lərz/ (髪巻き) / had butterflies / in a jar (瓶) .

Nana gave everyone a great big smile (満面の笑み) and a “good afternoon.

give someone a smile で「人に微笑みかける」。a great big smile の great はここでは「素晴らしい」というより big を強調し、「とても大きな笑顔、満面の笑み」という意味です。

She made sure (that) / CJ did the same.

make sure (that) + 文で「~であることを確かめる」「必ず~するようにする」です。

【5】 CJの不満と祖母の返し

The bus lurched /lɜːtʃt/ (突然ガクンと動いた) forward and stopped, lurched forward and stopped.

 lurch は、人や乗り物などが「突然ガクンと動く、よろめくように動く」という意味です。

Nana hummed /hʌmd/ (鼻歌を歌った) / as she knit (編み物をしながら) .

How come we always (have) gotta go here / after church?” CJ said.

gotta は got to が会話の中で弱化した非常にくだけた話し言葉です。

“Miguel and Colby never have to go nowhere.”

never と nowhere が一緒に使われています。標準的な書き言葉の英語なら never have to go anywhere となりますが、ここでは会話の中で使われる非標準的な二重否定です。意味が肯定になるわけではなく、「MiguelとColbyはどこにも行かなくていい」とCJの不満を強く表しています。

“I feel sorry / for those boys,” she told him.

“They’ll never get a chance / to (~する機会を得る) meet Bobo or the Sunglass Man.

And I hear (that) / Trixie got herself a brand-new (真新しい) hat.”

get oneself something で「自分用に何かを手に入れる」という口語的な表現です。

herself は「自分自身を」という通常の再帰目的語ではなく、「自分のために」という意味を加えています。

CJ stared out the window / feeling sorry / for himself.

He watched cars zip by (勢いよく走り去る) / on either side (両側を) , watched a group of boys hop curbs (縁石をピョンと飛び越える) / on bikes.

zip は「素早く動く」という意味で、zip by になると「素早くそばを通り過ぎる」という意味になります。

 either side は「2つある側のそれぞれ」、文脈によって「両側」という意味になります。cars zip by on either side では、CJの視界の左右を車が走り抜けていく様子を表しています。

【6】 盲目の男性との出会い

A man climbed aboard (バスに乗り込んできた) / with a spotted dog (ぶち模様の犬) .

aboard は「乗り物に乗って、乗り物の中へ」という意味です。

CJ gave up his seat (席を譲った) . “How come that man can’t see?”

give up one’s seat は「自分の席を譲る」という定番表現です。give up には「諦める」だけでなく、「自分が持っているものを手放す」という意味があります。

“Boy, what do you know about seeing?” Nana told him.

“Some people watch the world / with their ears.”

That’s a fact (まったくその通りだ) . Their noses, too,” the man said, sniffing / at (をクンクンと嗅ぎながら) the air.

That’s a fact. は文字どおりには「それは事実だ」ですが、会話では相手の発言に強く同意して「その通りだ」「まったく本当だ」という意味でも使われます。

“That’s a mighty fine perfume (とても素晴らしい香水) (which) you’re wearing today, ma’am.”

mighty はここでは「力強い」ではなく、very のように「とても、実に」という強調の副詞として使われています。mighty fine はくだけたアメリカ英語らしい響きを持つ表現です。

Nana squeezed (~をギュッと握った) the man’s hand and laughed her deep laugh (お腹の底から深く笑った) .

squeeze someone’s hand は「人の手をぎゅっと握る」という表現です。

laughed her deep laugh では動詞 laugh と同じ意味を持つ名詞 laugh を目的語に取っています。このような形は同族目的語と呼ばれます。単なる laughed よりも、Nana特有の「深い笑い声」が具体的に描かれています。

【7】 音楽の始まり

Two older boys got / on next.

CJ watched / as they moved on by (そばを通り過ぎて先へ進んだ) and stood / in back (後ろの方に立った) .

(I) Sure wish (that) I had one of those,” he said.

 完全な形は I sure wish I had one of those. で、本文では会話らしく文頭の I が省略されています。sure は副詞として wish を強め、「本当に~だったらいいのになあ」という気持ちを表します。wish + 過去形 は現在の事実とは異なる願望を表し、had が過去形なのは過去の話をしているからではありません。

Nana set down (~を手元に置いた) her knitting (編み物) .

What for (=Why) ? You (have) got the real live thing (本物そのもの) / sitting / across from (~の向かいに) you.

What for? は「何のために?」という意味から、会話では Why? に近い「どうして?」として使われます。CJが「ああいうのが欲しい」と言ったのに対し、Nanaが What for? と問い返しています。単に理由を尋ねるだけでなく、「そんなもの、何のために必要なの?」というニュアンスが自然です。

 real live ~ は「本物の、実際にそこにいる~」という強調表現です。real と live を重ねることで、「まさに本物」という意味を強めています。

Why don’t you (~したらどう?) ask the man / if he’ll play us a song?”

Why don’t you + 動詞? は、文字どおり「なぜ~しないの?」と理由を尋ねる場合もありますが、ここでは「~したらどう?」という提案です。

CJ didn’t have to /ˈdɪd.ənt hæf tə/ .

発音のコツ: have to はこの形では通常 /hæf tə/ と発音します。to は /tə/ と弱くなります。

The guitar player was already plucking /ˈplʌk.ɪŋ/ strings (弦を爪弾いて) and beginning to sing.

pluck は、ギターなどの弦を指やピックで引っかけて離し、音を出す動作です。

“To feel the magic / of music,” the blind man whispered (ささやいた) , “I like to close my eyes.”

Nana closed hers, too.

So did CJ and the spotted dog.

So + 助動詞 + 主語 は「~もまたそうした」という倒置構文です。did が closed his/their eyes を受け、「CJとぶち模様の犬も目を閉じた」という意味になります。同じ動詞を繰り返さずに「~もそうした」と表現できます。

【8】 音楽の魔法 4:39

And in the darkness,

the rhythm lifted (連れ出した) CJ / out of the bus, out of the busy city.

lift A out of B は文字どおりには「Aを持ち上げてBの外へ出す」という意味です。

He saw sunset colors / swirling / over (〜の上で渦巻いている) crashing waves (押し寄せる激しい白波) .

swirl は「渦を巻く、ぐるぐる回る」という意味です。水や煙だけでなく、色についても使えます。

crash は「激しくぶつかる」という意味で、大きな音を伴うイメージがあります。

Saw a family of hawks /hɔːks/ (タカの家族) / slicing / through the sky (空を切り裂くように飛んでいる) .

slice は「薄く切る」、slice through ~ は「~を切り裂くように進む」という意味です。

Saw the old woman’s butterflies / dancing free / in the light of the moon (月明かりを浴びて) .

ここでの free は butterflies の状態を表す形容詞として理解でき、「自由な状態で舞っている」という意味です。freely としないことで、蝶が「自由になった」という状態そのものも印象づけています。

CJ’s chest grew full (胸がいっぱいになった) and he was lost / in (〜に夢中になった) the sound and the sound gave him the feeling / of (人に~という感覚を与える) magic.

grow + 形容詞には「だんだん~になる」という用法があります。

be lost in ~ は「~に我を忘れるほど没頭する、~に夢中になる」という表現です。be lost in thought「物思いにふける」、be lost in a book「本に夢中になる」のようにも使われます。

【9】 演奏の終わりと降車 5:12

The song ended and CJ opened his eyes.

Everyone / on the bus / clapped, even (強調 ~でさえも) the boys / in back.

everyone は「全員、みんな」という意味です。複数の人を指しますが、文法上は単数として扱われるため、現在形なら Everyone claps. や Everyone is ... となります。

Nana glanced / at (〜をチラリと見た) the coin / in CJ’s palm (手のひら) .

glance at ~ はlook at ~ よりも「見る時間が短い」というニュアンスがあります。

CJ dropped it / in the man’s hat.

“Last stop (最後の停留所、終点) / on Market Street,”

Mr. Dennis called.

【10】 汚れた街と祖母の教え 5:35

CJ looked around / as he stepped off (~から足を踏み出して降りる) the bus.

Crumbling sidewalks (崩れかけた歩道) and broken-down doors, graffiti-tagged (落書きが書きつけられた) windows (落書きだらけの窓ガラス) and boarded-up (板を打ちつけて塞がれた) stores (板張りの廃店舗) .

graffiti-tagged windows で「落書きされた窓」。graffiti は「落書き」、tag はグラフィティで名前やサインなどを素早く書きつけることを指します。ここでは tagged が過去分詞として windows を修飾しています。

board up ~ は「~に板を打ちつけて塞ぐ」という表現で、boarded-up はその状態を表す形容詞です。店の窓や入口などが板で塞がれている様子を表します。

He reached / for (〜を求めて手を伸ばした) his Nana’s hand.

reach for ~ は「~を取ろうとして手を伸ばす、~に向かって手を伸ばす」という表現です。reach for は、対象を実際につかんだかどうかではなく、そこへ「手を伸ばす」という動作に焦点があります。

How come it’s always so dirty over here (このあたりは) ?”

over here は、話し手がいる場所やその周辺を指して「こっち、この辺、このあたり」という意味になります。

She smiled and pointed / to the sky.

point to ~ で「~を指さす、~の方を指す」という意味です。point at ~ も「~を指さす」ですが、point to ~ は「~の方向を示す」というニュアンスで使われやすい表現です。

“Sometimes when you‘re surrounded / by (~に囲まれている) dirt (汚れ、汚いもの) , CJ, you’re a better witness (〜をよりよく見つけられる人) / for what’s beautiful.”

you're a better witness for what's beautiful は、この作品の中心的なメッセージにつながる詩的な表現です。witness は通常「目撃者、証人」ですが、ここでは美しいものを「目にして、その存在に気づく人」という意味合いで使われています。

【11】 街のなかの美しさと発見 6:04

CJ saw the perfect (申し分のない) rainbow arcing over (〜の上に大きな弧を描いている) their soup kitchen (無料給食所) .

 see + O + -ing の形で、「CJは見事な虹がスープキッチンの上に弧を描いているのを見た」という構造です。

perfect は「完璧な」だけでなく、「申し分のない、これ以上ない」という意味でも使われます。the perfect rainbow では、CJの目に虹が見事なものとして映っていることを表しています。

arc は名詞では「弧」、動詞では「弧を描く」という意味です。

soup kitchen は、食事を必要としている人に無料で食事を提供する施設です。文字どおり「スープを作る厨房」という意味ではなく、無料で食事を提供する場所を指します。

He wondered how his nana always found beautiful / where he never even (~することさえない) thought / to look (視線を向けることすら頭に浮かばなかった) .

wonder how + 文で「どうして/どうやって~なのだろうと思う」という意味です。

通常 beautiful は形容詞ですが、ここでは名詞的に使われwhat was beautifulbeautiful things に相当する「美しいもの」という意味を beautiful 一語に担わせています。beautiful が一般的な名詞になったということではなく、この文の中で find の目的語にあたる位置に置かれた、作品の文体として意図的な表現です。

think to do はここでは「~しようと思う、~することを思いつく」という意味です。本文の where he never even thought to look では、never even と組み合わさって「そこを見てみようとすら思わなかった」「そこに目を向けることさえ思いつかなかった」となります。

He looked all / around them again, at the bus / rounding the corner (角を曲がる) out of sight (視界から消えて) and the broken streetlamps / still lit up bright (きらきらと輝いて灯っている) and the stray-cat (野良猫) shadows / moving across the wall (壁を横切って動いている) .

bright はここでは副詞的に使われ、「明るく」という意味です。brightly とすることもできますが、bright のまま副詞として使う用法もあり、shine bright などでよく見られます。文法的な誤りではありません。

move across ~ で「~を横切って動く」という意味です。across によって、影が壁の表面を横切って移動する様子が描かれています。

【12】 スープキッチンへの到着 6:30

When he spotted (~を見つけた) their familiar faces (見慣れた顔ぶれ) / in the window, he said, “I’m glad (that) we came.”

spot は名詞では「場所、点」ですが、動詞では「見つける、見かける、~に気づく」という意味があります。

 familiar は「よく知っている、見慣れた」、faces は「顔」ですが、familiar faces では「見慣れた人たち、顔なじみ」という意味になります。

He thought (that) his nana might laugh her deep laugh, but she didn’t.

laugh は通常は自動詞ですが、laugh her deep laugh では動詞 laugh と同じ語源・意味を持つ名詞 laugh を目的語として取っています。このような形を同族目的語と呼びます。

She patted him on the head and told him,

英語では pat someone on the back「人の背中を軽くたたく」のように、動詞 + 人 + on + the + 身体の部位という形がよく使われます。

“Me too, CJ. Now, come on (さあ早く行きましょう) .”

発音のコツ: come on は自然なアメリカ英語では /kʌmɑːn/ と強く連結し、「カモン」に近く聞こえます。

英単語・英語表現

【1】 教会からの出発と雨

【2】 車への憧れ

【3】 バスの到着とマジック

【4】 車内の様子と挨拶

【5】 CJの不満と祖母の返し

【6】 盲目の男性との出会い

【7】 音楽の始まり

【8】 音楽の魔法

【9】 演奏の終わりと降車

【10】 汚れた街と祖母の教え

【11】 街のなかの美しさと発見

【12】 スープキッチンへの到着

日本語訳

【1】 教会からの出発と雨 / Leaving the Church in the Rain

CJは教会のドアを押し開けて外へ出ると、階段を小走りに下りました。

外の空気は自由な匂いがしましたが、同時に雨の匂いもしていて、CJのシャツに点々と雨の跡をつけ、彼の鼻を伝ってしたたり落ちました。

彼はおばあちゃんの傘の下にかがんで潜り込み、「どうして僕たち、こんなにびしょ濡れになってバスを待たなきゃいけないの?」と言いました。

「木だって喉が渇くのよ」とNanaは言いました。

「あのでっかい木がストローで水を飲んでいるのが見えないかい?」

CJは長いこと眺めましたが、ストローは一度も見えませんでした。

【2】 車への憧れ / Wishing for a Car

バス停から、彼は花びらに水たまりができる様子を眺めました。

近くの車のフロントガラスに雨がパチパチと当たる音を聞きました。

友達のコルビーが車に乗り込み、CJに手を振って、父親と一緒に走り去っていきました。

「Nana、どうして僕たちには車がないの?」

【3】 バスの到着とマジック / The Bus Arrives and Magic Happens

「まあ、車なんか何に使うんだい? 私たちには火を吹くバスがあるし、いつもお前に手品を見せてくれるデニスおじさんだっているじゃないか」

バスはふたりの前でキィーッと軋むような音を立てて止まりました。

プシューッと音を立てて沈み込み、ドアがパッと勢いよく開きました。

「おや、僕の目に映っているのは誰かな?」とデニスさんが尋ねました。

彼はCJの耳の後ろからコインを取り出し、彼の手に乗せました。

Nanaはお腹の底から深く笑い、CJの背中を優しく押して歩かせました。

【4】 車内の様子と挨拶 / Inside the Bus and Friendly Greetings

ふたりは一番前の席に座りました。

通路の向かい側にいる男性はギターのチューニングをしていました。

髪にカーラーを巻いたおばあさんは、瓶の中にチョウを入れていました。

Nanaはみんなに満面の笑みを向け、「こんにちは」と挨拶しました。

彼女はCJにも同じようにさせました。

【5】 CJの不満と祖母の返し / CJ’s Complaint and Nana’s Wise Response

バスはガクンと揺れて進んでは止まり、ガクンと揺れて進んでは止まりました。

Nanaは編み物をしながら鼻歌を歌いました。

「どうして僕たち、日曜日(教会)の後にいつもここへ行かなきゃいけないの?」とCJは言いました。

「ミゲルもコルビーも、どこにも行く必要なんてないのに」

「私はあの子たちがかわいそうだと思うよ」とNanaは言いました。

「あの子たちはボーボーやサングラス男に会う機会なんて絶対にないんだから。

それに、トリクシーが新着の帽子を手に入れたって噂だよ」

CJは自分がかわいそうだと感じながら、窓の外をじっと見つめました。

彼は車が左右どちら側も勢いよく走り去っていくのを眺め、男の子たちのグループが自転車で歩道の段差をピョンと飛び越えるのを見ていました。

【6】 盲目の男性との出会い / Meeting a Blind Man

ぶち模様の犬を連れた男性が乗り込んできました。

CJは席を譲りました。「どうしてあの人は目が見えないの?」

「まあ、お前に見ることの何がわかるっていうんだい?」とNanaは言いました。

「耳で世界を見る人たちだっているんだよ」

「その通りです。鼻でもね」と男性は言い、空気をクンクンと嗅ぎました。

「奥さん、今日つけていらっしゃるのはとても素晴らしい香水ですね」

Nanaは男性の手をギュッと握り、お腹の底から深く笑いました。

【7】 音楽の始まり / The Music Begins

次に、年上の男の子がふたり乗り込んできました。

CJは彼らが横を通り過ぎて後部座席エリアに立つのを見ていました。

「僕も絶対にああいうの(音楽プレイヤー)が欲しいな」と彼は言いました。

Nanaは編み物を手元に置きました。

「何のためにだい? 向かい側には本物の生演奏が座っているじゃないか。

あの人に曲を弾いてくれないか頼んでみたらどうだい?」

CJが頼むまでもありませんでした。

ギタリストはすでに弦を爪弾いて歌い始めていました。

「音楽の魔法を感じるにはね」と目の不自由な男性がささやきました。「目を閉じるのが好きなんだ」

Nanaも目を閉じました。

CJとぶち模様の犬も同じようにしました。

【8】 音楽の魔法 4:39 / The Magic of Music 4:39

そして暗闇の中で、

リズムがCJをバスの外へ、賑やかな街の外へと連れ出しました。

彼は押し寄せる激しい白波の上で夕焼けの色彩が渦巻いているのを見ました。

タカの家族が空を切り裂くように飛んでいるのを見ました。

おばあさんのチョウが月明かりの中で自由に踊っているのを見ました。

CJの胸がいっぱいになり、彼は音の中に夢中になりました。そしてその音が彼に魔法のような感覚を与えてくれました。

【9】 演奏の終わりと降車 5:12 / The Song Ends and Stepping Off 5:12

曲が終わり、CJは目を開けました。

バスに乗っていた全員が拍手し、後ろにいた男の子たちまでもが拍手しました。

NanaはCJの手の中にあるコインをチラリと見ました。

CJはそのコインを男性の帽子の中に落としました。

「マーケット・ストリート、終点ですよ」

デニスさんが叫びました。

【10】 汚れた街と祖母の教え 5:35 / The Dirty Neighborhood and Nana’s Lesson 5:35

CJはバスを降りながらあたりを見回しました。

ひび割れてボロボロになった歩道に壊れたドア、落書きだらけの窓ガラスに板張りの廃店舗。

彼は手を出してNanaの手を握りしめました。

「どうしてこのあたりはいつもこんなに汚いの?」

彼女は微笑んで空を指さしました。

「汚いものに囲まれているからこそ、何が美しいかをよりよく見つけられることもあるんだよ、CJ」

【11】 街のなかの美しさと発見 6:04 / Finding Beauty in the City 6:04

CJは自分たちの無料給食所の上に、大きな弧を描いている完璧な虹を見ました。

彼は、自分が視線を向けることすら頭に浮かばなかった場所で、どうしてNanaはいつも美しいものを見つけられるのだろうと不思議に思いました。

彼は自分たちの周りをもう一度ぐるりと見回しました。角を曲がって視界から消えていくバス、今もきらきらと輝いて灯っている壊れた街灯、そして壁を横切って動いている野良猫の影を。

【12】 スープキッチンへの到着 6:30 / Arrival at the Soup Kitchen 6:30

窓の中に知っている顔を見つけると、彼は言いました。「僕、来てよかったよ」

Nanaがお腹の底から深く笑うかと思いましたが、彼女は笑いませんでした。

彼女はCJの頭をポンポンと叩いて言いました。

「私だってそうだよ、CJ。さあ、早く行きましょう」

確認試験

【1】 教会からの出発と雨 / Leaving the Church in the Rain

CJは~を押し開けて外へ出た 教会のドア(を)、~を小走りに下りました その階段(を)

その外の空気は自由な匂いがしました、でも それはまた雨の匂いもした、(関係代名詞which) ~に点々と雨の跡をつけた CJのシャツ(に)、そして~を伝ってしたたり落ちました 彼の鼻(を)

彼は~の下にかがんで潜り込んだ 彼のおばあちゃんの傘(の)、~と言いました 「どうして僕たち、待たなきゃいけないの そのバスを こんなにびしょ濡れで?」

「木(複数)だって喉が渇くのよ」 Nanaは彼に言いました。

「~が見えないかい? あのでっかい木(one)が飲んでいるのを 1本のストローを通じて」

CJは眺めました (4単語)長い時間、でも一度も見えませんでした 1本ストローは。

【2】 車への憧れ / Wishing for a Car

そのバス停から、彼は眺めました 水が 溜まるのを 花びら(複数)の上に

眺めました 雨が パチパチと当たるのを その車のフロントガラスに ~の 1台の近くの車(の)

彼の友達のColbyが車に乗り込み、CJに手を振って、そして走り去っていきました 彼の父親と

「Nana、どうして僕たちには1台の車がないの?」

【3】 バスの到着とマジック / The Bus Arrives and Magic Happens

「少年、なぜ私たちは1台の車を必要とするの? 私たちは1台のバスがある (関係代名詞that)火を吹く、そして デニスおじさんがいる、(関係代名詞who)いつも手品を見せてくれる あなたのために」

そのバスはキィーッと軋むような音を立てて止まりました 彼らの前で

それはプシューッと音を立てて沈み込み、そしてそのドア(複数)がパッと勢いよく開きました。

「何が僕の目に映っているかな?」とデニスさんが尋ねました。

彼はコインを取り出した ~後ろから CJの耳の、それを乗せました 彼の手に

Nanaはお腹の底から深く笑い、そして CJの背中を優しく押して歩かせました。

【4】 車内の様子と挨拶 / Inside the Bus and Friendly Greetings

彼らは座りました 一番前の席に

その男性 通路の向かい側にいる (過去進行形)は~のチューニングをしていました 1つギター(の)

1人のおばあさん 髪にカーラーを巻いた はチョウ(複数)を持っていた 1つの瓶の中に

(第4文型 SVOO)Nanaはみんなに1つ満面の笑みを向け、1つの「こんにちは」と挨拶しました。

彼女は必ずさせた (that省略) CJにも同じように

【5】 CJの不満と祖母の返し / CJ’s Complaint and Nana’s Wise Response

そのバスはガクンと揺れて 前へ そして 止まった、ガクンと揺れて 前へ そして 止まった。した。

Nanaは鼻歌を歌いました 彼女が編み物をしながら

「どうして僕たち、いつもここへ行かなきゃいけないの 教会の後に?」とCJは言いました。

(2重否定)「MiguelもColbyも、どこにも行く必要なんてないのに」

「私はかわいそうだと思うよ あの子たちに対して」とNanaは彼に言いました。

「あの子たちは1つの機会なんて絶対にないんだから ~に会う Bobo もしくは そのサングラス男(に)

そして 私は聞いている (that省略) Trixieが手に入れたって 彼女自身に 1つの真新しい帽子を

CJは窓の外をじっと見つめました かわいそうだと感じながら 彼自身に対して

彼は眺めた 車(複数)が 勢いよく走り去っていくのを 左右どちら側にも、~を見ていました 男の子たちのグループが 歩道の段差(複数)をピョンと飛び越えるの 自転車(複数)で

【6】 盲目の男性との出会い / Meeting a Blind Man

1人の男性が乗り込んできました 1頭のぶち模様の犬を連れた

CJは彼の席を譲りました。「どうしてあの人は目が見えないの?」

「少年、お前に見ることの何がわかるっていうんだい?」とNanaは彼に言いました。

「ある人たちは世界を見る 彼らの耳(複数)で」

「あれが1つの事実です。彼らの鼻でもね」と男性は言い、その空気をクンクンと嗅ぎました。

「あれは1つのとても素晴らしい香水ですね (関係代名詞which省略) あなたがつけていらっしゃるのは 今日、奥さん」

おばあちゃんは~をギュッと握った その男性の手(を) そして お腹の底から深く笑いました。

【7】 音楽の始まり / The Music Begins

2人の年上の男の子達が乗り込んできました 次に

CJは見ていました ~の時(同時性が強い) 彼らが横を通り過ぎて そして 立つのを 後部座席エリアに

(仮定法)「僕も絶対にああいうのを1つ欲しいな」と彼は言いました。

Nanaは手元に置きました 彼女の編み物を

「何のためにだい? あなたは~を持っているじゃない その本物の生のもの(を) 座っている あなたの真向かいに

(依頼)頼んでみたらどうだい その男性に 彼が演奏してくるかどうか 私たちに 1曲を」

CJが頼むまでもありませんでした。

そのギタリストはすでに弦(複数)を爪弾いて そして 歌い始めていました。

「~を感じるために その魔法 音楽の」 その目の不自由な男性がささやきました。「私は私の両目を閉じるのが好きなんだ」

おばあちゃんも目を閉じました。

(倒置)CJとそのぶち模様の犬も同じようにしました。

【8】 音楽の魔法 4:39 / The Magic of Music 4:39

そして その暗闇の中で、

そのリズムがCJを連れ出した そのバスの外へ、その賑やかな街の外へと

彼は見ました 夕焼けの色彩(複数)(を) ~の上で渦巻いている 押し寄せる激しい白波(複数)(の上で)。

~を見た 1つの家族 鷹(複数)の がその空を切り裂くように飛んでいるの(を)

~を見た そのおばあさんのチョウ(複数) が自由に踊っているのを見ました その明かりの中で その月(の)

CJの胸がいっぱいになり そして 彼は~に夢中になりました その音(に) そして その音が与えた 彼に その感情を 魔法の

【9】 演奏の終わりと降車 5:12 / The Song Ends and Stepping Off 5:12

その曲が終わり そして CJは開けました 彼の両目を

全員 そのバスに乗っていた が拍手し、その男の子たちまでもが 後ろにいた。

Nanaは~をチラリと見ました そのコイン CJの掌の中にある

CJはそれを落としました その男性の帽子の中に

「終点ですよ マーケット・ストリート」

デニスさんが叫びました。

【10】 汚れた街と祖母の教え 5:35 / The Dirty Neighborhood and Nana’s Lesson 5:35

CJはあたりを見回しました ~の時(同時性が強い) 彼がバスを降りる(時)

ひび割れてボロボロになった歩道(複数) そして 壊れたドア(複数)、落書きだらけの窓ガラス(複数) そして 板張りの廃店舗(複数)

彼は~を求めて手を伸ばした 彼のおばあちゃんの手(を)

「どうして いつもこんなに汚いの このあたりは?」

彼女は微笑んだ そして その空を指さしました。

「時には (関係副詞when) あなたは囲まれる 汚いものに、CJ、あなたは1人の〜をよりよく見つけられる人 美しいもの(を)」

【11】 街のなかの美しさと発見 6:04 / Finding Beauty in the City 6:04

CJは見ました その完璧な虹を ~の上に大きな弧を描いている 彼らの無料給食所

彼は不思議に思いました どうして彼のNanaはいつも~を見つけられたのだろうと 美しいもの(を) (関係副詞where)~の場所で 彼が頭に浮かばなかった(場所で) 視線を向けることすら

彼は全部を見ました 彼らの周りの もう1度、そのバスを その角を曲がって 視界から消える そして その壊れた街灯(複数)(を) まだきらきらと輝いて灯っている そして その野良猫の影(複数)を 動いている その壁を横切って

【12】 スープキッチンへの到着 6:30 / Arrival at the Soup Kitchen 6:30

~の時 彼が見つけた(s始まり) 彼らの馴染み顔(複数)を その窓の中に、彼は言いました。「僕は嬉しい (that省略) 私たちが来たことが」

彼は思った (that省略) (可能性の低い推量, 30%前後, m始まり)彼のNanaがお腹の底から深く笑うかと思いました、でも彼女はしませんでした。

彼女は彼の頭をポンポンと叩いて そして 彼に言いました。

「私だってそうだよ、CJ。さあ、早く行きましょう」

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