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セブ島留学・EV AcademyのIELTS対策を検証|7ヶ月・約300万円でIELTS 4.5は費用に見合う?

フィリピン留学・セブ島留学を検討していると、留学エージェントから「質の高い語学学校」「IELTS対策に強い学校」として、EV Academy(EVアカデミー)を紹介されることが多いです。

実際、留学エージェントの紹介ページを見ると、EV Academyは施設の充実度やIELTS対策の実績などが高く評価されています。

ある留学エージェントの紹介ページでは、EV Academyについて「IELTS対策コースの実績が素晴らしい」と評価しています。

一方で、公開されている”成功事例”の1つを見ると、約250~300万円・7か月という投資に対して見合った英語力のアップが見られません。費用対効果は慎重に検討する価値があります。

そこでEV Academyについて公開されている情報を、費用と学習の成果の両面から考えてみます。

「質が高い」と紹介されるEV Academy

EV Academyは、セブ島にある大規模な語学学校です。

などが強みとして紹介されています。

一方で、ネット上の口コミを探してみると、必ずしも肯定的な評価だけではありません。

例えば、EV Academyについて過去に公開された口コミには「英語教育とは名ばかりでただ利益を追求してるだけの学校だった」という非常に厳しい口コミも有ります。

英語教育とは名ばかりでただ利益を追求してるだけの学校だった

(実際の口コミ)

https://x.com/hua_aino69179/status/1988184787300057374

フィリピン留学していましたがまじでなんだったんあの学校(EVアカデミー)。

英語教育に力入れていることを売りにしておいて蓋開けてみたら全くオーガナイズされてない授業や落書きがあるスクリプトを教科書として使っているわで散々だった。

参考画像: EVアカデミーを紹介する動画の中には白黒コピーの海賊版教材(写真 左中央下)が堂々と映っています。

留学エージェント・スタディーイン(StudyIn)の動画、IELTS試験対策コースで海賊版教材を使用している

そのくせバカ高い授業料とってことあるごとに追加料金払わせる。

EVアカデミーってところなんですが特定の国籍の生徒たちは全く勉強する気もなく、図書館で大声出したり電話し始めたり食堂から飯を持ち込んで食い始める。

めちゃくちゃ迷惑をかけているのに学校もそれをコントロールしきれない。

というよりとりあえず表面をよく見せて生徒数を稼ぎ、収益を最大化しつつ必要な部分で手間を省きコストを抑えるようなやり方をしてた。

入学さえさせればあとはどうでもいいという感じで不当に厳しいルールで生徒をコントロールし効率化。

英語教育とは名ばかりでただ利益を追求してるだけの学校だった

本気で英語を伸ばしたい人間には絶対お勧めできない。

ちょっと遊びがてら英語に抵抗なくなればいいかなくらいの人たち向けだと思う。

施設は比較的綺麗。

先生方はレベルの差はあるもののとてもいい人たち。その彼らに対しても劣悪な条件を提示しているようで結構な人数が辞めていっているらしい。

本気で金しか見てない学校だと思う。

参考記事: EVアカデミーが使用している海賊版教材について

https://backwise.jp/backwise-textbooks

コロナ禍には授業料が返金されていないトラブルも報告されている

もちろんこれは特定の留学生による口コミの一つであり、現在のEV Academyの授業すべてが同じ状態だと断定することはできません。でも、ここから改善されたという話も聞いたことが有りません。

なお、EVアカデミーはコロナ禍で留学生の授業料を持ち逃げしていた件も告発されていました。

下記はEV English Academy(イーブイ・アカデミー)から授業料が返金されていない被害者の投稿です。

2020.5-留学行けず、約60万円 返金要求するも1年かかると言われ未だ未返金。フィリピンエアラインからも航空券分の返金もなく、連絡もありません。このまま泣き寝入りするのは嫌です…情報共有したい… #留学比較ドットコム #返金 #フィリピンエアライン #セブ留学 #コロナ問題 https://twitter.com/Dsihsinoeryi/status/1438005158466637825
その後…フィリピンエアラインからは9月に返金頂きました! 諦めずにプッシュした甲斐アリ。゚(゚´ω`゚)゚。 EVアカデミー校エージェントにも留学費用も返金してもらう絶対。規約は守って貰う。諦めない #留学比較ドットコム https://twitter.com/Dsihsinoeryi/status/1438005158466637825

参考記事: 一連の悪い口コミがまとまっているまとめ記事

https://backwise.jp/ph-ryugaku-kuchikomi

7ヶ月で300万円 – EV AcademyのIELTSコースは決して安くない

EV Academyの「スパルタ|ジェネラルIELTS【8コマ】」の料金を見ると、入学金込みで以下の料金設定になっています。

6ヶ月の料金は以下になります。

1ドル=158円で単純換算すると、6ヶ月で約205万~254万円です。

さらに、初級者がいきなりIELTS対策をするのが難しい場合には、まず「Intensive ESL」などで英語力を身につけてからIELTSコースへ進むことも考えられます。

この後に登場する留学生のJINJINさんの場合、Intensive ESL 3ヶ月+IELTS 4ヶ月という7ヶ月間の留学計画でした。この場合だと概算で以下の費用になります。

つまり、4人部屋でも約240万円、1人部屋なら約300万円近くになります。

※IELTSの4ヶ月料金が公式に提示されているわけではないため、ここでは1ヶ月料金×4で概算しています。また、為替レートによって日本円での金額は変動します。

EV Academyの成功事例は「IELTS 1.0 → 4.5」

ここからEVアカデミーに実際に留学し、留学エージェントによって成功体験談として紹介されていたJINJINさんの事例を詳しく見てみましょう。

体験談によると、JINJINさんは高校卒業後すぐにフィリピン留学を開始。

1回目はESLコースに12週間、2回目はIELTSコースに16週間在籍し、合計7ヶ月間EV Academyで学習しています。

留学前の英語力はなんと「アルファベットもあやふや」なレベル。中学1年生が学ぶ英文法を最初の最初から学ぶレベルと言えます。

そのため1回目の留学では、Be動詞から中学英語を学び直しました。そして2回目のIELTSコース入学時に受けたIELTSのオーバーオールスコアは、IELTS 1.0でした。この1.0というのは当然ながらIELTS試験の最低点です。

そこから16週間のIELTSコースで学習し、卒業時には、IELTS 4.5まで上昇。つまり、IELTS 1.0 → 4.5で、3.5ポイントアップしています。

これは、英語がほぼゼロに近い状態からスタートした20歳の留学生が、合計7ヶ月のフィリピン留学によってIELTS 4.5まで到達したという事例です。

一見すると、かなり大きな成果に見えます。実際、本人も「自分でもここまで伸びるとは思っていなかった」と語っています。

しかし、この事例を「EV Academyは質の高い語学学校なのだから、250~300万円程度を払って、しかも7ヶ月の期間を英語学習のためだけに使って留学する価値がある」ことの証明として評価してよいのかという点については、別途考える必要があります。

TOEIC LR試験だと500点、英検だと準2級相当の英語力に到達

まず、JINJINさんの成果そのものを否定する必要はありません。

むしろ、アルファベットもあやふやな状態から英語学習を始め、7ヶ月後にIELTS 4.5まで到達したことは、本人にとって大きな成長だったと考えられます。

ただ、IELTS試験のスコアは一般の日本人には馴染みがなく分かりにくいので、TOEIC LR試験・英検の換算スコアで見てみましょう。

IELTS 4.5のスコアを日本人に馴染みのあるTOEIC LR試験、英検試験で換算すると以下のようになります。

一般的なCEFRとの対応関係を踏まえて考えれば、TOEIC LR試験でおおむね500点前後、英検準2級以上・英検2級未満の英語力をイメージすることが出来ます

つまり、IELTS 4.5は、英語力としてはまだ初級~中級の入口に位置するスコアで、「中級者未満」「中級者の手前」「高校2-3年程度の英語力」と言えます。

250-300万円と7ヶ月を使って、中級者未満という成果をどう評価するか

EV Academyでかかる費用ですが、初級者がIntensive ESL 3ヶ月 → IELTS 4ヶ月といった形で留学した場合、4人部屋でも概算で約240万円、1人部屋なら約297万円になります。

そして、250~300万円近い留学費用、7ヶ月の期間を投じて、IELTS 4.5程度(TOEIC500点、英検準2級)という結果をどう評価するのか。

この記事の主題はこれです。

JINJINさんはインタビュー記事の最後で「次は海外の大学進学を目指しています」と語っていますが、IELTS 4.5ではまだまだ英語力が足りません。

IELTS試験に関する基本知識
IELTS 4.5のままで海外の正規大学へ直接進学(本科への入学)することは、ほぼ不可能です。
海外大学の本科に進学する場合、一般的には最低でもIELTS 6.0〜6.5以上(トップ校では7.0以上)の英語力が求められます。

したがって、JINJINさんの事例を評価するときには、「約250~300万円の費用、7ヶ月もの期間をかけて、最終的にIELTS 4.5で、大学に応募できるだけの英語力には到達できなかった」という見方も必要です。

比較検討: 語学学校バックワイズではTOEIC250点→675点

7ヶ月の留学で300万円を支払って、TOEIC LR試験で500点に到達というのはどの程度成功したと言えるか、語学学校バックワイズの事例と比較してみましょう。

バックワイズが公開しているマヒロさんの事例では、留学開始時点の英語力は推定TOEIC250点。TOEIC LR試験は4択問題であるため、この250点は実質0点を意味します。

そして、マヒロさんも中学1年生レベルの英文法から学び直すところからスタートしています。そして、TOEIC 250点 → 675点という結果を出しています。なんと425点アップです。

IELTS試験に換算するとIELTS 5.5のスコアに換算できます。

https://backwise.jp/intern-mahiro-2025

マヒロさんの学習期間は以下の通りです。

フィリピン留学にどっぷりと浸ったのは4ヶ月間のみです。

日本で事前学習を行い、中学英文法から高校英文法までを学習した上でフィリピン留学へ進むという設計になっています。

オンラインレッスンと留学費用は合わせて約150万円程度。JINJINさんの半額程度です。

EV Academyとバックワイズの事例を比較

EV Academy (JINJIN)バックワイズ (マヒロ)
留学開始時IELTS 1.0TOEIC推定250点
最終成果IELTS 4.5
(TOEIC250⇒500点、英検準2級レベル)
IELTS 5.5 ※換算点
(TOEIC675点、英検2級レベル)
学習期間合計7ヶ月事前学習6ヶ月+留学4ヶ月
概算費用約250~300万円約150万円程度
学習設計ESL+IELTS中学・高校英文法⇒TOEIC

完全に同一の条件では有りませんが、概算費用が2倍近く違っているのは無視できない点です。

また、最終的に到達した英語力もマヒロさんの方が一回り上です。

参考ですが、IELTS試験 4.5から5.5まで到達するのに必要な時間は180-250時間です。JINJINさんがマヒロさんに追いつくためにはフィリピン留学を追加で1ヶ月以上する必要が有ります。

費用だけ見ると、EVアカデミーのコスパは悪すぎる

EV Academyに留学したJINJINさんの事例を冷静に見ると、非常に低い英語力からIELTS 4.5まで伸ばしたという意味では確かに成果があります。

一方で、約250~300万円という費用と、7ヶ月という期間を考えると、「費用対効果が非常に高い成功例」とまで評価できるのかは疑問が残ります。

そして、語学学校バックワイズのように日本人留学生の英語力を伸ばすことに特化している語学学校と比べると、今回の留学成果は見劣りします。

特に留学費用が高すぎる点が問題です。

IELTS対策を始める前に、まず英語の土台を作る必要がある

ここでJINJINさんの事例について、もう一つ考えておきたいことがあります。

それはIELTS試験は、英語初心者がいきなり取り組むには難易度が高すぎる試験だということです。

日本人学習者の場合、IELTS対策に本格的に切り替えるタイミングとしては、まず英検準1級、あるいはTOEIC L&R 800点程度の英語力を身につけてから取り組むほうが、学習効率は高いと考えられます。

実際、過去にIELTS試験対策コースについていけなくてオンラインレッスンのハル英語4技能アカデミー(ハルヨン)を受講していた方もおりました。

参考体験談

https://hal4.jp/student-risa/

もちろん、ここまでの英語力がなければIELTSを受験できないという意味ではありません。もっと低いレベルからIELTSの学習を始めることも可能です。

しかし、IELTSはListening・Readingだけでなく、Speaking・Writingまで含めた4技能を評価する試験です。

しかも、単に英文を理解するだけではなく、英語で自分の考えを説明したり、論理的に文章を書いたりする能力まで求められます。

そのため、日本人学習者がIELTS対策を効率よく進めるのであれば、少なくとも英検2級、TOEIC L&R 600点程度の基礎英語力は一つの目安になるでしょう。

IELTS試験に移行するための最低ライン: 英検2級・TOEIC L&R 600点程度
IELTSへの本格移行を検討しやすいライン: 英検準1級・TOEIC L&R 800点程度

初級者にIELTS試験対策をさせるのはミスマッチかつ無謀

ここではっきりと断言しますが、基礎がまだ固まっていない初級者にIELTS試験対策コースを受講させるEVアカデミーの学習カリキュラムは日本人留学生向けではないです。

だからこそ、7ヶ月もフィリピン留学をしていたのに、IELTS 4.5 という低い点数しかJINJINさんは取れなかったのです。

これは彼が怠惰で頭が悪かったということでは有りません。学習カリキュラムが良ければ、JINJINさんは IELTS 5.5以上のスコアを取れた可能性が高いのです。

具体的には、中学英文法 → 高校英文法 → 英検2級・TOEIC L&R 600点程度 → IELTS対策という順番で進めれば、より高いスコアが取れた可能性が高いです。

さらに、英検準1級・TOEIC L&R 800点程度 → IELTS対策まで基礎英語力を高めてから移行すれば、より効率的にIELTSのスコアアップを目指せました。

だからこそJINJINさんのような初級者には難易度が高すぎるIELTS試験対策コースを勧めたEVアカデミーの学習設計には大いに疑問が残ります。

まとめると、「アルファベットもあやふや」→ ESL 12週間 → IELTS 1.0 → IELTS 4.5という学習経路は、一般的な日本人英語学習者がIELTS対策を始める場合とはかなり異なります。

率直に言うと、非効率的で脱落する可能性が高い学習カリキュラムです。

EV Academyを選ぶ前に「費用対効果」を考えたい

EV Academyには、IELTS対策を含めた充実したカリキュラムや、快適な施設、スパルタ環境などのメリットがあります。これらを理由にEVアカデミーを紹介する留学エージェントは山程います。

一方で、ネット上には授業のオーガナイズや教材などについて否定的な口コミも存在します。

そして何より考えたいのが、高額な留学費用に対して、どの程度の英語力向上が期待できるのかという点です。

仮に、JINJINさんのようにIntensive ESL 3ヶ月+IELTS 4ヶ月というプランを組めば、4人部屋でも概算で約240万円、1人部屋なら約300万円近くになります。

その一方で、バックワイズでは、推定TOEIC250点という初級レベルから、事前学習とフィリピン留学を組み合わせ、TOEIC675点まで425点アップした事例が公開されています。費用も約150万円程度で、半額です。

もちろん、これは1人の成功事例です。

しかし、「EV Academyは留学エージェントが褒めるほど、本当に費用に見合う成果を出しているのか?」という疑問を持って比較してみる価値は十分にあるでしょう。

留学先を選ぶ際には、エージェントの「おすすめ」という言葉だけではなく、「いくら払って、どのくらい英語力が伸びたのか」という、もっとシンプルな基準で実績を比較することをおすすめします。

少なくとも今回確認した公開事例を見る限り、EV Academyが留学エージェントから高く評価されているほど、圧倒的な英語力向上の成功事例が目立つとは言いにくいのが現状です。

JINJINさんの学習カリキュラムを見る限りでは、日本人留学生に対する理解度もかなり低い

少なくとも公開されているこの事例だけを見る限り、費用対効果が非常に高かったとは評価しにくい。

特に、バックワイズの初級者からのTOEIC425点アップ(IELTS 5.5相当に到達)という事例と比較すると、費用対効果の違いはかなり際立って見えます。

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※ハルヨンとバックワイズでは、共通の学習カリキュラムを使用しています。

TOEICの点数大幅アップ!した留学体験談

(中級者の留学体験談)TOEIC595点→830点|12週間の事前学習+8週間のフィリピン留学(セイキさん)

(中級者の留学体験談) TOEIC620点→800点|他校からバックワイズへ転校・20週間留学(ムネヒサさん)

(初級者の留学体験談) TOEIC250点→585点|基礎から学び直した大学生(及川賢信さん)

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