参考画像: “セブ島留学でTOEIC200点UP!英語力ゼロから1ヶ月で450点となった格闘家よしきまるの実績と語学学校IMSのリアルを公開”というYoutube動画より
格闘家よしきまるさんのフィリピン留学は「4週間」だけではない
格闘家・ブレイキングダウン出場者として知られるよしきまるさんは、4週間のフィリピン留学でTOEIC220点から450点までスコアを伸ばしたと留学エージェントのYoutube動画、記事で紹介されています。
記事冒頭の動画で紹介している動画では「英語力ゼロからわずか4週間でTOEIC450点まで上がった!」と有りました。
ただし、通常は4週間で英語力ゼロからTOEIC450点に到達するのは不可能です。
英語学習を少しでも知っている人であれば、「英語力ゼロ(中学英文法の知識があやふや)」から「TOEIC450点(平均的な大学生の英語力)」まで4週間で到達するのは完全に全く有りえないことだと断言出来ます。
そのため、実際のところよしきまるさんがどれくらいの期間を使ってTOEIC450点まで到達したのかを調査しました。
公開情報を比較すると、よしきまるさんの留学は「IMS Academyでの4週間」だけではなく、約24週間のボラカイ留学や、合計約10か月・5校での学習を含む長期留学であったことが分かります。
本記事では、それぞれの記事がどの時点を取り上げているのかを整理し、留学全体の経緯を時系列でまとめます。
公開情報の概要
| 項目 | 公開されている内容 |
|---|---|
| ボラカイ留学 ※1校目の語学学校 | 約24週間(約6か月)の家族留学 |
| フィリピン留学全体 | 5校・約10か月と紹介 |
| IMS Academy ※3校目の語学学校 | 4週間のTOEIC対策コースを受講 |
| TOEIC LR試験スコア ※4校目の語学学校の成果 | 220点→450点(230点アップ) |
| IMS Academy 入学前の英語レベル | 「完全ゼロ(英検3級取得後に留学)」と紹介 |
この表からも分かるように、「約24週間」「4週間」「約10か月」という複数の期間が公開されており、記事によって紹介している範囲が異なります。
この記事では、Matching English、Pheel Good、IMS Academyなどで公開されている情報を比較し、時系列で整理し、公開情報から読み取れる内容を分かりやすく解説します。
なお、本記事は公開されている情報を整理・比較したものであり、特定の個人や企業を誹謗中傷することを目的とするものではありません。
以下、公開されている留学歴を記事毎に整理しました。
Matching Englishの記事から分かること
Matching Englishでは、「格闘家よしきまる様|妻と子どもと過ごしたフィリピン英語留学24週間【体験談】」 https://matchingenglish.com/yoshikimaru という記事が公開されています。
この記事では、妻と子どもとともに約24週間(約6か月)、ボラカイ島で生活しながら英語を学んだことが紹介されています。
記事では、
- 家族留学という選択
- ボラカイ島での生活
- 学習環境
- 現地での暮らし
などが中心となっており、家族留学の体験談として構成されています。
ここで重要なのは、少なくとも約6か月間はフィリピンで英語学習をしていたという事実です。
Pheel Goodでは「5校・10か月」と紹介
一方、Pheel Goodに掲載された別の記事、「5校・10ヶ月のフィリピン留学を経験したブレイキングダウン出場者よしきまる選手が語るボラカイ留学vsセブ島留学の本音」 https://pheelgood.co.jp/experience/yoshikimaru01 では、よしきまるさんは「5校・10ヶ月のフィリピン留学経験」と紹介されています。
この記事によれば、ボラカイだけではなく、セブ島でも複数校へ転校しながら英語を学習していたことになります。
セブ島で学んだ語学学校はBoracay COCO English Academy、TARGET(ターゲット)、IMS ACADEMY、Winningと渡り歩き、最後にたどり着いたのがセブ島ITパーク内の語学学校PILA Educationの5校。
つまり、Matching Englishの記事とPheel Goodの記事を合わせて確認すると、最終的には約10か月もの長期間フィリピンに滞在し、5つの語学学校で学んでいたことが分かります。
IMS Academyの記事では「完全ゼロ」と紹介
これが問題の記事です。「ブレイキングダウンより英語学習の方がきつい」空手世界チャンピオンのよしきまるが、英語ガチゼロからTOEICに挑んだ4週間のフィリピン留学【IMS ACADEMY】 https://pheelgood.co.jp/experience/yoshikimaru
IMS Academyでは、4週間のTOEICコースを受講した様子が紹介されて、そしてえTOEIC LR試験結果がどう伸びたのかが公開されています。
(記事より)
留学前の模擬テストが220点だったので、約230点アップです。
留学前の模擬試験なので、このTOEIC220点という結果は、10か月のフィリピン留学を始める前の結果だということが分かります。
なので、4週間のフィリピン留学で「英語力ゼロ」から「TOEIC450点(L270点、R180点)に到達」というのは明らかにおかしな話になります。
「完全ゼロ」という表現をどう理解すべきか
ここで気になるのが「完全ゼロ」という表現です。
公開されている他の記事を見ると、よしきまるさんはフィリピン留学開始前に英検3級を取得しています。英検3級は中学3年生レベルの知識が問われる試験です。そのため、この時点で英語力は完全ゼロとは言えません。
また、ボラカイ島で約6か月もフィリピン留学をしているので、これでは「完全ゼロ」とはとても言い難いです。
一般の人が考える「完全ゼロ」は「学生時代は英語が苦手科目で、学校を卒業して以来英語に全く触れていなかった」というものです。
より具体的に言うと、「be動詞と一般動詞の区別もあやふや。疑問文を作ることが出来ない」というくらいの人が「完全ゼロ」に該当します。
参考画像: be動詞と一般動詞の区別がつかない英文
この「完全ゼロ」の水準からすると、よしきまるさんがIMS AcademyでTOEIC LR試験対策コースに入学した時点の英語力はかなり高いものになります。
そのため、よしきまるさんの「英語力ゼロ」は必ずしも「英語力ゼロ」だとは言えないものなので、正直、かなり不誠実な動画のタイトル名に思えます。
問題だと思われる動画タイトル
“セブ島留学でTOEIC200点UP!英語力ゼロから1ヶ月で450点となった格闘家よしきまるの実績と語学学校IMSのリアルを公開” *オレンジ線が問題だと思われる箇所
約10か月という留学期間は一般的に見ても長い
ではなぜ問題の留学エージェントが「4週間で英語力ゼロからTOEIC450点に到達!」という嘘・誇大広告だと言われても仕方ない宣伝の仕方をしたのかを、ここから深堀りしていきます。
フィリピン留学では、1か月、2か月、3か月程度の短期留学が最も一般的です。
一方、約10か月という留学期間は、一般的な留学期間を大きく上回る長期留学に分類されます。
当然ながら、これだけ長期間現地で生活すれば、語学学校の授業料だけでなく、滞在費、航空券、生活費なども含め、費用は数百万円規模になります。
10か月のフィリピン留学の費用は、概算で300-400万円の費用かと推測出来ます。※これはよしきまるさん個人の留学費用。家族の留学費用・滞在費用を考えるとさらに金額は大きくなります。
そして、会社員や自営業の場合には、留学期間中の機会損失も考慮する必要があります。
そのため、長期留学を検討する人にとって重要なのは、「その期間でどのような英語力の変化があったのか」「その留学期間に見合った英語力の伸びはあったのか」という点です。
フィリピン留学10か月でTOEIC450点は成功か失敗か
よしきまるさんの英語力は公開されている情報では、TOEICは220点から450点へ上昇しています。
220点から450点への向上は、英語力が一定程度向上したことを示す成果であり、学習した努力そのものを否定するものでは有りません。
一方で、フィリピン留学10か月という長期の留学期間、300万円前後とされる留学費用まで含めて考えた場合、このTOEIC450点という成果をどう評価するかは人によって意見が分かれます。
例えば、「海外で生活しながら英語を学べた経験にも価値がある」と考える人もいれば、「TOEIC LR試験の点数という観点では、期待していたほどでなく、日本の塾・予備校で学んだ方がコスパは断然良かった」と考える人もいます。
働きながら毎日2-3時間、日本の塾・予備校で学んだ場合には10か月でTOEIC LR試験220点から450点は十分に到達可能な目標です。
だからこそ、10か月のフィリピン留学で450点到達は正直な話、ずば抜けた成功とは言えないです。
どちらかと言えば、TOEIC450点という結果では、10か月のフィリピン留学の成果としてはかなりもの足りないとすら言えます。
比較参考: 6か月のオンラインレッスン(大学に通いながら毎日2-3時間の学習)+フィリピン留学4か月でTOEIC675点に到達した事例。よしきまるさんの留学費用の半額程度でこの学習計画を実現出来ます。
格闘家よしきまるという有名人を使ってなんとか宣伝したかった
「格闘家よしきまる」という有名人を使ってフィリピン留学の集客をしたいけれど、「10か月という長期間のフィリピン留学、概算300万円の留学費用を使って、TOEIC450点に到達」では宣伝としては弱い。
費用対効果の点でかなり微妙。素晴らしい成功事例だとはとても言えない。
だから、「4週間でTOEIC200点アップ!英語力ゼロからTOEIC450点に!」という都合の良い切り抜きをして動画作成しよう!
これが問題の動画・記事を作成した留学エージェントの行動背景です。
フィリピン留学を検討する人へのアドバイス
今回は “セブ島留学でTOEIC200点UP!英語力ゼロから1ヶ月で450点となった格闘家よしきまるの実績と語学学校IMSのリアルを公開”というYoutube動画を見て、「4週間でTOEIC450点になるわけがない!」と思ったので、この記事を作成しました。
語学学校や留学エージェントの体験談は参考になる一方で、留学エージェントが語る”成功事例”だけを見て判断するのではなく、
- 入学時の英語力、留学終了時の英語力
- 留学期間・留学費用
まで確認し、他の情報源と比較検討することを強くおすすめします。
これから留学をする方は留学エージェントの都合の良い切り抜き情報を鵜呑みにすることなく、自分でも情報の裏付けを確認するようにしましょう。
よしきまるさん・10か月のフィリピン留学時系列のまとめ
よしきまるさんの10か月のフィリピン留学、時系列まとめ
- 留学開始前に受験したTOEICは220点。
- 留学開始前に英検3級を取得。
- 1校目のフィリピン留学、約24週間(約6か月)のボラカイ留学、語学学校はBoracay COCO English Academy
- 4か月でセブ島で4校の語学学校、TARGET(ターゲット), IMS ACADEMY, Winning, PILA Educationに通う
- フィリピン留学で3校目のIMS Academyでは4週間のTOEICコースを受講
- IMS Academy終了後にTOEIC450点
10か月のフィリピン留学でかかった費用は概算300-400万円と推測。
英語学習・フィリピン留学について相談したい方へ
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ハルヨン(ハル英語4技能アカデミー)では、中学・高校英文法、英文読解、発音、リスニング、TOEIC・英検対策などを、現在の英語力に合わせて学びます。
日本人教師とフィリピン人教師の両方からレッスンを受けながら、「何を、どの順番で、どのように勉強するか」まで含めて学習をサポートします。
短期間で集中して英語力を伸ばすならフィリピン留学の「バックワイズ」
フィリピン留学バックワイズは、1週間の短期留学から数ヶ月の長期留学まで対応しているフィリピンの語学学校です。
バックワイズが目指しているのは、「フィリピン留学で最も英語力を伸ばせる語学学校」です。
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