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TOEIC600点から楽しくなる英語学習 – 英会話、発音、英語で学ぶ、語源

この記事ではTOEIC LR試験で600点に到達した後に取り組みたい、TOEIC LR試験対策以外の英語学習、下記の内容について紹介していきます。

  1. 英会話レッスンを受講する
  2. 英会話・英作文のための英文法学習
  3. 発音学習
  4. 英語”で”学べる「英語ニュース」
  5. 語彙力を一気に増やせる語源学習

TOEIC高得点の人=TOEIC試験が得意な人≠英語力が高い人

TOEIC LR試験はListening(英語を聴く力)とReading(英語を読む力)を測るための試験です。

そのためTOEIC LR試験でいくら高得点を取っても、満点であるTOEIC990点を獲得しても、英会話や英作文は出来るようにはなりません。

実際TOEIC900点の上級者でも、さらに言うとTOEIC990点を連発するTOEIC試験専門の先生でも、英会話や発音が苦手な人はかなりの数がいます。

TOEIC LR試験で満点を取れたからといって、英語力が高い人というわけでは有りません。

TOEIC990点満点でもカタカナ英語

私も過去にTOEIC LR試験の大御所先生のセミナーに参加したことがありますが、その先生が完全なカタカナ英語を話されていることに衝撃を受けたことが有ります。

日本人訛りが抜けないのは仕方がないのですが、完全なカタカナ英語(不正確な発音。個別の英単語の発音が間違っている)は論外だとその時に思いました。

TOEIC LR試験は書類選考は突破できても英語面接は突破出来ない

就職活動・転職活動においても、TOEIC LR試験の点数は実際は「英語がどれだけ出来ないかを測定するための指標」として使うことが多いです。

言い換えると、「TOEIC LR試験は英語力が本当に低い人達を書類選考の段階でふるいに掛ける」ために使われるのです。

ですので「TOEIC860点(Aレベル)」という高得点で書類選考は突破できます。

時々、就職活動を有利に進めるために「TOEIC LR試験で950点以上を取りたい」といった希望者の学習相談に応じることがありますが、その場合には「TOEIC800点を超えていれば、普通の企業であればそれ以上のスコアは求めていない。そこから先は実務経験や英会話能力が見られる」とアドバイスしています。

実際、書類選考の後に控えている英語面接でまともにやり取りできない場合は採用されることは有りません。

この英語面接で評価されるのはSpeaking(英語で話す力)です。また、面接の前に提出する英語の職務経歴書で評価されるのはWriting(英語で書く力)です。

TOEIC LR試験は書類選考を突破するための必要条件ではありますが、採用されるための十分条件ではないのです。

では次の項目から英会話・英作文の能力を伸ばしていくための学習方法を紹介していきます。

英会話のレッスンを受講しましょう

英語を読めて聴けるようになっても、それだけでは英会話は出来るようになりません。

そのため英会話や英作文を出来るようになるための練習もTOEIC600点を超えたくらいから取り組みましょう。

最初に英会話・英作文のための練習をしておけば、ListeningやReadingの学習でどこまで英語をやり込む必要があるのかが実感として分かるようになります。

あとは発音について学んでいないと自分の英語が通じないという経験も早めにしておいた方が良いです。

そして、いきなりオンライン英会話を受講しても良いのですが、それだと精神的な負荷が極めて大きいため、最低限必要になる英会話の表現をインプットしてからオンライン英会話を受講するのがお勧めです。

下記の2冊がお勧めの教材です。

英会話の経験が全くない、ほぼ無い方向け

中学英文法を復習しながら英会話の能力を高められる教材です。英会話経験があまりない学習者にお勧めです。

中学英文法の理解があやふやな場合は下記の記事で紹介している「中1、中2、中3英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版」に先に着手下さい。

これら中1、中2、中3英語で学んだ知識を英会話で使いこなすためのトレーニング本がNOBU式トレーニング コンプリートコース 話すため中学英語です。

https://hal4.jp/chuugakueigo-eibunpou/

(注意)すらすらと自然な速度で本書に掲載されている英文を使って英会話が出来るようになるのはTOEIC600点以上の基礎力がある人です。

そのため本書を本当の意味で使いこなせるのは、TOEIC600点以上の中級者です。それ未満の英語力である場合、そこまでスラスラと受け答えが出来るようにはなりません。

場面別の英会話練習

場面別の英会話を学べます。

高校英文法を理解していることが前提であるため、高校英文法の理解があやふや方は下記記事で紹介している「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版※」で復習下さい。

TOEIC500点以上の英語力があるけれど、英語学習から長期間離れている場合にも、「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版」はお勧めです。

https://hal4.jp/grammar-for-beginners/

英会話初級者・中級者にお勧めできない教材

「ネイティブが普段使っている英会話表現」といった教材は初級者・中級者にはお勧めしません。

こういった教材で現在人気があるのはAtsueigoさんのDistinctionですが、初級者・中級者がDistinctionに取り組んでも挫折するだけですし、書かれている英語表現が使いこなせるようになることは有りません。

英会話初級者・中級者は「ネイティブが普段使っている英会話表現」といった凝ったおしゃれな言い回しが載っている英語参考書ではなく、中学英文法・高校英文法の参考書に載っているような表現を使いこなせるようになることを最初の目標として設定しましょう。

Atsueigoさんの名誉のために補足すると、Distinctionは大学院レベル(TOEFL iBT試験 90点以上)の方々にはとても良い教材です。大学院に留学する方はDistinctionを全て終わらせるのがお勧めです。

でも、TOEIC LR試験で800点未満の初級者・中級者が手を出すと大火傷をする完全なミスマッチ教材です。

英会話初級者・中級者が意識すべきは最も分かりやすく、伝わりやすく、誤解されない表現を使いこなせるようになることです。野球でいうと、ストライク・ゾーンのど真ん中に投げられるようになることです。

さらに補足すると、英語はもはや第1言語ではなく、第2言語として使用されることの方が多いので、英語力があまり高くない人たちに通じる「上手でないけれど、分かりやすい英会話」こそが最初に身につけるべきものです。

あなたが仮にとても流暢に教養ある英語表現を話しても、あなたの英語を聴いた韓国人や中国人、ドイツ人やフランス人の英語話者は理解できなかった、という事態は避けるべきです。

自分自身で使っていくための、英会話・英作文のための英文法の学習

TOEIC LR試験で600点に到達したら取り組むべきなのが、自分自身で使っていくための、英会話・英作文のための英文法の学習です。

例えば、下記の英文法に関する質問はTOEIC LR試験900点の人でも満足に答えられないことが多いものです。

(質問1)
未来形 willとbe going toのニュアンスの違いは何か。また be動詞 -ing の現在進行形で未来形を表すことがあるが、これはどういう場合か。

(質問2)
To smoke と Smoking、不定詞と動名詞でニュアンスはどのように異なるのか。

(質問3)
過去形、現在完了形、現在完了進行形、過去完了形、過去完了進行形。これらのニュアンスの違いは何か、どのように使い分けるべきか

(質問4)
助動詞 would, could, might また will, can, may はそれぞれどのような違いがあり、どのように使い分けるべきか。

いずれの質問も難易度はそれほど高くありません。

TOEIC LR試験のように受動的に試験問題を解くだけの試験であれば、これらの知識が不要です。

そのためTOEIC LR試験対策に絞って英語学習をし、英会話経験がない人はこれらの質問には答えられないのではないでしょうか。

そして、実際こういった知識がなくても TOEIC900点すら取ることは可能です。

しかしながら、こういった基本的な英文法の知識がないTOEIC800点、TOEIC900点の人たちがどういう人達かというと「TOEIC高得点だけれど、まともに英会話・英作文が出来ない人」です。

そういった使えないTOEIC高得点の人にならないために必要な「自分自身で使うための英文法の学習」に関して下記の記事にまとめました。

この学習方法はTOEIC LR試験対策とも相性が良いものですので、早い時期から取り組むのをお勧めします。

自分自身で使っていくための、英会話・英作文のための英文法の学習について、下記の記事にまとめました。

(参考記事)一億人の英文法、ハートで感じる英文法 – 自分自身で使っていくための、英会話・英作文のための英文法の学習

発音の学習…リスニング対策、そして英会話が出来るようになるために必須

独学であまり費用をかけずに発音について学ぶ場合は、TOEIC LR試験で600点を超えたあたりから英語の発音の学習も行いましょう。

これ未満(TOEIC600点未満)の英語力だと、英語のリスニングの合計時間が短すぎて、発音について学習をしてもあまり効果が有りません。独学の場合は中級者になってから発音について学び始めましょう。

資金的な余裕が有り、マンツーマンレッスンでの発音矯正レッスンの受講を検討している場合は、初級者の段階で一通り発音矯正レッスンを受講するのも悪く有りません。

発音学習について長くなりましたので、下記のページに独立させました。

発音の学習…リスニング対策、そして英会話が出来るようになるために必須

ニュースで学ぶ「現代英語」…英語”で”新たな知識を学ぶ

TOEIC LR試験で目標点を取るだけであれば、TOEIC LR試験の問題集をやり続けるのが最短距離ではあります。

しかし、「試験英語だけだと退屈だ」「試験英語だけでなく現実世界で実際に使われている英語も学びたい」「英会話対策もしたい」と考えている方には時事・ニュース英語で英語学習を併用して学習するのがお勧めです。

時事英語・ニュース英語を学ぶのに最もお勧めなのはNHKのニュースで学ぶ「現代英語」です。

ニュースで学ぶ「現代英語」の魅力は下記の3点になります。

  1. TOEIC LR試験対策として使える
  2. 英会話対策としてのニュース英語・時事英語
  3. 隙間時間に勉強しやすいのが一番の魅力

このニュースで学ぶ「現代英語」をなぜ学習で進めるのか、最初にその理由を紹介します。

「TOEIC800点を取ったのですが、英語で話す内容が思い浮かびません」

私は過去にフィリピン留学の語学学校サウスピークでTOEIC LR試験対策に特化した学習カリキュラムを作成していました。

そこで何があったのかというと、「TOEIC800点を取ったのですが、英語で話す内容が思い浮かびません」という悩みを抱える留学生達がたびたび相談に来たことです。

TOEIC LR試験対策の参考書を集中的に読み込むことで目標点に到達しても、話す話題がそもそもなければ、せっかく学んで身に付けた英語知識を使う機会が有りません。

例えばあなたがアメリカ人と話す時に、TOEIC試験の話題をするでしょうか。そんな話題は当然しませんし、相手もそんなよく分からない外国人のための試験の話をされても困るだけですよね。

英語学習は試験対策のためにするものでは有りません。

試験を終えた後に、あなたが誰と何について話したいのか、それを常に意識するためにも、ニュースで学ぶ「現代英語」で新たな知識を学ぶべきです。

TOEICの点数には英語の本質は全くない

茂木健一郎さんが感じているこの苛立ちの一部は私も共感します。

TOEICが消えたら良いとまでは思いませんが、TOEIC860点以上(Aレベル)の水準に到達したら、その時点でTOEICは卒業するのを私もお勧めしています。

また、TOEIC600点を超えたくらいから、試験対策のための学習だけでなく、現実世界で使われている英語に触れていくようにすべきです。

TOEIC LR試験をいつまで経っても卒業せずに、TOEIC990点満点を目指すのは英語学習者として本末転倒です。

TOEIC LR試験満点を獲得するために「壁に穴を開けるためのノコギリ」の名詞(公式問題集8で登場)を一生懸命暗記しても、現実世界でのあなたの英会話・英作文の能力は向上させられないですし、仕事で有利になることもほぼ100%ないことでしょう。

TOEIC900点、TOEIC990点満点を目指す学習をするよりは、ニュースで学ぶ「現代英語」のような教材を使用しながら、英語で新しい知識を学ぶ内容重視アプローチ(content-based approach)に切り替えて、その上で英会話・英作文の学習に取り組んだ方が良いです。

一石三鳥の英語学習

改めて紹介すると、ニュースで学ぶ「現代英語」の魅力は下記の3点になります。

  1. TOEIC LR試験対策として使える
  2. 英会話対策としてのニュース英語・時事英語
  3. 隙間時間に勉強しやすいのが一番の魅力

3つの魅力の詳細に関しては別記事を作成しましたので、そちらで確認ください。

非常にお勧めなコンテンツであるため、力説していたらけっこうな分量になったので、下記のリンク先に別記事としてまとめました。

https://hal4.jp/news-de-eigozyutsu/

語源…漢字のように英単語を暗記する

英単語の語源図鑑

学んだ英単語をさらに定着させるために語源本も使用しましょう。

alotの語源

allotという言葉が ad + lot という2つの要素から成り立っていることが分かります。これが語源です。

もっと簡単なものですと ex(外へ) + port(運ぶ) = export 輸出する といった言葉が有ります。

こういった語源の知識を活用すると、英単語が覚えやすくなり、また同時に忘れにくくもなります。

無意味なアルファベットの配列ではなく、英単語にはそれぞれ由来があって、その綴り(スペル)が出来上がっていると知ると、英単語の暗記学習は楽しいものになります。

語源学習 参考書の使い方

英単語の語源図鑑の使用方法としては最初から全部律儀に例文まで暗記しようとすると十中八九挫折します(私自身挫折しました)。

まずは一通り読み通すことを重視して、とにかく一度読破することを目指しましょう。

自分自身が見たこともない、TOEIC L&R試験におよそ出ないであろう英単語(公式問題集や金のフレーズに出てこない英単語)は、TOEIC800点を目指す時点では全部無視して良いです。

TOEIC900点超えを狙うのであれば、全部覚えましょう。

なお、本書のリスニング音源は下記のスマートフォンアプリabceed上にあります。

英単語の語源図鑑のリスニング音源はabceed上にしかないので、やり込む際にはabceedを併用下さい。

3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げられるフィリピン留学

本記事で紹介した4つの分野の学習については語学学校バックワイズの学習カリキュラムに全て含まれています。

「3ヶ月の語学留学でTOEIC200点を上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」を方針とするフィリピン留学・語学学校バックワイズではこの記事で紹介している教材を使って英語力を短期間で劇的に向上させることが出来ます。

語学学校バックワイズでのフィリピン留学についてより詳細を知りたい場合には、下の画像のリンク先記事よりバックワイズ・オンライン説明会にお申し込み下さい。

フィリピン留学・語学学校バックワイズ・オンライン説明会
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