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【2026年版】フィリピン留学の失敗と闇|留学前に知っておきたい不都合な真実

フィリピン留学・セブ島留学について検索すると、「マンツーマンレッスンが1日6〜8時間」「初心者でも短期間で英語が話せる」「欧米留学より安い」「英語漬けの環境で一気に英語力が伸びる」といった魅力的な情報が大量に出てきます。

しかし、フィリピン留学には、留学エージェントや語学学校の広告だけを見ていては分からない「失敗」と「闇」があります。

実際にインターネット上の留学経験者の口コミを調べると、「3ヶ月・約100万円を使ったのに全然話せるようにならなかった」「6ヶ月・200万円以上を使っても英語力がほとんど伸びなかった」「7ヶ月間、1日10時間近く勉強してもTOEIC430点だった」といった事例があります。

英語学習以外でも、語学学校で集団食中毒が発生して入院した事例や、コロナ禍に学校から退寮を求められた事例、留学が中止になったのに高額な授業料がなかなか返金されなかった事例があります。

数週間の旅行ではありません。3ヶ月、6ヶ月という時間と、100万円、200万円以上というお金を使って留学する人もいます。それにもかかわらず、「フィリピンに行けば英語を話せるようになる」と考えた結果、期待した英語力を身につけられないまま帰国する人がいます。

この記事では、2012年からフィリピン留学業界に関わってきた語学学校バックワイズが、フィリピン留学の失敗事例と、その背景にある業界の闇について紹介します。そして最後に、どうすれば同じ失敗を避けられるのかを解説します。

フィリピン留学の失敗で最も多いのは「英語力が伸びなかった」

フィリピン留学で最も避けたい失敗は、食事が合わないことでも、部屋が汚いことでもありません。大金と長い時間を使って留学したのに、肝心の英語力がほとんど伸びないことです。

3ヶ月・約100万円でも「ぜんぜん喋れるようにはなってない」

インターネット上には、フィリピンに3ヶ月間留学した30代社会人の方による、次のような投稿があります。

フィリピン3ヶ月留学🇵🇭いよいよ来週卒業

(ESL 初級者コースに3か月いたけれど)ぜんぜん喋れるようにはなってないですね笑

この方は3ヶ月のフィリピン留学に100万円近く支払っています。それでも、卒業直前の本人の感想が「ぜんぜん喋れるようにはなってない」でした。

これは決して他人事ではありません。英語初心者が「フィリピンへ行けば話せるようになる」と考えて、十分な事前学習をしないまま留学すると、同じことが起こります。

6ヶ月・200万円以上を使っても初心者レベル

別の事例では、英語初心者の状態からセブ島の韓国系語学学校SMEAGに約6ヶ月間留学しています。毎日、マンツーマンレッスンやグループレッスンを長時間受講しましたが、留学終了時点でも英語力は十分には伸びませんでした。

この失敗には、「中学英文法を十分に理解しないまま留学した」「日本での事前学習をほとんどしなかった」「初心者なのに大量の英会話レッスンを受けた」「授業の予習・復習を十分にできなかった」「日本語で英語学習を指導できる教師がいなかった」といった問題が重なっています。

「授業時間を増やせば英語力が伸びる」というフィリピン留学でよくある考え方そのものを疑う必要があります。

7ヶ月・1日10時間勉強してもTOEIC430点

さらに極端なのが、留学エージェントStudyInが成功事例として紹介していた留学生です。英語力がほぼゼロの状態からセブ島の語学学校CIAに留学し、1日10時間近い学習を続け、時には授業についていけず泣いてしまうほど勉強していました。

それでも、留学7ヶ月目のTOEICは430点でした。費用はすでに200万円を超えていました。

問題は本人の努力不足ではありません。1日10時間も勉強しています。問題なのは、英語初心者に対して「とにかく大量の英会話レッスンを受けさせる」という学習設計です。

なぜフィリピン留学で失敗するのか

「フィリピン留学に行ったのに英語が伸びなかった」と聞くと、「本人が勉強しなかったのでは?」と思う人もいるでしょう。

しかし実際の失敗事例を見ると、そう単純ではありません。むしろ、真面目に長時間勉強した人が失敗している事例があります。

初心者に英会話を大量にやらせても効率が悪い

英会話は、ゼロから英語を学ぶための万能な学習方法ではありません。

英文法を知らない、語彙も少ない、英文を正確に読めない、英語の音も聞き取れない。この状態で1日6〜8時間のマンツーマンレッスンを受けても、話せる内容そのものがありません。

その結果、「知っている単語を並べる→フィリピン人講師が意味を推測する→なんとなく通じる→英会話ができるようになった気になる」ということが起きます。

しかし、これは英文法・語彙・読解・リスニングなどの基礎力が伸びたことを意味しません。

授業を増やしすぎて、自分で勉強する時間がなくなる

フィリピン留学では、「マンツーマンレッスンが何時間あるか」が学校選びの売り文句になっています。そのため、「マンツーマン4時間より6時間、6時間より8時間」のほうがお得に見えます。

しかし、英語学習では授業を受けるだけでは不十分です。授業で理解した内容を復習し、英文を読み、単語を覚え、音読し、繰り返し聞き、自分で使える状態まで定着させる時間が必要です。

1日8時間レッスンを受ければ、それだけで1日の大部分が終わります。授業を増やした結果、英語力を伸ばすために必要な自習時間がなくなる。これはフィリピン留学で起きやすい失敗です。

フィリピン留学の「闇」は英語教育だけではない

フィリピン留学の問題は、「英語力が伸びなかった」だけではありません。語学学校の運営や衛生管理、返金対応などについても、留学生本人からさまざまな問題が告発されています。

語学学校で起きた衛生問題

腸チフスで入院した女性の写真

2026年には、セブ島の語学学校B’Cebuで複数の留学生がアメーバ赤痢や腸チフスと診断される問題が発生し、実際に入院した留学生もいます。

フィリピン留学では数週間から数ヶ月間、語学学校が提供する寮に滞在し、学校が提供する食事を毎日食べることになります。そのため学校選びでは、「施設がおしゃれか」ではなく、衛生管理が適切に行われているかも確認する必要があります。

https://backwise.jp/cebu-studyabroad-bcebu-health-risk

教材や授業の質に関する悪い口コミもある

セブ島の有名校についても、留学生本人から厳しい口コミが投稿されています。「授業が十分に整理されていない」「過去の学生の書き込みが残った教材を使用していた」「講師によってレベル差が大きい」「授業料以外の追加料金が多い」といった内容です。

もちろん、1人の口コミだけで学校全体を判断することはできません。しかし、留学エージェントが紹介する学校紹介動画や良い口コミだけを見て決めるのも危険です。良い口コミだけでなく、実際に留学した人の悪い口コミまで調べてから学校を選ぶべきです。

留学エージェントがフィリピン留学の失敗を積極的に紹介しない理由

ここにはフィリピン留学業界の構造的な問題があります。留学エージェントは、留学希望者を語学学校へ紹介することで収益を得ています。語学学校も、留学生を集めることで収益を得ています。

つまり、「あなたはまだフィリピン留学をしないほうがいいです」とは非常に言いにくいビジネスモデルです。

英語初心者であっても、「初心者でも大丈夫」「現地に行けばなんとかなる」「英語漬けになれば話せるようになる」と言って留学してもらったほうが売上になります。

しかし、英語教育の観点から考えると、初心者ほど日本でやるべきことが大量にあります。中学英文法、高校英文法、英単語、英文読解、発音、リスニング。これらは日本でも勉強できます。

むしろ英文法のような複雑な内容は、日本人教師から日本語で説明を受けたほうが効率よく理解できます。日本でできる基礎学習に、フィリピンでの高額な滞在費まで払う必要はありません。

フィリピン留学はもともと「基礎学力がある人」に向いた仕組み

現在のフィリピン留学の原型を作ったのは韓国人です。韓国では就職活動のためにTOEICなどの資格試験を猛烈に勉強する学生が多く、大学を休学して勉強することも珍しくありません。

つまり、「韓国国内で英文法・語彙・読解などを勉強する→フィリピンへ行ってマンツーマンレッスンで英会話をする」という順番でした。すでに大量の英語知識を持っている人が、フィリピン人講師とのマンツーマンレッスンを利用して、その知識を実際に使えるようにする。この方法なら合理的です。

ところが日本では、「英語ができないから、とりあえずフィリピンへ行く」という逆の使われ方が広がりました。ここに大きな問題があります。

フィリピン留学で失敗しないために必要なのは「事前学習」

フィリピン留学そのものが悪いわけではありません。正しく使えば、非常に効率の良い英語学習環境です。特にマンツーマンレッスンでは、日本で学んだ英文法・語彙・発音・英文を実際に何度も使うことができます。

問題は順番です。

日本で「理解する」

留学前に日本で、英文法→発音→英文読解→音読・暗唱まで進めます。初心者であれば中学英文法から始め、中学英文法を終えたら高校英文法へ進み、英文を正確に理解できる基礎を作ります。発音についても、日本にいる間に基本的なルールを理解しておきます。

フィリピンで「使えるようにする」

その上でフィリピンへ行きます。フィリピン人講師とのマンツーマンレッスンでは、日本で理解した英文法や英語表現を実際に使い、発音も対面で修正してもらいます。そして授業以外の時間には、英文の音読・暗唱、リスニング、予習・復習を行います。

日本で理解する。フィリピンで使う。この順番に変えるだけで、フィリピン留学の意味は大きく変わります。

「マンツーマンレッスンが多い学校」を選ばない

バックワイズでは、マンツーマンレッスンを最大1日3コマにしています。フィリピン留学業界ではかなり少ない部類ですが、これは意図的です。

1日6〜8時間の英会話をするよりも、自分で英語を学習する時間を十分に確保し、その一部をマンツーマンレッスンで実際に使うほうが効率的だと考えているからです。

初級者であれば、日本人教師から英文法などを理解し、その後に自分で繰り返し復習する時間も必要です。中級者以上であれば、英文読解・ニュース英語・TOEIC・英検などの学習を進めながら、理解した英文を音読・暗唱し、マンツーマンレッスンで使います。

見るべきなのは授業時間の長さではありません。1日全体の学習設計です。

事前学習をしてからフィリピン留学した人はどうなったのか

バックワイズでは、「まず日本で事前学習、その後にフィリピン留学」という方法を実際に行っています。

たとえばセイキさんは、留学前に日本で12週間の事前学習を行い、その後バックワイズに8週間留学しました。TOEICは595点から830点まで、235点伸びました。

https://backwise.jp/student-seiki-2024

Taiseiさんは、他のフィリピン語学学校に1ヶ月留学したものの、期待したほどの効果を感じられませんでした。その後、バックワイズで留学前後を含めて24週間学習し、TOEIC450点から715点まで265点伸ばしています。

https://backwise.jp/student-taisei-2026

重要なのは、「どこの語学学校へ行ったか」だけではありません。留学前に何をしたのか、留学中に何をしたのか、帰国後に何をしたのか。この3つを一つの学習計画として考える必要があります。

フィリピン留学の「失敗」「闇」を知ってから留学先を決める

フィリピン留学には大きなメリットがあります。マンツーマンレッスンを比較的低価格で受けられる。英語学習だけに集中できる。日本で学んだ英語を毎日大量に使える。これは欧米留学にはない強みです。

だからこそ、バックワイズ自身もフィリピンで語学学校を運営しています。

一方で、「初心者でも行けばなんとかなる」「1日8時間マンツーマンなら伸びる」「3ヶ月留学すれば話せる」「スパルタ環境なら強制的に英語力が伸びる」という宣伝をそのまま信じるべきではありません。

実際には、3ヶ月、6ヶ月、7ヶ月と留学しても期待した英語力を身につけられなかった人たちがいます。衛生問題、返金問題、学校運営上のトラブルも実際に起きています。

フィリピン留学の良い部分だけを見るのではなく、失敗事例や業界の闇まで知った上で、それでも自分にとって留学が必要なのかを判断してください。

フィリピン留学の失敗体験談・口コミはこちら

この記事では、フィリピン留学で起きている問題の全体像を紹介しました。実際に3ヶ月、6ヶ月、7ヶ月と留学した人たちの失敗事例については、以下の記事で詳しく紹介しています。

フィリピン留学・セブ島留学の失敗体験談

https://backwise.jp/shippai-esl-in-the-philippines

また、特定の語学学校について留学生本人がSNSなどに投稿した口コミはこちらにまとめています。

フィリピン留学の口コミ・失敗体験談

https://backwise.jp/ph-ryugaku-kuchikomi

まとめ:フィリピン留学で失敗しないために

フィリピン留学で最も怖いのは、現地の生活環境でも食事でもありません。100万円、200万円というお金と、3ヶ月、6ヶ月という二度と戻らない時間を使ったのに、英語力がほとんど伸びないことです。

これまでの失敗体験談を見ると、「基礎英語力がないまま留学する」「日本で事前学習をしない」「マンツーマンレッスンを大量に受ける」「授業を受けるだけで自習・復習時間が不足する」「留学期間を長くすれば英語力も伸びると思っている」といった共通点があります。

逆に言えば、やるべきことは明確です。まず日本で基礎を作る。その後にフィリピンへ行く。

英文法・発音・英文読解などを日本で学び、理解した英文を音読・暗唱して定着させる。その上で、フィリピン人講師とのマンツーマンレッスンを利用して「知っている英語」を「使える英語」に変える。

フィリピン留学は魔法ではありません。場所を日本からフィリピンへ変えただけで、英語が話せるようになることもありません。留学そのものを目的にするのではなく、英語力を伸ばすための学習手段としてフィリピン留学を使ってください。

これ以上、フィリピン留学の被害者を増やさないために

この記事を書いている柴田 @HAL_Jは、オンライン英語学習塾「ハルヨン」とフィリピン留学の「バックワイズ」で、英語学習カリキュラムの設計を統括し、実際に英語教師としてレッスンも担当しています。

バックワイズが、語学学校でありながらフィリピン留学の失敗体験談や業界にとって都合の悪い情報まで公開しているのは、フィリピン留学業界を健全化し、これ以上、時間とお金を失う被害者を増やしたくないからです。

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