TOEIC L&R試験は全部で200問、990点満点の試験です。
「990点÷200問だから、1問約5点なのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、TOEICは「1問5点」のように、問題ごとの配点が固定されている試験ではありません。
また、「Part 7は54問だから270点」といった計算もできません。
この記事では、TOEIC L&R試験の配点とスコアの仕組み、Part 1〜7の問題数について解説します。
TOEICは1問5点ではない
TOEIC L&R試験は、Listening 100問、Reading 100問の合計200問です。
スコアは、
Listening:5〜495点
Reading:5〜495点
合計:10〜990点
で表示されます。
単純計算すると「990点÷200問=約5点」になりますが、正解した問題数に5点を掛けてスコアを算出しているわけではありません。
TOEICでは、正答数をもとに統計的な処理を行い、ListeningとReadingそれぞれ5〜495点のスコアに換算します。
そのため、
「この問題は5点」
「Part 5は全部で150点」
「Part 7は全部で270点」
というような固定された配点はありません。
TOEICのPart別問題数
TOEIC L&R試験は、Listening 4パート、Reading 3パートの合計7パートで構成されています。
| Part | 内容 | 問題数 |
|---|---|---|
| Part 1 | 写真描写問題 | 6問 |
| Part 2 | 応答問題 | 25問 |
| Part 3 | 会話問題 | 39問 |
| Part 4 | 説明文問題 | 30問 |
| Part 5 | 短文穴埋め問題 | 30問 |
| Part 6 | 長文穴埋め問題 | 16問 |
| Part 7 | 読解問題 | 54問 |
| 合計 | 200問 |
Listeningは約45分で100問、Readingは75分で100問です。
ここでも注意したいのは、問題数が分かっても、それぞれのPartが何点分なのかは計算できないということです。
TOEICは何問正解すれば600点・700点・800点になる?
「TOEIC600点を取るには何問正解すればいいですか?」
「800点なら何問まで間違えていいですか?」
こうした質問もよくあります。
しかし、先ほど説明した通り、TOEICは正答数を単純に足してスコアを決める試験ではありません。
そのため、「120問正解すれば必ず600点」「160問正解すれば必ず800点」といった計算はできません。
正答数とスコアには当然関係がありますが、受験後に自分の正答数だけから正確なスコアを計算することはできません。
TOEICは間違えると減点される?
TOEICでは、間違った選択肢を選んでも減点されません。
分からない問題があっても、空欄のまま提出するメリットはありません。
特にReadingでは時間が足りなくなり、最後まで解き終えられない人もいます。
残り時間が少なくなった場合でも、解答欄を空白のままにせず、最後までマークしておきましょう。
Part 1|写真描写問題は6問
Part 1は、写真について説明する英文を聞き、最も適切なものを選ぶ問題です。
問題数は6問です。
Part 1だけを大量に練習するよりも、TOEIC初級者の場合は、英文法・英単語・発音などの基礎を固める方が重要です。
Part 2|応答問題は25問
Part 2は、質問や発言を聞き、それに対する最も適切な応答を選ぶ問題です。
問題数は25問です。
短い英文だから簡単とは限りません。疑問詞、時制、語彙だけでなく、英語の音を正確に聞き取れる力も必要です。
Part 3|会話問題は39問
Part 3は、複数人による会話を聞いて設問に答える問題です。
問題数は39問あります。
Listening100問の中でも問題数が多いため、TOEIC対策では重要なPartです。
ただし、Part 3だけのテクニックを覚えるのではなく、英文を読めば理解できる語彙・英文法の知識と、それを音でも理解できるListening力を身につける必要があります。
Part 4|説明文問題は30問
Part 4は、アナウンスや電話メッセージなどの説明文を聞いて設問に答える問題です。
問題数は30問です。
Part 3と同様に、ある程度まとまった英文を聞きながら内容を理解する力が必要になります。
Part 5|短文穴埋め問題は30問
Part 5は、英文の空欄に入る最も適切な選択肢を選ぶ問題です。
問題数は30問です。
品詞、動詞、前置詞、接続詞、語彙など、英文法と英単語の知識が問われます。
TOEIC初級者でPart 5の間違いが多い場合、TOEIC問題集を繰り返すだけでなく、中学・高校英文法そのものを学び直した方がよい場合があります。
Part 6|長文穴埋め問題は16問
Part 6は、文章の空欄に入る適切な単語・語句・文を選ぶ問題です。
問題数は16問です。
Part 5の英文法・語彙力に加えて、前後の文脈を理解する英文読解力も必要になります。
Part 7|読解問題は54問
Part 7は、メール、広告、案内、記事などの英文を読んで設問に答える問題です。
問題数は54問で、Reading100問の半分以上を占めています。
Part 7では、英文を正確に読むだけでなく、75分という制限時間の中で大量の英文を処理する必要があります。
そのため、Readingで高得点を取るには、問題を解くテクニックだけでなく、英文法・英単語・英文読解の基礎を固め、英文を読む速度そのものを上げることが重要です。
TOEICでは「Partごとの配点」より基礎英語力を重視する
TOEICを受験すると、
「Part 7は何点分なのか」
「どのPartを捨てればいいのか」
「配点の高いPartだけ勉強した方が効率的ではないか」
と考えたくなるかもしれません。
しかし、TOEICには公表されたPart別の固定配点がありません。
そして、各Partは完全に独立しているわけでもありません。
英文法や英単語が分からなければReadingで苦戦しますし、英文を読んでも理解できない状態では、同じ英文を音で聞いて理解することはさらに難しくなります。
特にTOEIC600点未満の段階では、Part別の攻略法ばかりを追いかけるよりも、英文法・英単語・発音・英文読解といった基礎英語力を身につけることを優先してください。
TOEICの配点についてよくある質問
TOEICは1問何点ですか?
1問あたりの固定された配点はありません。
「1問5点」と説明されることがありますが、990点を200問で割った単純計算にすぎません。
Part 7は何点ですか?
Part 7は54問ありますが、「54問×5点=270点」と計算することはできません。
TOEICにはPart別の固定配点が公表されていないためです。
TOEICは全部で何問ですか?
Listening100問、Reading100問の合計200問です。
TOEICは何点満点ですか?
Listening495点、Reading495点の合計990点満点です。
分からない問題は空欄にした方がいいですか?
いいえ。誤答による減点はありません。
分からない場合でも、いずれかの選択肢をマークしておきましょう。
まとめ|TOEICに「1問5点」という固定配点はない
TOEIC L&R試験は200問、990点満点です。
しかし、「990点÷200問だから1問約5点」という仕組みではありません。
正答数をもとにスコアへ換算するため、Partごとの正確な配点を計算することもできません。
TOEIC対策では、「どのPartが何点なのか」を細かく計算するよりも、自分がどの分野で失点しているのかを確認しましょう。
特にTOEIC600点未満の方は、Part別のテクニックだけに頼らず、英文法・英単語・発音・英文読解といった基礎から学び直すことをおすすめします。
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